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今年の桜の開花は関東地方が一番早かったようで、東京小金井の桜は散ってしまって既に1週間は経つが、ここ福岡では今が開花の盛り。<br /><br />過去何回か福岡を訪問しているが、いつも忙しい出張の最中、お城をゆっくり散策する時間もなかった。<br /><br />4月14日月曜日、開館して間もない九州国立博物館は、今日はお休み。春の好天、福岡黒田藩60万石の城跡をゆっくり散策する。<br /><br />お城は至るところに桜の並木があり、花見客もちらほら見える。藩主も眺めたであろう福岡の町を天守閣跡から眺める。<br /><br />広大な二の丸、三の丸の桜並木を通して、市街地が一望だ。ビル越しに博多湾も鈍く光っている。<br />目を転ずれば、大宰府大野城の山、背振山。数々万葉集にも詠われている。<br /><br />稲尾投手が日本シリーズで大活躍した平和台球場の直ぐ隣りから発掘されている。<br /><br />平安朝末期までの約300年、中国・朝鮮への窓口として国際都市の一翼を担っていた。<br /><br />商人の町・博多は幾多の戦乱を経て、江戸初期、黒田長政が岡山より入部し、この地に城を築き、それまでの名前を郷里岡山の地名を取って、福岡に変えた。<br /><br />鴻艪館は名前と姿を変え、福岡城になったが、地元博多商人はそれに頑じない。お城と武士団の住むその辺りを福岡と言っても、元から住んでいる商人、漁民の町は頑強に博多を称し続け、現在に至っている。<br /><br />外から来た人間にはどこからが博多で、どこまでが福岡かは皆目分からないが、博多っ子の粋は感ずることはできる。<br /><br />お城、大濠公園を歩き、博多港まで出て、金印の発見された志賀島まで渡り、海の上から博多の町を眺める。<br /><br />福岡ドームの丸屋根の先に、薄っすらと背振山が浮かんでいた。<br /><br /><br />     < 春霞 背振の山に 浦霞 >

福岡城、「桜の城」

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2008/04/16 - 2008/04/17

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7

ちゃお

ちゃおさん

今年の桜の開花は関東地方が一番早かったようで、東京小金井の桜は散ってしまって既に1週間は経つが、ここ福岡では今が開花の盛り。

過去何回か福岡を訪問しているが、いつも忙しい出張の最中、お城をゆっくり散策する時間もなかった。

4月14日月曜日、開館して間もない九州国立博物館は、今日はお休み。春の好天、福岡黒田藩60万石の城跡をゆっくり散策する。

お城は至るところに桜の並木があり、花見客もちらほら見える。藩主も眺めたであろう福岡の町を天守閣跡から眺める。

広大な二の丸、三の丸の桜並木を通して、市街地が一望だ。ビル越しに博多湾も鈍く光っている。
目を転ずれば、大宰府大野城の山、背振山。数々万葉集にも詠われている。

稲尾投手が日本シリーズで大活躍した平和台球場の直ぐ隣りから発掘されている。

平安朝末期までの約300年、中国・朝鮮への窓口として国際都市の一翼を担っていた。

商人の町・博多は幾多の戦乱を経て、江戸初期、黒田長政が岡山より入部し、この地に城を築き、それまでの名前を郷里岡山の地名を取って、福岡に変えた。

鴻艪館は名前と姿を変え、福岡城になったが、地元博多商人はそれに頑じない。お城と武士団の住むその辺りを福岡と言っても、元から住んでいる商人、漁民の町は頑強に博多を称し続け、現在に至っている。

外から来た人間にはどこからが博多で、どこまでが福岡かは皆目分からないが、博多っ子の粋は感ずることはできる。

お城、大濠公園を歩き、博多港まで出て、金印の発見された志賀島まで渡り、海の上から博多の町を眺める。

福岡ドームの丸屋根の先に、薄っすらと背振山が浮かんでいた。


     < 春霞 背振の山に 浦霞 >

同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
  • 4月半ばではあったが、福岡城は今桜が満開になっていた。

    4月半ばではあったが、福岡城は今桜が満開になっていた。

  • 福岡城には天守閣その他の重文建物は無く、僅かに天守閣の石垣、隅櫓が残されている位だ。

    福岡城には天守閣その他の重文建物は無く、僅かに天守閣の石垣、隅櫓が残されている位だ。

  • 城内、二の丸から三の丸にかけての見事な枝垂桜。

    城内、二の丸から三の丸にかけての見事な枝垂桜。

  • 天守閣跡より背振山が真近に見える。

    天守閣跡より背振山が真近に見える。

  • 市内に咲いていた中国原産の「香椿」(チャンチン)。東京の花水木よりも綺麗な花(若葉)を咲かせていた。

    市内に咲いていた中国原産の「香椿」(チャンチン)。東京の花水木よりも綺麗な花(若葉)を咲かせていた。

  • 福岡は古来より中国に近く、文物の交流があった。その象徴としての「香椿」。

    福岡は古来より中国に近く、文物の交流があった。その象徴としての「香椿」。

  • 福岡のシンボルの一つ、「福岡ドーム」。

    福岡のシンボルの一つ、「福岡ドーム」。

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