2007/07/25 - 2007/07/25
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4nobuさん
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今日は朝からデルフトに出かける。狙いはオランダらしい小さな町を訪れることと新設されたフェルメールセンターに行くことだ。ここはまだ訪れてないので私にとっても期待が大きかった。
デルフトはハーグとロッテルダムの中間にあり、フェルメールが活躍した17世紀には水運とそれを生かした産業が盛んでその名残の町並みが今も息づきオランダのよき時代の雰囲気をよく残した港町だ。
フェルメールは栄華の17世紀オランダ絵画を代表する画家で、デルフトで生まれ、一生を過ごした。
そのフェルメールの人生と作品を理解できるようにと資料を詳しく整理、収集、展示した博物館がフェルメールセンターで今年の春に開館した。フェルメールの好きな我々夫婦にとって今日の午後に行くマウリッツハイスとともにベネルックス旅行の最大目的だ。
ハーグHS駅までのんびりと歩いて行く。デルフト駅からマルクト広場へ、新教会の見物後、フェルメールセンターを訪れる。そこへの往復で運河際の散歩ができたのでマウリッツハイスでの名画の鑑賞に十分な時間が欲しいと、そこそこにマウリッツハイスに戻る。
帰国後デルフトを調べたら見落としたところの多いことを知った。かっての港の雰囲気を残す東門付近、フェルメールの墓?のある旧教会、16・7世紀の工芸・美術を展示するプリンセンホフ博物館など。 特にフェルメールの時代の部屋を再現すると共に19世紀の館を再現したランバート・メールデン博物館を見逃した私の勉強不足を悔やむ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- KLMオランダ航空
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デルフト行きの朝。オランダらしく運河に沿ってハーグHS駅へ10分弱の町並みを楽しむ。。
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オランダの運河は生活に密着しているのでいろんな目的の船が舫っている。レジャー、運搬、住家など。
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オランダの帆船は水深が浅い運河を航行するので、センターボードでなくこのように舷側に団扇状の板を水深に応じて上下する。Lee-Boardという。
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オランダらしい出窓の続く棟。
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ハーグHS駅。デルフトからの戻りに初めて中央駅でないことを知る。このときはまだ以前に下りた中央駅と同じと思い込んでた。
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デルフト駅前。名物の自転車がいっぱい
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駅から旧市内への途中で見かけた石像。何屋の宣伝?それともフェルメールの「ミルクを注ぐ女」の真似?
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デルフ(=堀)の名のとおり堀が多い。
旧市街への途中にある小さな掘割でつがいの水鳥がせっせと巣作りをしている。
1羽が水草を運んでくる。 -
他方が巣作りの現場でそれを受け取る。
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それをうまくまとめようと苦労している。
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オウド・デルフト地域の運河の傍を通る、デルフトで一番美しい運河と云われている。
運河にはボートを利用したレストランが随所に見かける。 -
運河の向こうに旧教会オードケルクが見える。傾いているので有名だが気が付かずに写真の傾き修整をしてしまった。
少し傾いて撮ってしまうことが多いのでつい。元に戻してもそれが正しいとも云えないのでそのまま。
その名のとおりデルフト最古の教会で、公式記録では1246年となっているが、他の事実からの推定では1050年には木造の教会が既にこの位置にあった。13世紀の半ばにバーソロミュー・ファン・デル・マイデンが再建する。それを同名の聖バーソロミューにかけて聖バーソロミュー教会というようになる。
5本の塔を束ねたような特異な塔は1325〜1350年に建造1995年改装。
フェルメールの墓碑はここにある。夫人の裕福な実家が購入した墓地に埋葬される。フェルメールの実家は新教会の方で彼はそこで洗礼を受けたが、結婚に際して彼はカソリックに改宗する。 -
運河風景。
手前は運河のクルーズ用、向こうはレストラン用で係留したままのボート。 -
運河風景
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運河に架かる橋で休息(喫煙?)のご近所の旦那。
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マルクト広場を取り囲む(主に商店の)建物の裏側になぜかこのようなせまい運河?がある。かっては生活排水用だったのだろうか。
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マルクト広場の西端にある市庁舎。17世紀の火災で再建したルネッサンス様式の傑作。13世紀のゴチック様式の塔のみが焼け残った。
フェルメールはここで結婚の登記をした。結婚式は彼の改宗が終わってから郊外の別のカソリック教会で行われた。 -
マルクト広場周辺。市庁舎とレストラン、土産店が1階にある町並み
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マルクト広場に面した新教会。右手に広場に国際法の父グロチウスの記念像が見える。
観光客が先ず塔を見上げながら教会の説明を聞く。塔の高さは109mと高く、結構、上り甲斐があり、展望を期待して頑張る。 -
新教会:1351年建立のゴシック様式の教会でオランダでは特に有名な教会である。
代々のオラニエ家の墓所で、オランダ建国の祖、オラニエ公ウィレム?世の棺もここの地下納骨堂に置かれている。前出のグロティウスの墓もある。
またフェルメールはここで洗礼を受けた。
1667年と記された市の文書に依る新教会建立についての逸話
1351年1月JanColがこじきに恵んだら使徒シモンが現れ「私の愛する人よ、天が開いたのを見よ」
天を仰ぐと聖母マリアに捧げられた黄金の教会が見えた。
こじきはまもなく死んだがその後30年間その日になるとJanColはシモンの指差したスポットに光を見ることができた。この場所に教会を建てようと説得を続け30年後に町の議会が建立を決議した。 -
新教会内陣全景
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新教会内陣。奥中央には建国の祖オラニエ公ウィレム?世(Prince William of Orange)の霊廟のみがある。1614〜1623年にヘンドリックケイゼルと息子に「よって制作された。大理石の棺の蓋には公の寝姿と愛犬が彫られている。
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108.8m 379段の階段を展望を期待して上る。途中にあるカリオンの並んだ部屋
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時計の調速機構
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塔からの展望。市庁舎とマルクト広場。左上方向に駅がある。
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その右方向に旧教会。
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更に右方向。ほぼ北方向。右端の運河がその左の旧市街を取巻く。
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運河をズームアップ
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運河と橋
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塔を降り、フェルメールセンター(博物館)に向う。
建物を撮り忘れたのでパンフレットから借用。
マルクト広場と堀を渡ったすぐ傍の元デルフト芸術家組合である聖ルカ組合のあった場所に当時のイラストにしたがって復元した建物。 -
1Fにあるフェルメールの現存する全作品の原寸コピーが制作順に並んでいる。
左から
デルフト眺望、(柱に隠れて)少女、合奏、絵画芸術
現存するフェルメールの作品は36点とも37点ともいわれるが、今勘定してみると(自慢で恐縮だが)見てないのは3点(よく調べたら間違いで訂正しました。1つは盗難で行方不明、個人蔵とアイルランドナショナルギャラリー各1つ) -
同じく作品展示室
左より
ダイアナとニンフ、聖女プラクセデス、丸太とマリアの家のキリスト、取り持ち女、眠る女 -
2Fにあるアトリエの再現と絵の具の展示、彼独特の光の表現法の説明、遠近の写し取りのためのカメラ手法などが理解できるように展示されている。
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駅までの道すがら
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お堀の白鳥
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動物好きのかみさん。つい足が鈍る。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- wiz さん 2007/12/07 01:01:02
- 塔からの眺望
- 4nobuさん
ベネルックス1・2拝見しました!
新教会の塔からの眺望・・・
やはり高いところからの景色はいいですね〜気持ちいいです♪
ハーグの方で書かれていましたが・・・
写真撮らせてもらえれば嬉しいですよね。。。
そう思うとやっぱりパリの美術館なんかは
なんであんなに撮れるんだろうと不思議なくらいです(笑)
私は今回の旅でフェルメールの
「取り持ち女」と「窓辺で手紙を読む少女」
を撮ってきましたが・・・(ドレスデン)
やはりどうも反射光が気になります(苦笑)
「画家のアトリエ」(ウィーン)は撮れなくて残念でした・・・
っと、こう云っていると撮るのが目的みたいになってますが(笑)
・・やはり撮ってくるとより記憶に残るんですよね・・・
だから、できるなら!と思ってしまいます。
国立新美術館での「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
見てきましたが・・・ 雨の日だったのにすごい混みようでした。
- 4nobuさん からの返信 2007/12/07 21:19:48
- RE: 塔からの眺望
- voodooさん
早速ご覧下さり、その上投票もしていただいた様で有難うございます。
久し振りに東京に出ていろんな雑用をして今帰宅いたしました。
まずお書きくださった話題に着いてですが・・・
>やはり高いところからの景色はいいですね〜気持ちいいです♪
特に私たちは高いところが大好きでいとわずに登っており、これは街中でも同様ですので教会の塔はお互いに登るのは当然と相談せずに登り始めます。
>そう思うとやっぱりパリの美術館なんかは
なんであんなに撮れるんだろうと不思議なくらいです(笑)
最近は撮らせてくれる美術館が増えましたね。とくに先進国、管理の行き届いたところで。
光線による絵の具の退化を心配するならフラッシュだけ禁止すればいいのに全部いけないなんて鑑賞側のことを考慮せずに管理の手間を省くことを優先しているのでしょう。美術先進国ほど解放しているように見受けます。日本は東欧と同じ後進国?
ちょっと行き過ぎ発言? 日本人殊におばさんがコンパクトデジカメでフラッシュの止め方を知らないのに強引に撮影する人を沢山見ますからね。
>私は今回の旅でフェルメールの
「取り持ち女」と「窓辺で手紙を読む少女」
を撮ってきましたが・・・(ドレスデン)
やはりどうも反射光が気になります(苦笑)
今回のフェルメールセンターは本当に暗くて感度をASA1600にしてもぶれるくらいのシャッター速度が遅くなってしまいました。
>「画家のアトリエ」(ウィーン)は撮れなくて残念でした・・・
この絵がフェルメールでは一番すきなのです。
>・・やはり撮ってくるとより記憶に残るんですよね・・・
私はアルバムに雰囲気を載せたくて撮っています。
>国立新美術館での「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
見てきましたが・・・ 雨の日だったのにすごい混みようでした。
行くのはよしたほうがいいのでしょうか? それにいつものことですが一点だけが価値があって他の作品は高い入場料のためのかさ上げのような印象が強くて。
そう言えば来年にはまたフェルメールが一挙に3〜4点ぐらい来日とのことですね。
4トラの口コミに書きましたがアンカー展を渋谷でやってます。まだ行ってないのですがアンカーのでも一流品ばかりではなさそうですが私は好きな絵です。
- wiz さん からの返信 2007/12/15 16:13:57
- RE: Vermeer展(仮)@東京都美術館
- 4nobuさん、
そうなんです・・・4nobuさんのクチコミを見て
アンカー展は気になっていました。
Vermeer展(仮)@東京都美術館
とりあえず、
「絵画芸術」ウィーン美術史美術館/オーストリア
「ディアナとニンフたち」マウリッツハイス美術館/オランダ
「小路」アムステルダム国立美術館/オランダ
「ワイングラスを持つ娘」ヘルツォーク・アントン・ウルリッヒ美術館/ドイツ
「リュートを調弦する女」メトロポリタン美術館/アメリカ
「マルタとマリアの家のキリスト」スコットランド・ナショナル・ギャラリー/スコットランド
の6点は公開が決まっているんですね〜楽しみ
ウィーンの絵画芸術(画家のアトリエ)来るんですね♪
8/2〜12/14と開催期間も長くて助かります。
でもこの期間に上記美術館に行くと
上記作品は見れないっということですね・・・。
「フェルメール、来夏日本公開へ 初公開3点含む6点以上」
http://www.asahi.com/culture/update/1130/TKY200711300318.html
TBS
http://www.tbs.co.jp/vermeer/
http://www.tbs.co.jp/vermeer/vermeer_press.pdf(報道資料)
・・・「牛乳を注ぐ女」@国立新美術館は
「牛乳を注ぐ女」の”コーナー”は
やっぱり他とは格段に惹きこまれ方が違いました〜(笑)
フェルメールの絵画に出てくる楽器:
リュートなど古楽器の展示(協力:学校法人上野学園)は
(私は)けっこう良かったです。
〜旅行記のつづきも楽しみにしています!
- 4nobuさん からの返信 2007/12/15 23:54:36
- RE: RE: Vermeer展(仮)@東京都美術館
- voodooさん 今晩は
書き込みと投票、それにフェルメール情報有難うございます。
6点以上とは、後何が来るんでしょうか。楽しみです。
フェルメールでも全てがいいとは思わないのですが(ここでは4、5番が)それにしてもこんなに来るとはさぞ皆さん大騒ぎでしょうね。天の邪鬼ですみません。
遅筆ですが引き続きご愛顧ください。
- 4nobuさん からの返信 2007/12/17 20:57:00
- RE: RE: Vermeer展(仮)@東京都美術館
- 今晩は
今本棚をちょっと整理していたら2000年に大阪での「フェルメールとその時代」の小さなパンフがでてきました。フェルメールでは聖ブラクセディス、リュートを調弦する女、天秤を持つ女、真珠の耳飾りの女、地理学者の5点が来たのですね。
見に行ったのにもう忘れてました。
-
- Muffinさん 2007/12/06 02:58:24
- オランダで一番好きな街
- 4nobuさん
お久しぶりです。オランダ滞在中週に何度も列車で通ったデルフトをもう一度見せていただいてうれしくなってしまいました。オランダらしいいい街ですね。
私も行く度に鴨にパンを撒いていたのを思い出しました。フェルメールの新しい美術館ができたようですが、何年経ってもかわらない町並みにヨーロッパの良さをしみじみ感じました。
Muffin
- 4nobuさん からの返信 2007/12/06 21:47:56
- RE: オランダで一番好きな街
- Muffinさん お久し振りです。
遅筆でまだ完成しておらず失礼しました。今日中にはと思いながらまだ引っ掛かって進みません。明日はでかけるので今日中にと焦っております。
久し振りのベネルックスで美術と食べ物を楽しみました。ほかの国からこの地方に来るとホットしますね。
今年は残念ながらSFに行けませんでしたが行きたい所沢山のところです。忘れていません。
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