ポルトガル・彩の旅12　シントラの夜は更けて

2008/01/01 - 2008/01/01

曇天の空のち雨、
シントラでは美味しいご馳走で
元気を取り戻しました♪

エリア シントラ(ポルトガル)

午後１時半過ぎ
ほぼ定刻とおり、
列車がやってきます。

２両しかない落書き列車に乗り込みます。
車掌さんが乗車客をチェックしていますので
すぐにやってきて、発券してくれます。

仕事が終わると
窓際の席に座って
外の景色を見つめています。

車窓には、
泣き出しそうな曇天の下
風車が丘の上に見えます。
帆が外され寂しそうです。
車掌さんは、毎日旅情を
感じているのでしょうか。

今日も各駅停車。

アズレージョが美しい駅にも
停まります。

ボンバラール駅です。

マルベイラ駅に到着です。

なぜかやたら人が多い。
なんでだろう？

マフラ駅です。

カラフルな
アズレージョが絶品です。

いやはや
芸術作品ですね。

リスボンに近づき
駅が近代的になってきました。

乗り換えをする
カセイム駅に到着しました。

やたら大きな建物があります。
高層建築物を見るのは
久しぶりです。

何故かホームには
アフリカ系の人たちが
大勢たむろしています。
ポルトガルには
アフリカ系の移民が
沢山いると聞きました。

シントラが近づいてきました。

ペナ宮殿を彷彿させる
宮殿チックな建物が
車窓から見えます。

駅の前のカフェにも
アズレージョ。

さて、タクシーに乗って
今夜のお宿へ向かいます。
シントラのタクシーには
メーターがないと聞いていましたが
ちゃんと付いていました。

こちらは駅のチケット売場。

シントラに到着です。

駅舎の中には
美しいアズレージョの内装。
とても素晴らしいです。

でも今日は日曜日、
infoは今日はお休みです。

今夜のお宿は、ここ『カサ・ミラドーロ』

ぱっと見は、チキンラーメンのパッケージ。
いや、モデストな楳図かずお邸のような
不思議さが漂うペンション。

ロンリープラネットでもお勧め、
トリップスアドバイザーでも高い評価の
お宿です。

ここのウリは、宿の名前になっている
「見晴らし」です。

チャイムをならすとスイス人のご主人が
お出迎え。
握手をして、中に導いてくれます。

百年前に建てられた退役軍人宅を
改装した建物は
エレガントそのもの。

日本人は来ますか、との問いに、

「１３年間、宿を営業しているけど
　あなたが６人目の日本人です♪
　シントラに来る日本人は
　みんなバスでどっと来て、
　どっと帰って行きます。
　よくぞお泊りを。」

すばらしい宿なのに
２年に１人とは寂し〜い。

この宿の一番の部屋、３号室です。
この宿に泊まる人は、この部屋を
絶対リクエストしてください。

私は事前のリサーチから半年以上前から
リクエストしました。

なぜこの部屋がいいのか。

答えはバルコニーからのこの眺め。
左から、山頂のムーア人の城跡、ペナ宮殿、
右の中腹のレガレイヤ宮殿。
シントラのキワモノ建築物が一望できるのです。

今日はあいにくの天気ですが
晴れている夕刻にはすべてが
輝いて見えるのです。

反対方向には、広がる平野、
その向うに大西洋が見えます。

３００ｍｍでアップ。

ペナ宮殿です。
霞んでますな。

エキセントリックなお城
レガレイラ宮殿の
尖塔が見えます。

しかし何とかならないのでしょか、
このお天気。

あ、あ、雨が降ってきました（泣）

日も暮れ始めました。

宿のご主人に
明日の段取りの相談、天気予報、
そして今日の夕食のお勧めの
レストランを尋ねます。

「明日のお天気は。。。」
『う〜ん、残念。』
「雨ですか」
『そーなんですよ（申し訳なさそうに）』

「夕食のお勧めは」
『駅の近く、市庁舎の向かいにある、
　レストランが絶対お勧めです』
　
　それは出国する前、掲示板のお友達から
　ご推められたレストランでした。
　気をとりなおし夕食に向かいましょう。
　

途中、王宮の前の
お店めぐりをして
楽しみます。

控えめなイルミネーションが
キレイですね。

★キラキラ★星

雨がしとしと降っていますが
なんか嬉しいですね。

お土産やさんを
ひやかしながら
時間つぶしをします。

駅の方へゆっくり道なりに
歩いてゆきましょう。

電飾で飾られた
建物は実に幻想的です。

これはムーアの泉ですね。

中には清水が湧いていました。
一口頂きました。

王宮がぼんやりと
暗がりに浮かび上がっています。。。

新感覚の電飾ですね

市庁舎が
ライトアップされ、
実に幻想的です。

ありました、ここです。

【Regional de Sintra】
http://www.restaurante-regional-sintra.pt/

夜の営業は午後７時半から。。。。

店員さんが開店準備をしています。
暫く待ちましょう。

待つこと１時間！
おじさんがおいでおいでして
店の中に入れてくれます。


お腹がすいて
へたりこみそうでした。
今日はお昼ヌキでしたから。

期待が高まります。
店員さんにお勧めを聞きますと、
Monkfishのリゾットがイチオシだそうな。

アンコウですか。
面白そうです。
２人分と、地元のスープ、
ガス入りのミネラル水を注文しました。

まずはスープ。

トマトベースでおいし〜い！

これがアンコウのリゾット。

ぷりぷりのアンコウと
ぷりぷりのエビが沢山。

ふうふうしながら一口。
おいし〜い。これはこれは絶品です。

シントラに来た人は、
さっさと帰らないで、
必ずここに来て
これを食べてくださいませ。

あとで考えると
かなりの量なんですが
無言で食べ尽くしてしまいました。

お腹いっぱいです。

雨の夜のシントラを
歩いて帰りましょう。

では、また明日きま〜す（笑）

で、
翌日のお昼にも来てしまいました。

こちらは豚肉料理。

牛肉もおいしいぞ〜

この旅行記へのコメント （4）

• ヒゲシェフさん 2008/02/25 10:07:26

  こんにちは

  いつもご訪問ありがとうございます。
  ポルトガルへいかれてたんですね。シントラ、あれだけ
  歩き回るとさぞやお疲れだったと思います。
  ムーアの泉がライトアップされているのには驚きました。
  僕も一泊したんですが雨だったのでほとんど出歩けず。
  なんだかまた行きたくなる国だな、とおもってます。
  またお邪魔いたしますね。それではまた

  カヌ太郎さん からの返信 2008/02/25 21:56:22

  RE: こんにちは

  ヒゲシェフさん
  
  ご訪問、カキコありがとうございます。
  シントラに到着し雨が降ってきたときは
  へこみました。
  次の日はなんとか晴れてよかったです。
  シントラは強烈な個性の建物が目を引きますが
  あの緑豊かな森が最大の魅力と思います。
  
  また行きたくなる国、という点は
  まったく同感です。
  郊外に行けば行くほど、
  田舎になればなるほど、
  味わい深いところだと思います。
  私にとっても
  行ってよかった、また行きたい国です。
  
  カヌ太郎

• エムエム＠銀座さん 2008/02/14 00:16:15

  カヌ太郎さん、100回目のご訪問、御礼申し上げまーすm(_ _)m

  いつも私のページに訪問して戴き、ありがとうごさいます、エムエム＠銀座です♪
  
  こちらでＨＰを始めてから、ちょうど３年が経ち、４年目に突入してしまいました
  カヌ太郎さんの足跡が100回を超えたので、御礼の書込にやって参りました〜(^○^)/
  
  カヌ太郎さんポルトガルに行かれたんですね？シントラのアズレージョが懐かしい。
  ポルトガルもまた訪れたい国ですが、今年もクロアチアに再訪してしまいそう(^_^;
  
  私の旅行記は「自分の旅行の記録として」始めたモノですが、こうして皆さんから
  見て頂いたり、感想やコメントを頂いたりしなければ、こんなに沢山ＵＰする事も
  無かったと思ってます。これからもカヌ太郎さんに覗いて頂ければ嬉しく思います！
  
  私は出不精で余り皆さんのページに書込しておりませんが、お許し下さいm(_ _)m
  
  今後ともエムエムを見捨てず、感想や苦情ありましたらお気軽に書込んで下さい♪

  カヌ太郎さん からの返信 2008/02/14 22:06:04

  RE: カヌ太郎さん、100回目のご訪問、御礼申し上げまーすm(_ _)m

  エムエム＠銀座さん
  
  ご訪問・カキコありがとうございます。
  ポルトガルの旅行記を見ていただき
  これまたありがとうございます。
  
  エムエムさんの旅行記、いつも楽しく拝見しています。
  マルタ島にいかれたんですね！！
  そしてゴゾ島にも！！
  故ＡＪクイネル著のハードボイルド小説の舞台のゴゾ島は
  私にとって聖地です。
  うらやまし〜い。
  旅行記のＵＰを首をなが〜くしてお待ちしています。
  
  今夏はクロアチア再訪のご予定ですか！
  とてもいい国のようですね。
  この前ポルトガルからの帰り、
  フランクフルトで乗り継ぎ待ちの際、
  日本にいる家族に会いにいくクロアチア人の母＆息子と
  おしゃべりをしました。
  息子の方は超イケメンで日本語もそこそこ喋りました。
  私が英語、彼が片言日本語と英語、おかんがクロアチア語で
  おしゃべりで盛り上がりました。
  最近日本で高まるクロアチア人気を喜んでいましたよ♪
  
  ポルトガルの旅行記もいよいよ終盤です。
  またのお越しをお待ちしています。
  
  カヌ太郎