2008/03/11 - 2008/03/13
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spacecowboyさん
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火山と溶岩洞窟群が世界遺産に登録されたばかりの済州島に行ってきました!
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 大韓航空
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旅行2日目。今日は溶岩洞窟やカルデラなど、火山を中心とした済州島の世界遺産を観光します。その前にまずは朝食、ということで、この日の朝食はアワビ粥!
朝からアワビ?というとちょっと微妙な感じもしないではないですが、お粥の味付けもおいしく、とても贅沢な朝食を楽しむことができました。 -
まず向かったのは、島の東側にある、萬丈窟(まんじょうくつ)。世界最大の溶岩洞窟(火山噴火時に溶岩が地中を流れる通路となった洞窟)で、長さは13km。そのうちの1kmほどが公開されています。こちらが今回世界遺産登録されたところのひとつ。
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内部は本当に真っ暗でうまい写真があまりないのが残念なのですが・・・、こんな感じで天井も壁も床も見るからに「溶岩」って感じの地質になっています。また、壁には溶岩によって段差に削り取られた「溶岩棚」といったような独特の形状も見られました。写真はありませんが(涙)
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入って600メートルほどのところにある、通称「亀石」。亀の甲羅のような形をしていることからその名がつきました。個人的にはイルカとか潜水艦とかの方がぴったりくるなあという感じですが(笑)。
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入り口から1km、見学通路の最深部にあるのが、こちらの高さ10mちょっとの溶岩柱。洞窟内にあるものとしては世界最大のものです。写真で見ると地味なんですが、実際にはなかなかの迫力で、見応えのある洞窟でした〜。
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出口から出た近辺の地盤。ここもやっぱり溶岩です。こんな地形なので植物はなかなか育たず、日本人がミカンを持ち込むまではこれといった作物はなかったとのことです。
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萬丈窟の次に向かったのが、昔ながらの済州の集落で今でも生活を送っている人々が住む、城邑民俗村。集落や家並みは昔のままですが、生活は現代的なので、日本でいうと白川郷のようなところです。写真は村の入り口。
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こちらの石の囲いはかつてトイレとして使われていました。手前の階段状のところを登り、向こうにお尻を向けて、用を足します。その向こうには・・↓
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黒豚がいてます!用足し途中でも彼らがエサを求めてやってくるので、写真の様に棒で追っ払いながら用を足したそうです。40年くらいまではこんな感じのトイレがある集落が結構多かったそうです。ここでも今は使われていませんが・・。
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こちらは雨水をためる壷。木を流れ落ちてくる水を藁で受け止めて貯水します。溶岩質で水がすぐ地中にしみこんでしまい、川がない(そのかわり海沿いで良質な湧き水があります)済州島では、山奥の村での水はとても貴重品。飲み水は海辺まで数時間かけて往復して汲んできたそうですが、それ以外の生活用水はこのようにして貯めていたそうです。ただ、このままだと蚊が発生して不衛生だったので、壷の中で蛙を飼って、ボウフラ対策にしていたとのことです。そこまで苦労して山奥に住んでいたのは、海辺では海賊に襲われるからとのことだったそうで、昔のこの島での暮らしは本当に大変だったんだろうなぁと思います。
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この日内部公開されていた家。個人宅なので内部の写真を撮ることは遠慮しましたが、テレビ・エアコンといった電化製品もあり、すっかり現代的でした。床下には韓国式の暖房、オンドル(薪や馬糞などを燃やして熱風を床下へ送る)があり、そちらは今でも現役だそうです。
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こちらの家は屋根を葺き替え中。屋根はススキ、壁は土の上に馬糞を塗り固めたものです。屋根の葺き替えは1〜2年に1回程度。
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村の出入り口を守るのはトンハルバンです。
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こちらでは葺き替え用のススキを編む作業が行われていました。使う量が膨大なので、作業もなかなか大変そうでした。
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ちょっと移動して、近くの食堂で昼食。おなじみの石焼ビビンバでした。昔はこのように混ぜて食べるのは乞食の風習として好まれていなかったらしいですが・・。
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食堂裏手のミカン畑。ここにもトンハルバンがいてます。
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昼食後、移動したのが、「ソプチコジ」という岬。溶岩の姿が生々しい海岸線を、写真左上の灯台まで歩いていきます。
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真っ黒な溶岩海岸。
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この遊歩道の途中には、韓国ドラマ「オールイン」の撮影に使われた「オールインハウス」という教会のようなロケセットがあります(この写真でいうと右手)が、ドラマを見ていないと意味不明なのでパス。真っ黒な海岸の独特な風景を楽しみます。
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塩がついているのか、鳥の糞なのか、よくわかりませんが、先端が白い岩。水の透明度が高いのもよくわかります。
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灯台から北側を臨む風景。この後に向かう済州島火山の象徴、城山日出峰が見えます。海に突き出たカルデラの形がよくわかる場所ですが、霞んでしまっていたのが残念!
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灯台付近の海の様子。
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バスの駐車場付近まで戻ってきました。往復1時間ほど。海岸線に降りて、目の高さで撮影した溶岩海岸。ハワイ島のそれとよく似ています。
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黒さもさることながら、このモコモコ感が、海で水に触れて次々溶岩が冷えて固まったことを実感させてくれます。
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ソプチコジでの散策を楽しんだ後、城山日出峰へと向かいます。城山日出峰は本当のすぐ傍で海底火山が噴火し、隆起して残った跡。この道路は本島と城山日出峰をつなぐ砂州を通っています。
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入り口には華々しい世界遺産の碑があります。
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ここからあの山の頂上まで歩きます。ガイドさんによると、片道の所要時間は20分。本当に?って思いますが・・・。
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と思っていたのですが、心臓破りの階段を歩き、汗だくになって20分で登頂〜〜。見事な火口跡を臨むことができます。
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火口と反対側からは下界を見下ろすことができます。先ほどバスが走ってきた砂州。
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こちら側には広い裾野が広がっています。火山の力、恐るべしです。
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再び火口側。向こう側は海です。内部に降りる道はありますが、閉鎖されていました。
ここは済州島でも有名な初日の出の観賞場所で、元旦には多くの人で溢れかえるそうです。
また、この辺りには野うさぎが何匹かいてました。 -
火口の眺めをしばらく楽しんだ後、下山します。登山時には全く見る余裕がなかった(苦笑)登山道の風景もじっくり見ることができました。
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結構厳しい階段だと思いませんか?
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途中には獅子の顔型をした岩もあります。熊野の獅子岩のほうが迫力はあると思いますが。。
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登山道を降りてくると、写真の様な荒々しい崖とやはり真っ黒な海岸線という、典型的な火山地形を臨むことができます。
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登山・下山を含めて1時間ほどこのあたりをうろうろとしました。
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この後1時間ほどバスに乗って済州市内に戻り、夕食です。この日の夕食は、海鮮鍋。ムール貝あり、あわびあり、シャコあり、カニありで、ボリューム満点、味もGood!な夕食でした。
その3へ続く。
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この旅行記へのコメント (5)
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- jamyamaさん 2008/05/13 10:18:34
- ガイドブックよりも大変参考になりました♪
- spacecowboyさん、はじめましてjamyamaです。
7月の初めに済州島に行くことになりお邪魔しました。
ガイドブックよりも大変参考になりました。
「城山日出峰」・・・きつそうな階段でしかも20分・・・。
たいへんそうですが行ってみたくなりましたぁ。
いろいろと見学されたのは個人で行かれたのですか?
オプションのツアーもあるようなのですがjamyamaは
レンタカーで廻ってみようと思っています。
そういうう意味でspacecowboyさんの旅行記は役にたちます。
また、お邪魔します。
- spacecowboyさん からの返信 2008/05/13 23:06:10
- RE: ガイドブックよりも大変参考になりました♪
- jamyamaさん初めまして!
ご訪問&書き込みにおほめの言葉までいただいて大変光栄です。
この済州島の旅行はJTBのツアーで行きました。
とはいえ時間的にはかなり余裕のある日程だったので、レンタカー
でも十分まわれるのではないかなと思います。
夏の済州島旅行、満喫できるといいですね!また遊びに来てください!
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- mamamaさん 2008/05/09 18:16:33
- 城邑で
- 旅行記、大変参考になりました。
私たちも帰ってきたばかりです。
ひとつ聞きたいのは、城邑を見学した際、五味子茶とか、馬の骨のエキスとかすすめられませんでしたでしょうか?
上手なトークにのせられ、4人そろえば、格安になるというので、成り行きにまかせて買ってしまったのですが。
帰宅後、友人がお子さんにすごく怒られたといわれました。
成分や製造の不確かな口に入るものを、買うなんてうかつだと。
看護婦の彼女は、中国で薬草が問題になって研修を受けたばかりで慎重らしいのです。
骨が丈夫になるとか、骨密度に効果あるといわれれば、弱いですね。
これって疑ったほうがいいかしら?
いかれたとき売っていらっしゃいましたでしょうか?
- spacecowboyさん からの返信 2008/05/10 22:56:30
- RE: 城邑で
- ご訪問&書き込みありがとうございます〜。
ガイドツアーの最後に村の一番奥の家に案内され、おっしゃているような五味子茶の試飲&販売がありました。私は味があまり好みでなかったので買いませんでしたが・・。
買っていない商品のことをあれこれ言うつもりはありませんが、昔ながらの暮らしをしていることをアピールしてても商魂は現代的だな〜と思ったのは事実ですね。
- mamamaさん からの返信 2008/05/11 01:27:33
- RE: 城邑で
- 確かにそうですね。
買うのは、自己責任ですものね。
ありがとうございました。
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旅行記グループ 2008年3月 済州島旅行記
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