「いばら姫」の舞台、メルヘン街道の古城ホテル～ザバブルグ城

2008/02/23 - 2008/02/24

ドイツの古城ホテルの中でも人気の高いザバブルグ城（Dornroschenschloss Sababurg）に泊まりました。
自然公園の森の一角の小高い丘の上に建っており、半分は廃墟のままの状態で、古城ホテルとして期待したとおりのホテルでした。

ホテルホームページ（ドイツ語）
http://www.sababurg.de/

エリア ドイツ

• 交通手段: レンタカー

ザバブルグ目指してラインハルトの森の中を走っていくと、小高い丘の上にお城が見えてきました。

塔と建物が見えます。

丘のふもとに駐車場がありますが、宿泊客はさらに上の駐車場まで進入できます。

古城ホテルが見えてきました。

宿泊者用の駐車場。無料です。

門をくぐります。

つたが絡まっていて雰囲気が出ていますが、冬なので葉が落ちてしまっているのが残念。

右側の小さい入り口がホテルの入り口です。

チェックインをすませると部屋に案内されました。エレベーターがないので、荷物を持って上がるのが大変でした。頼めば運んでくれたと思うのですが、女性の係員だったので自分で運びました。

本館の１４号室でした。
全部で１８室しかありません。

木のベッドのかわいい部屋です。
部屋はそれほど広くはありませんが、スーツケースを広げるだけの広さはあります。

バラが飾ってありました。お水はサービスでした。

アンティークなクローゼットがありました。中にはバスローブもありました。でもこのホテルにはプールはありません。

壁にユニコーンの飾り物がありました。

天井の太い木の梁が立派です。

バスタブ付きでした。シャワーカーテンがないので大変でした。

ホテルを探検してみました。

グリム兄弟の像がおいてありました。グリム物語に関するきり絵や置物が色々なところに飾ってありました。

広間にソファーがおいてあり、雑誌が置いてありました。当然ドイツ語ですが、狩猟に関する雑誌があり、狩猟グッズの宣伝や、飛んでいる鳥の狙い方の記事などなかなかおもしろかったです。

レセプション脇の喫煙ロビーでした。レストランが禁煙なのでここを喫煙室にしたのだと思いますが、禁煙のロビーがないのが残念です。

２階のテラスです。冬は使われていないようで誰もいませんでした。

ホテルの外にもテラスがありますが、ここも冬は使われていません。夏は景色が良さそうです。

ホテルの庭をめぐるのは有料(2EUR)で、チケット売り場がありましたが閉まっていました。でも、ホテルの人がただで案内してくれました。

庭園にはいろいろな切り絵風のものが飾ってあるのですが、これはグリム兄弟だそうです。

こちらの塔は使われていないようです。

まわりは自然公園になっていて、動物が放し飼いになっているようで、馬や羊、鹿などが見えました。

右側の丸い塔と左側が本館で、ここに客室があります。

眠り姫を助けに行く王子様の像(?)がありました。

本来の本館は崩れ落ちたままになっています。

内側から見たところです。真ん中の黒い溝は暖炉の跡です。右側は客室になっている塔です。

レストランです。夕食まで時間があったのでここでお茶を飲みました。夕日がきれいでした。

８時に予約しておきました。冬なのでもう真っ暗だったので、どこの席でも見晴らしは関係ありませんでしいた。

バラのお酒が入ったスパークリングワインを食前酒に戴きました。バラの形のグラスに、バラの花びら入りで出てきて、かわいらしいです。以前は販売もしていて人気があったそうですが、製造している工房がやめてしまったので、今は販売はしていないそうです。

コース料理とアラカルトがあり、コース料理にしました。コースは前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートがあり、一部だけを選ぶこともできます。３コースディナー（スープ、肉料理、デザート）に、各料理に推奨するグラスワインのセットをお願いしました。
写真は、アミューズの、スライスサーモンです。

コンソメスープです。ちょっと濃い目の味でしたがおいしいです。

メインの鹿肉のワインソースです。結構量があるので、おなか一杯になりました。ドイツ料理は量が多めなので、欲張って５コースにしたら絶対に食べ切れませんでした。

おなかが一杯といいながらもデザートはおいしくいただきました。

コースが食べられるレストランですが、ドレスコードはありません。ジーンズで来ている人もいるので、どのような格好でもかまわないようですが、ジャケットくらいがあると良いかもしれません。

朝食はレストランとは別の部屋でした。

客の人数が少ないため置いてある量は少なめですが、種類はまずまずです。チーズ、ジャム、ハム、シリアル、ジュースがありました。コーヒーか紅茶を持ってきてくれますが、お変わりも聞きに来てくれます。

パンは焼きたてのようでおいしかったです。
卵料理も注文を聞きに来てくれました。

カエルの形の入れ物は塩入れでした。

客室１８室の小さなホテルなので、設備やサービスは高級ホテルに比べるとどうしても劣りますが、なんと言っても昔の城に泊まっているような雰囲気が味わえ、よかったです。