1961/12/17 - 1961/12/17
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ソフィさん
1961年12月17日(日)
金曜日の夜行でパリからミュンヘンにやってきて、土曜の夜はホテルに泊まり、今日は日曜日だ。
太陽は出ているが、とにかく寒い。
昼の列車でパリに戻ろうかどうしようかとためらっていると、駅前でアメリカから日本に帰る途中と称する日本人二世にあい、ビールを傾けながらたっぷり日本礼賛論を聞かされる。
聞いている間はその勢いに釣られて元気になったが、別れてから何かしら急に寂しさを感じた。
望郷の念かも知れないと思う。
思えば、憧れのヨーロッパに暮らして、そろそろ半年になる。
見るもの聞くもの、全てが感動だった心の初々しいころに比べ、今はすっかり感激を失い、せっかくやってきたミュンヘンの街も、それほど歩いてみたいと思わなくなっている。
もうパリに帰る適当な列車がなくなったので、夜行に乗ることに決心し、暇つぶしに駅の周りを歩く。
日曜だからだろうし、寒さのせいでいっそうなのかもしれない。
駅の周辺は人通りが少ない。
ふと気がついて、駅の中で開いている床屋に入った。
床屋はどの国にもあるが、それぞれの立つ社会風土の影響を受けて違った個性があるだろう。
ミュンヘンの床屋で気がついたことは、パリでは目立たぬように渡しているチップが、ここでは堂々と渡されていることだった。
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