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2008年の元旦、寝台列車で大阪を出発し<br />お正月明けの屋久島を、夫婦で満喫してきました。<br /><br />わざと「縄文杉」を外すことで得られた<br />充実の屋久島旅行。往復4万円の旅費で<br />これだけ楽しめれば、バンバンザイでっす!<br /><br />「その2」は「初日の屋久島。満喫するぜ!」

冬の屋久島もエエもんだ 「その2」

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2008/01/01 - 2008/01/06

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せらお

せらおさん

2008年の元旦、寝台列車で大阪を出発し
お正月明けの屋久島を、夫婦で満喫してきました。

わざと「縄文杉」を外すことで得られた
充実の屋久島旅行。往復4万円の旅費で
これだけ楽しめれば、バンバンザイでっす!

「その2」は「初日の屋久島。満喫するぜ!」

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
新幹線 JR特急

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  • 屋久島に入った初日。まず最初にするのは<br />「お勉強」です。<br /><br />安房から、屋久杉ランド方面に向う道を<br />ぐんぐん登っていくと、道路情報の電光掲示が<br />「積雪。通行止め。チェーン携行」。。。<br /><br />ぎゃお。屋久島、降ってます。雪。<br />高い山の上には積雪があるだろうとは思ってましたが<br />ふと、気付くと、道路わきなどに残雪が!<br /><br />標高で言って500mに満たないところで<br />雪が見られるとは、思っても見ませんでした。<br /><br />とは言え、このあたりの路面にはまったく影響なく<br />最初の目的地、「屋久島世界遺産センター」<br />http://www.env.go.jp/park/kirishima/ywhcc/<br />にむかいました。<br /><br />が。。。。。閉まってます〜<br />正月2日は、まだ休みだったみたい。残念!<br /><br />気を取り直し、すぐ近くの「屋久杉自然館」<br />http://www5.ocn.ne.jp/%7Eyakumuse/<br />に移動です。<br /><br />こちらは車も数台停まっており、開館してるもよう。<br />さっそく、入口へと歩を進めます。小雨です。<br />う。。。ここでえらいミスに気付きました。<br />「傘。忘れてきた」。。。<br /><br />これは痛いミス。雨の島に傘なしで来るとは!<br />(トレッキング用の雨具は用意してるんですが(笑)<br />まあ、とりあえず、傘のことはおいといて、<br />入場料ひとり600円也を支払い、入館です。<br /><br />と、いきなり目に入ってきたのが、写真の光景。<br /><br />「縄文杉が、自然に折れて、落ちた枝」なんですよ。<br />

    屋久島に入った初日。まず最初にするのは
    「お勉強」です。

    安房から、屋久杉ランド方面に向う道を
    ぐんぐん登っていくと、道路情報の電光掲示が
    「積雪。通行止め。チェーン携行」。。。

    ぎゃお。屋久島、降ってます。雪。
    高い山の上には積雪があるだろうとは思ってましたが
    ふと、気付くと、道路わきなどに残雪が!

    標高で言って500mに満たないところで
    雪が見られるとは、思っても見ませんでした。

    とは言え、このあたりの路面にはまったく影響なく
    最初の目的地、「屋久島世界遺産センター」
    http://www.env.go.jp/park/kirishima/ywhcc/
    にむかいました。

    が。。。。。閉まってます〜
    正月2日は、まだ休みだったみたい。残念!

    気を取り直し、すぐ近くの「屋久杉自然館」
    http://www5.ocn.ne.jp/%7Eyakumuse/
    に移動です。

    こちらは車も数台停まっており、開館してるもよう。
    さっそく、入口へと歩を進めます。小雨です。
    う。。。ここでえらいミスに気付きました。
    「傘。忘れてきた」。。。

    これは痛いミス。雨の島に傘なしで来るとは!
    (トレッキング用の雨具は用意してるんですが(笑)
    まあ、とりあえず、傘のことはおいといて、
    入場料ひとり600円也を支払い、入館です。

    と、いきなり目に入ってきたのが、写真の光景。

    「縄文杉が、自然に折れて、落ちた枝」なんですよ。

  • 「いのちの枝は1000歳」 そう書いてありますね。<br /><br />ココ、屋久杉自然館の目玉展示がこれ。<br />屋久島と言えば、の「縄文杉」、の枝。です。<br /><br />屋久島を紹介する映像で、これが省かれることは<br />まず無いだろうと言う縄文杉ですが<br />あまりにも多くの観光客が押し寄せることになった結果<br />根っこが踏みつけられるのみならず<br />周囲の地面がむき出しになり、土壌の流出までが<br />懸念される状況を招いたため、今では10m以上離れた<br />木製のデッキの上からしか出会えなくなっているのです。<br /><br />もちろん、直接触れなくなったからと言って<br />縄文杉の凄さが失われるわけではなく<br />そこを訪れた人たちに大きな感動を与え続けているのは<br />まぎれも無い事実です。<br /><br />その縄文杉(の一部だった)、この「いのちの枝」。<br />ココでは、いくらでも、素手で「ぺたぺた」と<br />触ることができるのです。<br />(ここに展示されるに至った経緯は、<br /> http://www16.ocn.ne.jp/~sugimuse/<br /> を参照してください)<br /><br />その見どころは、やはり「直接触れる」こと<br />そして「屋久杉の年輪が、いかに詰まっているか」<br />などを詳しく観察できること。です。<br />ずばり、とても有意義な体験だったと思います。<br /><br />同じく有意義なのが、屋久島の歴史を学ぶコーナー。<br /><br />一昨年訪れた長崎でもそうだったのですが<br />実際に観光地を回る前に、その土地が歩んできた<br />歴史について、体系だった資料を展示する<br />博物館で学ぶということは、その後の観光を<br />意味深いものにしてくれるものなんです。<br /><br />屋久島で、屋久杉が伐採され始めたのは、どの時代で<br />どのようなペースでそれが行われたのか。<br />そして、現在、どのような形で、<br />屋久島の人と杉が結びついているのか。<br /><br />そこから見えてくるのは、「お上」によって<br />乱伐されることを、為政者が変わるたびに<br />繰り返してきた、屋久島の森の姿です。<br /><br />昭和30年代に、農林水産省によって行われたのが<br />「チェーンソーによる、森の蹂躙」<br /><br />その後、めぼしい杉がなくなったあとに<br />彼ら役人が続けようとしたのは<br />「照葉樹林」も、切ってしまおう、という<br />まさに「屋久島を食い物にする」活動だったのです。<br /><br />もちろん、そこには「林業で食べている人の仕事を作る」<br />という大義名分があることは事実ですが<br />そうはさせじと立ち上がった、屋久島の自然を愛する人と<br />「伐採」という方法で存在を続けようとする営林署と<br /><br />長年の葛藤ののち、今の「世界遺産に指定される」<br />「屋久島」の存在があったのです。<br /><br /><br />長くなりました。<br />屋久島を訪れる方。是非「屋久島自然館」を「最初に」<br />体験しておくことを、強く、お奨めします!

    「いのちの枝は1000歳」 そう書いてありますね。

    ココ、屋久杉自然館の目玉展示がこれ。
    屋久島と言えば、の「縄文杉」、の枝。です。

    屋久島を紹介する映像で、これが省かれることは
    まず無いだろうと言う縄文杉ですが
    あまりにも多くの観光客が押し寄せることになった結果
    根っこが踏みつけられるのみならず
    周囲の地面がむき出しになり、土壌の流出までが
    懸念される状況を招いたため、今では10m以上離れた
    木製のデッキの上からしか出会えなくなっているのです。

    もちろん、直接触れなくなったからと言って
    縄文杉の凄さが失われるわけではなく
    そこを訪れた人たちに大きな感動を与え続けているのは
    まぎれも無い事実です。

    その縄文杉(の一部だった)、この「いのちの枝」。
    ココでは、いくらでも、素手で「ぺたぺた」と
    触ることができるのです。
    (ここに展示されるに至った経緯は、
     http://www16.ocn.ne.jp/~sugimuse/
     を参照してください)

    その見どころは、やはり「直接触れる」こと
    そして「屋久杉の年輪が、いかに詰まっているか」
    などを詳しく観察できること。です。
    ずばり、とても有意義な体験だったと思います。

    同じく有意義なのが、屋久島の歴史を学ぶコーナー。

    一昨年訪れた長崎でもそうだったのですが
    実際に観光地を回る前に、その土地が歩んできた
    歴史について、体系だった資料を展示する
    博物館で学ぶということは、その後の観光を
    意味深いものにしてくれるものなんです。

    屋久島で、屋久杉が伐採され始めたのは、どの時代で
    どのようなペースでそれが行われたのか。
    そして、現在、どのような形で、
    屋久島の人と杉が結びついているのか。

    そこから見えてくるのは、「お上」によって
    乱伐されることを、為政者が変わるたびに
    繰り返してきた、屋久島の森の姿です。

    昭和30年代に、農林水産省によって行われたのが
    「チェーンソーによる、森の蹂躙」

    その後、めぼしい杉がなくなったあとに
    彼ら役人が続けようとしたのは
    「照葉樹林」も、切ってしまおう、という
    まさに「屋久島を食い物にする」活動だったのです。

    もちろん、そこには「林業で食べている人の仕事を作る」
    という大義名分があることは事実ですが
    そうはさせじと立ち上がった、屋久島の自然を愛する人と
    「伐採」という方法で存在を続けようとする営林署と

    長年の葛藤ののち、今の「世界遺産に指定される」
    「屋久島」の存在があったのです。


    長くなりました。
    屋久島を訪れる方。是非「屋久島自然館」を「最初に」
    体験しておくことを、強く、お奨めします!

  • 屋久杉自然館。<br />いろいろな資料を、あれこれ見て周り<br />気が付くと、あっと言う間に2時間近くが経過。。<br />日が傾き始める前に、移動を開始せねば、です。<br /><br />山から海沿いまで、東へ向ってどんどん下り<br />屋久島の東岸、南北で言うと、真ん中より<br />ちょっとだけ南より?な「安房」の町へ。<br /><br />そこから今日の宿がある、島の南部に向って<br />島を周回する幹線道路県道77号線で、<br />右回りに南下を開始です。<br /><br />時刻は既に4時前。無駄な時間を過ごすと<br />本当に日が暮れてしまいそう。。。<br />でも、初日に一ヶ所くらいは「風光明媚」を<br />体験しておきたいですよ。ということで<br />やってきました「トローキの滝」です。<br /><br />この滝があるのは「鯛ノ川」という川で<br />上流には「千尋(せんぴろ)の滝」という<br />有名な滝があるんです。<br />ナニで有名か、というと<br />ファイトーー!( ゜ロ゜)乂(゜ロ゜ )イッパーーツ!!<br />のロケが行われた滝、なんですって。せんぴろは。<br /><br />で、「トローキの滝」の方は、そこからずずっと下って<br />河口のところにあるんです。エエ、河口です。<br />河口の近く、じゃなくって、この滝が河口なんです。<br />海にね、落ちてる滝なんですわ。<br /><br />ね、ちょっと珍しいでしょ?これって。<br />決して派手な滝じゃないんですけど<br />エエ感じの滝でしたよ。おすすめです!

    屋久杉自然館。
    いろいろな資料を、あれこれ見て周り
    気が付くと、あっと言う間に2時間近くが経過。。
    日が傾き始める前に、移動を開始せねば、です。

    山から海沿いまで、東へ向ってどんどん下り
    屋久島の東岸、南北で言うと、真ん中より
    ちょっとだけ南より?な「安房」の町へ。

    そこから今日の宿がある、島の南部に向って
    島を周回する幹線道路県道77号線で、
    右回りに南下を開始です。

    時刻は既に4時前。無駄な時間を過ごすと
    本当に日が暮れてしまいそう。。。
    でも、初日に一ヶ所くらいは「風光明媚」を
    体験しておきたいですよ。ということで
    やってきました「トローキの滝」です。

    この滝があるのは「鯛ノ川」という川で
    上流には「千尋(せんぴろ)の滝」という
    有名な滝があるんです。
    ナニで有名か、というと
    ファイトーー!( ゜ロ゜)乂(゜ロ゜ )イッパーーツ!!
    のロケが行われた滝、なんですって。せんぴろは。

    で、「トローキの滝」の方は、そこからずずっと下って
    河口のところにあるんです。エエ、河口です。
    河口の近く、じゃなくって、この滝が河口なんです。
    海にね、落ちてる滝なんですわ。

    ね、ちょっと珍しいでしょ?これって。
    決して派手な滝じゃないんですけど
    エエ感じの滝でしたよ。おすすめです!

  • あ、そうそう。このトローキの滝。<br />県道の山側にあるドライブインの駐車場に車を停め<br />そこから海に張り出した半島を3分ほど歩いた所が<br />写真のように「滝を見る」ことができる場所なんです。<br /><br />で、普通は「ああ、滝見たよ」と車を出すんでしょうが<br />ちょっと待ってくださいよ。駐車場から南に50m。<br />橋が架かってるんですよ。県道が川を横切る橋が。<br />せっかくです。ちょっとだけ歩いて、橋の上から<br />トローキの滝を「上流から」覗いてみてください。<br /><br />わずか10分ほどの間隔で、一つの滝を<br />「上流から」「下流から」と眺められる経験、<br />ちょっと無いでしょ??<br /><br /><br /><br />さて、トローキの滝を出発し、約30分。<br />屋久島のちょうど南の端の方に位置する<br />「平内」の集落に入り、ちょっと海の方に入った<br />今日の宿に到着です。<br /><br />宿の名は「望海苑おかだ」<br />http://www8.ocn.ne.jp/~boukaien/<br />その名のとおり、「海が見える宿」です。<br /><br />写真に写っている花は、<br />「ブーゲンビリア」(合ってる?(笑)  ですね。<br />いやあ、南の島に来たんだなあ、、、やっぱり<br />っていう写真ですよ。(⌒∇⌒)

    あ、そうそう。このトローキの滝。
    県道の山側にあるドライブインの駐車場に車を停め
    そこから海に張り出した半島を3分ほど歩いた所が
    写真のように「滝を見る」ことができる場所なんです。

    で、普通は「ああ、滝見たよ」と車を出すんでしょうが
    ちょっと待ってくださいよ。駐車場から南に50m。
    橋が架かってるんですよ。県道が川を横切る橋が。
    せっかくです。ちょっとだけ歩いて、橋の上から
    トローキの滝を「上流から」覗いてみてください。

    わずか10分ほどの間隔で、一つの滝を
    「上流から」「下流から」と眺められる経験、
    ちょっと無いでしょ??



    さて、トローキの滝を出発し、約30分。
    屋久島のちょうど南の端の方に位置する
    「平内」の集落に入り、ちょっと海の方に入った
    今日の宿に到着です。

    宿の名は「望海苑おかだ」
    http://www8.ocn.ne.jp/~boukaien/
    その名のとおり、「海が見える宿」です。

    写真に写っている花は、
    「ブーゲンビリア」(合ってる?(笑)  ですね。
    いやあ、南の島に来たんだなあ、、、やっぱり
    っていう写真ですよ。(⌒∇⌒)

  • 実は、宿に着く直前から、日没が近づき<br />太陽がちょうど雲にかかってきれいな景色。<br /><br />うおお。急いで、宿に着いて<br />部屋からの景色を確かめなければ!!<br /><br />そう。「望海苑」さんは、その名前の通り<br />宿泊する部屋から、海を臨めるお宿。<br /><br />そして、実際に部屋に入って撮影したのが<br />この写真。<br /><br />なかなかの良い景色でございますよ。<br />海を眼前に、という距離ではありませんが<br />庭から海までに視界をさえぎるものは無く<br />「看板に偽りなし」ですね。<br /><br />完全に太陽が沈むまで、部屋の縁側で<br />のんびり。。。。。<br />と、言いたいところですが、実は<br />真っ先にやったのは「デジカメの充電」でした(笑)<br /><br />今朝、購入した某あゆのデジカメ君。<br />当たり前っちゃ、当たり前なんですけど<br />充電池は空っぽで使えない。ので<br />晩ご飯に間に合うように充電を開始した。というわけ<br />(つまり、ここまでの写真は、ケータイでした!)<br /><br />で。充電しながら、晩ご飯の打ち合わせです。<br />ご飯の時間と、、そして<br />ホームページでも情報があった焼酎<br />「三岳」のボトルを希望する、ってことを。<br /><br />打ち合わせはお母さんと。<br />「で、どちらから来られました?」<br />「ええ、神戸の方。。。」<br />「あら、私達もよ。お父さんは芦屋出身で」<br />「ええええ?私達も伝わりやすいから神戸、<br /> って言いますけど、実は芦屋でして。<br /> 妻は大阪ですが、私は子供の頃から芦屋で」<br />「あらあ、うちのお父さんは精道小学校だけど」<br />「わあああ。私も精小ですよ!!」<br />「お父さん、お父さん。こちら、精小の後輩さんよ!」<br /><br />ひょんなところで、小学校の先輩のお宿に<br />泊めていただく事になってしまったようです。<br /><br />「で、どうしてウチの宿を選ばれたの?」<br />「ええ。海が見えることと、島の南の方<br /> ってことですか。私自身が、<br /> 屋久島では「海中温泉」に入ってみたいと<br /> 十年以上前から思ってまして」

    実は、宿に着く直前から、日没が近づき
    太陽がちょうど雲にかかってきれいな景色。

    うおお。急いで、宿に着いて
    部屋からの景色を確かめなければ!!

    そう。「望海苑」さんは、その名前の通り
    宿泊する部屋から、海を臨めるお宿。

    そして、実際に部屋に入って撮影したのが
    この写真。

    なかなかの良い景色でございますよ。
    海を眼前に、という距離ではありませんが
    庭から海までに視界をさえぎるものは無く
    「看板に偽りなし」ですね。

    完全に太陽が沈むまで、部屋の縁側で
    のんびり。。。。。
    と、言いたいところですが、実は
    真っ先にやったのは「デジカメの充電」でした(笑)

    今朝、購入した某あゆのデジカメ君。
    当たり前っちゃ、当たり前なんですけど
    充電池は空っぽで使えない。ので
    晩ご飯に間に合うように充電を開始した。というわけ
    (つまり、ここまでの写真は、ケータイでした!)

    で。充電しながら、晩ご飯の打ち合わせです。
    ご飯の時間と、、そして
    ホームページでも情報があった焼酎
    「三岳」のボトルを希望する、ってことを。

    打ち合わせはお母さんと。
    「で、どちらから来られました?」
    「ええ、神戸の方。。。」
    「あら、私達もよ。お父さんは芦屋出身で」
    「ええええ?私達も伝わりやすいから神戸、
     って言いますけど、実は芦屋でして。
     妻は大阪ですが、私は子供の頃から芦屋で」
    「あらあ、うちのお父さんは精道小学校だけど」
    「わあああ。私も精小ですよ!!」
    「お父さん、お父さん。こちら、精小の後輩さんよ!」

    ひょんなところで、小学校の先輩のお宿に
    泊めていただく事になってしまったようです。

    「で、どうしてウチの宿を選ばれたの?」
    「ええ。海が見えることと、島の南の方
     ってことですか。私自身が、
     屋久島では「海中温泉」に入ってみたいと
     十年以上前から思ってまして」

  • 「あら、海中温泉、入りたい?」<br />「そうなんですけど、あの温泉って<br /> 干潮のときしか。。。」<br /><br />「ちょっとまってよ。今晩はどうかしら<br /> (一瞬で、潮位の載ったカレンダーが)<br /> あ、明日の朝7時くらいが干潮よ」<br />「え。じゃあ、明日の朝、入れるんですね!」<br /><br />「奥さんはどうするの?」<br />「けど、あそこは脱衣場も無いし、<br /> 私1人になるかな、って覚悟してます」<br /><br />「大丈夫、大丈夫!」<br />「(うわ、無茶言ってるわ、おばちゃん)」<br />「ウチを出発するときから、バスタオル<br /> 巻いて行ったらいいのよ。<br /> その上から、浴衣を羽織って行って<br /> ストン、と脱いで、入ったらいいのよ」<br /><br />「おお、そんな手が。。。」<br />「で、あがるときは、旦那さんが浴衣を<br /> かけてあげて、そのままタオルを落として<br /> 奥さん、浴衣着て、帰ってきたらいいのよ。<br /> レンタカーでしょ?」<br /><br />ありがたいことです。朝はまだ暗いと思うから<br />と、懐中電灯まで用意してくれるとのこと。<br /><br />「エエ宿、選んだわ。ラッキーやで」<br />「ホンマに、海中温泉、入りたかったんやねえ」<br />「おうよ。俺にとっては、屋久島言うたら<br /> 縄文杉より何より、まずは海中温泉やで」<br /><br />ちょっと大げさですが、でも、これは本当。<br />昭和の時代から、思っていることで<br />20年来の念願かなう。なんですよ!<br /><br />そして、写真が宿の用意してくれた<br />「温泉セット」です。(無料!多謝!)<br /><br />大きなバスタオル一枚。小タオル4枚。<br />洗面器1。石鹸(?)1。<br />さらに、翌朝玄関に行くと、ちゃんと<br />懐中電灯が1つと、サンダルも2足。<br /><br />いやあ、至れりつくせり、ですね!<br />

    「あら、海中温泉、入りたい?」
    「そうなんですけど、あの温泉って
     干潮のときしか。。。」

    「ちょっとまってよ。今晩はどうかしら
     (一瞬で、潮位の載ったカレンダーが)
     あ、明日の朝7時くらいが干潮よ」
    「え。じゃあ、明日の朝、入れるんですね!」

    「奥さんはどうするの?」
    「けど、あそこは脱衣場も無いし、
     私1人になるかな、って覚悟してます」

    「大丈夫、大丈夫!」
    「(うわ、無茶言ってるわ、おばちゃん)」
    「ウチを出発するときから、バスタオル
     巻いて行ったらいいのよ。
     その上から、浴衣を羽織って行って
     ストン、と脱いで、入ったらいいのよ」

    「おお、そんな手が。。。」
    「で、あがるときは、旦那さんが浴衣を
     かけてあげて、そのままタオルを落として
     奥さん、浴衣着て、帰ってきたらいいのよ。
     レンタカーでしょ?」

    ありがたいことです。朝はまだ暗いと思うから
    と、懐中電灯まで用意してくれるとのこと。

    「エエ宿、選んだわ。ラッキーやで」
    「ホンマに、海中温泉、入りたかったんやねえ」
    「おうよ。俺にとっては、屋久島言うたら
     縄文杉より何より、まずは海中温泉やで」

    ちょっと大げさですが、でも、これは本当。
    昭和の時代から、思っていることで
    20年来の念願かなう。なんですよ!

    そして、写真が宿の用意してくれた
    「温泉セット」です。(無料!多謝!)

    大きなバスタオル一枚。小タオル4枚。
    洗面器1。石鹸(?)1。
    さらに、翌朝玄関に行くと、ちゃんと
    懐中電灯が1つと、サンダルも2足。

    いやあ、至れりつくせり、ですね!

  • さて、晩ご飯です。<br />一泊二食付7500円(税別換算)<br /><br />屋久島の民宿としては<br />底値よりは、ちょい高めですが<br />けっこう料理が良さそうなので選んだ<br />という経緯もあり楽しみにしてました。<br /><br />ただ、正月二日である上に、海も荒れ模様<br />魚には過度な期待をしないようにしてました。<br /><br />が、ご覧の通り、なかなかの豪華メニュー。<br />大好きなナマコや、黒豚のしゃぶしゃぶ<br />オレンジ色のは「柿に入った牡蠣グラタン」<br />素材で勝負のものはもちろん<br />「調理で勝負」なものも、旨い、旨い。<br /><br />そして、なんと言っても、一番のお楽しみが。。。

    さて、晩ご飯です。
    一泊二食付7500円(税別換算)

    屋久島の民宿としては
    底値よりは、ちょい高めですが
    けっこう料理が良さそうなので選んだ
    という経緯もあり楽しみにしてました。

    ただ、正月二日である上に、海も荒れ模様
    魚には過度な期待をしないようにしてました。

    が、ご覧の通り、なかなかの豪華メニュー。
    大好きなナマコや、黒豚のしゃぶしゃぶ
    オレンジ色のは「柿に入った牡蠣グラタン」
    素材で勝負のものはもちろん
    「調理で勝負」なものも、旨い、旨い。

    そして、なんと言っても、一番のお楽しみが。。。

  • カニ、です。蟹。<br />アサヒガニ、というそうです。<br /><br />ちょっとヤドカリ風の見た目ですが<br />身は甘く、はっきり言って、美味!<br /><br />二人で一匹と言っても、他の料理もあり<br />十分すぎるボリュームでした。<br /><br /><br />そして、お酒。。。<br />まずはビールでスタートしましたが、<br />すぐに、アレですよ、焼酎。<br /><br />「三岳」です。<br />最初の一杯は、お母さんのアドバイス付。<br /><br />ちゃんと、グラスには、まず、お湯ですよ。<br />(逆の順番だと、お湯を入れた瞬間に<br /> 焼酎の香りが飛びやすいんですよね)<br /><br />「三岳は、ちょっと薄めが美味しいんですよ<br /> お湯7 三岳3、くらいかな?」<br />「ええ、そうなんですか。。。<br /> ホンマや、旨い。<br /> しかし、旨い焼酎ですねえ。これは」<br /><br /><br />いや、マジ、こんなにまろやかで魚に合う焼酎<br />そうは無いですよ。これなら日本酒いらないです<br />屋久島に居る間は、三岳一本で行けますよ!!!<br /><br />お酒も、料理もぐいぐい進みますが<br />それでも、ちょっと食べきれる量じゃあありません。<br />(後からご飯と味噌汁も出てきましたしね)<br /><br />お刺身とか、グラタンとかを優先的に食べまして<br />漬物や焼魚など、持ちの良い食べ物を。。。。<br />お弁当箱に(笑)<br /><br />食卓の上は、きっちりと片付けまして、<br />部屋に移動して、二次会です。<br />でも、全部を夜の間に食べきりはしません。<br /><br />実は、明日、1月3日の予定の中で<br />一番気になっていたのが<br />「お昼ご飯をどうするか」ということ。<br />正月の旅行だけに、あまり店も開いてないだろうし<br />予定では、西部林道という「集落が無い名所」<br />を訪れる予定なだけに、店がなさそうだし。。。<br />で。。。<br /><br />朝食の「ご飯」と、若干のおかずも加えて<br />「とりあえず弁当」が出来ればエエなあ。と<br />それを狙って、こんな手段を取ったのです。<br /><br />さて、明日の朝は、目覚ましを6時に掛けて<br />朝から海中温泉を楽しむ予定。<br />ちょっと早めに晩酌も切り上げて、床につきました。<br />

    カニ、です。蟹。
    アサヒガニ、というそうです。

    ちょっとヤドカリ風の見た目ですが
    身は甘く、はっきり言って、美味!

    二人で一匹と言っても、他の料理もあり
    十分すぎるボリュームでした。


    そして、お酒。。。
    まずはビールでスタートしましたが、
    すぐに、アレですよ、焼酎。

    「三岳」です。
    最初の一杯は、お母さんのアドバイス付。

    ちゃんと、グラスには、まず、お湯ですよ。
    (逆の順番だと、お湯を入れた瞬間に
     焼酎の香りが飛びやすいんですよね)

    「三岳は、ちょっと薄めが美味しいんですよ
     お湯7 三岳3、くらいかな?」
    「ええ、そうなんですか。。。
     ホンマや、旨い。
     しかし、旨い焼酎ですねえ。これは」


    いや、マジ、こんなにまろやかで魚に合う焼酎
    そうは無いですよ。これなら日本酒いらないです
    屋久島に居る間は、三岳一本で行けますよ!!!

    お酒も、料理もぐいぐい進みますが
    それでも、ちょっと食べきれる量じゃあありません。
    (後からご飯と味噌汁も出てきましたしね)

    お刺身とか、グラタンとかを優先的に食べまして
    漬物や焼魚など、持ちの良い食べ物を。。。。
    お弁当箱に(笑)

    食卓の上は、きっちりと片付けまして、
    部屋に移動して、二次会です。
    でも、全部を夜の間に食べきりはしません。

    実は、明日、1月3日の予定の中で
    一番気になっていたのが
    「お昼ご飯をどうするか」ということ。
    正月の旅行だけに、あまり店も開いてないだろうし
    予定では、西部林道という「集落が無い名所」
    を訪れる予定なだけに、店がなさそうだし。。。
    で。。。

    朝食の「ご飯」と、若干のおかずも加えて
    「とりあえず弁当」が出来ればエエなあ。と
    それを狙って、こんな手段を取ったのです。

    さて、明日の朝は、目覚ましを6時に掛けて
    朝から海中温泉を楽しむ予定。
    ちょっと早めに晩酌も切り上げて、床につきました。

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