2007/09/24 - 2007/09/24
533位(同エリア603件中)
もろずみさん
暑さ寒さも彼岸まで。彼岸と言えば巾着田というのが恒例パターン。名前の通り彼岸花がこの時期には必ず見頃になります。
「百万本の曼珠沙華」というキャッチフレーズの通り、真っ赤な花が林間を埋め尽くす様は見事。ついつい毎年のように足を運びます。
休日は大混雑必至ですので始発電車で行くのも恒例。それでも大勢のカメラマンが夜明けから待機しているようです。始発で出遅れっていうのは納得いかないです。
今回はどんよりした天気だったので、彼岸花の写真はほどほどにして奥武蔵の山に入りました。
朝から混んでいる巾着田とは対照的に、山は静寂に包まれていて気持ちよかったです。山は一足先に季節は秋へと移ってきました。
天気のせいで写真の見栄えは悪いですが、適当に変化もあって楽しいコースでした。
そんな「単独行」の山行記です。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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始発電車で高麗駅到着は6:11。
どうです、夜明け前のようなこの暗さは・・・。
電車を降りたのは数人だけでした。 -
ぶらぶらと巾着田へ向かう道に彼岸花が現れます。
正面の山が今日アタックする予定の日和田山です。
雲がかかってますね。雨は大丈夫かな? -
高麗川の堰にはいつもなら仮設橋があるはずですが、今年はないです。
この間の台風でだいぶ降ったので水量が多いからかな? -
さて、ここから彼岸花の群生地です。
川原に新たに遊歩道が整備されて大きく回り込むようになりました。
この辺りは早咲きエリアですが十分見頃になってます。 -
だんだん花の密集度が高くなってきます。
花もボリューム感があって良い感じ。 -
「百万本の曼珠沙華」と言われる群生地。
これだけの規模は全国を見回しても他にないでしょうね。
その代わり来場者も相当訪れます。現にこの時間にもかなりの人。 -
花がやや白っぽく見えますが色あせているわけではありません。
花にびっしりと水滴がついているからです。
いつもは朝の日射しを浴びた彼岸花を狙いますが、今年はこれがお目当て。 -
見事なものですね。まるで花の絨毯です。
今年はこれでも猛暑の影響で一週間近く遅い状態。
その分、花が全く痛んでいません。 -
早咲きエリアから遅咲きエリアへと回り込みます。
少しですが白い彼岸花も咲いています。
実はこの花は人だかりで順番待ちでした。 -
時刻は7:30。そろそろ撤収しましょうか。
かなり混んできたのでこれくらいが限度です。
遅咲きエリアはあと10日見頃が続きそうな感じでした。 -
天気は何とかもちそうです。ここから山に向かいます。
雲が下りて来そうなら止めようかと思いましたが、何とかなりそうです。 -
参道に彼岸花の咲く何気ない風情の長寿寺。
このお寺の脇が登山口になります。 -
山道に入って少し行くと金刀比羅神社の下の鳥居が現れます。
早くも山を下ってくる人に会いました。まだ8:00です。
早朝から物見山に登って来たという小学校の若い先生と言葉を交わしました。遠足の下見だそうです。 -
日和田山へのルートは2つ。直登ルートの男坂と巻き道ルートの女坂があります。
このコースは逆ルートで女坂を下ったことがあるので、今日は男坂に挑戦しましょう。 -
と安易に左の道を選んですぐ後悔。こんな岩場の連続でした。
慎重に足場を確保しながら登らないと非常に危険!
岩も濡れているのでヒヤヒヤものでした。 -
どれくらい岩と格闘していたでしょう?
やっと上の鳥居に辿り着きました。
今日の難所はここだけなのでホッと一息です。 -
金刀比羅神社の小さな社の前で振り返ると稜線が見えます。
晴れれば遠くの山々も望めそうですが、だいぶ雲が低くて暗いです。
こういう山の表情も悪くないですね。 -
山の上から望む巾着田です。
実はこの景色を見るために山を目指したわけです。
さすがに今日は無理ですが、最高の状態なら赤い花で縁取られた巾着田も見られるとか。 -
社の裏手を少し登ると日和田山のピークです。
標高305M。大きな石塔が建っていました。
ベンチがあったのでここで朝食をとることにしました。
難所も過ぎたので気分的にゆったりできました。 -
北側の展望が開けていますが、相変わらず厚い雲。
晴れていれば関東平野が一望できるはず。
やはり山行は天気が良いに越したことはないですね。 -
後続の家族連れが登ってきたのでベンチを譲って先を急ぎます。
軽いアップダウンの尾根道が続きます。
道は割と広くとってあり、滑りやすいことに注意すれば問題なし。 -
やがて右手に巨大な電波塔が姿を現します。
あそこが高指山の山頂ですが、何もないので素通りです。 -
急に舗装路に出て視界が開けます。
長閑な山村と言った風情の駒高集落です。
奥武蔵にはこういう集落が点在しています。 -
時刻が早いのでまだ開いてませんが茶店もありました。
昔は何もなかったような気がして数えてみれば、このコースは10年以上歩いてないことに気づきました。
山道は全く変わってないけど人の住む所は変化するものですね。
再び山道に入り快適な尾根道を進みます。
こういう歩きやすい道は快調に飛ばせます。 -
今日2つ目のピークである物見山に到着しました。標高375M。
物見山というくらいですから昔は展望が良かったのでしょう。
今は周囲の木々が育って一方しか展望はありません。 -
ベンチのある場所がピークかと思ったら、その奥が山頂と書いてありました。
行ってみると一等三角点があるだけでした。
こちらは全く展望がありませんのですぐに引き返します。 -
物見山を出て道は2つに分岐します。
一方は小瀬名集落を通って下るルートですが、まだ時間が早いので北向観音へと足を伸ばします。
途中で雲の中を抜けました。幻想的な光景に出会えました。 -
途中で宿谷の滝や鎌北湖への分岐もあり、いろいろなコース取りができます。
今日は真っ直ぐ北向地蔵にやって来ました。
お地蔵さんは昔より立派なお堂に入ってました。 -
尾根歩きはここまでにして武蔵横手駅に向かいます。
ショートカットコースもあるようです。
しかし道標が完備されていて迷いようがない良いコースですね。 -
気のせいか少し明るくなってきたようです。
もう雨の心配はなさそうです。
下山ルートは快適な道が続きます。 -
途中の土山の集落で彼岸花を発見。
今日の花は彼岸花オンリーです。
尾根道では見かけませんでしたね。 -
ちょっとだけ道幅が狭くなります。
下から登ってくるハイカーに道を譲りつつ高度を下げます。結構いましたね。
今朝は行動が早かったから、この時間に登ってくるのが普通なのでしょう。 -
舗装路に出ると今度は沢沿いに下ります。
なかなか変化があって面白いです。 -
最後の見所は五常の滝。こんなに水量が多かったかなぁ。
先月行ったロックガーデンの2つの滝に引けをとりません。
でも、標高が低いので真夏にここは来ないでしょう。 -
滝を見てあとは下るだけ。
沢と交差しながら緩やかな道が続きます。
歩きやすいですが、意外に距離がありました。 -
対岸にぽつんぽつんと咲く彼岸花。
巾着田の圧倒的な花も良いけど、こういう控えめな咲き方も好ましいです。 -
里に下りるとすぐに武蔵横手の駅です。
駅に着いたらちょうど上り電車が入ってきました。
ゴールは11:15と、まだ午前中でした。距離は12kmほど。
朝が早かったので思った以上に静かな山歩きができました。
彼岸花がピークなので午後は山も混んでくるでしょう。
山は早起きが正解ですね。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- CANさん 2008/09/30 23:14:35
- あっ!これですね〜!!
- もろずみさん
巾着田を上から・・はこれですね〜!!
たくさんの人が日和田山のほうに登っていった理由が
この旅行記を見て良くわかりました〜!!
確かにあの岩ばかりのところは・・・ですが
あとは素敵なハイキングロードですね!
来年は巾着田のあとは川越の小江戸巡りもいいな〜と思っていました。
う〜ん悩む・・って来年の話でした。
- もろずみさん からの返信 2008/10/01 23:22:11
- RE: あっ!これですね〜!!
- CANさん、
> 巾着田を上から・・はこれですね〜!!
はい。晴れていたら絶景です。
幼稚園児の遠足で、あの岩場を登っているのを見たことがありますから、CANさんなら大丈夫!
> 来年は巾着田のあとは川越の小江戸巡りもいいな〜と思っていました。
それは移動時間がもったいないような気がします。
川越は焦点を絞らないと一日掛かりになりますよ。
> う〜ん悩む・・って来年の話でした。
確かに。(笑)
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