2006/09/30 - 2006/09/30
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まみさん
たわわな黄金色の稲穂を見ることができたのは、ついこの間のように思えます。
いまや田んぼは刈入れの時を迎えました。
農家の人たちにとっては、待ちに待った時期ですね。
今年の作物の出来はどうだったのでしょう。
といいつつ、裏の田畑に足を延ばした一番の理由は、コスモスです。
前回、訪れたときは、背丈よりもすくすく伸びたコスモスにまだほとんど花がついていませんでしたが、今日はほぼ満開でした。
先週末、巾着田のコスモス群生の撮影をさんざん楽しんだのに、またカメラを構えずにはいられませんでした。
巾着田のコスモスと違って、面積は少なく、ゆえに花の量もずっと少なかったのですが、それでもコスモスの群生らしい写真を撮るには十分でした。
ただ、観賞用に手を入れられたコスモスと違うのでしょうか、見上げるように高いところに花を付けているコスモスが多かったです。
それはそれで、下から見上げるコスモスの姿にハマってしまいました。
来週の私はハンガリーの空の下にいるでしょう。
もともとこの旅行のためにデジカメを今年初めて買いました。桜の咲く季節の前に。
桜の季節になれば、いやでも写真を撮りたい気分が高まるから、旅行の前に手慣らしするのにちょうどよいと思ったのです。
花の写真を撮るのにこんなに夢中になるとは思いませんでした。
いや、昔から花の写真を撮りたいとフィルムカメラでもがんばっていたので、当然といえば当然だったのかしら。
それにしても、1年以上待ち構えていた旅行を前にして、待った期間が長かったせいで、間近に迫るにつれて、本当に私は来週、ハンガリーに行っているのかどうか、信じられないような、いまさらになって気後れすら感じています。
そんな私の感傷に、刈り入れの終わった畑とコスモス畑はぴったりの風景でした。
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- 自転車
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用をすませて遠回りし、県道沿いの建物群の裏に行くと……まずは、この花にとても惹かれました。
手持ちの花の本で名前がわかりました。
クジャクソウですね。
改良種のピンクもあるそうですが、基本種は白とのことです。 -
クジャクソウの花ことばは「ひとめぼれ」。
まあ、今の私の心境にぴったりではないですか。
でも惚れっぽい私は、次のひとめぼれを求めて、先に進みます@ -
すっかり刈り入れの終わった田んぼ。
これから先は春までは、大地がむきだしの茶色い物悲しい風景となるのでしょう。
そうなる前の、秋晴れの一日。 -
たて構図でも撮ってみました。
同じ場所でも印象が変わります。
人の視線は上下より左右に動きやすいため、横は安定した構図になりやすく、逆に縦は目により運動を強いるので、動きが出るといわれます。
ま、あくまで一般論@
実際は、その写真次第でしょう。
田んぼの写真を撮ろうと思っても、そそられたのはこのシーンくらい。
さすがに稲が青々と茂っているときに比べると、撮る枚数がぐっと減ってしまいます。 -
実りの秋。
美味しくなるには、もうちょっとかな。 -
目をつけていたコスモス畑がほぼ満開でした。
というわけで、ここからコスモス、コスモス、コスモス、コスモス……。 -
コスモスの中心部分はヒマワリに似ていると思いましたが、同じキク科なので、似ていて当然だったのですよね。
-
淡いピンクと濃いピンク、それから白がコスモスの主な花の色ですけれど、どうやら私は白が一番好きみたいです。
清楚な印象もお気に入りですが、どっちかというとピンクより少ないのも、理由の1つに入るかもしれません。 -
でも近影が撮りやすいのは、淡いピンクばっかりなんですよ。数も多いですしね。
人んちの畑の中なので、歩道沿いからしか撮れません。 -
でもたくさん咲いているので、格好の白のコスモスがないわけではありません。
しかし、背の高さがばらばら。
低いのと高いのの差が巾着田のコスモスよりもある気がします。
あのときよりさらに撮りにくいです。 -
ならばこうして、空に向かって下から見上げるコスモスを撮りましょうか。
デジタルカメラは白は色が飛んでしまいがちです。
液晶ではほとんど真っ白に見えます。
でも実際に撮れば……なんとかちゃんと、写っていました@
画面がほとんど白いので、露出補正をプラスにします。
空に消え入るように透ける花を撮りたかったので、白すぎるくらいが好みです。 -
背の高いコスモスがたくさんなので、見上げるように撮る方がかえってラクだと気付きました。
先週の巾着田のときと違って、中腰になる必要がありません。
コスモスにちぎれ雲がよく似合います。
雲とコスモスがお話しているように見えます。 -
ちょっと背の高いコスモスが音楽教師たち。
3人いますが、うち2人は伴奏担当で、1人が指揮者ということではどうでしょう。
「さあ、みなさん、ドレミの歌を歌いましょう」
なぜ「ドレミの歌」?
それは、なんの脈略もなく、私の頭に、「サウンドオヴミージック」が浮かんだからです@ -
ピンクだとたくさん撮れます@
前景のコスモスたちは目線の位置ですが、後景のコスモスたちは2mくらいあると思います。
ただし、畑の地面が歩道より階段1段半くらい高くなっているのです、実はね@ -
花びらの薄い花は、逆光でも、いい具合に光が透けてくれます。
-
そろそろ帰ろうと思うのですが、群生している様子を撮った覚えがないので、撮りました。
-
うふふ、これもコスモスです。
「これは何の花でしょうか」といわれたら、きっと私には答えられない気が……@
もし私が幼い子供で、大人から摘んでコスモスをプレゼントされるとしたら。
こんな風に上向きのアングルで花が目に飛び込んでくるに違いありません。 -
天気がよく、適度に涼しくて気持ちがよいので、去りがたくなってしまいました。
家に帰ったら、いつものとおり雑事をやって、それからスーツケースのパッキングの準備をしなければなりません。
旅行に何を持って行こうか考えるのも結構楽しいのですが、実際にパッキングの段階になると、ちょっとユウウツになる私。
だってたかが近所の散策でもつい荷物が多くなってしまう私。
現実の重量に打ちのめされるのです。
。。。というわけで、コスモス相手にちょっと現実逃避してるかもしれません、今の私。 -
でもねぇ、でもねぇ、もうこんなコスモス、私が見るのはこれが最後でしょう。
旅行を終えて帰国したら、11月。たぶん、もう、コスモスの季節ではないですよね。
なので、何枚も何枚も写真を撮ってしまうのです。 -
花を斜めの姿勢で撮ってみると、なんだか花が一生懸命メッセージを伝えようとしているように見えます。
-
秋晴れの空とコスモス。
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「あれは、なに?」「未確認飛行物体?」
未知との遭遇。
なんちゃって。 -
たてにきれいに並んでいるように撮れました@
さっきも撮ったけれどね、ここの白い花は。
でも構図を変えてしまうと、同じ花に見えません@ -
しつこく何枚も写真を撮ってしまいましたが、全然飽きません。
でもいい加減にしなくてはね。
今度こそ本当にさようなら。 -
別のコスモス畑です。
遠目に華やかな絨毯のように咲く様子が見えたので、近付いてみました。
こちらの畑のコスモスは、背丈が低めでそろっています。
それに、なんときれいにグラデーションを描いていることでしょう。
ぜひもっと近くでお約束な近影写真を撮りたかったのですが……ズームにしても、あいにくこれが限度です。
これ以上近付くと、畑に無断侵入することになってしまいます。 -
ひまわり。
まだ咲いていたのですね。
でも、小さな花をたくさんつけるこのタイプのひまわりは、真夏のぎらぎらの太陽の下
より、どこか物悲しい秋に、すっかり涼しくなった風に揺れるのがよく似合うような気
がします。
背景はさきほどのグラデーションの美しいコスモスたちです。 -
頭上から迫る巨大な綿のかたまりのようなこれは……ススキ?
ススキは幼い頃には近所にたくさん生えていましたが、いまはそこは皆、宅地化されています。
なので、ススキを見るのはとても久しぶりな気がします。
しかし……もっと稲穂に似た黄昏色の穂が一斉に風に揺れ、夕日を浴びてきらきらと輝いていた……というのが私の中のススキの心象風景です。
見事だなぁと思うのですが、これは見事すぎて、なつかしさが沸きません@ -
こうして見るといかに巨大であるかわかりませんが、見上げているその場では、巨人に見下ろされている気がしました。
こんな巨人がいたら、やはり大きさに圧倒され、驚き、怯えてしまうでしょう。
でも、巨人は怯える私に優しく話しかけるのです。
「おじょうさん、落し物ですよ」
。。。これでは、森のクマさんだわ@ -
キバナコスモスです。
まだかろうじて元気な花たちを見つけました。
黄色い花はとても目を引きます。
でも、写真を撮るために近寄ってみると、もう花をつけていなかったり、しおれているものが多かったです。
そろそろ開花時期も終わりなのでしょうか。
キバナコスモスはコスモスよりも開花時期が早く、8〜10月だそうです。
。。。じゃあ、まだまだ健在なはずじゃんね -
一面濃厚なオレンジゆえに、コスモスよりもずっと目をひくキバナコスモス。
群生を見かけても、車窓からだったり、近寄れなかったりなど、今までなにかと撮影チャンスを逸していました。
やっと撮ることができました。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- いっちゃんさん 2006/10/03 09:39:19
- 地域が少し変ると
- まみさん おはようございます
大宮と久喜の違いかな?
田園風景も稲を干すやらいの風景も懐かしい。
久喜周辺では見られなくなりました。
今年、新しくわらの処理方法が変った農家が出てきました。北海道の牧草を保存するような樽型にまとめて田んぼの中にころがっていました。
コスモスもすぐ近くに鷲宮町のコスモスロードがありますが、まだぽつぽつ咲き始めたばかりです。
来週からハンガリーの旅だそうですね、UP楽しみに待っています。
気を付けて行ってらっしゃい。
- まみさん からの返信 2006/10/04 21:55:12
- RE: 地域が少し変ると
- いっちゃんさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
いっちゃんさんの旅行記も拝見しましたが、面白いですねぇ、刈り取った稲が樽のようになっていますねぇ。
日本の縦長さから考えると、そんなに離れていない気がするのに、地域差が出るのですねぇ。
あの樽、初めて見たのはイギリスでです。
友人と二人で、おもしろーいって驚いたものです。
コスモス前線も、地域によるようですね。
鷲宮町のコスモスロードは楽しみですねぇ。あんなに長くコスモスが続いているなんて。満開時は見事でしょう。
こちらではいまコスモスの満開が私の旅行前でよかったです。おかげでコスモスの撮影を楽しむことができましたから。
デジカメの練習のつもりが花の写真に夢中になり、季節ごとに楽しみにしていた花がありました。コスモスは曼珠沙華とあわせて秋のハイライトって楽しみにしていましたから。
まあ、さすがに旅先では、できれば行き先のハンガリーやルーマニアらしい写真を撮りたいと思います。
花の接写をしたら、なんかいつもの日本みたいな気分になってしまいそうで@
といっても、撮りたいものを撮っちゃうと思うので、撮りたければ撮っちゃうかもしれませんね。
- いっちゃんさん からの返信 2006/10/05 09:51:47
- RE: RE: 地域が少し変ると
- 忙しい旅立ちの前に返信有難うございます
是非、ハンガリーらしさのある写真、旅行記期待いたします。
気をつけて・・・。
-
- 義臣さん 2006/10/02 17:28:38
- コスモス
- 青空にピンクのコスモは映えますね、
来週は、、、
私は来週は京都大変な違い(笑い)
- まみさん からの返信 2006/10/02 22:26:35
- RE: コスモス
- 義臣さん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
青空にピンク、すなわち、水色とピンクはよいペアですね。
小さい頃は男の子の色と女の子の色と認識していました。そしてこのペアは大好きです@
今年のハンガリー旅行を決めたのは、去年の8月からでした。
いやぁ、あのときはなんて先のことのなのだろうと待てない思いでしたが、ふりかえるとあっという間です。
3週間の旅行も、長いようでいて、いつものことですが終わってしまったら夢のような早さと感じることでしょうね。
でもまだこれから@
床の間の片隅をでーんと占領している、例年どおり結構な重さになってしまった図体の大きいスーツケースを眺めながら、もーいくつ寝ると、のカウントダウンに入りました@
- 義臣さん からの返信 2006/10/03 08:24:17
- RE: コスモス
- 旅慣れていますね、そんなに大量の荷物、想像もつきません。
京都はいつもの肩掛けカバン一つですから。
まみさんの旅の安全祈ります。
古いかな?
UP楽しみにお待ちしています。
- まみさん からの返信 2006/10/04 21:42:16
- RE: RE: コスモス
- 義臣さん、こんにちは。レスありがとうございます。
荷物が多いのは実は悩みの種なんですよ。
旅行を重ねるたびに持っていったら便利なもののリストは増えるけど、まったくの一人旅だからそれを運ぶのは自分。。。
日本もハンガリーも朝晩の寒暖の差が大きい季節なので、安全と体調をくずさないよう気をつけて行ってきます@
義臣さんも素敵な京都滞在をお楽しみください。
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