![榮宝齋を後にした我々は、百工坊で知り合った篆刻家(印鑑彫り)で西街で店をしている易さんを尋ねます。<br /><br />途中、古い胡同を通って行きますので、北京の下町を味わえると思います。<br />是非、こまと一緒に散歩してみて下さい!](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/23/09/650x_10230931.jpg?updated_at=1207507946)
2008/04/01 - 2008/04/01
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こまちゃんさん
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榮宝齋を後にした我々は、百工坊で知り合った篆刻家(印鑑彫り)で西街で店をしている易さんを尋ねます。
途中、古い胡同を通って行きますので、北京の下町を味わえると思います。
是非、こまと一緒に散歩してみて下さい!
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榮宝齋の奥隣には、書画店や骨董店が混在する面白い店の並ぶ胡同がありましたが、今は既に無く、大きな建物を建設中でした。
榮宝齋から奥へは、多くの個人店が連立しています。
工事が行われているからでしょうね、ここでは普段見かけないような工員の姿を良く目にします。 -
工事中の建物横にあった建設用の車。
おお、リースですね(出租と書かれ、携帯の番号が書かれています)。 -
これも普段は見かけない光景ですが、ここでは余り似合わない感じですね。
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最近は、高級車で乗り付けるのも多いようです。
その脇を、一般市民が通って行きます。
車を見据えているおばちゃんの目線・・・これ一枚で、中国の真の姿を表現していると思いました。 -
店で飼われている猫。
ばっちいけど、おとなしかったので、まあまあ可愛がられて居るんでしょうね。 -
西街の奥手は、「琉璃厰・民間工芸街」と命名されているようですね。
書画骨董店の途切れる所に、もう一つ立てられていますから、工芸街の範囲を示しているようです。 -
胡同に目をやると、色々な光景に出会えます。
ここは「老胡同画廊」となっていました。
でも、全部見て行く訳にも行きませんから、中へは入ってません。 -
んん!?
お・・・おっちゃん、何泣いてんの? -
いえいえ、違います。
小さな文字を彫る人です。
「宇宙で唯一の人」と書かれていますが、それはちょっとオーバーですね。
同じ工芸人を幾人も見てきましたし。。。(^^; -
90号辺りまで来ました。
結構店が多いので、スグそこの目的地までたどり着くのが大変です・・・(^^; -
石畳が敷かれる以前の木々は残されていますね。
昔は土の通りでした。 -
灯籠も、その時に追加されたんでしょう。
良く見ると、看板に塗料が掛かっています。
作業でカバーなどをする習慣はないですから。
最近、あちこちで見かける再塗装作業、ゴミ箱や中央分離帯を縫っていますが、直接ペンキで作業しています。
地面に掛かっても、「いずれ消える」から、ビニールで受けたりカバーしたりはしません。
世界的水準は、そう言った所の意識から始めないと到達出来ない領域なんですけど、彼らは判ろうとしないし、
言われても、何かと言い訳を並べて「面倒」を避けるだけです。
こんな簡単な事が判るのに、どれだけの時間が必要なのでしょうか? -
これもお店?
いえいえ。こちらは一般のお宅です。
番地のプレートは、レンガを灰色塗装で美化した時に付けられたんでしょうね。 -
漸く到着です。
皆と同じような店を構えているので、余暇や趣味の延長と思われそうですが、彼の文字やその配置、センスと言ったら、玄人好みなんですよね。なので、有名書画家が見初め、ずっと注文に来ている程。
中国の有名書法家で、80才になる「瀋鵬」と言うおじいさんも、彼の彫る印鑑に惚れ、わざわざ彼の店名を書いてくれたそうです。
店の名前は「耕石斎」。
今日は、百工坊で知り合った時に約束してくれた印鑑が出来ていました。5つも! -
易さんから、今までの交流履歴を紹介されている所。
名刺入れをめくりながら。 -
こんな簡単な構えです。
大きな木の脇なので、結構判りやすいですね。 -
話しが弾み、裏手にある彼の家へ立ち寄る事になりました。
はは、そんな、我々のために、今日店たたんじゃって良いの? -
出かける前に、彼の店前からちょっと辺りを撮影してみます。
榮宝齋方向。 -
こちらも。
榮宝齋の紙バッグを持った人が歩いています。
なんだかんだ言っても、榮宝齋で買い物する人は必ず居ます。
こまも、以前出張で北京へ来ると、必ず立ち寄って何か買っていました。家にはこのバッグが数枚あります。 -
易さんに連れられ、工芸街の西端まで来ました。
そこを、間口の広い胡同方向に入って行くと渋い建物がありました。
ここは、昔の胡同にあった彫り物や壁を生かして、新しく立て直したそうです。 -
「萬年」と書かれたプレートや、周りの飾りは元々のものだそうです。
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壁は新規に拵えたもの。
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長屋の様になっていますね。
本来の四合院住居が、今では壁全面に玄関が開けられ、それぞれがお店となっていました。 -
「南柳巷」と言う所らしいです。
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小さな路地に目をやると、昔見た様な光景に出会えたりします。
坊や、「何撮ってるんだろう」と言った感じで不思議そうですね。
今は君が明星(スター)だよ! -
昔のままの間口。
玄関口には、「古鼓」と言う置物が対になって置かれています。
門戸には、北京の胡同住宅には付き物らしい、「道因時立,理事天井」の文字。
http://bbs.51sobu.com/thread-67485-1-1.html
ここに載っている姿は、都市美容計画以前のもの。
現在は、政府の指示で、壁の灰色同様に、赤茶色に塗装させられてしまったようです。
ホンマ、心底バカですね。 -
更にクネクネ曲がって進みます。
「西南園胡同」と書かれています。
ゴミ箱は「分別」ではなく、量があるので3個並んでいるだけです。
ウチは高層になっているので4つ有ります。 -
判りづらいですが、昔ながらの瓦屋根。
深めの溝が印象的な積み方です。
背伸びして撮れば良かったなぁ・・・ -
お!
地元の人が連れて居たワンチャン。
カメラに驚いてフリーズしていました! -
易さん宅に到着です。
これは、玄関先にかかっていた、店の屋号を彫ったもの。
彼も、地元人ではなく外地から来た流れ者。
ここには臨時的に住んでいますが、2つに分けた部屋は、たったの15?。でも、場所が一等地なので、900元/月も取られるそうです。
四合院の家の院子(庭先)で、本来は一部屋の住宅ですが、暖房も自前だし、家はこぢんまりとしてても、生活感溢れる中々のお住まいでした。
ご近所付き合いも凄く良くて、楽しそうな生活振りが感じられました。 -
かわいい奥さんが育てている園芸。
希望に満ちた勢いを感じました。 -
ん・・・??
毛糸ボールが落ちてます。。。 -
・・・と思ったら、彼らの飼っている子ニャンコでした。
本来は、愛犬を見せて貰うつもりで来たんですけど、肝心のワンコは、昼間は自由にウロウロしているそうです。
みんなが知ってて、誰も変なコトされたりはしないそうです。
夕方になると帰ってきて、ドアを叩くそうですよ。 -
この子は暖炉から離れようとしませんね。
やはりニャンコです。
(後にある青いものは、練炭式暖炉)
おいしいお茶を頂きながら、1時間程お話しして過ごしたので、ここで予定外の時間を喰ってしまい、予定していた桜は諦める事にしました。
天気も曇っていましたし、後で判ることなのですが、これが大正解でした。
では、その理由を含め、その3へ続きます。
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