2006/08/02 - 2006/08/05
11763位(同エリア16423件中)
みななさん
フランス・デビューした前週のプロヴァンスの帰路、初めて訪れたパリ。
ルーブル、オルセー、オランジュリー、ピカソ。
アート初心者メニューをこなしました。
パリではまったくの一人旅だったので、とにかく地図を片手に歩く。歩く。バカンス・シーズンで地元の人達は避暑地へ大移動。
商店はバカンス休暇で閉店中の店も多かったですが、
街中は観光客で溢れ賑やか。ちょうど夏物のSoldes(セール)
も佳境に入りデパートやショッピングセンターでは叩き売りが始まっていました。
初めてのパリでしたが、一人でも充分満喫できたのは
姿の見えない恋人が隣にいるような、錯覚だか妄想(?)のおかげ。
どこを切り取っても一枚の絵になる街の風景。
こんなステキな街になぜもっと早く出会えなかったのだろう。
久々に”旅するワタクシ”にどっぷり浸かった甘美な休日でした。
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- エールフランス
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パリ観光、スタートはシテ島のノートルダム大聖堂。モノクロ・モードで撮影。早朝、曇り空でしたので、実際もこんな感じ。
1163年に着工し、約200年後に完成、中世のゴシック建築を代表する存在。ナポレオンの戴冠式が行われたり、ヴィクトル・ユーゴーが「ノートルダムのせむし男」の舞台に選んだりして、少しずつこの大聖堂の重要性が見直されるようになりました。階段がつらいので最上部までの登頂は断念!!
1991年ユネスコ世界遺産登録。 -
ノートルダム内ステンドグラス
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ノートルダムを背に眺めるセーヌ川。
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ルーブル美術館。
日本から事前購入していたパリ・ミュージアム・パス2日間券(ネット購入価格\5450)を活用。
パリとパリ郊外にある60カ所の主な美術館・博物館や史跡で有効なフリーパス券。入場時に提示するだけで、お好きな施設に何度でも入場できるというスグレもの。チケット窓口の長蛇の列とも無縁。短い滞在期間でも時間を有効に使えます。
個人で巡る(ビギナー向)鑑賞ツアーにはおススメです!! -
ミロのヴィーナス
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サモトラケのニケ
このあたりから館内の人口密度は過度にUP!!
とにかく人がはいらないよう撮影するのは
至難の業。 -
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次に目指すのは 近代絵画の聖地、オルセー美術館。
歩いて移動。セーヌを渡ってルーブルの対岸にあります。 -
建物はフランス南西部行きオルレアン鉄道(1900-1939)のもと駅舎。「オルセー」はこの駅の名前からとったものです。
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マネ『オランピア (Olympia)』 1863年
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当時批判を浴びたマネの絵・・・
草上の昼食 (Le Déjeuner sur l'herbe) 1862-1863年 -
ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ『貧しき漁夫』
マネ、モネ、ルノワールなど印象派の名画に比べると知名度は低いものの、実は一番見たかった作品のひとつ。果てしなく深い悲しみの情景を真正面から突きつけられ、しばし立ち尽くしてしまいます。 -
ミレー『落穂拾い』
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クロード・モネ『日傘の女』1886年
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クロード・モネ『ひなげし』1873年
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次回渡仏、何はさておきジヴェルニーの家に行かねば・・・。
クロード・モネ『青い睡蓮』1916-1919頃 -
ルノワール『浴女たち』1918-1919
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ゴーギャン『タヒチの女たち』1891
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スーラ『サーカス』1891
予想以上にスケールが大きく(185?×152?)圧倒された作品。点描主義の代表作 -
とてつもなく巨大。祝典儀式の絵画
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オルセー時計裏からの眺め。遠くにモンマルトルの丘、サクレ・クール寺院が見えます。
これでもかというほどの名画の洪水ですが、
美術館全体は2時間もあれば充分一回りできます。
それでも繰り返し訪れては、大好きな絵の前で時間を気にせず過ごしたいものです。 -
思わず目が合ってしまう。。不気味なほどの存在感。
ゴッホの自画像。 -
名所シリーズ?:
コンコルド広場(といえばNHK平野特派員の中継ですね。古い?) -
名所シリーズ?:シャンゼリゼ&凱旋門
コンコルド広場の交差点のド真ん中に立ち、赤信号の間に激写。
非常に危ない思いをして撮ったにもかかわらず、案外地味なショット。 -
Dinner
音楽留学中の友人リコメンド、16区にあるアラブ人経営レストランへ。ボリューム満点のcous cous(クスクス)一皿15ユーロ前後。食後はサッパリと、でも甘ーいミントティーを頂きました。 -
午後11時過ぎのサン・ジェル・マン・デ・プレ。
小さなレストランが軒を連ねる界隈。どこも人でいっぱい。路地の街灯が暖色。センス抜群。 -
二日目はマレ地区。ピカソ美術館を目指して歩きます。ポンピドゥーセンターから迷わず10-15分ほど。標識もあります。Picassoって読めれば平気です。
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ピカソ美術館正面。「ピカソ美術館」は、バルセロナとパリの2か所が有名ですが、ここには、ピカソが1904年モンマルトルの「洗濯船」に移ってきて以降の作品が展示されています。17世紀に建設された塩税の税吏の屋敷を改装したもの。
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美術館ざんまい〜。とはいえ、今回のもうひとつの目的はサクレ・クール寺院。
”ひとりアメリごっこ”出陣!! -
あと少しで頂上です。徒歩登頂は標準コースですが嬉しさのあまり興奮して急ぐと、息が上がります。
アメリはスタコラさっさ走ってたのにな。。
立ち止まるや否や、麓から一緒だったイタリア人おばあちゃまに追い越された私。 -
サクレ・クール頂上〜!!パリ市内を一望できます。
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チュイルリー公園に戻ってきました。
ミュージアム巡りの最後は改装直後の
「オランジュリー美術館」 -
2006年改装オープンとなったオランジュリー。
2000年に始まった改装では、美術館からこの60年代の改築の痕跡を消し、モネの構想どおりの「睡蓮の間」が再建されることになりました。
「睡蓮の間」への外光を遮断していた2階部分をすべて、そして玄関の大階段を取り除き、ホワイエを復活させて各展示室へのアクセスを容易にしました。こうして、「睡蓮の間」はガラス張りの天井から自然光が注ぐなかで大連作『睡蓮』の世界を堪能するという、モネが構想したとおりの空間の魅力を取り戻すことに成功しました。 -
360℃睡蓮のパノラマです。
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企画展は「ポール・ギヨーム コレクション」
パリの著名な画商Paul Guillaumeの収集作品からモディリアーニ「ポール・ギヨームの肖像」など。
写真はミニチュアで作られた彼の書斎。 -
ルノワール『ピアノを弾く娘たち』
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アンリ・ルソー『婚礼』
ぶれてしまいました。
ルソーは必ずどこかに自分自身を絵の中に描くそうです。どんなに小さくても、ときには後姿でも。
この絵では花嫁の右隣の人物がルソー本人といわれています。
さて、婚礼って喜びの儀式のはずなのに・・
どこか冷めた印象なのはなぜでしょう。
人物をよーく見ると皆なんとなくしかめっ面。
平面的で毒を含んだユーモアが滲んだ作品でした。 -
オランジュリーを出るとあのパン屋さん”Paul”の屋台が出ていました。
メニューはシンプルで数種類のバゲッド・サンド、クロワッサン、ショコラ・デニッシュ、パン・オ・レザン。
全てのサイズが日本の約1.5倍。
でも。。Paulには日本でもお世話になっていますので、ここでも義理を果たしました。
カマンベールとハムのバゲッド・サンドを片手にチュルリー散策。
パリ・ミュージアム巡り2日間@初級編でした。 -
【オマケ】
明日は帰国。最後のディナーはこれまた音楽留学中の知人のご招待で、ノートル・ダム近くのビストロで。
コチラ時間のディナータイムは早くて20時。
予約の19:30はお店のオープン時刻でした。ゆっくり2時間かけて前菜、メイン(鴨肉のグリル、オレンジ・ソース)デザート(写真:イチゴ・アイスクリーム)
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