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 旅行社からのメールが送られてきて、内容は杭州西湖ふれあいウォークへの参加者を募集しているというものでした。日中国交回復35周年を記念し、4月13日から16日までの日程で地元の人と語り合いながら、西湖畔の15キロをゆっくり一周するというのがこの旅の主旨でした。<br /> 連絡があってからすぐに申し込みをしましたが、人気があるせいか、既にキャンセル待ちになっていたので諦めていたのですが、しばらくしてから予約がとれたという連絡が入り、初めての中国に行けることになりました。<br />第1日目 平成19年4月13日(金)<br /> 12:00 ANA1714にて千歳から出発。<br /> 14:05 関空到着。国際線搭乗口へ移動。<br /> 関空から国際線に乗るのは平成13年のバリ島旅行以来で、時間があったのでロビー内を散策してから搭乗待合室に入りました。搭乗口付近には、既にウォークの身支度をした人達が十数人楽しそうにおしゃべりをしていましたので、皆さんと歩くのだろうと想いながらラウンジで休憩しました。<br /> 16:10 NH153にて関空から出発。<br /> 17:25 上海浦東空港到着。<br /> 千歳から関空経由でしたが、上海までは約2時間15分とまるで国内線を乗り継ぐような気軽な旅で、少し物足りない感じでした。中国が随分と身近になったことが実感できました。<br /> 空港では現地係員が待っていてくれて、すぐにホテルへ向かう予定でしたが、バスの到着が遅れて随分と待たされました。途中上海市内に入ると、高層建築のビルのライトアップがきれいで、香港を見ているような感じでした。一般民家の屋根までがライトアップされていて、中国の発展をアピールしているように感じました。特に高速道路の桁がブルーにライトアップされていて、都市空間では邪魔な存在を逆に観光化していると思われました。さらに、高欄の上に植生プランターを乗せて緑化しており、環境に配慮した工夫と思われました。<br /> 宿泊は シャンハイホテル(上海賓館)<br />第2日目 平成18年4月14日(土)<br /> 朝、上海市内観光に出発。途中の広場で市民の人達が太極拳をしたり、鳥の鳴き会わせをしたりで楽しんでいる様子は、テレビでよく見る中国の風景でした。豫園(ヨエン)は一部修理工事中で、シートが架かっていたのが残念でした。巨大な龍が塀の上を泳いでいるような龍壁(ロンビー)は、日本では見ることのできない景色でした。<br /> 外灘(ワイタン)は上海の近代化のシンボルとなっている浦東地域を望むビュースポットで、大勢の観光客で賑わっていました。旧ロシア大使館を利用した玉の博物館では、中国の特産物である玉の工芸品が展示販売されていました。一点もので見事な玉のセットが売り出されていましたが、皆さん「欲しいけど飾る場所がねェー」とため息をついていました。<br /> 昼食に小龍包や餃子の上海料理を食べた後、高速道路を走って杭州に向かいました。現地の人の運転は荒く、見ていてもヒャッとする場面がたくさんありました。また、路面も悪く、激しくバウンドすることもありました。走行距離約230km、3時間半で杭州に到着。<br /> 郊外のお茶畑の中にある「お茶の博物館」でお茶の試飲をさせてもらいました。5種類のお茶をそれぞれの入れ方で飲ませてもらいましたが、微妙に味が異なっていたようです。<br /> 夕方になって、杭州市内の河坊街を散策しました。出店というより夜の商店街で、中国独特の珍しいおみやげがたくさん並んでいました。<br />夕食は乞食鶏をメインとした杭州料理を食べました。これは、ハスの葉に巻いた鶏肉を蒸し焼きにした料理のことのようです。<br /> 宿泊は グランド メトロパーク ホテル ハンジョウ(杭州維景国際大酒店)<br />第3日目 平成18年4月15日(日)<br /> 朝、いよいよウォークに出発しました。会場に着くと、すぐに参加する女子学生が上手な日本語で語りかけてきました。彼女達は大学で日本語を勉強しているということでした。一通りの挨拶の後、全員でラジオ体操をしました。もう何十年もやっていなかったのに、音楽を聞くと自然に体が思い出し、動き出したのには我ながらびっくりしました。<br /> そして、ウォークが始まると二人の女子学生が寄ってきて、いっしょに歩き出しました。途中からもうひとり加わり、片言を交えながら楽しい会話が始まりました。まるで孫娘と話しているような可愛さで、歩きながらも話があちこちに飛んで、とても知識が豊富でした。杭州から2時間ほど離れた故郷から出てきて、寮生活をしているということでしたが、感心したのは、寮に戻ると勉強が楽しくて、遊ぶどころではないと話していたことでした。日本の学生に聞かせてやりたいと思いました。<br /> 3人の学生と住所やメールアドレスの交換をしながら、西湖一周ウォークを続けましたが、やはり今時の若者なのでしょうか、最後は疲れて大分遅れてゴールしたようです。帰りがけに駆け寄ってきて、ありがとうと言いながらお別れしました。<br /> ウォークの後は、足裏マッサージに行きました。これはツアーに含まれているもので、本格的な施設で若い女性が1時間たっぷりとマッサージをしてくれました。ウォークの学生と違って日本語は全く通じないので、ぎこちない身振り手振りで言葉のやり取りをしているうち、あっという間に時間が過ぎてしまいました。これもまた、楽しい旅の思い出となりました。<br /> 今回のツアーに日本から参加したのは約260人で、学生達は約100人ということでした。そして、その夜の完歩表彰パーティーは、主催者を始め杭州の幹部の人達も参加して賑やかに行われました。私はラッキーなことに、抽選会でスポンサーの商品が当たったり、ツアー会社からの誕生日プレゼントもありました。こんなにいいこと尽くめの旅行は初めてで、よい思い出になりました。<br /> これに味を占めて、来年も参加したいと語り合っています。<br /> 表彰パーティーの後、杭州市旅遊委員会の招待による歌舞越劇「西湖の夜」を見に行きました。いわゆる雑伎団による見事な演技で、特に感動的だったのは愛知万博でも披露されたという「千手観音」でした。その黄金に輝く一糸乱れぬ美しい演技と、うっとりするような艶やかな動きは感動ものでした。<br /> 宿泊は グランド メトロパーク ホテル ハンジョウ(杭州維景国際大酒店)<br />第4日目 平成18年4月16日(月)<br /> 早朝に杭州を出発して、浦東空港へ向かいました。上海に近づくと高速道路が渋滞し始め、途中から一般道に出て走行したため、空港到着がギリギリになってしまいました。<br /> チェックイン後、仲良くなった皆さんとラウンジで休憩し、上海を後にしました。<br /> 12:10 NH156にて上海浦東空港ら出発。<br /> 15:15 関空到着。<br /> 18:50 ANA1719にて関空千歳から出発。<br /> 20:40 千歳到着。<br /> 中国の3人の学生とはその後、メールの交換をしています。写真を送付すると、とても喜んでくれました。少したどたどしい言葉使いですが、習いたてにしては上手な文章を書いてきます。少しでも彼女達の勉強の役に立てば嬉しいことだと思い、これからも続けていきたいものと思っています。 <br /><br />

楽しかった杭州西湖ふれあいウォークの旅

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2007/04/13 - 2007/04/16

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インコのキーちゃん

インコのキーちゃんさん

 旅行社からのメールが送られてきて、内容は杭州西湖ふれあいウォークへの参加者を募集しているというものでした。日中国交回復35周年を記念し、4月13日から16日までの日程で地元の人と語り合いながら、西湖畔の15キロをゆっくり一周するというのがこの旅の主旨でした。
 連絡があってからすぐに申し込みをしましたが、人気があるせいか、既にキャンセル待ちになっていたので諦めていたのですが、しばらくしてから予約がとれたという連絡が入り、初めての中国に行けることになりました。
第1日目 平成19年4月13日(金)
 12:00 ANA1714にて千歳から出発。
 14:05 関空到着。国際線搭乗口へ移動。
 関空から国際線に乗るのは平成13年のバリ島旅行以来で、時間があったのでロビー内を散策してから搭乗待合室に入りました。搭乗口付近には、既にウォークの身支度をした人達が十数人楽しそうにおしゃべりをしていましたので、皆さんと歩くのだろうと想いながらラウンジで休憩しました。
 16:10 NH153にて関空から出発。
 17:25 上海浦東空港到着。
 千歳から関空経由でしたが、上海までは約2時間15分とまるで国内線を乗り継ぐような気軽な旅で、少し物足りない感じでした。中国が随分と身近になったことが実感できました。
 空港では現地係員が待っていてくれて、すぐにホテルへ向かう予定でしたが、バスの到着が遅れて随分と待たされました。途中上海市内に入ると、高層建築のビルのライトアップがきれいで、香港を見ているような感じでした。一般民家の屋根までがライトアップされていて、中国の発展をアピールしているように感じました。特に高速道路の桁がブルーにライトアップされていて、都市空間では邪魔な存在を逆に観光化していると思われました。さらに、高欄の上に植生プランターを乗せて緑化しており、環境に配慮した工夫と思われました。
 宿泊は シャンハイホテル(上海賓館)
第2日目 平成18年4月14日(土)
 朝、上海市内観光に出発。途中の広場で市民の人達が太極拳をしたり、鳥の鳴き会わせをしたりで楽しんでいる様子は、テレビでよく見る中国の風景でした。豫園(ヨエン)は一部修理工事中で、シートが架かっていたのが残念でした。巨大な龍が塀の上を泳いでいるような龍壁(ロンビー)は、日本では見ることのできない景色でした。
 外灘(ワイタン)は上海の近代化のシンボルとなっている浦東地域を望むビュースポットで、大勢の観光客で賑わっていました。旧ロシア大使館を利用した玉の博物館では、中国の特産物である玉の工芸品が展示販売されていました。一点もので見事な玉のセットが売り出されていましたが、皆さん「欲しいけど飾る場所がねェー」とため息をついていました。
 昼食に小龍包や餃子の上海料理を食べた後、高速道路を走って杭州に向かいました。現地の人の運転は荒く、見ていてもヒャッとする場面がたくさんありました。また、路面も悪く、激しくバウンドすることもありました。走行距離約230km、3時間半で杭州に到着。
 郊外のお茶畑の中にある「お茶の博物館」でお茶の試飲をさせてもらいました。5種類のお茶をそれぞれの入れ方で飲ませてもらいましたが、微妙に味が異なっていたようです。
 夕方になって、杭州市内の河坊街を散策しました。出店というより夜の商店街で、中国独特の珍しいおみやげがたくさん並んでいました。
夕食は乞食鶏をメインとした杭州料理を食べました。これは、ハスの葉に巻いた鶏肉を蒸し焼きにした料理のことのようです。
 宿泊は グランド メトロパーク ホテル ハンジョウ(杭州維景国際大酒店)
第3日目 平成18年4月15日(日)
 朝、いよいよウォークに出発しました。会場に着くと、すぐに参加する女子学生が上手な日本語で語りかけてきました。彼女達は大学で日本語を勉強しているということでした。一通りの挨拶の後、全員でラジオ体操をしました。もう何十年もやっていなかったのに、音楽を聞くと自然に体が思い出し、動き出したのには我ながらびっくりしました。
 そして、ウォークが始まると二人の女子学生が寄ってきて、いっしょに歩き出しました。途中からもうひとり加わり、片言を交えながら楽しい会話が始まりました。まるで孫娘と話しているような可愛さで、歩きながらも話があちこちに飛んで、とても知識が豊富でした。杭州から2時間ほど離れた故郷から出てきて、寮生活をしているということでしたが、感心したのは、寮に戻ると勉強が楽しくて、遊ぶどころではないと話していたことでした。日本の学生に聞かせてやりたいと思いました。
 3人の学生と住所やメールアドレスの交換をしながら、西湖一周ウォークを続けましたが、やはり今時の若者なのでしょうか、最後は疲れて大分遅れてゴールしたようです。帰りがけに駆け寄ってきて、ありがとうと言いながらお別れしました。
 ウォークの後は、足裏マッサージに行きました。これはツアーに含まれているもので、本格的な施設で若い女性が1時間たっぷりとマッサージをしてくれました。ウォークの学生と違って日本語は全く通じないので、ぎこちない身振り手振りで言葉のやり取りをしているうち、あっという間に時間が過ぎてしまいました。これもまた、楽しい旅の思い出となりました。
 今回のツアーに日本から参加したのは約260人で、学生達は約100人ということでした。そして、その夜の完歩表彰パーティーは、主催者を始め杭州の幹部の人達も参加して賑やかに行われました。私はラッキーなことに、抽選会でスポンサーの商品が当たったり、ツアー会社からの誕生日プレゼントもありました。こんなにいいこと尽くめの旅行は初めてで、よい思い出になりました。
 これに味を占めて、来年も参加したいと語り合っています。
 表彰パーティーの後、杭州市旅遊委員会の招待による歌舞越劇「西湖の夜」を見に行きました。いわゆる雑伎団による見事な演技で、特に感動的だったのは愛知万博でも披露されたという「千手観音」でした。その黄金に輝く一糸乱れぬ美しい演技と、うっとりするような艶やかな動きは感動ものでした。
 宿泊は グランド メトロパーク ホテル ハンジョウ(杭州維景国際大酒店)
第4日目 平成18年4月16日(月)
 早朝に杭州を出発して、浦東空港へ向かいました。上海に近づくと高速道路が渋滞し始め、途中から一般道に出て走行したため、空港到着がギリギリになってしまいました。
 チェックイン後、仲良くなった皆さんとラウンジで休憩し、上海を後にしました。
 12:10 NH156にて上海浦東空港ら出発。
 15:15 関空到着。
 18:50 ANA1719にて関空千歳から出発。
 20:40 千歳到着。
 中国の3人の学生とはその後、メールの交換をしています。写真を送付すると、とても喜んでくれました。少したどたどしい言葉使いですが、習いたてにしては上手な文章を書いてきます。少しでも彼女達の勉強の役に立てば嬉しいことだと思い、これからも続けていきたいものと思っています。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
観光バス
航空会社
ANA

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  • 関空の上海行き搭乗口で

    関空の上海行き搭乗口で

  • 上海行きの機内食

    上海行きの機内食

  • 上海浦東空港の到着ロビーにて

    上海浦東空港の到着ロビーにて

  • 上海ホテルの前で

    上海ホテルの前で

  • 上海ホテルの前で

    上海ホテルの前で

  • 豫園の湖心亭

    豫園の湖心亭

  • テラスから池越しに銘石を望む

    テラスから池越しに銘石を望む

  • 壁の上を泳ぐ龍

    壁の上を泳ぐ龍

  • 龍壁は本当に龍が泳いでいるように造られている

    龍壁は本当に龍が泳いでいるように造られている

  • 高さ3mの玉玲瓏は中国3大太湖石の一つ

    高さ3mの玉玲瓏は中国3大太湖石の一つ

  • 古戯台と呼ばれる舞台

    古戯台と呼ばれる舞台

  • 小鳥の鳴き合わせを楽しんでいる

    小鳥の鳴き合わせを楽しんでいる

  • 高さ468mのテレビ塔

    高さ468mのテレビ塔

  • 外灘から浦東地区を望む

    外灘から浦東地区を望む

  • 玉の博物館となっている旧ロシア大使館

    玉の博物館となっている旧ロシア大使館

  • 昼食の小龍包

    昼食の小龍包

  • 昼食場所

    昼食場所

  • 杭州のお茶の博物館にて

    杭州のお茶の博物館にて

  • 河坊街の出店の切り絵が見事

    河坊街の出店の切り絵が見事

  • 河坊街の出店には中国独特のおみやげが並んでいる

    河坊街の出店には中国独特のおみやげが並んでいる

  • ウォークの学生達と

    ウォークの学生達と

  • 出発はみんな元気でにこにこ

    出発はみんな元気でにこにこ

  • 筆談を交えながら足も軽やか

    筆談を交えながら足も軽やか

  • 雷峰塔を望む景勝地で

    雷峰塔を望む景勝地で

  • 雷峰塔を望む景勝地で

    雷峰塔を望む景勝地で

  • 込み入った話は筆談で

    込み入った話は筆談で

  • 雷峰塔を望む

    雷峰塔を望む

  • 雷峰塔をバックに

    雷峰塔をバックに

  • 雷峰塔をバックに

    雷峰塔をバックに

  • 湖に浮かぶ観光船と雷峰塔

    湖に浮かぶ観光船と雷峰塔

  • のんびりとウォークを楽しむ

    のんびりとウォークを楽しむ

  • あと一息で、さすがに疲れたような顔になる

    あと一息で、さすがに疲れたような顔になる

  • 近くに居た人達が集まって記念撮影

    近くに居た人達が集まって記念撮影

  • ウォークが終わって西湖天地の昼食会場へ

    ウォークが終わって西湖天地の昼食会場へ

  • 抽選会に当たって、カタログを見る

    抽選会に当たって、カタログを見る

  • 4号車の皆さんと表彰式会場で

    4号車の皆さんと表彰式会場で

  • 杭州のグランドメトロパークホテル前で

    杭州のグランドメトロパークホテル前で

  • 杭州のグランドメトロパークホテル前で

    杭州のグランドメトロパークホテル前で

  • 上海浦東空港のラウンジにて

    上海浦東空港のラウンジにて

  • 上海浦東空港の出発ロビーで

    上海浦東空港の出発ロビーで

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