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ドバイの道路は、よく渋滞するようだ。<br /><br />そんなイライラの解消かドライバーがやたら話しかけてくる。<br />旅先でやたら話しかけてくる奴ほどいい奴だったためしがない。<br />でも、ちょっとだけ相手してみることにした。<br />「日本人だろ?」<br />「ああ」<br />「日本も渋滞するか?」<br />「ああ、多いね」<br />窓の景色を見ながら話をする。<br />昔から土地勘は強い方だが、どうにも遠回りされているように感じる。<br /><br />「ドバイはどうだ?」<br />「リッチな国だな」<br />「ドバイは安く遊べるところもあるぞ」<br />「どこで?」<br />「マッサージだ」<br /><br />マッサージ?<br /><br />「ハマムを知っているか?」<br />「知ってる」<br />トルコ風呂みたいなやつだな。<br /><br />「ガールがついて最高だ」<br />「ガール?」<br />「そうだ。好みはなんだ?」<br />これってそっちのマッサージの話か?<br />アラブにもそんな場所があるんだな。<br />ちょっとおもしろそうなので話をあわせてみることにした。<br /><br />「どこの国のガールがいるんだ?」<br />「チャイニーズが多い。次はインディア」<br />これから戻るホテルの1階のキャバクラの写真も確かにそちら系の女の子ばっかりだったな。<br />「行きたくなったろ」<br /><br />ルームミラー越しにドライバーの獲物を狙う目を見てしまう。<br />「いや、結構だ」<br />「他の国のガールもいるぞ」<br />「考えとくよ」<br /><br />このドライバーは、それ以上食い下がらなかった。<br />まあ、食い下がる必要はなかったんだろう。<br />しっかりタクシー代を取ったわけだから。<br /><br />タクシーを降りてレセプションで再度チェックインの手続きをする。<br />一度パスポートが預けられる。<br />部屋に案内されて、まずはシャワーを浴びる。<br />これから15時にサファリツアーの送迎がやってくる。<br />時間的にも昼食をとるタイミングは失ってしまった。<br /><br />身支度を整えてレセプションで待っていると、時間きっかりにサングラスをした長身の男がやってきた。<br />あちきの名前を読んだのでそれに答える。<br />「ようこそ、サファリツアーへ」<br />彼と握手をして外に停めてある車に案内される。<br /><br />車は、トヨタのランドクルーザー。<br />車体にこのツアーを企画しているオリエント社の名前が入っている。<br />車に乗り込むと、助手席に日本人の男性が乗っていた。<br />ワタナベさんと名乗る日本人で、彼も一人旅でこのドバイにやってきたそうだ。<br /><br />ワタナベさんは、昨日からドバイに来ているのだが困っているそうだ。<br />「もう観るところ全部周っちゃって、あと3日もあるんですよ」<br />「うはっ、やっぱりドバイって観るところ少なすぎですよね。今日初めて周って直感しました」<br />「なんていうのか、お金持ってないと何もできないね」<br />「同感です」<br /><br />そんなドバイですが、相変わらず建築ラッシュは続いています。<br />世界一高いタワーができたり、巨大なテーマパークも建造中との情報もあります。<br />そう、造られた見所が今後多くできるわけです。<br /><br />言い方を変えると、この地域の文化に触れられる歴史的な要素のある見所は、相変わらず少ないままである。<br />今後、ドバイを拠点に中東地域やアフリカ地域の観光開発が進むはずなので、ドバイが中継地点としての確固たる地位は確立していきそうです。<br /><br />近い将来には。<br /><br />我々の乗るランドクルーザーは、あと数軒のホテルに寄って参加者をピックアップ。<br />ほとんど欧米人で満車になると、郊外に向けて走り出す。<br /><br />30分ほど走るとミーティングポイントと呼んでいるガソリンスタンド併設のコンビニに立ち寄った。<br />ここで他の参加者が乗るランドクルーザーが続々と集結をする。<br />そして、あっという間に10台ほど集まった。<br />

2006 トルコ旅記なんだけどUAE旅記 0917-06

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2006/09/16 - 2006/09/24

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morikens

morikensさん

ドバイの道路は、よく渋滞するようだ。

そんなイライラの解消かドライバーがやたら話しかけてくる。
旅先でやたら話しかけてくる奴ほどいい奴だったためしがない。
でも、ちょっとだけ相手してみることにした。
「日本人だろ?」
「ああ」
「日本も渋滞するか?」
「ああ、多いね」
窓の景色を見ながら話をする。
昔から土地勘は強い方だが、どうにも遠回りされているように感じる。

「ドバイはどうだ?」
「リッチな国だな」
「ドバイは安く遊べるところもあるぞ」
「どこで?」
「マッサージだ」

マッサージ?

「ハマムを知っているか?」
「知ってる」
トルコ風呂みたいなやつだな。

「ガールがついて最高だ」
「ガール?」
「そうだ。好みはなんだ?」
これってそっちのマッサージの話か?
アラブにもそんな場所があるんだな。
ちょっとおもしろそうなので話をあわせてみることにした。

「どこの国のガールがいるんだ?」
「チャイニーズが多い。次はインディア」
これから戻るホテルの1階のキャバクラの写真も確かにそちら系の女の子ばっかりだったな。
「行きたくなったろ」

ルームミラー越しにドライバーの獲物を狙う目を見てしまう。
「いや、結構だ」
「他の国のガールもいるぞ」
「考えとくよ」

このドライバーは、それ以上食い下がらなかった。
まあ、食い下がる必要はなかったんだろう。
しっかりタクシー代を取ったわけだから。

タクシーを降りてレセプションで再度チェックインの手続きをする。
一度パスポートが預けられる。
部屋に案内されて、まずはシャワーを浴びる。
これから15時にサファリツアーの送迎がやってくる。
時間的にも昼食をとるタイミングは失ってしまった。

身支度を整えてレセプションで待っていると、時間きっかりにサングラスをした長身の男がやってきた。
あちきの名前を読んだのでそれに答える。
「ようこそ、サファリツアーへ」
彼と握手をして外に停めてある車に案内される。

車は、トヨタのランドクルーザー。
車体にこのツアーを企画しているオリエント社の名前が入っている。
車に乗り込むと、助手席に日本人の男性が乗っていた。
ワタナベさんと名乗る日本人で、彼も一人旅でこのドバイにやってきたそうだ。

ワタナベさんは、昨日からドバイに来ているのだが困っているそうだ。
「もう観るところ全部周っちゃって、あと3日もあるんですよ」
「うはっ、やっぱりドバイって観るところ少なすぎですよね。今日初めて周って直感しました」
「なんていうのか、お金持ってないと何もできないね」
「同感です」

そんなドバイですが、相変わらず建築ラッシュは続いています。
世界一高いタワーができたり、巨大なテーマパークも建造中との情報もあります。
そう、造られた見所が今後多くできるわけです。

言い方を変えると、この地域の文化に触れられる歴史的な要素のある見所は、相変わらず少ないままである。
今後、ドバイを拠点に中東地域やアフリカ地域の観光開発が進むはずなので、ドバイが中継地点としての確固たる地位は確立していきそうです。

近い将来には。

我々の乗るランドクルーザーは、あと数軒のホテルに寄って参加者をピックアップ。
ほとんど欧米人で満車になると、郊外に向けて走り出す。

30分ほど走るとミーティングポイントと呼んでいるガソリンスタンド併設のコンビニに立ち寄った。
ここで他の参加者が乗るランドクルーザーが続々と集結をする。
そして、あっという間に10台ほど集まった。

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