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 秋の旅行に毎年沖縄へ行っているので、今年は鹿児島へ行ってきました。旅行社のホームページに、鹿児島と霧島、宮崎を巡るバスツアーの案内があったので、行ってみようということになったのです。しかも宿泊は温泉なので、これも楽しみでした。<br /> 霧島や宮崎は、30年以上前に沖縄から転勤になるときに立ち寄ったことがあるところなので、懐かしい反面、どこまで覚えているかドキドキでした。<br /><br />第1日目 平成19年9月19日(水)<br /> 10:30 ANA56にて千歳から出発。<br /> 12:00 羽田到着。<br /> 13:30 ANA625にて羽田から出発。<br /> 15:15 鹿児島到着。<br /> 鹿児島まではずっと雲の上でしたが、空港の上空に着くと雲の切れ間から地上の様子と共に、大空に虹が架かっているのが見えました。これからの旅行を暗示しているような、幸先のよい光景でした。空港に降りると、札幌に比べてとても暑く感じ、さすがに南国だと思いました。<br /> 空港連絡バスで鹿児島中央駅下車、タクシーで城山観光ホテルへ向かいました。<br /> 宿泊は 城山観光ホテル<br />第2日目 平成19年9月20日(木)<br /> 朝から観光バスに乗って、鹿児島空港へ出発。ここで到着する人を待つ間、足湯で温泉気分を味わい、旅の気分を盛り上げました。ここの足湯は「おやっとさぁ」という名称で、桜島を囲む錦江湾にお湯がはってあるという趣向でした。到着した人を乗せて、近くにある龍門の滝を見に行きました。<br /> 再び鹿児島空港へ戻り、後の便で来る人を待つ間、チェコ村のバレルバレープラハを見物しました。ここは鹿児島のおみやげと薩摩焼酎の工房があり、試飲をさせてもらいましたが、手づくり焼酎の「チンタラリ」は究極の逸品ということでした。おみやげにもらった麹みそまめもおいしくて、みんなボリボリと食べていました。<br /> 再び到着した人を乗せて、まずは昼食場所へ向かいました。高速道路を走り、錦江湾に沿って桜島を眺めながら、桜島と目と鼻の先にある仙巌園に到着。ここは島津家の別邸として建てられた屋敷で、庭全体が桜島をを築山に、錦江湾を池にみたてた雄大な眺めに作られています。<br /> 昼食後、薩摩庵に寄りました。ここでは薩摩揚げやかるかんのおみやげを売っているので、友達に薩摩揚げの詰め合わせを送りました。そして、いよいよ本日の目的地である知覧へ向かいました。知覧という地名は、特攻隊でよく知られていますが、場所がどこにあるのかは全く知りませんでした。<br /> 石油備蓄基地の喜入から山へ入り、静かな町に到着すると、そこが知覧の街でした。帰りのバスの中から気がついたのですが、沿道の両側には特攻兵士を悼むように灯篭がたくさん立ち並んでいました。<br /> まずは薩摩の小京都と呼ばれる知覧武家屋敷を見学しました。屋敷の入り口には目隠しの塀風岩があり、沖縄に見られる石敢當とよく似ていました。知覧の港が江戸時代に琉球貿易の拠点であったことから、琉球の影響を強く受けているようです。<br /> 特攻平和会館には、特攻隊員の書き残した遺書とも思える手紙や書がたくさん陳列されていました。当然のことながら、皆喜んで特攻したのではないことがよく伝わってきました。高校生の一団が見学していましたが、真剣に見入っていたのが印象的でした。もっと大勢の若者に来てほしいものだと、しみじみと平和の有難さを感じました。<br /> 少し重たい気分になって、指宿温泉に向かいました。食後、砂むし風呂に入りました。初めての体験で砂をかけられるとズシッと重さがのしかかり、汗が噴出し、サウナに入った状態でした。熱くなって、15分くらいで砂から出ました。<br /> 宿泊は 指宿いわさきホテル<br />第3日目 平成19年9月21日(金)<br /> 朝開聞岳の見える長崎鼻へ向けて出発。長崎鼻パーキングガーデンでは、「長崎鼻チュー学校」でねずみの芸を楽しみました。また人懐っこいオウムが寄ってきて、大喜びでした。天気がよく、開聞岳の眺めもはっきり見えて素晴らしく、楽しいひと時を過ごすことができました。<br /> このあと、池田湖を通って鹿児島港へ行き、フェリーに乗って対岸の桜島へ渡りました。湯之平展望所から見る桜島は、鹿児島から見る姿とは違い、荒々しさが間近に迫ってくるような迫力がありました。<br /> 桜島の麓を回るようにして大隅半島に入り、黒酢本舗の桷志田に行きました。ここの黒酢工場では、かめ壺が熟成の段階別に外の畑に並べられ、試飲もさせてもらいました。昼食はここの黒酢レストランで、黒酢の酢豚をごちそうになりました。このとき使ったオニオンドレッシングがおいしかったので、黒酢と共に家のおみやげに送ってもらうことにしました。<br /> 桜島を後に、霧島神宮へ向かいました。ここで見た四方竹は、細いけど本当に四角い竹でした。珍しいものを見ることができました。 <br /> 宿泊は 霧島国際ホテル<br />第4日目 平成19年9月22日(土)<br /> 今朝から宮崎の観光バスになり、ガイドさんも新人の若い人に代わりました。高千穂の峰は雲がかかり、頂上は見えませんでしたが、山を背にして一路都城へ向かいました。<br /> 最初に寄ったのは霧島ファクトリーガーデンという焼酎の酒造工場でした。各種焼酎を試飲させてもらい、黒霧島のサンプル瓶をおみやげにもらいました。<br /> 焼酎を試飲し、ほろ酔い気分で山道を走り、次の目的地の飫肥城へ向かいました。飫肥という地名は初めて聞きましたし、鎌倉時代の工藤祐経ゆかりの地であることも初めて知りました。ここでは、ボランティアガイドに案内してもらいながら、大手門や藩主の御殿である松尾の丸等を見て回りました。途中で突然スコールが降り出し、ガイドさんが慌てて傘を取りに行く間、屋敷の軒先で雨宿りしたのも思い出となりました。<br /> 昼食後、近くの露店で「飫肥の杉丸太」というお土産を買いました。これは小豆ともち米を使い、飫肥杉の皮で包んだ人気の逸品で、飫肥名物ということでした。<br /> 飫肥から日南市を抜けて、鵜戸神宮へ向かいました。海岸へ降りていくことだけは覚えていましたが、全体にすっかり新しくなった感じがしました。参拝を済ませ、名物のコイン投げをして、再びバスに乗って堀切峠を越え、青島に向かいました。<br /> 青島ではさすがに昔の新婚旅行のメッカだけあって、大勢の人出でにぎわっていました。鬼の洗濯板を見て、青島神社を参拝して空港へ向かいました。<br /> 16:25 ANA610にて宮崎空港ら出発。<br /> 18:10 羽田到着。<br /> 19:30 ANA79にて羽田から出発。<br /> 21:05 千歳到着。<br />

鹿児島・霧島・宮崎のバスツアー

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2007/09/19 - 2007/09/22

10655位(同エリア11692件中)

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25

インコのキーちゃん

インコのキーちゃんさん

 秋の旅行に毎年沖縄へ行っているので、今年は鹿児島へ行ってきました。旅行社のホームページに、鹿児島と霧島、宮崎を巡るバスツアーの案内があったので、行ってみようということになったのです。しかも宿泊は温泉なので、これも楽しみでした。
 霧島や宮崎は、30年以上前に沖縄から転勤になるときに立ち寄ったことがあるところなので、懐かしい反面、どこまで覚えているかドキドキでした。

第1日目 平成19年9月19日(水)
 10:30 ANA56にて千歳から出発。
 12:00 羽田到着。
 13:30 ANA625にて羽田から出発。
 15:15 鹿児島到着。
 鹿児島まではずっと雲の上でしたが、空港の上空に着くと雲の切れ間から地上の様子と共に、大空に虹が架かっているのが見えました。これからの旅行を暗示しているような、幸先のよい光景でした。空港に降りると、札幌に比べてとても暑く感じ、さすがに南国だと思いました。
 空港連絡バスで鹿児島中央駅下車、タクシーで城山観光ホテルへ向かいました。
 宿泊は 城山観光ホテル
第2日目 平成19年9月20日(木)
 朝から観光バスに乗って、鹿児島空港へ出発。ここで到着する人を待つ間、足湯で温泉気分を味わい、旅の気分を盛り上げました。ここの足湯は「おやっとさぁ」という名称で、桜島を囲む錦江湾にお湯がはってあるという趣向でした。到着した人を乗せて、近くにある龍門の滝を見に行きました。
 再び鹿児島空港へ戻り、後の便で来る人を待つ間、チェコ村のバレルバレープラハを見物しました。ここは鹿児島のおみやげと薩摩焼酎の工房があり、試飲をさせてもらいましたが、手づくり焼酎の「チンタラリ」は究極の逸品ということでした。おみやげにもらった麹みそまめもおいしくて、みんなボリボリと食べていました。
 再び到着した人を乗せて、まずは昼食場所へ向かいました。高速道路を走り、錦江湾に沿って桜島を眺めながら、桜島と目と鼻の先にある仙巌園に到着。ここは島津家の別邸として建てられた屋敷で、庭全体が桜島をを築山に、錦江湾を池にみたてた雄大な眺めに作られています。
 昼食後、薩摩庵に寄りました。ここでは薩摩揚げやかるかんのおみやげを売っているので、友達に薩摩揚げの詰め合わせを送りました。そして、いよいよ本日の目的地である知覧へ向かいました。知覧という地名は、特攻隊でよく知られていますが、場所がどこにあるのかは全く知りませんでした。
 石油備蓄基地の喜入から山へ入り、静かな町に到着すると、そこが知覧の街でした。帰りのバスの中から気がついたのですが、沿道の両側には特攻兵士を悼むように灯篭がたくさん立ち並んでいました。
 まずは薩摩の小京都と呼ばれる知覧武家屋敷を見学しました。屋敷の入り口には目隠しの塀風岩があり、沖縄に見られる石敢當とよく似ていました。知覧の港が江戸時代に琉球貿易の拠点であったことから、琉球の影響を強く受けているようです。
 特攻平和会館には、特攻隊員の書き残した遺書とも思える手紙や書がたくさん陳列されていました。当然のことながら、皆喜んで特攻したのではないことがよく伝わってきました。高校生の一団が見学していましたが、真剣に見入っていたのが印象的でした。もっと大勢の若者に来てほしいものだと、しみじみと平和の有難さを感じました。
 少し重たい気分になって、指宿温泉に向かいました。食後、砂むし風呂に入りました。初めての体験で砂をかけられるとズシッと重さがのしかかり、汗が噴出し、サウナに入った状態でした。熱くなって、15分くらいで砂から出ました。
 宿泊は 指宿いわさきホテル
第3日目 平成19年9月21日(金)
 朝開聞岳の見える長崎鼻へ向けて出発。長崎鼻パーキングガーデンでは、「長崎鼻チュー学校」でねずみの芸を楽しみました。また人懐っこいオウムが寄ってきて、大喜びでした。天気がよく、開聞岳の眺めもはっきり見えて素晴らしく、楽しいひと時を過ごすことができました。
 このあと、池田湖を通って鹿児島港へ行き、フェリーに乗って対岸の桜島へ渡りました。湯之平展望所から見る桜島は、鹿児島から見る姿とは違い、荒々しさが間近に迫ってくるような迫力がありました。
 桜島の麓を回るようにして大隅半島に入り、黒酢本舗の桷志田に行きました。ここの黒酢工場では、かめ壺が熟成の段階別に外の畑に並べられ、試飲もさせてもらいました。昼食はここの黒酢レストランで、黒酢の酢豚をごちそうになりました。このとき使ったオニオンドレッシングがおいしかったので、黒酢と共に家のおみやげに送ってもらうことにしました。
 桜島を後に、霧島神宮へ向かいました。ここで見た四方竹は、細いけど本当に四角い竹でした。珍しいものを見ることができました。 
 宿泊は 霧島国際ホテル
第4日目 平成19年9月22日(土)
 今朝から宮崎の観光バスになり、ガイドさんも新人の若い人に代わりました。高千穂の峰は雲がかかり、頂上は見えませんでしたが、山を背にして一路都城へ向かいました。
 最初に寄ったのは霧島ファクトリーガーデンという焼酎の酒造工場でした。各種焼酎を試飲させてもらい、黒霧島のサンプル瓶をおみやげにもらいました。
 焼酎を試飲し、ほろ酔い気分で山道を走り、次の目的地の飫肥城へ向かいました。飫肥という地名は初めて聞きましたし、鎌倉時代の工藤祐経ゆかりの地であることも初めて知りました。ここでは、ボランティアガイドに案内してもらいながら、大手門や藩主の御殿である松尾の丸等を見て回りました。途中で突然スコールが降り出し、ガイドさんが慌てて傘を取りに行く間、屋敷の軒先で雨宿りしたのも思い出となりました。
 昼食後、近くの露店で「飫肥の杉丸太」というお土産を買いました。これは小豆ともち米を使い、飫肥杉の皮で包んだ人気の逸品で、飫肥名物ということでした。
 飫肥から日南市を抜けて、鵜戸神宮へ向かいました。海岸へ降りていくことだけは覚えていましたが、全体にすっかり新しくなった感じがしました。参拝を済ませ、名物のコイン投げをして、再びバスに乗って堀切峠を越え、青島に向かいました。
 青島ではさすがに昔の新婚旅行のメッカだけあって、大勢の人出でにぎわっていました。鬼の洗濯板を見て、青島神社を参拝して空港へ向かいました。
 16:25 ANA610にて宮崎空港ら出発。
 18:10 羽田到着。
 19:30 ANA79にて羽田から出発。
 21:05 千歳到着。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
観光バス ANAグループ

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  • 城山慣行ホテルから桜島を望む

    城山慣行ホテルから桜島を望む

  • 鹿児島空港の足湯「おやっとさぁ」

    鹿児島空港の足湯「おやっとさぁ」

  • 龍門の滝にて

    龍門の滝にて

  • 本格焼酎「チンタラリ」

    本格焼酎「チンタラリ」

  • 知覧の武家屋敷の石塀

    知覧の武家屋敷の石塀

  • 知覧の整然とした街並み

    知覧の整然とした街並み

  • 知覧特攻平和会館にて

    知覧特攻平和会館にて

  • 屋外に展示されている模型の戦闘機

    屋外に展示されている模型の戦闘機

  • 長崎鼻チュー学校のネズミの芸

    長崎鼻チュー学校のネズミの芸

  • 長崎鼻パーキングガーデンから開聞岳を望む

    長崎鼻パーキングガーデンから開聞岳を望む

  • 展望台から開聞岳を望む

    展望台から開聞岳を望む

  • 長崎鼻パーキングガーデンで、オウムと遊ぶ

    長崎鼻パーキングガーデンで、オウムと遊ぶ

  • 長崎鼻パーキングガーデンで、オウムと遊ぶ

    長崎鼻パーキングガーデンで、オウムと遊ぶ

  • フェリーから桜島を望む

    フェリーから桜島を望む

  • 湯之平展望所からの桜島

    湯之平展望所からの桜島

  • 湯之平展望所から望む櫻島

    湯之平展望所から望む櫻島

  • 黒酢工場のかめ壷畑

    黒酢工場のかめ壷畑

  • 霧島神宮にて

    霧島神宮にて

  • 飫肥城の大手門にて

    飫肥城の大手門にて

  • 鵜戸神宮にて

    鵜戸神宮にて

  • 鵜戸神宮にて

    鵜戸神宮にて

  • 青島にて

    青島にて

  • 鬼の洗濯板にて

    鬼の洗濯板にて

  • 鬼の洗濯板にて

    鬼の洗濯板にて

  • 青島神社にて

    青島神社にて

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