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今日はデルフトとマウリッツハイスを訪れてからベルギーのブルージュに泊るという忙しい一日。ブルージュのホテルが駅から離れているので当初はブリュッセルのロッカーに荷物を預け軽装でブルージュに行くつもりだった(前回はブリュッセルからの日帰りで、軽装で来てレンタサイクルで周った)。しかしアントワープからブルージュに直行する路線があり、ハーグで直行の列車が丁度来たのでそれに乗る。お陰でその日に2時間ほどの市街散策ができた。<br /><br />ブルージュはベルギーを代表する第一の観光地で説明はいまさらとは思うけれど。<br />フランドル地方は肥沃な地味と利便な交通によって中世から経済活動が活発で地理的にも欧州の中心であった(そのお陰で欧州の大国がいつの時代にもその所有を狙っていたという不幸な運命でもあったが)。そこでは今でも当時の市庁舎、商品取引所、ギルド会館、商館などが当時のままの堂々たる姿を残して歴史の重さを我々に感じさせ訪れる人々を惹きつける。その中でも町ごとそっくり残したい町を一つ挙げるとしたらここブルージュではなかろうか。<br />フランドル伯の砦として既に9世紀からの記録があるが11世紀末にフランドル伯が北海と水路で&#32363;がるこの地を交易の拠点にした後に大きく発展した。すなわちイングランドと大陸を結ぶ交易路とドイツハンザ同盟の交易路がここで結ばれ中世の商業の要となった。またイングランドで産する良質な羊毛を加工する毛織り産業とその交易がここの繁栄を助けた。<br />しかし15世紀になると北海から十数キロある水路が沈泥によって浅くなり船の運航ができなくなったことが交易でのブルージュの地位を低下しそれ以来眠った町になってしまった。<br />しかしそれが逆に幸いして中世の景観と文化遺産をそのまま現在に伝えてくれ、いまやベルギー有数の観光地となった。<br /><br />ブルージュの世界遺産は3つある。<br />・	ブルージュの旧市街区域<br />・	フランダース地方のぺギン会修道院の一つとして<br />・	フランダース地方とワロン地方の鐘楼の一つとして<br />今投稿しようと纏めていて、もっとゆっくりと歴史散歩をすべきだったと反省する。今回のベネルックスの他の街と同様にブルージュ観光でも事前調査をおろそかにしたつけが回った。それにベルギー王立美術館の訪問に十分時間を取ろうと焦ったせいもある。<br /><br />この編ではブルージュ到着第一日の短い街並観光を、次編では美術館とウォーターフロントの観光を述べる。<br /><br /><br /><br />

2007年ベネルックスの旅(3)ブルージュ 中世文化遺産と水の都(第一日)

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2007/07/25 - 2007/07/25

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4nobu

4nobuさん

今日はデルフトとマウリッツハイスを訪れてからベルギーのブルージュに泊るという忙しい一日。ブルージュのホテルが駅から離れているので当初はブリュッセルのロッカーに荷物を預け軽装でブルージュに行くつもりだった(前回はブリュッセルからの日帰りで、軽装で来てレンタサイクルで周った)。しかしアントワープからブルージュに直行する路線があり、ハーグで直行の列車が丁度来たのでそれに乗る。お陰でその日に2時間ほどの市街散策ができた。

ブルージュはベルギーを代表する第一の観光地で説明はいまさらとは思うけれど。
フランドル地方は肥沃な地味と利便な交通によって中世から経済活動が活発で地理的にも欧州の中心であった(そのお陰で欧州の大国がいつの時代にもその所有を狙っていたという不幸な運命でもあったが)。そこでは今でも当時の市庁舎、商品取引所、ギルド会館、商館などが当時のままの堂々たる姿を残して歴史の重さを我々に感じさせ訪れる人々を惹きつける。その中でも町ごとそっくり残したい町を一つ挙げるとしたらここブルージュではなかろうか。
フランドル伯の砦として既に9世紀からの記録があるが11世紀末にフランドル伯が北海と水路で繫がるこの地を交易の拠点にした後に大きく発展した。すなわちイングランドと大陸を結ぶ交易路とドイツハンザ同盟の交易路がここで結ばれ中世の商業の要となった。またイングランドで産する良質な羊毛を加工する毛織り産業とその交易がここの繁栄を助けた。
しかし15世紀になると北海から十数キロある水路が沈泥によって浅くなり船の運航ができなくなったことが交易でのブルージュの地位を低下しそれ以来眠った町になってしまった。
しかしそれが逆に幸いして中世の景観と文化遺産をそのまま現在に伝えてくれ、いまやベルギー有数の観光地となった。

ブルージュの世界遺産は3つある。
・ ブルージュの旧市街区域
・ フランダース地方のぺギン会修道院の一つとして
・ フランダース地方とワロン地方の鐘楼の一つとして
今投稿しようと纏めていて、もっとゆっくりと歴史散歩をすべきだったと反省する。今回のベネルックスの他の街と同様にブルージュ観光でも事前調査をおろそかにしたつけが回った。それにベルギー王立美術館の訪問に十分時間を取ろうと焦ったせいもある。

この編ではブルージュ到着第一日の短い街並観光を、次編では美術館とウォーターフロントの観光を述べる。



同行者
カップル・夫婦
航空会社
KLMオランダ航空
  • ホテルは、賑わうブルグ広場とは反対側の北側の運河に面した静かな地帯にあって古い地味な外観のを選んだ。4星なので内部はちゃんと改装して心地よいのだろうと思ったが手入れのよくない古いままで、3星以下の欧州式ホテルと同じ水準でロビーサービスの従業員がいない。リフトもなく荷物は自分で2Fまで持ち上げることに。<br />道理で空きがあり安かった。宿の質の判断は星の数でなく値段だとあらためて教えられる。「貧乏人の銭失い」<br /><br />

    ホテルは、賑わうブルグ広場とは反対側の北側の運河に面した静かな地帯にあって古い地味な外観のを選んだ。4星なので内部はちゃんと改装して心地よいのだろうと思ったが手入れのよくない古いままで、3星以下の欧州式ホテルと同じ水準でロビーサービスの従業員がいない。リフトもなく荷物は自分で2Fまで持ち上げることに。
    道理で空きがあり安かった。宿の質の判断は星の数でなく値段だとあらためて教えられる。「貧乏人の銭失い」

  • ホテル正面。右の樹の向うはすぐに運河が流れており、またホテル前の道の右方にはすぐに橋がある。

    ホテル正面。右の樹の向うはすぐに運河が流れており、またホテル前の道の右方にはすぐに橋がある。

  • ホテルから中心部に向かって2本目の通りに出ると左手にサンサルバトールカセドラル(救世主大聖堂)が見える。この道をぶらぶらとマルクト広場へ。

    ホテルから中心部に向かって2本目の通りに出ると左手にサンサルバトールカセドラル(救世主大聖堂)が見える。この道をぶらぶらとマルクト広場へ。

  • サンサルバトールカセドラル(救世主大聖堂)12-13世紀ゴシック様式でブルージュ最古の教会。中に入らず。

    サンサルバトールカセドラル(救世主大聖堂)12-13世紀ゴシック様式でブルージュ最古の教会。中に入らず。

  • ステーン通りの彼方にマルクト広場の州庁舎が見える

    ステーン通りの彼方にマルクト広場の州庁舎が見える

  • 19世紀後半建設のネオゴシック様式の州庁舎。

    19世紀後半建設のネオゴシック様式の州庁舎。

  • マルクト広場と州庁舎全景

    マルクト広場と州庁舎全景

  • マルクト広場に面した北西面(右)と南西面(左)。広場のこの2面はレストラン、カフェが並び賑わっている。

    マルクト広場に面した北西面(右)と南西面(左)。広場のこの2面はレストラン、カフェが並び賑わっている。

  • マルクト広場の中央にあるヤン・ブレイデルとピーター・ド・コーニンクの像。1302年のフランドル市民がフランス軍に大勝(黄金拍車の戦い)した時に活躍した市民。

    マルクト広場の中央にあるヤン・ブレイデルとピーター・ド・コーニンクの像。1302年のフランドル市民がフランス軍に大勝(黄金拍車の戦い)した時に活躍した市民。

  • マルクト広場の南東にある鐘楼と付属の建物。広場の周りの建物でも特に著名。13−16世紀に建造。その47個のカリオン(鐘群)の音色は欧州でも名高い。<br />フランドルのほかの鐘楼と共に世界遺産。

    マルクト広場の南東にある鐘楼と付属の建物。広場の周りの建物でも特に著名。13−16世紀に建造。その47個のカリオン(鐘群)の音色は欧州でも名高い。
    フランドルのほかの鐘楼と共に世界遺産。

  • マルクト広場は観光客がいっぱい。ここでブルージュの概説を聞くツアーグループが多い。背景は右、鐘楼の付属建物。左、州庁舎。

    マルクト広場は観光客がいっぱい。ここでブルージュの概説を聞くツアーグループが多い。背景は右、鐘楼の付属建物。左、州庁舎。

  • 広場を散歩する人と愛犬

    広場を散歩する人と愛犬

  • ヴォーレ通りのチョコレート店。乳房を模る、それも皮膚にあわせた色のチョコにびっくり。

    ヴォーレ通りのチョコレート店。乳房を模る、それも皮膚にあわせた色のチョコにびっくり。

  • 街を巡る観光馬車が人気でよく通っていた。

    街を巡る観光馬車が人気でよく通っていた。

  • 女性御者の馬車も

    女性御者の馬車も

  • 橋のたもとで爺さんと孫。地元の人?

    橋のたもとで爺さんと孫。地元の人?

  • 運河越しに見る聖母教会。13-15世紀建立。ブルージュ一の高い塔を持つ。

    運河越しに見る聖母教会。13-15世紀建立。ブルージュ一の高い塔を持つ。

  • 運河を回る観光ボート。なかなか人気がある。

    運河を回る観光ボート。なかなか人気がある。

  • 運河の両岸には栄華の跡を残した重厚な建物が並ぶ。<br />

    運河の両岸には栄華の跡を残した重厚な建物が並ぶ。

  • 運河に面した素晴らしいホテル

    運河に面した素晴らしいホテル

  • グルートフーズ橋のたもとの観光ボート乗り場

    グルートフーズ橋のたもとの観光ボート乗り場

  • 聖母教会の内陣側

    聖母教会の内陣側

  • この中庭はグルートフーズ博物館、聖母教会、アーレンツハイス(ブランギン美術館)に囲まれて静かな雰囲気の庭。

    この中庭はグルートフーズ博物館、聖母教会、アーレンツハイス(ブランギン美術館)に囲まれて静かな雰囲気の庭。

  • グルートフーズ博物館前の中庭

    グルートフーズ博物館前の中庭

  • 聖母教会をバックに三日月の飾り

    聖母教会をバックに三日月の飾り

  • アーレンツの中庭とグルーニング美術館の間の小さな目立たぬ運河。向うにボニファシウス橋とおぼしきいい雰囲気の小さな橋が見える。

    アーレンツの中庭とグルーニング美術館の間の小さな目立たぬ運河。向うにボニファシウス橋とおぼしきいい雰囲気の小さな橋が見える。

  • この小さい橋が気に入って撮る。後でこれがどうやらボニファシウス橋らしいと。

    この小さい橋が気に入って撮る。後でこれがどうやらボニファシウス橋らしいと。

  • アーレンツの中庭からグルーニング美術館への抜け道もいい雰囲気

    アーレンツの中庭からグルーニング美術館への抜け道もいい雰囲気

  • アーレンツの中庭から通りに出る門の上屋

    アーレンツの中庭から通りに出る門の上屋

  • 門の上屋にある三日月の飾り

    門の上屋にある三日月の飾り

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この旅行記へのコメント (2)

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  • Muffinさん 2007/12/15 04:03:02
    ブルージュに泊まられたんですね!
    4nobuさん

    ブルージュが大好きで何度も行きましたがいつも日帰りばかりで泊まってみたいところでした。
    ホテルは残念だったようですが、あの町でお泊まりになって過ごせるなんていいですね。

    瀟洒な町並みが素晴らしかったです。次が楽しみです。

    Muffin

    4nobu

    4nobuさん からの返信 2007/12/15 11:15:43
    RE: ブルージュに泊まられたんですね!
    早速見ていただいて有難うございます。

    前回は(ずい分昔で、まだサヴェナ航空があった時代)ブリュッセルからの日帰りでしたが寝坊してしまい時間があまりないのでレンタサイクルでまわりました。その時ここで泊りたいと思ったのが実現したのです。しかし宿代をケチって失敗でした。それでも朝の静かな時間に散歩が出来たのはせめてもの救いです。

    Muffinさんのグランドサークルのレポートを感慨深く拝見しております。本年5月に回ったのです。Muffinさんの詳しくて楽しい素晴らしいレポートを拝見しいつもの私の質と比べて(まだまだ先になりますが)アップを躊躇してしまいます。

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