2007/04/29 - 2007/04/30
412位(同エリア605件中)
たぬぽんさん
かつて同じようなことをやったことがありますが、
なぜか特別な魅力を感じてしまう東海道本線の沿線。
しかも、だいたい1時間に3本以上はある路線なので、普段列車旅で携帯しているかさばる時刻表もほぼ不要。
下車する駅も、とりあえずの目星をつけておいて、そのときの気分で決める。
これこそ、途中下車の醍醐味、無計画でのぞむ旅。
ただ単にいろいろ決めるのがめんどくさかっただけだったりしますが^^;
目的は、かつて住んでいた神奈川・藤沢の友人に会いに行くことですが、
翌日の夕方までに着けばいいのでかなり時間があります。
大阪から藤沢までの乗車券を買い、
2日間かけて在来線で目的駅まで向かいます。
まずは熱田駅:名古屋駅から3駅
熱田神宮の最寄り駅です。また、旧東海道の41番目宿場町・宮宿があります。
宿場町の雰囲気は残念ながら残っていないですが、七里の渡しのあったところは残っています。
今日はいい天気♪
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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-
11:15熱田駅着。
各停しか停車しない駅、昼間は約15分に1本。 -
熱田駅駅舎。
金山に近くて市街地ではありますが、
駅周辺はひっそりしています。 -
駅から歩くこと約7分、
熱田神宮の外周に着きました。
右側の森になってるとこが熱田神宮です。
熱田神宮に行くならば、JRよりも名鉄の駅のほうが近いです。 -
名鉄神宮前駅。
わかりやすい駅名。 -
熱田神宮には3ヶ所の入り口があります。
東・南・西門。
そのうちの東門から入門。 -
境内をてくてく。
入門してから地図を配布している場所が見つからず、歩くしかないんです。
でもあるいてて気持ちいいとこです。 -
広い境内をあるいていてようやく建物を見つけた!
熱田神宮の「宝物館」です。入館料300円。
入館の最終入場は午後4時10分で、少し早めなので注意。
この中には天皇への奉納品がいろいろ展示されています。
恥ずかしながら「神宮」というのがどういう役割か知らなかったんですが、
神のいるところ、というとこでしょうか。
だから多くの地域からの数多くの品が奉納されるわけですね。
よくよく見ると、備前長船の刀剣がたくさんありました。
国宝・重要文化財・愛知県文化財が176点あります。
そして、なぜか南極の石までありました^^; -
宝物館で境内の地図をもらったのでそれを頼りに歩きます。
本宮へ向かいます。
途中にあった大楠。すげーな、この大きさ。。。
樹齢1000年を超えるそうです。
境内に大楠と呼ばれる木は7つあるらしいです。 -
本宮に入ります、最後の鳥居。
神宮内には6個の鳥居があるみたいです。
この鳥居が本宮に一番近い。
おや、人がたくさんいるぞ・・・ -
こちら、信長塀。
どんな意味があるのか、残念ながらよくわかりませんでした。
少なくとも、かなり古くに積み上げられた塀であることは確かです。
たぶん、瓦と土を交互に乗せていって強固にした塀と思います。 -
おや、結婚式か、結納か。
どこか別の子供が
「おめでとー!」と。
それに対しお婿さんは
「ありがとー!」と^^; -
本宮です。
熱田神宮は創殿1900年になるそうです。
そのために回収するらしく、銅板1枚2000円で協力を願ってました。 -
本宮を後に、境内ほぼ中央にある休憩所に。
お昼ごはん時、
おなか空きました・・・ということでご飯を。
「宮きしめん」というのがあったので、
高いんやろなーと思いつつも購入、550円(やっぱな・・・^^;)
つゆが関東風、濃口です。
でもこれといって特徴が感じられなかったきしめん・・・と言いながらちゃっかり写真をとります。
子供と一緒にカシャっと♪ -
こちらは休憩所の近く、
南神池(みなみしんいけ)です。 -
お池の亀さん。
日向ぼっこ中です。 -
二十五丁橋。
二十五枚の石板を並べて作られた橋です。
でも残念ながら通行禁止。 -
こちら、境内の南にある別宮です。
こちらは人がほとんどおらずひっそりしています。
熱田神宮について。
年間約60のお祭りと10の神事があります。
そのうち、いくつのかの祭り・神事の説明とそのとき用いられる装束や道具が先ほどの宝物館に展示されています。
熱田神宮最大の祭り・熱田祭(例祭)は毎年6月5日に行われ、そのときに天皇への奉納もされるそうです。
勅旨が参るらしい。
そんな厳かな面もありますが、地元の人たちは花火などで祭りを盛り上げて豊作祈願をするそうです。
かつては6月21日に行われていましたが、梅雨の時季の上、農家にとっては忙しいときなので、いつころからか6月5日になったそうです。
祭り・神事を合わせて、年間70も数える・・・
つまりほぼ5日に一度くらい何かある・・・
イベント好きの日本人の様子をよく表しているかも、な熱田神宮です^^; -
さて、南門です。
国道1号に面しているため、駐車場にはたくさんの車がありました。
そして多くの人・・・その理由は・・・ -
「蓬莱軒」
名古屋のひつまぶしといえばココ!と言えるお店。
熱田神宮の南門のすぐ近くにあります。
お昼1時近いというのに、たくさんの人がまだ並んでいます。
でも、ほんまおいしいですよ、並んででも一度は食すべきところだと思います。
今回はパスしましたが。
さて、
ここからどこへ向かうかといいますと、
旧東海道宮宿。
七里の渡しという、京へ向かう次の宿場町・桑名宿へ行くための玄関口があるそうなので、
またてくてくと。 -
南門付近の駐車場の整備員の方に道を聞き、
歩きます。
国道1号と国道19号の交差点。
さすがでけぇー!
交差点を渡るだけでもかなりの時間がかかります。
熱田神宮から七里の渡しは南西方向にあります。 -
お、七里の渡し、
かな。
残念なことに、「七里の渡し跡こちら→」のような説明がなく、地元の方に聞いてようやくわかる、というような場所です。
しかもあまり宿場町の雰囲気が残っていないので、
なんとなくこっち、のような勘も働かず・・・
せっかくこういう名所があるんだから、
ぜひ整備してほしいものと思います。 -
熱田神宮からは歩いて15分ほどでこの
「宮の渡し公園」に着きます。
ほんとに残念なことに、街道の雰囲気がなく、
地元の方に聞いてようやく「あっ!ここか!!」」と気づく。
堀川と新堀川の合流地点にこの宮の渡しがあります。 -
ここから、七里(約28km)先にある桑名宿まで舟の旅が始まります。
NHKで放送された「街道てくてく旅」では復元という形で、宮本さんが舟に乗って桑名宿まで向かわれました。
一応今も堀川巡りの舟なんかが出ているみたいです。 -
これは時の鐘。
宿場町にいる旅人に時刻を知らせるものです。
では宮宿のデータ(天保5年・1843年)
本陣2軒
脇本陣1軒
旅籠屋248軒
総人口10342人
江戸から41番目の宿場町。
江戸から88里19町(約347.6km)の距離にあります。
本陣・脇本陣の数は少ないですが、
旅籠屋と人口がものっすごく多いです。
旅籠屋は東海道イチ、総人口も2番目の多さです。
その理由は、「七里の渡し」にあります。
海を渡るため、渡しの運行中止が珍しくなく、
それにより足止めを喰らう旅人が多かったそうです。
そのため、旅籠屋の需要が増え、東海道イチの軒数となったそうです。
旅籠が多ければ住人も多くなりますよね。
同様に、七里の渡しの先の桑名宿も旅籠屋・人口が多い宿場町です。 -
宮の渡し公園の前景、駅に戻るときの歩道橋から見ています。
先ほどから書いている「七里の渡し」は別名「宮の渡し」と呼ばれています。(どちらが別名かはわかりませんが)
公園の近くにに掲げてあった説明看板を見てはじめて気づいたこと・・・
公園周辺には旅籠屋が多くあります(今は昔となっているものがほとんどですが)。
ただし、残念ながらごく一部だけです、雰囲気として残っているのが。 -
さて、駅に戻ります。
その途中、「東海道」と!!
なるほど、ここが東海道のみちですか。
伝馬町、ということは、馬をここで引き払うんでしょうか。
残念な感じを得てしまった宮宿、
温故知新で発展していってもらいたいものです、名古屋・・・よくわかんね・・・^^;
次はどこで下車するかなー
つづく。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- シベックさん 2007/12/04 22:27:47
- 熱田さん
- たぬぽんさん、こんばんは。
熱田神宮と東海道41宮宿、拝見しました。
七里の渡し付近には、宿場の面影がなかったようで、残念でしたね。
熱田神宮には時々行きますが、先日初めてカメラを持ってお参りに行ってきました。
境内を一回りし、池のある休憩所でおにぎりを食べて帰りました。
境内をじっくり回ったのは、この時が始めてだったような気がします。
小さな旅●名古屋・熱田神宮
http://4travel.jp/traveler/breeze63/album/10194704/
南門の近くの蓬莱軒、ここも時々行きますが、さすが名古屋の名物ですね。
どちらかというと関東風の蒸して焼いたウナギが好みだったのですが、
名古屋に転勤し、”ひつまぶし”を食べてからは大好物になりました。
栄のいば昇も好きな鰻やさんです。
シベック
- たぬぽんさん からの返信 2007/12/05 00:38:35
- RE: 熱田さん
- こんばんわーシベックさん!!
七里の渡し付近は静かなところでいいなーと思っていたんですが、
それなのに宿場町の面影がないのが残念でたまりませんでした。
経済成長No.1都道府県がこういう歴史遺産を軽視して発展するつもりか!?と、若干の怒りを覚えたところ・・・
とは言いすぎか^^;
南門近くの蓬莱軒には行ったことがなく、ほかの支店に行ったことがあるだけですが、
めっちゃうまかったなーという印象、初めてひつまぶしの食し方を学びました(笑)
いば昇は行ったことないですー
今度実家帰ったときは、行こうかなー
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