2007/11/04 - 2007/11/04
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まみさん
自業自得と分かっちゃいるけど。
せっかくの秋晴れの週末を逃し、何度、地団駄踏んだでしょう。
週末の寝坊は至上の幸福───ではあるけど、いざ出かけようというときには日が陰ってしまい、秋の日の短さを嘆いたのは何度あったことか。
再び夕方、日没前に燦々と太陽が輝くこともなくもなかったけれど。
やわらかな黄昏色の光は美しくてもはかなく、差し掛かる影が長すぎたり、光が弱すぎて手ブレ写真ばかりになったり、なにより花を選んで何度も撮り直しているうちに、あっというまに日が沈むことしばしば。
というわけで、今日はこの天気を無駄にすまい、と布団だけ干して、先に出かけることにしました@
秋も深まり、かといって紅葉にはまだ早い中途半端な11月初旬のこの時期。
春や夏と違って、ちょっと外に出たからといって撮影意欲を刺激される花に出会える確率は低いでしょう。
でも、こんな秋晴れの空と黄昏を思わせる柔らかい光の下でなら、道ばたに落ちている枯れ葉ですら、被写体としてそそられそう。
と思いながら出かけたところ、予想どおりでもあり、嬉しい誤算もあり。
落ちている枯れ葉ですら、被写体になるというのは予想どおり。
秋晴れの太陽と空が、もともとの被写体の魅力を150パーセント引き出しています。
そして嬉しい誤算は───うちの菊がもう枯れ始めたので失念していましたが、世間様は、まだまだ菊の時期。
そしてうちは、ちょっと足を延ばせば、まわりに農家の畑が小さいながらもたくさんあります。
そんな畑に咲く、商品用と思われる菊があちこちで見られたのが嬉しい誤算@
プロが咲かせたから粒よりできれいで当たり前とはいえ、魅力ある被写体には変わりありません。
そんな畑の菊をハイライトに、思った以上にいろんな秋の花に出うことができた、とある秋晴れの週末@
やっぱり早起きは三文の得ですねぇ。
なんちゃって、今日はいつもより早く起きたといっても、実はちっとも早起きの範疇ではないですけどね@
(10時じゃぁね@)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車
PR
-
まずは家の目の前の線路際の白菊から@
-
線路を背景に、可憐な白菊
-
高架道路の色付き始めたツタ
前にも撮ってますが、このアングル、好きなんですよね。
いわし雲もいいかんじでしたし@
※最初に見た目から「ちぎれ雲」と書きましたが、私の連想は国際基準と違ったようです@
http://rika.shinshu-u.ac.jp/ischool/tenki99/kumo/k_bunrui.htm
それにしても、ほんの3か月近く前は、むせ返るような緑だったここのツタ。
秋は確実にやってきています@
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12634722/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12634731/
関連の旅行記(2007年)
「むせかえるような緑」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10175668/ -
枯れ葉の堆積に咲いていた菊
うーん、マツバギクかなと思ったのですが、葉がちょっと違うかしら。
※トラベラー「シベック」さんより、ベビーサンローズという名前を教えていただきました@
学名:アプテニア
別名:花蔓草(ツルハナソウ)
原産:南アフリカ共和国
開花時期は7〜9月とあります。夏の花だったんですね。 -
秋の柔らかな光を浴びたムラサキカタバミ
春から秋まで見られますね、この花@
手持ちの花の本によると、花期は5月〜10月とあります。
「花粉ができないので結実しないが、根元にできる小さなりん茎で繁殖する。畑に侵入すると、除草が困難な雑草となる(えっ、雑草! by まみ)。観賞用に栽培したものが野生化した。関東以西に多い。花びらには濃色のすじが入る。雄しべは白色。」
(「ヤマケイポケットシリーズ 野の花」(山と渓谷社)より) -
枯れ葉の堆積に咲いていた……これも菊かな
ピンクと黄色で、きれいなコントラストですね。 -
種を孕んだ……ペンペン草?
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エネルギーをためている菊のつぼみ
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ほころび始めた菊のつぼみ
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畑の脇に咲いていた菊
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結んだ手を開くように@
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秋の日を浴びた枯れ葉は黄金色@
もっと紅葉が進んだら、逆光に透けたこういう葉っぱの写真を心ゆくまで撮りましょう@ -
意外な魅力を発見!
いつもならスルーしていた野草
家に帰って手持ちの本で調べたら、コセンダングサだと分かりました。
最初、アメリカセンダングサかと思ったのですが、舌状花がないので、コセンタングサでしょう。
小指の先っちょほどの小さな花です。
でもこうやってズームで撮ると、菊やひまわりから花びらを取ったミニチュア版みたいですね@ -
コセンダングサの花と実
コセンダングサは、キク科だそうです。
というわけで、菊やひまわりの花びらのないミニチュア版と思ったのはそれほどハズレではなかったようです。 -
手裏剣のようなコセンダングサの実
衣服にくっついたら、なかなか取れなさそう。
動物の毛皮などにくっついて遠くへ運んでもらい、生育地を広げるようです。 -
空き地にぎっしり、コセンダングサ
花は1つではなく、小さな花が集まって1つの花を作っているそうです。
集まってできた花ですら、指の先っちょほどなのに、その1つ1つといったら、ほとんどゴマのよう! -
行く前に予習したときに見つけた、るこうそう
数少ない秋の花を見逃すまいと、出かける前に手持ちの花の本で秋の花の予習をしました。
その中にあった花です@
じゃなかったら、実は素通りしていたかもね。
小さくて、とてもさりげなく見えたから。
「別名:かぼちゃあさがお/花言葉:おせっかい
花期:8月〜10月/原産地:南アメリカ/英名:star glory
羽のような葉が美しい、つる性の1年草。夏の盛りから秋まで濃赤色、ピンク、白色の、くっきりした星形の花を咲かせます。葉が涼しげで花期以外にも楽しめることから、よくあんどん仕立ての鉢ものにされてきました。つる性で周囲のものに巻きつく性質があることから、巻きついてわずらわしい、すなわち「おせっかい」という花言葉ができたようです。(ひでーっ! by まみ)
日本に伝わったのは江戸時代。「カンボジアから来たあさがおのような花」ということで、かぼちゃあさがおという別名がつきました。(カンボジアがかぼちゃ? ダジャレ? by まみ)」
(「花言葉【花図鑑】」写真&監修:夏梅陸夫(大泉書店)より)
「かぼちゃあさがお」という別名があるようですが、あさがおを連想するのはとても困難なくらい、ちっちゃな花でした@ -
畑に溢れていたクジャクソウ
ユウゼンギクかなぁと思ったのですが、花びらの様子から、クジャクソウと判断しました。
「くじゃくアスター/クジャクソウ(キク科)
花言葉:可憐
花期:9〜10月/原産地:北アメリカ
英名:michealmas daisy
しおんの仲間の多年草。高さ100〜150cmと比較的背が高く、よく分枝して、扇子をなかば広げたような形の草姿になります。これがちょうど、羽を広げたクジャクのように見えるのが、くじゃくアスターという名前のもとになりました。花は花径1〜1.5cmのひかえめなものですが、数が多いので独特のはなやぎを持っています。花色はピンクのほか、白や淡紫色など。
英名は、大天使ミカエルの祝日9月29日ごろに咲く花であることにちなんでいます。」
(「花言葉【花図鑑】」写真&監修:夏梅陸夫(大泉書店)より)
白いクジャクソウなら、去年(2006年)、別の畑にたくさん群生しているのを見つけて撮っています@
そう、たしかに数が多いので、華やかですよねぇ、この花!
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11344443/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11344444/
関連の旅行記(2006年)
「裏の田畑散策は楽しいな@その8:でも主役はコスモスになってしまったようで」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10095451/ -
同じ畑にあった実
名前はなんでしょう。
※トラベラー「シベック」さんより、トロロアオイの実ではないかと教えていただきました。
手元に花の本はあるけれど、実となるとなかなか調べづらいです。実の本ではないので。
トロロアオイの花は、顔くらいの大きさのある大きな花ですよね。
「花オクラ」の別名があって、食べられない方のオクラだそうです。
言われてみると、なんかオクラに似てるかなぁ。
いや、知らなければ連想しそうにないですわ。 -
クジャクソウとツマグロヒョウモン(タテハチョウ科の仲間)
最初は逃げられて逃げられてしょーがなかったのですが、影が当たらないように近付くと逃げられないと分かりました@
これ、羽はきれいなんですけど、蛾でしょうかねぇ。
と最初は思っていたのですが、別経路でこの蝶の名前を教えてもらいました。
蝶でいいらしいです@
というわけで、コメントに堂々と書くことができました。 -
クジャクソウとツマグロヒョウモン(タテハチョウ科の仲間)
名前が分かったので、ネットでにわか勉強。
タテハチョウは最大の種類を誇り、大部分が中型の種類ですが、アゲハチョウ類に匹敵する多彩な色彩と形態をもつチョウの仲間だそうです。
その中のツマグロヒョウモン。
アフリカ北東部からインド、インドシナ半島、オーストラリア、中国、朝鮮半島、日本と熱帯・温帯域に広く分布しますが、日本では1980年台までは近畿地方以西でしか見られなかったそうです。
地球温暖化の影響を受けて生息地が北上し、2006年になると北関東でもほぼ定着して、普通種になりつつあるそうです。
温暖化のせいといわれると複雑ですが、このような鮮やかな蝶が格好の被写体として私の目に飛び込んできたのは嬉しいです。 -
畑を背景に、面白い実を@
実に当たる秋の日差しがとてもきれいです。
そのために撮ったようなものかな。
※トラベラー「シベック」さんより、この実はイチジクだと教えてもらいました。
これはまだ青いですけど@
そーいや、確かにそんな形をしてます。
度忘れ‥‥というより、いかに身近な草木に無頓着であったか、という証拠。
あーっ、でも私はイチジクの実は食べたことはないかも。 -
菊はやっぱり黄色が一番!?
畑だから花がたくさんあってね@
菊の花畑みたいでね@
もう撮り放題ってかんじ@ -
おかっぱ頭みたいな可愛い菊
-
夢にように咲き誇るホワイト・クリサンセマム
お墓に備えたくなるタイプの白菊ですね。
でもこうしてみると、とっても華やか!
それこそお祝いの花輪に使ってもいいかもしれないと思えるくらい@
というわけで、白菊を英語の「ホワイト・クリサンセマム」と表現してみました。 -
そして最後は、線路脇に戻って、秋バラを
実は去年(2006年)ではありますが、このバラ、春にも撮っています、ちょうど同じこの場所で。
春にも秋にも咲くバラなんですね、これ@
咲いている数は春よりずっと少ないのですが。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10946938/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10946941/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10946943/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10968265/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10968266/
関連の旅行記(2006年)
「春の線路脇散策は楽しいな@(その2)+翌週、雨上がりの写真を追加」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10068187/
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この旅行記へのコメント (8)
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- tsunetaさん 2007/11/07 23:01:06
- 蝶と花!
- まみさん! こんばんわ。 この写真はよく撮れていますね。一票です。
ツマグロヒョウモンも羽が全く損なわれていないので素晴らしいですね。
ヒヨウモンチョウのようなタテハ蝶類は回遊性の蝶なので一旦、飛び去っても又舞い戻ってきますのですが、敏捷性があるので写真撮影は難しいと思います。
遠くから望遠で撮られたのでしょうか。
tsuneta
- まみさん からの返信 2007/11/08 09:16:19
- RE: 蝶と花!
- tsunetaさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
一票ありがとうございます@
ツマグロヒョウモンの写真は5枚ほど撮れて、写真全体のバランスが良くきれいに撮れたのをアップしました。
よく見るとその中には、羽は食べられちゃったの?と思ったくらい、損なわれているのがあってびっくりしました。
そうなのですね、損なわれているのはよくあるのですね。
たしかにこのツモグロヒョウモンは、いったん飛び去ってもまた舞い戻ってきました。
4〜5羽くらいいました。
だからかもしれません、うまく撮影チャンスが得られたのは。
望遠でなく、近くから撮れました@
食い意地のはったツモグロヒョウモンだったのかもしれません@
-
- シベックさん 2007/11/07 14:14:19
- 秋の花と実
- まみさん、こんにちは。
秋の花や実、見せていただきました。
菊の花は秋の代表選手ですね。
大菊から可愛い小菊まで、そして野菊も楽しめますね。
先端がとんがった畑の実、トロロアオイのようでもありますが・・。自信ありません。
枯れ葉の堆積に咲いていた花は、ベビーサンローズです。我が家でも咲いています。
面白い実を@は、私の大好物イチジクです。熟れると赤紫になります。
今日も朝、デザートで食べました。
シベック
- まみさん からの返信 2007/11/08 09:08:39
- RE: 秋の花と実
- シベックさん、こんにちは。
分からなかった花と実の名前を教えてくださってありがとうございます。
旅行記に反映させたいと思います!
先端がとんがった畑の実は、おっしゃるとおり、トロロアオイのようです。
アップしなかったのですが、巾着田にヒガンバナを見に行ったときに、途中でトロロアオイを見つけて写真を撮りました。かねてより撮りたいと思っていた花の1つだったので。
大きな花ですよね。しかし、この実がここにあるということは、巾着田まで行かずとも身近にもあったということだわ〜。
裏の畑はご無沙汰だったので、気付きませんでした。
ベビーサンローズ、はじめて名前を知りました。
いままでずっと、似たようなのを松葉菊と思って見ていたかもしれません。
別名、花蔓草ともアプテニアとも言うみたいですね。
蔓かぁ?と思ったけれど、花の名前は面白いです。
イチジク!
いやぁ、この独特の実の形はどこかで見たと思ったんですよ。
そういえばイチジクですね。
熟れて赤紫になるころにまた様子を見に行きたいと思います@
-
- 旅猫さん 2007/11/07 12:47:14
- 秋の花々
- まみさん、こんにちは。
白菊がきれいですね。
クジャクソウとツマグロヒョウモンも秋らしい彩り。
旅猫も、蝶を見かけると追いかけますが、
そろりと近付いても気付かれますよね。
影を落とさないようにしても、敏感なやつには逃げられる(笑
コセンダングサの実、子供の頃にお世話になりました(笑
空き地で遊んでいると、いたるところにくっついてきますよね。
1本ずつ分かれてしまうので、取るのが一苦労。
懐かしいです。
旅猫
- まみさん からの返信 2007/11/08 08:47:54
- RE: 秋の花々
- 旅猫さん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
秋の散策も捨てたものではないと改めて思った一日でした@
たぶん今年は暑いので、花もいつもより長く咲いているせいもあるかもしれません。
ツマグロヒョウモンは、蝶か蛾か最初は分かりませんでした。
追っかけているときは、きれいな花から蝶だろうと思ったのですが、無事、写真に収めてみたら、蛾に似てるんですものね@
お花と一緒に蝶って撮りたくなりますよね。
ハチは以外とカメラに収めるのはカンタンなんですが。
コセンダングサを撮っているときに、レモン色の蝶が舞っていました。
こちらは写真に撮れませんでした。
ツマグロヒョウモンは幸いたくさんいました@
コセンダングサは、私も子供の頃に実を抜くのを苦労したのを思い出しました@
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- 義臣さん 2007/11/06 16:51:32
- 黄金色
- 日に透かして枯葉の綺麗な、、影。。
義臣
- まみさん からの返信 2007/11/08 08:41:07
- RE: 黄金色
- 義臣さん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
密かに!?気に行っているこの枯葉に注目していただいてありがとうございます。
私は今年の紅葉写真はこれからなので、その先駆けの一枚です@
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