2008/01/02 - 2008/01/07
4408位(同エリア6979件中)
yukibxさん
- yukibxさんTOP
- 旅行記109冊
- クチコミ17件
- Q&A回答8件
- 318,509アクセス
- フォロワー17人
新年のローマでの散策は、まだまだ続きます。
ショッピング・アーケードから、元の道に少し戻り、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ(フランスの聖ルイ9世を祭った教会)に行きました。ここでカルバッジオの絵画が見られるからです。
そのあと、シナゴーグのあるユダヤ人街、もとゲットーに行き食器問屋を見てから、コシャ料理のレストランで昼食。
そのあと裏通りにある「亀の噴水」を見る。
-
サン・ルイージ・デ・フランチェーゼ教会の入り口。ルネッサンス様式のファッサード。フランスの王家の資金で1550~1568年に建立された。
-
入り口左のサラマンダー(サンショウウオに類似している。)のレリーフはフランソワ1世のシンボル。
-
おまじないなのかどうか知らないけれど、通行人がソッと
手でなでて通った。 -
内部はバロック。絢爛豪華。スタッコ、大理石、金箔が使われている。
-
絢爛豪華のバロック様式だけれど、その美しさは尋常ではない。
-
そして3枚のカルバッジオの絵。
写真は、「聖マタイと天使」
絵が目に飛び込んできた、というわけではなく、絵を保護するために、普通は照明がなく、薄暗い中にある。誰かがコインをいれたのでパッと明るくなり、今度こそ、正面にあるこの絵が
目に飛び込んできた! -
正面にある「聖マタイと天使」の左にあるのが、「聖マタイの召し出し」。
カルバッジオは、本名がミケランジェロ・メリージ。カラバッジオ地方出身。とんでもない不良青年で性格も暴力的。何度も警察のお世話になったらしい。しかし絵の天才的才能は早くから認められ、当時の名家、政治家の恩恵を受けていた。1620年にマラリアで病死。 -
これだけは、絵はがきをスキャンしたもの。
-
デイテールを見るといろんな発見があるが、この少年の服がきれいなので、注意をして観察すると、服の白い襟や、それを止める細いひもがいいなあと思った。白いシャツは薄い麻でできているようだ、そしてひもは同じ布地をこよりのようによじって作っているよう。さらに、袖口の白い縁取りが、プリーツをきれいに映えさせる。
この頃の服は勿論、大量生産じゃないから、すべて時間をかけて、丁寧に手縫いで作られている。現代のオートクチュールで見られる崇高といいたくなるほどの縫製技術も、こんな時代から蓄積されてきたのに違いない。
そんな時代の様子をこんなデイテールが伝えてくれる。 -
右にある「聖マタイの殉教」
カラバッジオの絵は、ポポロ広場にある教会、Santa Maria del Popolo、および Sant Agostino教会などでも見られる。
強烈な光の中で、テーマとなる人物をくっきりと浮かびあがらせる、その描写に魅せられる。 -
かなりお腹がすいてきた。
ユダヤ人街、もとゲットー区域に絶対見たいと思っていた
「亀の噴水」があるし、また食器類の問屋さんがある、という
ことで、そこで昼食、ということにする。
ヨーロッパ中、どこでもそうだが、ローマもゲットーは13世紀から存在している。1555年には、ローマ法王4世は、ゲットーの周囲に壁をつくらせ、日没から夜明けまでユダヤ人がゲットーから出ることを禁じた。 -
ユダヤ人教会(シナゴーグ)を通って、ポルテイーコ通りに入る。この先には、遺跡があって、こんな光景も見ることができる。
写真で撮ったところは、ポルテイーコ通り(Via Portico)の先だが、右側に食器類の問屋がある。誰でも入ることができる。
ヴィルロアボッシュとかジアンなどの高級食器が入っている。
私たちの見た限り、17%引き位なので、多数に買わない以上そんなにお得でないかもしれない。でも量を買えば、もっとデイスカウントしてくれるかもしれない。 -
ローマでよく見るスクーター。ヴェスパとか、HONDAが特に多かった。
-
食器問屋の斜め前に、このレストラン、ラ・タベルナ・デル・ゲットーはある。
ユダヤ教の律法に従ったコシェル料理を出す。経験のない私たちは、ここでコシェル料理を味わうことにする。
豚はまったくない。
子羊の炭火焼きと魚の天ぷら(勿論、天ぷらとは書いていないがまさに軽い天ぷら)をとる。
野菜は、アーキチョークをソテーしたものだった。単に塩味で食べるのだがカリカリして美味しかった。 -
このレストランはおすすめ。
食材がいいし、店内もきれいだし、ウエイターもとっても
プロで愛想が良くてキビキビしているのが気持ちいい。
感じ悪かったのはオーナーだけ(!!)
メニューにもよるが、一人最低25ユーロ位(約4000円)。 -
ゲットーの中は路地が多くて、道に迷う。
1943年7月にムッソリーニ政権が倒れた後、ナチがイタリアを侵略し、ゲットーのユダヤ人達が迫害を受け、殺され、強制収容所に送られる。これがゲットーでの最大の悲劇だったときく。
このエリアのメインストリートはきれいな建物が並んで、活気を呈していたが、一歩裏道に入ると、写真のような廃墟が見られる。 -
PORTICO通りの裏にある小さなスクエアー、マッテイ広場。(PIAZZA MATTEI)
ここにお目当て「亀の噴水」があるのだ。 -
こんな小さなスクエアーに、その彫刻はあった。
-
これが「亀の噴水」。1584年に制作された。その1世紀後、
ベルリーニが亀をつけ加えた。
4人の少年が水瓶を支えている。彼らは足をイルカの頭に乗っけている。
イルカと亀と少年達。楽しく遊んでいるようだ。 -
水瓶を支えているというけれど、少年達の手は水瓶に触れてはいない。軽さを感じるのはそのためなんだろう。。。
-
こんな風に。
-
ローマの彫刻や噴水にしても、神様とか英雄像が多いけれど、みんな大きくて、いやというほど、筋肉隆々としている。
だからこの噴水の彫刻の少年達がほっそりとしていて新鮮
だ。 -
冬の曇り空は、4時半を過ぎるともう暗くなり始める。
LARGO DI TORRE ARGENTINAからトラムに乗り、TRANSTEVEREの駅までゆき、そこから郊外電車に乗って帰る。 -
郊外電車は割と本数が多い。
1時間もすれば、家に着く。電車の中はあったかく、ホッとする。
そして、夕食をすまし、おしゃべりをし、テレビを見てから就寝することになるのだが、まさか、明け方にこんなことが
起きるなんて。。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
yukibxさんの関連旅行記
ローマ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
24