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相当おっかないけど、バックパッカーを名乗る者として、いいかげん行かなければ...そろそろ行ってもいいんじゃないっ?と腹を決め、長年の憧れにして初めてのインドへ。しかし噂でよく聞く王道トラブルは絶対に御免!大人ですもの、そこは用意周到、効率と安全性を考え、ハイヤーを1ヶ月間借り上げ、西部ラジャスタン州をメインに、東はアーグラー北はリシュケーシュまで足を伸ばし、快適に(??)疾走した旅の記録です。

西インド疾走の旅① デリー~ジョードプル

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2006/11/25 - 2006/12/24

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tunacan

tunacanさん

相当おっかないけど、バックパッカーを名乗る者として、いいかげん行かなければ...そろそろ行ってもいいんじゃないっ?と腹を決め、長年の憧れにして初めてのインドへ。しかし噂でよく聞く王道トラブルは絶対に御免!大人ですもの、そこは用意周到、効率と安全性を考え、ハイヤーを1ヶ月間借り上げ、西部ラジャスタン州をメインに、東はアーグラー北はリシュケーシュまで足を伸ばし、快適に(??)疾走した旅の記録です。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
タクシー
航空会社
キャセイパシフィック航空

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  • 私が滞在中の1ヶ月間命を預けたハイヤーのタータ・インディアとドライバーのラタン・シン。コンパクトでよく走るいい車でした。クラシカルなアンバサダーはもっと高くつきます。深夜2時過ぎの入国でしたが、空港ロビーで待ち合わせ、そのままラタンの親戚の家で民泊。朝5時にも関わらず親切に向かえ入れてくれました。まずは一安心。

    私が滞在中の1ヶ月間命を預けたハイヤーのタータ・インディアとドライバーのラタン・シン。コンパクトでよく走るいい車でした。クラシカルなアンバサダーはもっと高くつきます。深夜2時過ぎの入国でしたが、空港ロビーで待ち合わせ、そのままラタンの親戚の家で民泊。朝5時にも関わらず親切に向かえ入れてくれました。まずは一安心。

  • 仮眠をして起きると、テラスでここの家のかわいい女の子がお母さんに身だしなみをしてもらっていました。どうやら出だしは平和な朝のようです。滞在中3度お世話になったこの家は、緊張感ある旅の中で、ほっとできる貴重な場所でした。ここで朝食をとり、いよいよ砂漠に向けて出発です。

    仮眠をして起きると、テラスでここの家のかわいい女の子がお母さんに身だしなみをしてもらっていました。どうやら出だしは平和な朝のようです。滞在中3度お世話になったこの家は、緊張感ある旅の中で、ほっとできる貴重な場所でした。ここで朝食をとり、いよいよ砂漠に向けて出発です。

  • デリーから5時間半、ジャンジュヌのラヴィサティ・テンプルを訪れました。この、終始おでこにハエのとまっているお坊さんにより、あっという間に額に真っ赤なビンディーを付けられ、首にはマリーゴールドの首飾りをかけられ、アホな観光客ルックにされてしまい、ミントの葉と聖なる水をのまされ(生水厳禁のつもりが雰囲気的に断れず、数c.c.なら問題ないよねとおいしくいただき)、聖なるお菓子というなんだかおいしい砂糖の塊を食べさせられました。その後お寺と神様について丁寧に説明をしてくれました。最初の観光地で出会ったのがほんとの立派なお坊さんで一安心しました。

    デリーから5時間半、ジャンジュヌのラヴィサティ・テンプルを訪れました。この、終始おでこにハエのとまっているお坊さんにより、あっという間に額に真っ赤なビンディーを付けられ、首にはマリーゴールドの首飾りをかけられ、アホな観光客ルックにされてしまい、ミントの葉と聖なる水をのまされ(生水厳禁のつもりが雰囲気的に断れず、数c.c.なら問題ないよねとおいしくいただき)、聖なるお菓子というなんだかおいしい砂糖の塊を食べさせられました。その後お寺と神様について丁寧に説明をしてくれました。最初の観光地で出会ったのがほんとの立派なお坊さんで一安心しました。

  • 寺の横では人と豚が同じゴミの山をあさっていました。

    寺の横では人と豚が同じゴミの山をあさっていました。

  • シェカワティには、美しいハヴェリー(昔の裕福な商人の旧邸宅)がたくさんありました。人が住んでいる物もあれば、管理人がいて当時の様子を保っている物もありました。インドの金持ちはとにかく派手好きなようです。

    シェカワティには、美しいハヴェリー(昔の裕福な商人の旧邸宅)がたくさんありました。人が住んでいる物もあれば、管理人がいて当時の様子を保っている物もありました。インドの金持ちはとにかく派手好きなようです。

  • 中もこのように豪華です。当時の繁栄振りがうかがえます。この青年は無料ガイドを買って出てきた子です。よく説明してくれました。こういった子は、学校に行っていそうにないのに外国語が堪能です。観光客が生活の糧なので、実にうまく話します(棒読みかもしれませんが)。この後、例にもれず土産物屋に連れて行かれましたが、ざっと冷やかしてお礼を言って事なきをへました。

    中もこのように豪華です。当時の繁栄振りがうかがえます。この青年は無料ガイドを買って出てきた子です。よく説明してくれました。こういった子は、学校に行っていそうにないのに外国語が堪能です。観光客が生活の糧なので、実にうまく話します(棒読みかもしれませんが)。この後、例にもれず土産物屋に連れて行かれましたが、ざっと冷やかしてお礼を言って事なきをへました。

  • ラクダはよく働きます。それにしても荷物積みすぎです。しかもこれ、高速道路上です。インドはやはり不思議です...。

    ラクダはよく働きます。それにしても荷物積みすぎです。しかもこれ、高速道路上です。インドはやはり不思議です...。

  • デシュノックのカルニマータ・テンプルは通称ネズミ寺として有名で、世界第8の不思議なんて言われていたりします。ネズミは象の姿をしたガネーシュ神の乗り物ということで、大切にされるのは無理すればギリギリうなずけますが、それにしてもその数の多いことっ!!何千匹というドブネズミたちが境内でミルクをもらったり、供物を食べたり、駆け回ったりと、とても幸せそうに暮らしています。当然境内は糞尿を避けて歩くのは困難で、これまた当然土足厳禁です。潔く素足で挑みましたが、自然と爪先立ちになってしまいました。人々はその床に口付けして祈り、ネズミが体ごと入って食べた供物をありがたそうに食べます。この旅で一番衝撃的な場所だったかも知れません。

    デシュノックのカルニマータ・テンプルは通称ネズミ寺として有名で、世界第8の不思議なんて言われていたりします。ネズミは象の姿をしたガネーシュ神の乗り物ということで、大切にされるのは無理すればギリギリうなずけますが、それにしてもその数の多いことっ!!何千匹というドブネズミたちが境内でミルクをもらったり、供物を食べたり、駆け回ったりと、とても幸せそうに暮らしています。当然境内は糞尿を避けて歩くのは困難で、これまた当然土足厳禁です。潔く素足で挑みましたが、自然と爪先立ちになってしまいました。人々はその床に口付けして祈り、ネズミが体ごと入って食べた供物をありがたそうに食べます。この旅で一番衝撃的な場所だったかも知れません。

  • 熱心なお祈りの様子。こちらの頭が下がります。不衛生に見えますが、不思議とここで病気になった人はいないそうです。やはり聖なるネズミ様なのでしょうか...。

    熱心なお祈りの様子。こちらの頭が下がります。不衛生に見えますが、不思議とここで病気になった人はいないそうです。やはり聖なるネズミ様なのでしょうか...。

  • 鐘が鳴り護摩木が焚かれ出します。多くの信者がどっと集まってきて荘厳な雰囲気に。

    鐘が鳴り護摩木が焚かれ出します。多くの信者がどっと集まってきて荘厳な雰囲気に。

  • 帰り際、結局色々なものを踏んですっかり汚れた足を、境内の水道で洗おうとしたところ、ひねるところの先にもネズミ様が...正直怖かったです。

    帰り際、結局色々なものを踏んですっかり汚れた足を、境内の水道で洗おうとしたところ、ひねるところの先にもネズミ様が...正直怖かったです。

  • カルニマータ・テンプル近くのジャイナ今日寺院の中。びっくりするほど装飾が美しかったです。お坊さんはとても親切で、色々と説明して見せてくれました。ジャイナ寺院に入る時は、その独特の厳しい戒律に従って、皮革で出来たもの、例えばベルトや鞄などを身体からはずさなければいけません。また、食べ物も持ち込んではいけません。観光地のジャイナ寺院の看板には、月経中の女性は入るべからずと書かれていました。

    カルニマータ・テンプル近くのジャイナ今日寺院の中。びっくりするほど装飾が美しかったです。お坊さんはとても親切で、色々と説明して見せてくれました。ジャイナ寺院に入る時は、その独特の厳しい戒律に従って、皮革で出来たもの、例えばベルトや鞄などを身体からはずさなければいけません。また、食べ物も持ち込んではいけません。観光地のジャイナ寺院の看板には、月経中の女性は入るべからずと書かれていました。

  • ジャイナの神様も、ヒンズーに負けず劣らず不思議ちゃんです。こちらはヨガ的なポーズのかわいい神様。

    ジャイナの神様も、ヒンズーに負けず劣らず不思議ちゃんです。こちらはヨガ的なポーズのかわいい神様。

  • 同じく、真っ黒い神様もいました。

    同じく、真っ黒い神様もいました。

  • キチャンという何も無い所に、ロシアからサイベリアン・バードが越冬に来ていると聞き、近くのパラディという村に宿を取り見に行きました。やや水の少なくなっている人口湖のほとりに、何千と言う数の鶴に似た鳥が集まっていました。この辺り、観光客は全くいません。子供たちが興味しんしんでついて来て、きれいな羽を拾っては私に手渡してくれました。子供の数も羽の数もどんどん増え、あはは、もういいよー...という感じに。子供たちの後方に鳥が見えます。<br />

    キチャンという何も無い所に、ロシアからサイベリアン・バードが越冬に来ていると聞き、近くのパラディという村に宿を取り見に行きました。やや水の少なくなっている人口湖のほとりに、何千と言う数の鶴に似た鳥が集まっていました。この辺り、観光客は全くいません。子供たちが興味しんしんでついて来て、きれいな羽を拾っては私に手渡してくれました。子供の数も羽の数もどんどん増え、あはは、もういいよー...という感じに。子供たちの後方に鳥が見えます。

  • こんな具合にわらわらとたくさんのサイベリアン・バードが越冬しています。ちなみにこの鳥のことはここに来るまでぜんぜん知りませんでしたー...。

    こんな具合にわらわらとたくさんのサイベリアン・バードが越冬しています。ちなみにこの鳥のことはここに来るまでぜんぜん知りませんでしたー...。

  • 飛ぶとこんな感じです。いやはや、ロシアからはるばるインドまで飛んで来るとは、ご苦労な鳥です。

    飛ぶとこんな感じです。いやはや、ロシアからはるばるインドまで飛んで来るとは、ご苦労な鳥です。

  • パラディのぼろくて汚い安宿のベジタリアン・レストランは、意外にごはんがとてもおいしかったです。これはプラーオとコプタ。インドではけっこうレストランでビールが飲めないのが非常に残念です。

    パラディのぼろくて汚い安宿のベジタリアン・レストランは、意外にごはんがとてもおいしかったです。これはプラーオとコプタ。インドではけっこうレストランでビールが飲めないのが非常に残念です。

  • ジャィサルメールの近くのクーリーという村からキャメル・サファリへ。ふっかけられることで有名なこのアトラクション、交渉は慎重かつ長きにおよびました。連れががんばった結果、言い値の半分におさまりました。乗れるものには何でも乗りたがる私、初めてのラクダに大興奮!歩いている時はとても快適なのですが、乗り降りの際はかなり力が入りました。ラクダが前足を折って大きく前傾、伸ばして大きく後ろにのけぞるので、落ちないよう必死にしがみつきます。砂の上とは言え、かなりの高さですから。しかし砂丘の絶景をラクダに揺られて歩くなんて、なんとも優雅な一時でした。

    ジャィサルメールの近くのクーリーという村からキャメル・サファリへ。ふっかけられることで有名なこのアトラクション、交渉は慎重かつ長きにおよびました。連れががんばった結果、言い値の半分におさまりました。乗れるものには何でも乗りたがる私、初めてのラクダに大興奮!歩いている時はとても快適なのですが、乗り降りの際はかなり力が入りました。ラクダが前足を折って大きく前傾、伸ばして大きく後ろにのけぞるので、落ちないよう必死にしがみつきます。砂の上とは言え、かなりの高さですから。しかし砂丘の絶景をラクダに揺られて歩くなんて、なんとも優雅な一時でした。

  • 砂丘での野宿。寝床はこんな感じです。用意してくれた毛布を砂の上に敷いただけ。夜は冷えるので寝袋も併用します。寝ているとフンコロガシが身体の下でもぞもぞ動いて、夜中に何度も起こされました。その度に星空を見て、また眠ります。ガイドが火を焚いて作ってくれた料理もなかなかおいしかったです。<br />

    砂丘での野宿。寝床はこんな感じです。用意してくれた毛布を砂の上に敷いただけ。夜は冷えるので寝袋も併用します。寝ているとフンコロガシが身体の下でもぞもぞ動いて、夜中に何度も起こされました。その度に星空を見て、また眠ります。ガイドが火を焚いて作ってくれた料理もなかなかおいしかったです。

  • 朝、ラクダとやさしいラクダひきのおじさんが起きてきました。ラクダはこのおじさんの言うことをとてもよく聞きます。ラクダは寝るときは鞍をはずしてあげて、前足を軽く束ねておくだけで逃げられません。

    朝、ラクダとやさしいラクダひきのおじさんが起きてきました。ラクダはこのおじさんの言うことをとてもよく聞きます。ラクダは寝るときは鞍をはずしてあげて、前足を軽く束ねておくだけで逃げられません。

  • 遠くに浮かび上がるジャィサルメールの城砦。大きくて美しくて、不思議な魅力です。

    遠くに浮かび上がるジャィサルメールの城砦。大きくて美しくて、不思議な魅力です。

  • 黄金都市と呼ばれるジャィサルメール。砦内の建物は城を含めすべて砂漠の砂の色に統一され、そのどれもに緻密な装飾がほどこされていて驚かされました。

    黄金都市と呼ばれるジャィサルメール。砦内の建物は城を含めすべて砂漠の砂の色に統一され、そのどれもに緻密な装飾がほどこされていて驚かされました。

  • ジャィサルメール・フォートの広場で営業する大道芸人カーストのファミリー。小さいのに見事なアクロバットでお金を稼いでいました。男の子は口ひげを付けて、どういう仕組みか頭のプロペラが回ったりしてとてもかわいらしかったです。

    ジャィサルメール・フォートの広場で営業する大道芸人カーストのファミリー。小さいのに見事なアクロバットでお金を稼いでいました。男の子は口ひげを付けて、どういう仕組みか頭のプロペラが回ったりしてとてもかわいらしかったです。

  • 続いてブルー・シティーこと、ジョードプルへ。切り立った岩山の上にそびえる城砦は荘厳。ラピュタ好きの男子のみならずワクワクします。

    続いてブルー・シティーこと、ジョードプルへ。切り立った岩山の上にそびえる城砦は荘厳。ラピュタ好きの男子のみならずワクワクします。

  • ジョードプルの城内の展示物はおもしろいものがてんこ盛りです。その中の少しを紹介させてください。これは直径15cm、全長70cm程の銃ですが、爬虫類だかなんだか、ふざけてるのかと思うようなコミカルなデザインです。

    ジョードプルの城内の展示物はおもしろいものがてんこ盛りです。その中の少しを紹介させてください。これは直径15cm、全長70cm程の銃ですが、爬虫類だかなんだか、ふざけてるのかと思うようなコミカルなデザインです。

  • 戦気を煽るまといもこんな感じ。豚ですか?

    戦気を煽るまといもこんな感じ。豚ですか?

  • 王族が象に乗ってどこかへ行く時のかごにくっついていたおもしろライオン。

    王族が象に乗ってどこかへ行く時のかごにくっついていたおもしろライオン。

  • ブルー・シティーは城から見下ろして初めてその青さを目に出来ます。確かに青いです。涼しげです。この家々の間を街まで下る途中、住人が「おらが家を見てけー、さあ入った入ったー」と声をかけてきます。遠慮しときましたが。

    ブルー・シティーは城から見下ろして初めてその青さを目に出来ます。確かに青いです。涼しげです。この家々の間を街まで下る途中、住人が「おらが家を見てけー、さあ入った入ったー」と声をかけてきます。遠慮しときましたが。

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