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1962年1月1日(月)<br /><br />コルドバの安宿の屋根裏部屋でいっぷくの後、街に出る。<br />街は人出が多く、先刻とは異なり、他の街に来たのではないかと戸惑うほど、すっかり賑やかになっている。<br /><br />これは、シエスタが終わったかららしい。<br />シエスタは昼寝だが、この地では店や銀行まで閉め切って、徹底している。<br /><br />昼寝の時間には、町全体が寝ているのだ。<br />そして、昼寝明けには町が一度に目を覚まし、賑やかさを取り戻す。<br /><br />市民は休養後新たに活力を取り戻し、街に出かける。<br />シエスタ後の散歩は、市民の欠かせない、大切な毎日の日課になっているようだ。<br /><br />歩く人の表情まで、別人のように明るくなっている。<br />お互いにすれ違いながら交わす言葉の、なんと元気に満ちていることだろうか。<br /><br />ふと立ち寄ったお菓子屋さんの主人の上機嫌は、旅に疲れた私の心を、すっかり暖めてくれる。<br /><br />駅に降りてからずっと空気の生暖かさに気付いていたが、温度計を見れば18℃もある。<br />公園の木々や、並木も、フェニックスや椰子など南国系のものが目立っている。<br />

1962年のパリ便り【707】心温まるシエスタ後の散歩

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1962/01/01 - 1962/01/01

739位(同エリア823件中)

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ソフィ

ソフィさん

1962年1月1日(月)

コルドバの安宿の屋根裏部屋でいっぷくの後、街に出る。
街は人出が多く、先刻とは異なり、他の街に来たのではないかと戸惑うほど、すっかり賑やかになっている。

これは、シエスタが終わったかららしい。
シエスタは昼寝だが、この地では店や銀行まで閉め切って、徹底している。

昼寝の時間には、町全体が寝ているのだ。
そして、昼寝明けには町が一度に目を覚まし、賑やかさを取り戻す。

市民は休養後新たに活力を取り戻し、街に出かける。
シエスタ後の散歩は、市民の欠かせない、大切な毎日の日課になっているようだ。

歩く人の表情まで、別人のように明るくなっている。
お互いにすれ違いながら交わす言葉の、なんと元気に満ちていることだろうか。

ふと立ち寄ったお菓子屋さんの主人の上機嫌は、旅に疲れた私の心を、すっかり暖めてくれる。

駅に降りてからずっと空気の生暖かさに気付いていたが、温度計を見れば18℃もある。
公園の木々や、並木も、フェニックスや椰子など南国系のものが目立っている。

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