の～んびり。　南イタリアの旅　３　Sorrento ～ Pompei ～ Il Cilento

2008/03/19 - 2008/03/29

快適だったホテルともお別れ～　
重い荷物を引きずってポンペイ遺跡へ　
その後チレント地方へ列車で移動　
今夜からアグリで3泊の予定だったのですが・・・
ちょっぴりハプニングな１日となってしまいました（汗）

エリア イタリア

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 レンタカー

４日目：雨と波の音で目覚めました
外は大荒れです

ベスビオもかくれんぼ

でも少ししたら雨が小降りに
外は冬の様に寒いです

ホテルをチェックアウト
少し薄日もさしてきました
最後に公園のようなホテルのお庭を散歩してから駅へ…

ベスビオ周遊鉄道　Sorrento駅
車両は落書きだらけで　決して綺麗とは言えません

電車の中の路線図
日本のように　ドアの上に

約15分程で　Pompei Scavi 駅に到着

Pompei Scaviに到着するとすぐ　BARのおじさんに「荷物預かるよ」と声をかけられました
駅に荷物預かり所はないようです
一瞬そのＢＡＲに預けようか迷ったのですが「国鉄Pompei駅に預ける所がある」とネットで見たので（勘違い！？）　これからの行動を考慮してタクシーで国鉄Pompeiへ移動することにしました
タクシーはすぐつかまり5分程で到着（なのに１０ユーロ）

ところが、預かり所なんてありません！！しかも遺跡までかなり離れているし〜
どうしようと話していると　高齢のタクシー運転手が「Pompei遺跡はここからじゃ遠いよ。日本人？」と日本語の地図をくれました

おじいさんはイタリア人らしく　自分のお気に入りの遺跡の見所の説明を何度も繰り返した後「その荷物で歩くのは無理だよ。乗って行きなさい」と言い「荷物なら遺跡入り口の事務所で預かってくれるよ」と教えてくれました（驚）

仕方なくまたタクシーでPompei Scaviへ…（またまた１０ユーロ）
心配していたチケット売り場の行列もなく　荷物もゲート横の事務所であっさり☆タダで預かってくれました　しかも有人でした

トホホ〜

入り口はいると結構急な坂道　
広ーい遺跡内はでこぼこ石畳です
歩きやすい靴をおすすめします

ここはガイドブックでよく見る風景
あいにくのお天気で ベスビオはここでもかくれんぼ

ここでタクシーのおじいさんにもらった地図が大活躍♪
イタリアの地図にしてはかなり正確だし詳しい！！高い地図代だったけど良しとしましょう。

しかし
これが全部火山灰に埋まっていたなんて…

わんこも雨宿り・・・

大きな倉庫のような建物
中をのぞくと　出土品が所せましと置かれていました

よーく見ると　棚に石膏の人型が・・・

『フォロの浴場』　
浴室は男女に別れていたそうです

『悲劇詩人の家』
玄関床のモザイクは有名です

「Cave Canem(猛犬に注意)」の文字も
黒くて写真では見えにくいです

Amalfiのおみやげ屋さんに　このわんこをモチーフにしたタイルがありました
わんこ飼っていないけどおもしろいので購入しました

カラフルな壁の絵
当時はどんなに華やかだった事でしょう

床のタイルです
とても細かいです
ここのお家は鳥を飼っていたのかしら？

現代でいうところのエノテカでしょうか
仕事帰りに一杯…もしかして昼間から一杯？！

当時の植物を再現したのだそうです

『大劇場』
お隣には『小劇場』もありました

電車の都合でここまででタイムアップ（涙）
Pompeiには約４時間いましたが見きれませんでした
行きたかった「秘儀荘」も断念
次回はぜひ!!!

この後 本日３回目のタクシーにのって国鉄Pompei
へ
もう道覚えちゃったので　次回は歩けそうです（笑）
普通電車で　一路Cilentoへ

Pisciotta-Parinuro駅到着
16：00にアグリの人が迎えに来てくれる約束でしたが…

駅前の道を挟んだ向こうは海です

駅の屋根に　ちいさなお家が沢山
親鳥の帰りを待っています
「おなかすいたよ〜」
わたしたちも〜

もうすぐ日が沈んでしまいます

いつまで待っても来る様子はありません
おかしいなぁ

アグリの電話番号を知らなかったので
窓口になっているローマの会社へ公衆電話からかけることに

ところが　公衆電話のかけ方が分からない！！
ガイドブック片手に必死で奮闘
でもだめ〜　どうしよう　Aiuto!!!

すると
仕事も終わって駅の小さなBARでくつろいでいた男性が
「手伝うよ。番号は？」と　かけてくれました（涙）
そんな所押すなんて　ガイドには載っていないよ〜

無事　担当者と会話
どうも日にちを１日間違えてアグリに伝えていたらしい（焦）
BAR意外周りにお店１つないような田舎で人もほとんど居ない所
こんなに不安になったのは初めてでした

結局　お迎えが来た時は　駅に着いて２時間以上経っていました
アグリの人は　自分たちの非では無かったにもかかわらず　とても丁寧に謝ってくれましたが
その大きな手と握手した瞬間　その場に崩れ落ちそうなほど　ほ〜〜〜〜っとしました

急に訪れたにもかかわらず
とっても美味しい夕食が出てきたのには「さすがっ」
疲れもどこかへ消えてしまいました

※あまりにも美味しくて夢中で食べた為　写真がありません