2008/05/02 - 2008/05/02
797位(同エリア1038件中)
やまーんさん
昨年夏に平泉を訪問した時から、
芭蕉にちなんだ場所として、
ずっと来たかった山形の山寺(宝珠山立石寺)。
GWを利用して、東京から1泊2日でやって参りました。
仙台市に前泊し、JR「仙山線」で約1時間。
1015段もの石段を登り(チャレンジ精神をくすぐられます)、
ピンクや黄色…春の花咲く山寺を楽しみました。
ちなみにこちらは、
「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」の名句が読まれた寺として、
あまりにも有名ですが、夏の石段上りは“汗みどろ必至”。
蝉しぐれの季節に訪れる自信は、ないかもしれません…
表紙の写真は、「根本中堂」の賽銭箱の上に鎮座されていた布袋様。
身体の悪いところを触ると、治していただけるそうです。
みんなが触るので、ツルツルになっています。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
PR
-
8:47発の列車に乗り、
仙台駅から約1時間で「山寺駅」に到着。
列車には、大学生らしき若者たちが、
いっぱいいました。
JR東日本だから、
ICカード「SUICA」が使えると
勝手に思っていたら、使用できず…
現金で820円支払い、駅の外へ。 -
趣のある駅外観。
-
駅を出て、朱色の橋を渡ると
味のあるこのホテルがあります。
…屋根の右上に小さく、
目的地のゴール、山寺の「奥の院」が見えます。
遠い…。 -
一休さん(?)も、旅路を応援。
-
「山寺駅」を出て、6〜7分。
登山口へ到着。
こちらの石段は108段、
つまり、煩悩と同じ数の段数があり、
一段一段越えていくことで、
煩悩がはらわれるそうです。
私の場合、それ以前に息が切れてきました… -
山寺の大イチョウ。
すぐ隣には、名物「力こんにゃく」を出す
お店があります。 -
山寺の守神「日枝神社」。
しかし、なぜ寺と神社が一緒に? -
門人たちの手によって建てられた句碑。
「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」の句が
刻まれています。 -
国の重要文化財「根本中堂」。
山寺(立石寺)の本山は比叡山延暦寺。
今から約1100年前、860年に慈覚大師円人が開基。
円人さんは、日光山をはじめ、
平泉中尊寺、毛通寺、川越喜多院などにも
携わっているようです。
すごい方ですね。 -
さて、いよいよ「山門」。
入山料300円を払い、石段越えに! -
はぁはぁ…(すでに息切れ)
延々と階段が続きます。
新緑が目に鮮やかです。
はぁはぁ… -
「せみ塚」
芭蕉の句をしたためた短冊を
この地に埋め、石の塚をたてたそうです。 -
「弥陀洞(みだほら)」
長い歳月の風雨が岩を削り、
阿弥陀如来の姿を作りだしたそうです。
仏のお姿が見える人には、
幸せが訪れる…とのこと。見えますか?
ここまでで全体の1/3。
後から振り返ると、このあたりまでが、
一番きつく感じました。 -
「仁王門」
左右に仁王尊像があり、運慶の弟子作。
邪心を持つ人は登るな…と
にらみつけているとのこと。
汗だくの私は、彼らの存在にすら
気づきませんでした…
ここまで来れば、ゴールは間近。 -
山門から約30分。
「奥の院」が見えてきました〜
仁王門からは、かなりラクでしたね。
足腰は平気だったのですが、汗が…
ちなみに、朝の天気予報によると、
この日の最高気温は21度。
真夏に登ると、どうなるんでしょう。。 -
参道の終点「奥の院」
中には、5メートルもある
黄金の阿弥陀如来が安置されています。
残念ながら撮影は禁止。 -
心静かにお祈り。
汗もひいてきました。
さて、ここから戻っていきますが、
下りは横道に入り、奥の院の右手へ一旦進みます。 -
重要文化財の「三重小塔」。
ほら穴にひっそりと作られています。
しかも、木枠で守られて目立たないので、
見落としそうになりました。 -
説明書きの奥にあるのが「修行の岩場」。
お釈迦様のみもとに至るべく、
出世や欲望にかられた多くの修行者が、
岩場から転落死したようです… -
遅咲きの桜が咲いています。
-
ちょうど見ごろ。
満開です。 -
シャガの花も咲いています。
-
後ろを振り返ると、
修行寺、霊山とは思えない
穏やかな春の風景が。 -
右手に「開山堂」、左手に「納経堂」。
-
眺めがすばらしい「五山堂」に到着。
当時は、道場として使われていたそうです。 -
撮影ポイントとあって、
みんなせっせとデジカメを構えています。 -
天気はいいのですが、ちょっと霞んでいます。
でもここからのパノラマは、絶景です!
私の写真では、伝わりづらくて残念。 -
五山堂の内部。
落書きがいっぱいで、落書き禁止の注意書が… -
五山堂を外から撮影。
-
マリーゴールド?…だと思います。
そろそろ、下山することに。
風も吹いて、眺めもよくて爽快です。
がんばって登った甲斐がありました! -
再び、仁王門に戻ってきました。
眺めがいいので、しばし休憩。
ふと耳を澄ますと、
「女優の○○っていいよね〜
オレ、画像データいっぱいもってんだぜ」
「マジ?オレの誕生日にほしー」とか
「チョーきつい、チョー山って感じ」とか
邪念を払う寺のはずなのに、
邪念がいっぱいの会話が聞こえてきます… -
下りはラクでしたー。
しかし、若干ヒザが笑っている模様。
最後に「立石寺本坊」へ。 -
本坊の前には、八重桜が咲いていました。
-
疲れたので、みやげもの屋で休憩。
名物「力こんにゃく」を1つ。
こちらは玉こんにゃくを醤油で煮たもの。
和がらしをつけていただきまーす。
醤油がしみしみで、おいしい!
普通のこんにゃくと違って、ツルツルの食感です。
達成感に満たされ、山寺を去ります。 -
いい感じでお昼の時間です。
参道近くの食事処にて、
きのこそばと名物芋煮セットを注文(1350円)。
力こんにゃくと漬物もセットになっていて、
先に出てきましたが、
空腹のあまり、あっという間に食べてしまいました。
大好きなビールは、
大ジョッキとおつまみセットしかなく、
800円もしたため、断念… -
途中、河原のベンチで休憩。
ぷらぷらしながら、ゆっくり駅に戻ります。
こちらは駅近くにあった、こけし屋さん。
絵付けの体験ができるそうです。 -
駅前にあった、なつかしのポスト。
-
ホームから、自分がたどってきた道を眺めます。
私、がんばったわ…
13:56発の列車で、仙台に戻ります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
38