2007/06/26 - 2007/07/08
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ぴぽぴぽぴっぽさん
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長い間、行きたいと思いながら行けなかった国、モロッコ。ついに行くことができました。
6月26日~7月8日にかけての13日間の間、ただただ南部モロッコです。今回も前回と同様、リーさんが相棒の二人旅。
スリランカの時は、飛行機の手配以外、現地では全て現地旅行会社に手配してもらいましたが、今回はもう少し自由度の高い旅をということで、飛行機(エミレーツ航空)、後半の宿泊、サハラに行くためのツアーは事前手配、それ以外の現地での移動や前半の宿泊に関してはその場ですることにしました。
これからモロッコに行かれる方のために、必要な情報が提供できたらと思います。
ちなみに行く前に主に情報源としてつかわせて頂いたのは、ここの旅行記は勿論、
モロッコ旅のまよいかた
http://www.mayoikata.com/index.html
のHPです。
ちなみに砂漠ツアーはこちらで紹介されているKsour Voyagesさんのツアーに参加させていただきました。
では、はじまりはじまり。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- エミレーツ航空
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-
6月26日、夜8時15分、福岡空港より中部=セントレアにむけて出発。ここから25時間におよぶ移動が始まりました。中部国際空港にて出国審査。審査が済んで、待合いエリアに入るとがら〜んとした空間。夜のセントレアって、乗客よりも職員の方が多かった。。。
さて、ここから初のエミレーツ航空。長距離路線のこともあって、エコノミーでもテレビ付き。チャンネルも多い。暗くなると、通路の天井がプラネタリウムみたいに光っていたこともなんとなく好感度アップ。ドバイまで11時間程度ですが、結構早かったです。
ドバイ上空にさしかかったとき、その深夜とは思えない尋常じゃない明るさにびっくり。20mごとくらいに街頭があるんだろうか?まさにゴールドシティ。
2〜3時間のトランジットを経て、カサブランカに再出発ですが、ここでトラブル発生。飛行機に遅れている乗客がいて、出発が30分程度遅れる。これが後々になって大きく響くことに。
さて、ドバイからカサブランカまでは8時間。遅れもあって、12時過ぎに到着。預けていたバックパックを受け取ろうと待つが、相当待たされます。日本からの客はもう一組いましたが、そちらもずっと待っていました。15分は覚悟が必要かな。しかも相当に扱いが悪く、荷物が折り重なるように置かれていたり、どんどん荷台から落ちていたりします。荷物を預けるときに安全なようにしておきましょう。(ちなみに僕のバックパックは日本帰着時に肩ベルトが破れてしまっていました。残念)。 -
両替を済ませた後、電車の駅へ。ここは非常にわかりやすいです。カサ・ボワジャー駅までは2等を買いましたが、35DH(基本的に『歩き方』の情報よりも基本的に値上がりしています)。1等、2等の見極めは車両に??と数字が書いています。僕たちは2等席の4人ボックスのシートに座って移動しました。ここで、問題。カサ・ボワジャー駅が分からない。『歩き方』には2駅目となっていますが、7つも8つもありますのでご注意下さい。幸い、同じボックスに座った地元のおいちゃんが教えてくれました。聞くのが一番です。
カサ・ボワジャー駅で降りた後、乗り換えのマラケシュ行きを探しますが、何と2時間待ちの4時50分。飛行機の遅れなどが響きました。チケット(一等・120DH)を購入した後、街歩きをしてみますが、本当に何もない。結局お茶しただけでした。
さて、マラケシュ行きの1等席は、6人がけのコンパートメント。その移動中にびっくりしたのは、モロッコでの携帯普及率。サラリーマン2人に新婚夫婦に挟まれての移動でしたが、4人同時に携帯電話。日本よりもひどかった。 -
夜8時半頃、マラケシュ駅に到着。
もう暗いので、まずはタクシーに乗りメディナの安宿街へ。オテル・アフリキアという宿をとりました。2泊です。いたって普通の安宿です。入り口に料金も明示してあるので、安心です。僕たちが泊まったのは、ツイン一泊130DHの部屋。部屋にはベッドが二つと小さな洗面台があるだけのシャワー・トイレ共同の部屋。建物は一階のパティオを取り巻く形で部屋が配置されています。3階、屋上にはパティオがありますが、大抵の時間ヨーロッパの若者が占拠。宿泊客は欧米人が大半です。 -
さて、荷物を置いてすぐにフナ広場へ。お腹がすいてもうかないません。
まだ最初なのでどこに何のお店があるのか、何が美味しいのか、さっぱり判断がつきませんでしたが、どこのお店からも日本語で客引きをかけられ続け、疲れたところで妥協してしまいました。モロカンサラダ(トマトサラダ)、タジン、プロシェットと頼み(あと、どこでも大抵パンがついてきます)、60DHくらいだったかな。ともかくもこの日は疲れ果てていて、大して散策することもなく眠りにつきました。 -
さて、日が改まり6月28日(3日目)、移動の疲れを癒すためゆっくりと睡眠をとり、9時過ぎから動き出しました。午前は史跡を中心に回ろうということで、サアード朝の墳墓群から回ることにしました。行く方は入り口が狭くてわかりにくいので注意して下さい。ちなみに僕は回りにいた欧米人の動きで分かりました。
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ここは幾何学模様の美しいタイルと大理石の装飾が美しい建物ですが、こそっと照明で雰囲気を増したりもしています。
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そこから『歩き方』にしたがって、反時計回りにエル・バディ宮殿を目指しましたが、大誤算。こちらから回ると非常に遠いです(歩いて30分近く掛かった気がします)。現王宮前のバラ園はきれいですけどね。それでも何とかエル・バディ宮殿にたどり着きました。ここも「ここが入り口!?」という感じが少しあるので気を付けて下さい。それと、昼間はお休みですので、午前か夕方しか見れません。エル・バディ宮殿は昔の宮殿の廃墟ですから、広い割には何もないところです。ただ奥の方に入っていくと、地下牢跡が残っていました。涼しいです。それ以外には、別料金で昔使われていた椅子等の展示ブースが見れます。
さて、近くにもう一つバイア宮殿があるのですが、そちらもお昼休みに入ったということで、ひとまず史跡地区から離れ、タクシーでマジョレル庭園を目指します。 -
マジョレル庭園は、メディナからタクシーで10分もかからない少し町はずれにあります。現在はイヴ・サンローランが所有しているということもあって、美しい庭園を期待して行きました。
入場料(30DH)を払って、エントランスに入ると、まずは涼やかな噴水が出迎えてくれます。 -
特別広い庭園ではなく、ちょうど見て回るには良いサイズのお庭です。
竹や南国風の木があちこちに植えられてあり、そこに色とりどりの花が咲き乱れています。 -
回廊のあちこちにはカラフルな壺を使った植え込みがあります。良いアクセント
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蓮の池も
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メインのイスラム美術館です。すごくあざやかな青が印象的
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青と黄のコントラストが見事な窓枠
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建物前には多くのサボテンたち
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サボテン
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あざやかです。
ちなみに庭園内にはこじゃれたお土産屋やレストランがあります。
100%観光客相手なので高いですが、お金に余裕のあるかたは美味しいものが食べれるんじゃないかと思います。雰囲気だけでも十分に良いですよ。
さて、マジョレル庭園を出て、徒歩でメディナに向かいました。一番近くのドゥカラ門までは歩いて10〜15分程度です。このドゥカラ門の横にある長距離バスステーションが目的です。バスステーションに入るとすぐさま声をかけてくる男達数人。目的地の窓口に連れて行くことで、マージンをもらおうとする人たちです。この人達に頼らなくても、窓口にはそれぞれ目的地が書いてあるので問題ないですが、急ぐならば探す手間は省けます。まぁそんな人はこんなバス乗らないでしょうが、まぁ旅の楽しみのような感じで適当に相手をしても良いでしょう。ここで旅終盤のエッサウィラまでのバスを予約し、再びメディナへ。 -
(写真はクトゥビア)
ベン・ユーセフモスクの方向へ歩きだす。しばらく私たちと足並みが同じ現地の人がいたのですが、途中話しかけられる。最初は砂漠に行くのならば、ターバン巻いてた方が良いよという話しだったのが、「この北にあるモスクには、今日だけベルベルの人たちが集まってきている。珍しいから見にこないか??ほんと今日だけなんだよ」という話しに。怪しいからついていかなかったけれど、モロッコの人は「今日だけ特別な日」というのが大好き(後でもう一度遭遇します)。
さて、ベン・ユーセフモスクの方向歩いているつもりが、クトゥビア前に到着。お腹もすいたので、ここでお昼ご飯。この時、ショッキングな事態に気づく。首に日焼け止めを塗るのを忘れており、3時間足らずで悲劇的なことに。。。。
クトゥビアを見た後一度、宿に戻り、日焼け止めを今更ながらに塗ってから再出発。
目的地はバイア宮殿です。 -
バイア宮殿を目指して近くまでいったのですが、少し道に迷います。そこで近くにいた若者達に道を尋ねると、「残念だけど、バイア宮殿は今日休みだよ。でも(せっかくここまで来たんだから)すぐそこでメラーの香辛料マーケットが今日だけやってるからそこをみていけば良いよ」と。残念と思いながら、そこで相棒・リーさんと相談し、マーケットを見ていくかと足を踏み出したものの場所が分からなく、引き返すことに。でも、せっかくだから宮殿の前を通ろうと向かってみると、宮殿は開いている!!
若者達は、自分たちのお店に来てもらうため、勝手に宮殿を<休み>ということにしていたのでした。
ということで、モロッコでは自分の都合によって開いたり閉まったり、特別な日になったりするので、鵜呑みにしないでくださいね。 -
苦労して行ったわりには、バイア宮殿は『輝く宮殿』という程ではない。
まぁきれいやねというのが、素直な感想。 -
さて、色々あったが、どうするか迷う時は一度フナ広場へがこの街の鉄則。
いつもの喧噪が鳴り響く。 -
オレンジ屋さんで一杯いただく。(10DH)
一番最初に目があったお兄ちゃんの屋台で飲んだのだが、
帰り際に隣の屋台から「チャイニーズグッド!ノージャパニーズ!!」という強い文句が。
自分とこに来なかったことが、よほどはがいかったのだろうけど、やっぱり頭にくる。悪口はいけないよ〜。 -
さて、ここからスークめぐり。最初だし、今日は買う気もないので、適当に歩いてみる。
まさに迷路。方向感覚にどれだけ自信があってもここは無理。そもそも街全体が歩き方の地図ぐらいではダメなので、現地で売っているメディナ用の地図を買うことをお勧めします(20DHくらい)。
さて、良く分からないまま歩いたが、最後に入ったバブーシュ屋のおやじと仲良くなる。後日の再開を誓って今日はお別れ。フナ広場に戻る。 -
夜7時頃、夕暮れ時のフナ広場に戻り、広場を見下ろすカフェテラスに入ることにする。
広場とクトゥビア両方が視界に入るだろうということで、シェ・シャグルニのテラスへ。入っていくと、屋上に通してくれた。一人目の屋上客だったので、どこでも好きな席へ。ラッキー! -
刻々と空の色が移りゆくなかで、人々の喧噪だけがこだまする不思議な街。
暗くなるにつれて、人の波はいっそふくらんできて、この広い広場を人影が埋め尽くしていく。 -
8時が近くなると、屋台に明かりが灯りはじめ、また違った雰囲気が醸し出される。近くでみても決して分からない美しさ。
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そんな広場の側でひっそりと佇むクトゥビア。昼間は昼間できれいだが、夜は格別。この国の美しさを一身に背負っているよう。そんなクトゥビアを眺め、レストランでタジンとプロシェットをいただき、最後はハマム(銭湯)にもつかってまさにマラケシュ満喫な一日でした。
疲れてるので、10時半には就寝zzz明日からのツアーに備えたのでした。
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