2007/12/09 - 2007/12/09
5481位(同エリア9501件中)
コクリコさん
仲良しマダム4人組の西洋館クリスマス巡りは続きます。
昼食後、
エリスマン邸のアイルランドのクリスマス
ベーリックホールのフランスのクリスマス
が中編です。
★写真はベーリックホールのフランスのクリスマスのテーブルから。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- JRローカル
PR
-
山手公園でオランダ、アメリカのクリスマスを見た後、山手本通りに戻ります。
そろそろお腹が空いてくる時間。
ベーリック・ホールとエリスマン邸は後回しにして
「どこで食べようか」
旧外人居留地の洋館が洒落たカフェになっている《えの木てい》
お茶するにはステキなのですが、ボリュームのある食事がメニューにない《えの木てい》は泣く泣くパス。
《えの木てい》の前庭でお茶するのも捨てがたいんだけど。 -
通りに面したお屋敷のモミジの真っ赤な紅葉。
-
山手資料館も洋館のひとつですが、見学はまた機会があったらと言うことで。
コクリコは見学したことがあるのですが、その時の印象があまりに薄かったため「たいしたことないわよ」と却下したのですが、もしかしたら他の3人のマダムたちには興味のある展示だったかもしれません、、、ごめーんm(_ _)m -
お昼は《山手十番館》に決定。
レストランの2階は予約しないと食べられなかったのですが、1階のランチはフリーでいただけました。1500円也。
ここで少々ゆっくり休憩・・・その間、かにちゃんが元町まで下りてお買い物などしていましたが。 -
金色に色づいた黄葉に囲まれて静かに佇むエリスマン邸。
「現代建築の父」と呼ばれたA・レーモンド設計により大正15(1926)年に山手127番地に建てられた絹糸貿易商会支配人エリスマン氏の私宅だそうです。
平成2(1990)年に元町公園に移築復元されました。
さて、エリスマン邸は《神秘と妖精の国》アイルランドのクリスマスが再現されているとのこと。ワクワク。 -
アイルランドといえばケルト。
アイルランド、ケルトといえば迷子さん。
迷子さんに北海道からお出ましくださるのも大変なことなので、
「ふーむ、アイルランドのクリスマスはどんなものどすかな」と興味津々で見つめるマダム4人。
アイルランドカラーのグリーンを基調に演出されているそうです♪ -
ステキでしょ!?窓辺に飾られた青々とした木々の葉にろうそく。
なにしろアイルランドのクリスマスの後援・協力はセントパトリックデー・バレード横浜元町実行委員会やら、横浜ディスプレーミュージアム、Studoi Four Style's Yokohamaになんとアイルランド大使館、アイルランド政府商務庁・観光庁まで、他の西洋館に比べて力の入れようが違います。
パンフレットにも英国や北アイルランドとは違うんだぞ〜と通貨や通過や言語etc.書かれていました。
ちゃんと書かないと、私たち普通の日本人には一緒にされてしまいますもんね。 -
《Christmsa Crib(イエス・キリスト降誕の馬小屋)》
アイルランド、ゴールウェイ市サラーモ中学校の生徒の作品。
アイルランドのクリスマス・クリブ・コンテストで優秀賞に選ばれ、ローマにも送られ展示されたそうです。
ゴールウェイにゆかりのあるスパニッシュアーチ、クラダーリング、アイルランド独特の漁師の帆船が盛り込まれています。
生まれたばかりのキリストが白鳥の背に乗せられています。
とのことですが、漁師の帆船ってどこにあったのかな?
スパニッシュアーチは、多分、イエスの誕生の場のアーチだと思うけど。
《クラダーリング》は愛情・友情・忠誠心のモチーフが三位一体となって愛の力を高めるリングだそうです。
?は愛、手が友情、王冠が忠誠心。
手と、三賢王の王冠はわかったけど、?はどこ?白鳥のベッド?
クラダーリングって売られているようです。私も欲しいな。
?と王冠と手がデザインされているだと思う。
白鳥の背の中で眠っているイエスを考えついたゴールウェイの中学生に拍手です。 -
サンルームのクリスマスツリー。
-
クリスマスツリーの下にはプレゼントの箱がいっぱい。
子供の頃、こんなクリスマスを夢見ていました。
朝、目が覚めると、暖炉の横のツリーの下に美しいリボンで飾られたプレゼント。
わくわくしながら、それぞれが自分への贈り物のリボンを解くの。
・・・西洋に憧れていた子供の頃の思い出・・・
つい、クリスマスツリーの下の箱に目が奪われてしまいます! -
二階はセント・パトリックに関する展示がされていました。
ケルト系アイルランドの守護聖人聖パトリック。
うふふ、鹿島茂さんの「フランス歳時記」読んでたから聖パトリックの名は知っていたんだ〜♪
でも、3月17日の聖パトリック・デーのお祭り・パレードのことは知らなかったわ。
聖パトリックデーには横浜でもお祭りパレードがあるらしいです。どんなパレードなのかなぁ?
アメリカに住んでいたことのあるかにちゃんはアメリカでセント・パトリックのお祭りを見たそうです。
アメリカではアイルランドからの移民も多いですものね。
横浜では何で?古くから西洋に開かれた港でしたから、アイルランドから横浜に来た人たちが密かに広めたんでしょうか???
それともお祭り好きの日本人が始めた?
ちなみに聖パトリックは三つ葉のクローバーで三位一体を説いたそうです。
で、三つ葉のクローバーがシンボルマーク。
アイルランドカラーはグリーン。 -
おや?こんな所にサンタクロースが。
赤じゃなくて緑の衣装にしても良いかも。 -
応接間の暖炉には緑色の靴下。
赤やきらびやかな色の多いクリスマスカラーですが緑だけもかえって新鮮! -
エリスマン邸を後にベーリック・ホールに向かいます。
ベーリック・ホールの鉄門に飾られた大きな松ぼっくり。 -
4人のマダムたちに大人気のベーリック・ホールは昭和5(1930)年にJ.H.モーガンの設計により建てられたイギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅です。
スペイン風の建物で、戦前の山手外国人住宅としては最大規模だそうです。
南国風の伸びやかな明るい邸宅です。 -
玄関先に咲く季節外れのバラ。
でもなんとなくベーリック・ホールに似合っている、「南国のバラ」なんちゃって。 -
今年のベーリック・ホールは「150年前のフランスに想いをよせて」がテーマです。
150年前には今のようなクリスマスを祝う習慣はなかったそうですが、その頃に生まれたものに想いを寄せて装飾したとのこと。
フランスへは4人のマダムが一度は訪れていて、マダムroccoが一番多くの地域、マダム・コクリコが一番多く行っていますが、ハンガリーでマダムroccoが登場したので、フランスではマダム・コクリコがご招待。
窓辺に紫色のビオラ。
「今年のクリスマスはバイオレット、スミレにいたしましたのよ」 -
「どうぞ、お上がりになって」とマダム・コクリコ。
「うわーっ、紫色のテーブルだなんてシックだわ〜」
とマダムたち。
「テーブルクロスも蝋燭も紫色で統一しましたの」 -
「まず、シャンパーニュで乾杯ね!」
150年前といえばナポレオン3世の時代。
陶磁器で有名なリモージュ村を訪れたアメリカ人アビランド氏がリモージュ焼が気に入り、そこに「アビランド」社を設立した頃です。 -
「わたくしの曾祖父さまがその昔ナポレオン3世に謁見した時にいただいたアビランドの食器ですの」
「ナポレオン3世の皇后のユージェニーがスミレの花がお好きだったようで、その名も《アンペラトリス・ユージェニー》というシリーズなんですのよ。ナポレオン1世の皇后のジョセフイーヌはバラがお好きだったけれど、ユージェニーはスミレの花がお気に入りだったのですよ」
「カップの中にスミレの花びらを散らしてあるのがオシャレだわ。」
「さすがマダム・コクリコはセンスが良いわ〜」
と、言ったとか、言わなかったとか。。。(^^;)
☆実際、マダム・コクリコはムッシュウ・コクリコの友達の家に招待された時、この《アンペラトリス・ユージェニー》でもてなされました(コクリコに粗相がなく、つつがなく宴が終わって良かったです) -
「カトラリーはクリストフルで揃えましたの。もちろんシルバーですわ〜。ナプキンリングにブックマークを使って遊んでみましたのよ、いかが〜?」と、マダム・コクリコ。
「ウーム、ブックマークを持ってきたか〜」と感心する3人のマダム。 -
「アイスペールもクリストフルでございますぅ。グラスはもちろんバカラですわ〜〜さっ、おかわりはいかが?いくらでも飲んで良いのよ〜」
「銀食器やグラスを磨くのが大変ね〜」
「それが問題だわ〜」
と、現実に戻るマダムたちでした。 -
広間に飾られたクリスマスツリー。
ツリーの飾りも、木の下に置かれたプレゼントも銀色で統一されているのがとてもオシャレ! -
・・・と・・・ロシアの外交官夫人のはずのマダム0が突如として、一眼レフのデジカメをかまえて颯爽としたカメラマンに大変身。
「よっぽど私の家がお気に召したのね〜オホホ」とコクリコ。 -
《令息の寝室》
うーーん、けーしちょーさんにコスプレ好きと思われた息子ですが、ぬいぐるみも実は好きだったのです。
押さえたブルーの壁がいかにもヨーロッパの色ですね♪
花びらのような窓はベリック氏の好みだったのか、設計者のモーガン氏の趣味だったのか。 -
整理棚の上には黒豹のぬいさん。
-
絵本と。
-
扉のリースもシンプルでありながら何気なくオシャレ。
-
客用寝室の窓もベリック邸ならではの花型。
庭の大木がすっぽり窓枠におさまって見えます。 -
「食後のお茶でもいかが? ティーセットはアビランドの《ローズ・センティフォリア》ですのよ」
バラの飾ってあるお部屋にローズのテイーセットです♪
どんな香りの紅茶なのでしょう☆ -
マダムの寝室。
マダムの寝室は押さえたピンク色で統一さけています。
コクリコ家の二階の壁がそういえば
「令息の寝室のプルー」と夫人の「寝室のピンク」と同じような色であります。偶然だ!・・・設計家H氏が我々の家にふさわしくと遊んだ色です(^^;) -
地味な主人の寝室。
「ここの家の人たちは、夫婦も子供も別々の寝室を持っているのね〜」
羨ましいこと限り無し。 -
「あら、もうお帰りの時間?」
「これから、イギリスのクリスマスと、セニョーラかにちゃんのイタリアのクリスマスを訪問しなければならないのよ。時間がないわ、急がなきゃ」とあわてて退出するマダムたちでした。
玄関のクリスマスツリーもリースもなんともシックなフランスのクリスマスでした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- 迷子さん 2008/01/05 23:45:55
- おめでとう〜どす!
- 今年も<m(__)m>で御座いますだー!
と、正月気分も覚めやらぬ今日この頃(あ、まだ松の内どすたな)
でも、でも気分は西洋のクリマス〜どすた。
アイルランドのクリスマスはナショナルカラーの
緑一色なんどすなぁ。
(後援が聖パトリックパレードさんだからか??)
クラダーリング!迷子も身につけてますだョ。
両手が♡を包んでいるどす〜。
おフランスのクリスマスはさすが!シャンパンなんどすな〜。
(良い子御用達の森永シャンメリーとは大違い!爆)
- コクリコさん からの返信 2008/01/07 20:04:46
- RE: こちらこそおめでとう〜どす!
- 迷子さん、新年おめでとうございます。
もうクリスマスは過ぎているのに書き込みと投票ありがとうございます。
>クラダーリング!迷子も身につけてますだョ。
両手が?を包んでいるどす〜。
わーいいな、いいな。クラダーリングつけていたら迷子さんのまわり幸せいっぱいでしょ!
それに奇跡のメダイユも胸に下げているのでは?
迷子さん、世界のどこに行っても安心どす!
>おフランスのクリスマスはさすが!シャンパンなんどすな〜。
(良い子御用達の森永シャンメリーとは大違い!爆)
今年のクリスマスも我が家ではシャンパン飲めなかった。フランスでは安いのにさ。
だから仕方なくポルトガルのスパークリングワインで乾杯したどす。
以前飲んだスペインのスパークリングワインは偶然だと思うけど好みの味じゃなかった。
ポルトガルのは美味しかったよ〜。
迷子さんは大人だから良い子の「森永シャンメリー」じゃなかったでしょ?
迷子さんの所はこれからも寒さが続くと思いますが、風邪などひかれないようにお大事にして下さいね。
今年も楽しい話題で盛り上がりましょうね。よろしくおねがいしまーす(*^^*)
-
- wiz さん 2008/01/03 21:41:09
- Season's Greetings
- コクリコさん、
昨年はいろいろなお話も掲示板で拡がり楽しかったです!
今年も何卒宜しくお願い致します♪
〜この前のつづきを拝見・・・
ほんと!この写真ステキ〜同感♪
(この写真の下の・・・)アイルランド(英語)では
「キリスト降誕の馬小屋」シーンは
Christmas Cribって云うんですね〜
ちなみに、ドイツ語圏ではクリッペ krippe、
今回私が行ってきた^^;チェコではベトレーム betlemでした〜!
教会の中やクリスマスマーケットなどでも見かけました・・
あ、パリは1/6までがクリスマスですよね・・・
年末のパリでもこのシーンが教会内に作られていました☆
フランスだとCreche de Noel?
http://fr.wikipedia.org/wiki/Cr%C3%A8che_de_No%C3%ABl
イタリアだとプレゼピオ praesepio (^▽^*)ノ
セント・パトリック・デーパレード!
NYなどでも行われていますよねー。
もちろんカラーはグリーン・グリーン・グリーン!!
山手西洋館では一挙に世界のクリスマスが見れて面白いですね・・・。
- コクリコさん からの返信 2008/01/04 23:47:45
- RE: BONNE ANNEE
- voodooさん、あけましておめでとうございます。
去年も旅の話だけでなく聖人の歳時記からラファエル君のことまでサイトを教えてくださったり、お付き合いくださりありがとうございました。
おぉ、横浜西洋館のクリスマス。つい最近のことなのに去年のことでしたね。
>Christmas Cribって云うんですね〜
ちなみに、ドイツ語圏ではクリッペ krippe、
きゃ〜voodooさん、さすがです。発音似てますね!
>今回私が行ってきた^^;チェコではベトレーム betlemでした〜!
教会の中やクリスマスマーケットなどでも見かけました・・
チェコではベトレームですか。買ってきましたか?
>年末のパリでもこのシーンが教会内に作られていました☆
フランスだとCreche de Noel?
http://fr.wikipedia.org/wiki/Cr%C3%A8che_de_No%C3%ABl
ありがとうございます。フランスのウィキペディア見てきました!
いいなぁ、私はいつ行けるんだろう。
>イタリアだとプレゼピオ praesepio (^▽^*)ノ
おや、イタリア語とチェコ語はちょっと違いますねぇ。
世界中のイエス生誕の人形集めたら楽しいでしょうね♪
>セント・パトリック・デーパレード!
NYなどでも行われていますよねー。
もちろんカラーはグリーン・グリーン・グリーン!!
voodooさん、見てきたの?サンタクロースみたいなグリーンおじさんがいるんでしたっけ?
>山手西洋館では一挙に世界のクリスマスが見れて面白いですね・・・。
手軽に、お安く見られました。でも本場とは重みが違いますよね。
でもさすがに横浜です。飾り付けをしたボランティアの方たちのセンス良いですね。
そうそう、年初めは「ロートレック展」に行きます。
10年以上前、アルビにあるロートレック美術館を訪れたことがあります。重みのあるステキな美術館でしたが、その頃は4トラがなかったのでしっかりとした日記などつけなかったので「良かった」という印象だけであまり覚えておらず残念なことをしました。
今年もまたvoodooさんの旅行記じっくり拝見し、新しい発見をしたいと思います。
本年もよろしくお願いします。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
横浜(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
33