2008/04/27 - 2008/05/04
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oyajimodeさん
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オランダの光(空、雲、水、花)とベルギーの星(レストラン)を求めての夫婦旅。
オランダに続いては、胃袋には嬉しく、体脂肪には大問題のベルギーへ。
先ずは「アントワープ&ゲント」編。
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朝から今にも降りそうで降らないお天気。ギルドハウスの街路を通り抜ける風も冷たく、身を縮めながらアントワープの見物をスタート。
何せ晴れと曇りとでは季節が全く違うほどに。晴れれば5〜6月、曇れば2〜3月。しかもこのスイッチが1日のうちで何度も切り替わるから大変。
オランダ・ベルギーの各地にありましたが、ギルドハウスの中を覗く機会を残念ながら持てずじまい。もっぱら外から外観を楽しむだけに終わりましたが、今にして思えば、あの建物の構造や使い勝手についてもう少し詳しく見学しておくべきでした。
京都の町屋や江戸時代の長屋がそうだったように、「間口」の大きさを基準に課税しようとする税制は洋の東西に関わらず同じようです。
何処にあっても、いつの時代にあっても、「取る側」が企むことは大体同じようです。そして、「取られる側」も同じように知恵を出して対処する。間口を狭くして、ギルドハウスは上の方に延び、町屋の方は「うなぎの寝床」のように奥の方へ延びた。言わば、美しい歴史的建造物として眺める「街並み」は税制に規定されているというわけですか。とても面白いです。 -
ルーベンスの家の中庭。なかなか立派な工房で、往時の成功振りがうかがえました。藤がたわわに咲いていていました。「藤」も何となく「和」のテイストに感じていたのですが、「桜」と同様あちこちで目にしました。レンガに藤の色がとても映えておりました。
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そのルーベンスの「十字架昇架」「十字架降架」があるノートルダム大聖堂。
「パトラッシュ、何だか疲れちゃったよ・・・」とつぶやきつつ、あわれネロ少年は恋焦がれたその絵の前で息絶えた。日本人なら?言わずと知れた例の絵です。 -
このお話、何でも現地の方々にはそれほど知られていないのだとか。仮に知っていたとしても、「我々ベルギー人は不憫な子供にあのような酷い仕打ちをしないぞ!」と好意的には受け止めていないのだとも。その気持ちは分からないでもない。
ということで、明らかに日本人向け限定のグッズも教会の売店で売られたりしています。メディアが発達した時代、意外なことが意外なところで知れ渡ってたりするものです。酒井ノリピーが台湾や香港で大スターだったり、「おしん」のことをアジア中の人々が知ってたり、とか。 -
アント(ant)=ハンド、ワープ(werpen)=投げる。ブラボーという英雄がアンティゴーンという巨人の「手」を切り落として「投げた」という西洋人らしい手荒な伝説が地名の由来だそうです。
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どこぞかに「足」のマークのブランドがありましたが、アントワープでは文字通り「手」のサインがあちらこちらに飛び交っています。写真は大聖堂前のギフトショップ。店名「Antwerpse Handjes」は「アントワープのオテテ」とでもいったところですか。
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ブラボーが投げ捨てたアンティゴーンの「手」は「チョコ」にもなっています。
これがほんとの「ハンドメイド」。 -
くだらないオヤジギャグなど言ってないで、さぁ、昼飯。大聖堂近くの気取りのないレストランにて。厚切りのステーキですが、焼き具合といい、日本人好みのソースといい、予想以上に旨かったです。添え物のチコリ(アンディーブ)もホロ苦甘くて美味しい。ポテトが皿の余白を全て埋めきってしまうでもなく、このあたりにしては程よい量で日本人には好もしい。
腹ごしらえが出来たらゲントへとバスは進む。 -
ゲント到着。バス降り場から市街地へとしばし歩く。お天気が回復して綺麗な青空が広がったせいもあってか、古いながらに明るくてイキイキとした街と直感。チューリップの咲く広場の向こうに聖堂と鐘楼が見えてきました。
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聖バーフ大聖堂。
ゴシック様式のヴォールト天井。天井がレンガづくりで渋めですが、とても落ち着いた雰囲気。ガイドさんにはファン・アイクの祭壇画「聖なる子羊の礼拝(神秘の子羊)」を丁寧に説明してもらいました。 -
レイエ川にかかる橋から眺める景色がなかなかのもの。先ずはこちら。
言わば「三役揃い踏み」といったところですか。右端から「バーン大聖堂」「鐘楼」そして正面の「聖ニコラス教会」。微妙に揺らいでいる街のレイアウトが、とても素晴らしいパースペクティブにしています。 -
一方、川沿いの街並みを眺めれば、こっちは一列にピシーッと整列したいずれ劣らぬイケメン役者ぞろい。歌舞伎の口上でも聞こえてきそうな晴れがましさ。
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なかなかのファサード(面構え)です。
海老蔵の鳴神上人が見得を切っているようにさえ見えます。思わず「成田屋!」なんて声をかけたくなります。 -
ゲント散策の途中、スーパーに立ち寄りました。さすがはベルギー、チョコレート売場は結構なスペースを取ってます。皆さん「義理チョコ」?はここで済まされてました。
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ついでにビール売場。当たり前ですが、ベルギービールが充実しています。
私は日本でもベルギービールを愛飲していますが、値段は・・・日本の店頭で売られている価格の1/3ぐらいでしょうか。このユーロ高にあっても、ヒューガルテンが100円以下・・・う〜ん、ウラマヤマシイ・・・でも、日本でもこんなに安かったらグビグヒ飲んでしまうだろうし、カラダに悪いかも。ベルギービールは全般的に度数も高めだし、チビリ、チビリ、と楽しみますか。 -
ゲントではこういう趣のあるお店を数多く見かけたのですが、駆け足の観光で、結局は覗けずじまい。
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もっぱらウインドウショッピングまでで家内の悔しがること。
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何処の国でも子供や赤ん坊が居る風景はいいですな。未来が感じられて気持ちが晴れ晴れします。未来あるこの赤ん坊たちに日本のおじさんが歌を捧げましょう。
♪見ろよ青い空 白い雲
♪そのうち何とか な〜るだ〜ろ〜う〜 、ってか!
調子に乗って、バスはいよいよブルージュへと向かう
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