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2007/07/09(月)第2日目:ブカレスト1日目<br />【宿泊:Hotel Central(ブカレスト)】<br />C.F.R(ルーマニア国鉄)オフィスで全行程の切符を手配、現地旅行会社のオフィスに赴いて精算、農民博物館、ヘラストラウ公園<br /><br />インターコンチネンタル・ホテルの裏(北西)の、方向音痴の私にはちょっとだけ込み入っているように思われたエリアを、来週のガイドを手配してくれている旅行会社のオフィスめざして歩いているとき、屋根の形が面白い建物を見つけました。<br />今日は「美しいブカレスト」の写真を撮ることを使命にしていた私は、迷わず寄り道することにしました。<br />近寄ってみれば、教会でした。<br />面白い屋根と思ったのは、教会の塔でした。<br />ちょうど裏側から教会に接近していたのです。<br /><br />去年(2006年)の秋の初めてのルーマニア旅行で、すっかり正教会ファンになった私。<br />これがルーマニア正教会であれば、中に入らないわけにはいきません。<br />壁や天井一面ぎっしりのフレスコ画に、豪華なイコノスタシスのある正教会は、たとえガイドブックの地図にすらなくても、一見の価値あり、ハズレなしと確信できます。<br />むしろ、ガイドブックにすらない見どころを発見できる喜びがあるはずです。

2007年ルーマニア旅行第2日目(3):Batistei通りの正教会

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2007/07/09 - 2007/07/09

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まみ

まみさん

2007/07/09(月)第2日目:ブカレスト1日目
【宿泊:Hotel Central(ブカレスト)】
C.F.R(ルーマニア国鉄)オフィスで全行程の切符を手配、現地旅行会社のオフィスに赴いて精算、農民博物館、ヘラストラウ公園

インターコンチネンタル・ホテルの裏(北西)の、方向音痴の私にはちょっとだけ込み入っているように思われたエリアを、来週のガイドを手配してくれている旅行会社のオフィスめざして歩いているとき、屋根の形が面白い建物を見つけました。
今日は「美しいブカレスト」の写真を撮ることを使命にしていた私は、迷わず寄り道することにしました。
近寄ってみれば、教会でした。
面白い屋根と思ったのは、教会の塔でした。
ちょうど裏側から教会に接近していたのです。

去年(2006年)の秋の初めてのルーマニア旅行で、すっかり正教会ファンになった私。
これがルーマニア正教会であれば、中に入らないわけにはいきません。
壁や天井一面ぎっしりのフレスコ画に、豪華なイコノスタシスのある正教会は、たとえガイドブックの地図にすらなくても、一見の価値あり、ハズレなしと確信できます。
むしろ、ガイドブックにすらない見どころを発見できる喜びがあるはずです。

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  • Batistei通りのルーマニア正教会<br /><br />ルーマニア正教会は白亜の清楚な外観が多いです。<br />これが中に入ると信じられないような豪華な世界が広がっているんですよね。<br />期待にわくわく@<br /><br />ちなみに、この建物と通りを挟んで向かいあって立つ建物は何か官庁の建物らしく、軍人らしき人たちが警備していました。<br />私がカメラを取り出して教会の写真を撮ろうとしたらそのうちの一人が近付いてきます。<br />なんなんだろう、ドキドキッ。<br />彼いわく、「教会の写真は撮ってもよいけど、こちらの建物は撮ってはいけない」だそうです。<br />そっちの建物は全く眼中になかったのでちょっと驚きましたが、すぐに「OK、OK」と返事しました。<br /><br />しかし、このことから、余計なトラブルを招かないためにも、軍人らしき人が警備している建物は、どんなにいいなと思ってもやたらカメラを向けないことにしました。

    Batistei通りのルーマニア正教会

    ルーマニア正教会は白亜の清楚な外観が多いです。
    これが中に入ると信じられないような豪華な世界が広がっているんですよね。
    期待にわくわく@

    ちなみに、この建物と通りを挟んで向かいあって立つ建物は何か官庁の建物らしく、軍人らしき人たちが警備していました。
    私がカメラを取り出して教会の写真を撮ろうとしたらそのうちの一人が近付いてきます。
    なんなんだろう、ドキドキッ。
    彼いわく、「教会の写真は撮ってもよいけど、こちらの建物は撮ってはいけない」だそうです。
    そっちの建物は全く眼中になかったのでちょっと驚きましたが、すぐに「OK、OK」と返事しました。

    しかし、このことから、余計なトラブルを招かないためにも、軍人らしき人が警備している建物は、どんなにいいなと思ってもやたらカメラを向けないことにしました。

  • 教会の中庭にあるトロイツァ(Troita)<br /><br />なかなかステキな木彫りの十字架像です。<br /><br />トロイツァとは、村のはじまりと終わりの道ばたに設置される道祖神のようなものでもあり、何かの記念や祈りのために建てられることもあるものだそうです。<br />ルーマニア正教会にはたいていあります。<br />逆にこれがあれば、ルーマニア正教会に違いないと見当つけることができます。

    教会の中庭にあるトロイツァ(Troita)

    なかなかステキな木彫りの十字架像です。

    トロイツァとは、村のはじまりと終わりの道ばたに設置される道祖神のようなものでもあり、何かの記念や祈りのために建てられることもあるものだそうです。
    ルーマニア正教会にはたいていあります。
    逆にこれがあれば、ルーマニア正教会に違いないと見当つけることができます。

  • 入口の脇の壁のフレスコ画<br /><br />ルーマニア正教会は、入る前からこういうフレスコ画を眺める楽しみがあります@

    入口の脇の壁のフレスコ画

    ルーマニア正教会は、入る前からこういうフレスコ画を眺める楽しみがあります@

  • 入口手前のポーチ天井のフレスコ画<br /><br />右側の聖人は誰かよく分かりませんが、左側の聖人はきっと洗礼者ヨハネでしょう。<br />キリストに洗礼を施した聖人で、サロメに首を所望されて殺されました。<br />左の聖人が洗礼者ヨハネだと確信できたのは、翼のせいです。<br />なぜか正教会で描かれる洗礼者ヨハネは、翼が生えていることが多いようなのです。

    入口手前のポーチ天井のフレスコ画

    右側の聖人は誰かよく分かりませんが、左側の聖人はきっと洗礼者ヨハネでしょう。
    キリストに洗礼を施した聖人で、サロメに首を所望されて殺されました。
    左の聖人が洗礼者ヨハネだと確信できたのは、翼のせいです。
    なぜか正教会で描かれる洗礼者ヨハネは、翼が生えていることが多いようなのです。

  • 教会内部<br />イコノスタシスを中心に<br /><br />これですっ、これっ!<br />ああ、なんてすばらしいんでしょう。<br />ほらね、入って良かったです。

    教会内部
    イコノスタシスを中心に

    これですっ、これっ!
    ああ、なんてすばらしいんでしょう。
    ほらね、入って良かったです。

  • 壁のフレスコ画と天井から釣り下げられた明かり<br /><br />ちょっとピントが甘いですが、薄暗くても三脚を立てて撮影できる余裕などないので、これがせいいっぱいでした。<br />でも一面に施されたすばらしい壁画の様子は分かるでしょう。<br />描かれているのは聖人たちの像と、上の方は、おそらくこの教会が祀っている聖人の生涯の場面ではないかと思います。<br />そして中心に捉えた古風な明かり。<br />シャンデリアというにはちょっとシンプルです。<br />昔はこの中に油を入れて火を灯していたと思われますが、今は電気でしょう。

    壁のフレスコ画と天井から釣り下げられた明かり

    ちょっとピントが甘いですが、薄暗くても三脚を立てて撮影できる余裕などないので、これがせいいっぱいでした。
    でも一面に施されたすばらしい壁画の様子は分かるでしょう。
    描かれているのは聖人たちの像と、上の方は、おそらくこの教会が祀っている聖人の生涯の場面ではないかと思います。
    そして中心に捉えた古風な明かり。
    シャンデリアというにはちょっとシンプルです。
    昔はこの中に油を入れて火を灯していたと思われますが、今は電気でしょう。

  • イコノスタシスをアングルを変えてもう一枚!<br /><br />イコノスタシス=聖職者のみが入れる奥の聖なる地と、信者がいる俗世界との境界となるイコンの壁。ルーマニア語ではイコノスタス。<br />ミサのときには中央の扉「王門」が開き、そこから司祭や聖書が出入りして、神の恩寵が地上にもたらされていることを再確認します。<br /><br />本当は左右にも門があるのですが、さきほどのイコノスタシスの写真とこの写真からではよく分かりませんねぇ。<br />この写真を撮っているときは、このすばらしい異空間に「わああ」と感動し、少しでも美しく写真に残せないか、ということばかり考えていたので、両脇の門のことを忘れていました。

    イコノスタシスをアングルを変えてもう一枚!

    イコノスタシス=聖職者のみが入れる奥の聖なる地と、信者がいる俗世界との境界となるイコンの壁。ルーマニア語ではイコノスタス。
    ミサのときには中央の扉「王門」が開き、そこから司祭や聖書が出入りして、神の恩寵が地上にもたらされていることを再確認します。

    本当は左右にも門があるのですが、さきほどのイコノスタシスの写真とこの写真からではよく分かりませんねぇ。
    この写真を撮っているときは、このすばらしい異空間に「わああ」と感動し、少しでも美しく写真に残せないか、ということばかり考えていたので、両脇の門のことを忘れていました。

  • 外に出て再び中庭にあるものに注目<br /><br />トロイツァの背後にあったものです。<br />石の祠?<br />よく分からないけれど、表面に施された浮き彫りが見事です。<br />特に、水瓶と、そのそばの2羽のクジャクの浮き彫りのすばらしいこと!

    外に出て再び中庭にあるものに注目

    トロイツァの背後にあったものです。
    石の祠?
    よく分からないけれど、表面に施された浮き彫りが見事です。
    特に、水瓶と、そのそばの2羽のクジャクの浮き彫りのすばらしいこと!

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