2007/07/13 - 2007/07/13
313位(同エリア470件中)
まみさん
2007/07/13(金)第6日目:クルージ・ナポカ
【宿泊:Hotel Capitol(クルージ・ナポカ)】
12:04発の急行列車でクルージ・ナポカ着15:16(時刻どおり)
《午前:シギショアラ観光》
テルナヴァ・マーレ川近くの正教会、1918年11月1日通りを散策して城山のホテルに戻る
《午後:クルージ・ナポカ観光》
ヴィクトール・バベス通りの正教会、聖ミハイ教会、国立美術館、エロイロール大通りの正教会2つ、Avram Iancu広場の正教聖堂
「地球の歩き方」では、なぜ見どころとして教会をあまり紹介しないのかしら。
Lonely Planetで補足しましたけどっ!
ルーマニア編は特に顕著です。
Lonely Planetと比較したからそう思うのかしら。
そりゃ私も、歴史や由緒より見た目の豪華さに惹かれる安直なところがあります。
あまりくどくど解説されても、頭に入りません。
ふらっと出会った教会に入ってみて、ひとときの目の保養を得られたら、それですんでしまいますけど。
でも、入ってみたら絶対に気に入るのに、ガイドブックに書かれていなかったために逃すところも多いでしょう。
通り1つ違っただけで、その存在に気付かないことも。
また、中に入る機会があっても、見た目の華やかな方にばかり注目して、貴重なものを見逃すことも多いでしょう。
その点、クルージ・ナポカのページでは、地図に印があっただけでも及第点かもしれません。
いやいや、あんなに存在感のある教会が地図にすらなかったら、アウトでしょう@
地図に教会の印があったとしても、特に何の特徴も見どころも書かれていなかったら、寄り道しないかもしれません。
いやいや、それでも全然足りませんでしたけどね。
でも、教会は観光客の楽しみのためにあるのではなく、あくまで信者のためにあるのですから、ミサの時間の前後以外、入れないことも多いです。
であれば、ぬか喜びさせても仕方がない、という親切心でしょうか、記載がないのは。
───んなわけあるかいっ!
もっとも、ガイドブックにないすばらしい教会に遭遇すると、自分の手柄のような気がして、余計に嬉しさが増すのも確かです。
それが誰でも見つけられるところにあったとしても。中に入れさえすればすむことであっても。
でも、その第一歩を踏み出すかどうかこそ、観光に限らず何事においても、いつも大きな分かれ目になるものです。
「ルーマニアの中のハンガリー:クルージ・ナポカ
カルパチア山脈の西側に広がり、古代にはローマ人の植民都市で、「ナポカ」と呼ばれていた。クルージ・ナポカは古くから領土を巡る争いがたえず、第二次大戦中一時ハンガリー領ともなり、「ルーマニアの中のハンガリー」と呼ばれるようになった。」
(「東欧の郷愁」菊間潤吾・監修(新潮社)より)
-
統一広場の聖ミハイ教会
クルージ・ナポカに到着し、ホテルで落ち着いた後、まずはこの統一広場と聖ミハイ教会をめざしました。
塔を撮りたかったので、横から撮ってます。
木立がちょいと邪魔@
さすがにクルージ・ナポカのシンボルたるこの教会については、「地球の歩き方」でも紹介されています。「統一広場」の項目の中で。
「広場に建つゴシック様式のカトリック教会は、15世紀に完成した聖ミハイ教会(ビセリカ・スファントゥル・ミハイル(Biserica Sfaantul Mihai)。ハンガリー語ではセント・ミハーリィ・テンプロン(Szent Mihaly Temploy))。一時ドイツ系プロテスタントの手に渡り、ユニテリアン教徒の教会となったが、18世紀に再びハンガリー系カトリックの手に戻るという運命をたどったために、内部装飾もやや複雑。また、修復のたびに古い壁画が発見されるという。」
('07〜08年版「地球の歩き方」より) -
統一広場の聖ミハイ教会の入口上部
教会の外観を見て回る前に入口を見つけたので先に中を見学することにしました。
ゴシック調の門の上には、棒を持った天使。
きっとこれは天使ミカエルでしょう。聖ミハイってミカエルのことだと思うのです。
天使軍団を率いてサタン軍団と戦う天使ミカエルはいつも勇ましい姿をしていますが……中途半端な長さの棒?を持っているこの天使は、勇ましいというより、ちょいとコミカル@ -
統一広場の聖ミハイ教会
主廊と説教台
天井が高く、いかにもゴシックな教会。ステンドグラスもとてもきれいでした。
Lonely Planet によると週3回、オルガンリサイタルが行われるそうです。
その情報が欲しくて教会の中にちらしをちょっとあさってみましたが、ハンガリー語でアウト(ハンガリー語は全然読めません)。 -
統一広場の聖ミハイ教会
主祭壇を手前の花と共に
カトリック教会にしてはすっきりと清楚な印象の祭壇です。
というか、カトリック教会というと、すぐにバロック様式を連想してしまうからそう思うのでしょう。
ゴシック様式の内部にはこの方が似合ってると思います@
手前の白い花は影になってしまって、あんまり白くなくなってしまったのが残念。 -
統一広場の聖ミハイ教会
主祭壇を手前の十字架と共に
この教会ではミサがハンガリー語とルーマニア語で行われるそうです。
クルージ・ナポカで買ったシティガイド(10レウ。2007年7月現在、1レウ=約55円で換算)によると、ハンガリー王カロル・ロベールがこの町を1316年8月に占領してまもなくの1350年に着工され、1487年にいったん完成したとのこと。
その後、17世紀に一部バロック様式の改装が加えられています。 -
統一広場の聖ミハイ教会
説教台の豪華な天蓋と美しいヴォールト天井 -
統一広場の聖ミハイ教会の塔(80m)
教会本体は14世紀に建てられ、主廊の完成は16世紀ですが、この塔の完成は新しく、1859年だそうです。
それにしてもこの空模様!
塔の写真を撮りたくなるのももっともでしょう@ -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
正面から
この教会は、1918年にルーマニア統一後、クルージでも大聖堂はトランシルヴァニアにおけるルーマニアのシンボルでなくてはならないとして建築プランが建てられました。
ただし大戦間の不況のせいもあって、実際に建てられたのは1923年〜1933年でした。
建築様式にはビザンチン様式が採り入れられ、平面図は十字架型です。
実はこの教会と広場の写真はいろんなアングルで撮っていますが、それは続きの旅行記「2007年ルーマニア旅行第6日目(5):思ったより撮影意欲をそそられたクルージ・ナポカ(1日目の午後)」にて! -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
入口上部のイエスのモザイク
なんかこんな顔した俳優さん、いませんでした? -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
入口の柱頭の浮彫りと洗礼者ヨハネのモザイク
手前の浮彫り、一つの噴水あるいは容れ物から水を飲むペアの鳥……クジャクかしら。
意味深です@
洗礼者ヨハネは、英語ではジョンですが、ルーマニア語ではイオアン(Ioan)となるのですね。 -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
わお、こんな豪華なイコノスタシス、見たことがありません!
それにルーマニア正教会の中では、ヤシに続いて2番目の大きいとのことですが、中に入ってみて納得できました。
18時50分に到着しました。ミサの最中だったので、しばらく聞いていました。
ミサが終わって信者がいなくなった後、写真を撮らせてもらいました@
※イコノスタシス
聖なる空間と信者のいる俗世を象徴的に分けるイコンの壁)
イコノスタシスについて詳しくは、去年(2006年)の旅行記で写真コメントに引用した「イコンのこころ」(高橋保行・著/春秋社)記述をご参照ください@
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11967865/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11967883/
関連の旅行記「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第18日目(4):ブラショフ中央公園とルーマニア正教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10135677/ -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
鉄細工が見事な、豪華なシャンデリア
壁画たっぷりの背景と共に -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
柱の浮彫り
あっ、またペアのクジャク@ -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
ほれぼれ豪華なイコノスタシス -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
豪華なシャンデリアを下から見上げて -
アヴラム・イアンク(Avram Iancu)広場の正教聖堂
天井に向かって、壁にぎっしりフレスコ画
奥はイコノスタシスの向こうの聖なる空間です。
ドームのてっぺんには、「荘厳のキリスト」像が見下ろしいます。
両翼の壁の絵はモザイクでした。
《教会の略歴》
この正教会の正式名は大司教区聖堂「聖母マリアの御眠り」教会(英語だとMetropolitan Cathedral of the Holy Dormition of the Mother of God)です。
聖母マリアの死のことを「御眠り」というのですが、それに捧げられた教会です。
1923年から1933年に建てられました。
1918年12月1日のルーマニア統一後に建てられた初めての記念的な建築物であるため、1933年11月5日の捧献式のときには時の国王カロル2世、ミハイ皇太子、ニコラエ王子、そして首相などが列席したそうです。
1930年代の不景気により残念ながら正教会は当初の設計からすると未完の部分がありました。
それを1997年から2000年に完成させました。
内部の壁面モザイクは2001年に追加されたものです。ルーマニアの教会としては珍しいビザンチン技法を取り入れ、モザイク・ガラスはわざわざヴェネツィアのムラノ島から輸入しました。
銀メッキが施されたイコノスタシスの両脇や上部のアーケード部分や主祭壇には、ヤシのアーティスト・グループによって仕上げられました。
ルーマニア正教会の宗教会議(Holy Synod)により、2005年11月4日にトランシルヴァニア大司教区が再編成され、クルージ、アルバ、クリシアナ、マラムレシュに区分されました。
そしてこのクルージ・ナポカの正教会は、クルージ大司教区の聖堂となりました。
(情報源:クルージ・ナポカ正教聖堂で買った英語版パンフレット)
この他にもクルージ・ナポカではすてきな教会を見つけしました。
「地球の歩き方」にもLonely Planetにも、地図に印すらなかった教会です。
詳しくは、翌日7月14日クルージ・ナポカ2日目の旅行記「2007年ルーマニア旅行第7日目(2):クルージ・ナポカの教会めぐり・その2」にて!
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