2008/01/11 - 2008/01/28
10位(同エリア12件中)
tomoさん
構想1年、念願のイエメンに初1人旅!
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今日は昨日まで一緒に回っていたLisaのツアーに再び参加させてもらって、マーリブ近郊の砂漠でキャンプすることに。ホテルでカマルを待っている時に日本人のともさん(男性)に出会う。Cregの時と同様、彼も急きょ参加することに。急きょジャマールもドライバーとして召集される。
今日の参加者はドライバーがカマル、ジャマール、サディク、旅行者は仲良しのLisa、急きょ参加することになったともさん、シンガポール人でイエメンに留学しているサヘルの7人、車2台。
車は一路東へ向かう。旅行者の車は軍の護衛がつくので、まとまって移動する。この写真は聖書で有名なノアの箱舟が漂着したといわれる場所。 -
今まで訪れた場所とは異なり、猛々しい岩山が続く。
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東に向かう道はこの道一本だけ。トラックも多いが、時速は推定30キロ位。みんなどんどん抜いてゆく。
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紀元前8世紀頃に栄えたシバ王国の首都があったオールドマーリブ。かつては絶大な力を持った王国であったが、内戦時に破壊されてしまったそうだ。
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中には比較的きれいに残っている建物も。何年前に作られた建物なんだろう?見当もつかないほど古いと思われる。
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そしてびっくりしたのがこのオールドダム。こんな砂漠の真ん中に、シバの女王はダムを作ったのだ!紀元前8世紀に造られたものとは思えないほど、大きくて立派で、高い建築技術と知識があったことがわかる。
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ダムの脇にはワディ(涸れ川)がある。雨が降るとワディに水が流れ、ダムに注ぎ込んだという。
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そしてこちらは現在使われているニューダム。やっぱり砂漠の中にある。なんでも全イエメンの半分の地域の貯水を行っているとのこと。砂漠の中とは思えないほど、満々と水をたたえていた。しかしオールドダムはこの何倍も大きかったというから驚きだ。
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青空に映えるビルキスの神殿。
この遺跡のそばで、カマルたちが水で体を清め、お祈りしていた姿が印象的だった。 -
そして、いざ砂漠へ!ここからベドウィンのガイド アブドゥルカリーマも合流。合計8人3台でいざ出発!
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砂漠を走るには、空気を半分抜くといいらしい。しっかり機械を使って空気圧を測定していたのでびっくり。意外にきちんとしていた。
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3台で砂漠を駆け抜ける。
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いたずら好きのカマル。
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こんな道を走るから、当然車酔いする。もう、ジェットコースターのよう。
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たまにはスタックする。こんな時はやっぱりまず砂を掘るべし。
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そしてメンズは押すべし。
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今日のキャンプ場所はここに決定。カリーマが砂の状態などを考慮して場所を選んでくれる。さすが、ベドウィン!
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みんなでテントの設営。私のテントはいちばん左。
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風紋が美しい。
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こんな大きな砂丘を越えて砂漠を探検。やっぱり砂丘を登るのは大変。6年前、サハラ砂漠でキャンプした時のことを思い出す。
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砂漠の真ん中とは思えないほどのくつろぎよう。しっかりシーシャ(水たばこ)も持参。そして例の如くカートをたしなむ。私はシャーイ(紅茶)をもらってあったまる。
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日が暮れる前にカリーマが火をおこしてくれる。かっこいいなあ。
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やっぱり砂漠の夜は体の芯まで冷え込む。火ってあったかいなあ。
日が暮れると、やっぱり役に立つのは懐中電灯。でも私の懐中電灯は防犯用で、ピンを抜くと大音響で警告音が鳴る。首から懐中電灯を提げてみんなと話をしている途中、何回かピンが抜けてしまった。突如砂漠の静寂を切り裂くかのように鳴り響く警告音。驚かせてゴメンナサイ。一番驚いたのは私ですが。カリーマは私の懐中電灯に興味津津。お父さん、あなたが買って送ってくれた懐中電灯、こんなところで大人気ですよ! -
最初のツアーの時に「おれこそ漢(男)だ!男たるもの料理などしない」と男論について熱く語っていたジャマールだが、なんと料理係であった。証拠写真をしっかり撮る。いつかこの写真を奥さんに送ってみたいものだ。
みんなで火のそばに集まってディナーを食べる。 -
男の中の男、ジャマールが作ってくれたディナー。
仲良しの彼がよそってくれた私のプレートは、明らかに他の人より多い。私に好意を寄せてくれている彼の優しさ。でも、、、私は臭いをちょっと嗅ぐだけでおなかいっぱいの状態。しかし仲良しの彼が一生懸命作ってくれたご飯を残すことは忍びなく、掃除の時間になってもまだ給食を食べてる小学生のように、みんなが食べ終わって歓談している中、ちょっと涙が出ながらも頑張って全部食べる。 -
火の周りに集まって、みんなでいろんな話をする。カマルは砂漠やベドウィンの話をしてくれた。この人、締めるところはしっかり締める。Lisaとはガールズトークで盛り上がる。男子禁制よ☆彼女とまた旅ができてホントによかった。
圧倒的な自然の中で火のそばにいると、自分の気持ちが素直になるのを感じる。こうして素敵な砂漠の夜は更けていくのであった。
パン職人のともさんの話を聞いた後、就寝することに。さすがに日焼け止めを塗りたくったままで寝るのはどうかと思い、配給されたペットボトルの水を使って洗顔。明日遭難とかして、水がなくなったら、今のこの行為を呪うだろうなと思いながら。
今回は砂漠でキャンプする予定でなかったので防寒具がない。ただソコトラ島用に持参していた寝袋が役に立つ。寝袋の中で、6年前のサハラ砂漠のキャンプを思い出す。あの時は女3人でモロッコを旅行し、サハラ砂漠キャンプツアーに参加した。旅行者10人くらいが1つのテントに泊まったが、本当に寒くて一睡もできず、テントの天井の裂け目から眩しく光る星を見ていた。そして、どうしても砂漠でキャンプしたいという私のわがままに付き合って、地球の果てまで一緒に来てくれた友人に心から感謝した。
それが6年たった今、自分ひとりでイエメンまで来て、こちらで知り合った人たちとキャンプしている。あの時より英語がしゃべれるようになり、色々な国の人とどんな話題でも話せるようになった。この6年の自分の変化を感じながら、眠りにつく。今日は寝れそうだ。
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