2007/06/13 - 2007/06/19
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しんちゃんさん
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北京市から南西へ約50Km、長距離バスにて約1時間“周口店”という村落があります。村には“竜骨山”があり、人々は昔からそこから採石し石灰を焼成してきたそうです。採石の再には動物の化石を発見し粉にして漢方薬としてきました。竜の骨が採れることから“竜骨山”と呼ばれたそうです。1914年中国政府の要請を受けたスウェーデンの地質学者が鉱業顧問として依頼され、化石を発掘、自国へ持ち帰り整理していると人の臼歯の化石を発見、世界の人類学者の注目の的となりました。1927年カナダの人類学者は再び人の臼歯の化石を発見しました。新人種は「シナントロプス・ペキネンシス」【中国猿人北京種、北京原人(猿人)】と命名しました。1929年には原人の完全な頭蓋骨化石が硬い土の中から発見されました。これらにより、ダーウィンの進化論が確定的になっていったそうです。一般のバスに乗り見学に行きました。自転車持参ですが、バス停を降り地元の方に場所時間等を聞いていたら、タクシーの運転手が割り込んできて「バス停から遠くタクシーに乗れ!」10元を払い自転車をかかえて乗りましたらなんと2・3分で到着!してやられました!!しんちゃん国外脱出、家出の巻中国編?始まりです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- JAL
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北京市内、六里橋東バス停から約一時間「周口店道口」下車、地球の歩き方の旅行案内書のみしか持参しておらず、地図なし。バス下車後、バス停留所から博物館の場所と方向が分らず地元の方に、身振り手振り、漢字と旅行案内書の周口店遺跡博物館の写真を見せていたらタクシーの運転手が割り込んできて「遠いからタクシーで行け」「いくら?」「10元!」じゃ乗るか!自転車かかえて乗り込んで出発。道路わきの街路灯が村落とは思えない豪華さ!乗り込んで2・3分で目的地到着!何のための自転車持参?波乱万丈の旅の始まりとなりました。
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タクシー乗車後すぐ着いた「周口店遺跡博物館」
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「周口店北京人遺跡」「周口店遺跡」正しい呼び名はどれだ?「周口店遺跡博物館」「周口店北京人遺跡博物館」両方の名前がチケットにありました。大人30元(510円)
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今回の旅、始めての見学地。世界的な頭蓋骨化石の発見の一般公開は2003年が始めてだそうです。わくわくしながら見学開始。
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「猿人洞」周口店遺跡の最初に化石が発見された場所への誘導路。
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「猿人洞」段々深くなってきます。
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中国語と英語の説明板。北京原人の化石が最初に出土した「猿人洞」北京原人は日本名であって、中国では北京猿人というそうです。約69万年前に狩猟で生活、洞窟に住み、火を使用しても物を焼いて食べた。火種は保存した形跡あり、人間が動物から文明世界に進化した“目印”だそうです。
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「猿人洞」説明板8−9の層。灰(より低い文化的ゾーン)を含んでいる角礫石。北京原人化石集団のおよそ半分は、2つの厚さ約6mの層から見つかりました。
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合計すると約35mの深さの地層になります。化石の周りの“土”はまるで“岩石”。そうです“硬い石”なのでした。
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「猿人洞」灰の層?laverと書いてあるが、Layer(層)ではないだろうか??
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「猿人洞」
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「猿人洞」ここで発見された、始めの北京原人化石は日中戦争の激化によりアメリカへ輸送途中紛失、今も見つからないそうです。しかし、紛失する前に詳細な研究をドイツの学者が済んでおり、今の研究資料となっているそうです。
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「猿人洞」東側の小さな洞穴の前に「鳩の洞窟」(Pigeon HALL)と名付られた説明版があります。古い動物化石・鹿の歯の化石・雄ジカの角の化石等が発見され北京原人と同時代のものと分析されました。
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周口店「第二地点」化石発見場所
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糸で囲われ、何かの説明のようです。英訳しましたがこの説明は無いようでした。この場所は第一地点と同じ時期に発掘されさまざまな動物化石が発見されたようです。
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第二発見場所から北側の山並み
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研究者をたたえる記念碑。
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研究者6名はここで永遠に眠って、永遠に「研究」しています。同じ形の墓が六個と、小さなお墓二つがありました。
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博物館前にある、庭の展示物「動物化石がある堆積物」
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「動物化石がある堆積物」博物館内は撮影禁止。前庭に少々展示されている化石です。
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柿の実、甘柿だろうか渋柿だろうか?
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「山頂洞」説明版
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「山頂洞」1933年、ここで「山頂洞人」の化石が発見されました。人のかなり完全な頭蓋骨・骨盤・大腿骨などが発見されました。石器、飾身具類、化石哺乳類の骨、貴重な品々でした。山頂洞人は2万7000年前に生息し、頭蓋容量は現代人とほぼ同じ1300〜1500ミリリットルです。時代は後期旧石器時代に入っていたそうです。
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第四地点
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周口店「第四地点」から出土した磨製骨管(骨から骨髄を抜いて管状にしたもの)2つが発見され、推測によれば、これらの骨管は「山頂洞人」の祭祀品らしい
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第四地点の洞穴、ここで北京原人(猿人)生活していたそうです。
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洞窟の中から
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南西側、他の山は採石されています。
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第15地点
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第15地点
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トイレです
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博物館入り口前
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しんちゃんを撮ってくれた博物館の説明員
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遺跡の中、ニッコウキスゲが咲き終わりかけていました。
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遺跡入り口から登り坂部分の左右に研究者・研究成果の説明版がずらり並んでいました。
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遺跡の説明員、日本語の方は不在でした・・・残念
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遺跡内の地図
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遺跡の南側の駅に止まっていた、ディーゼル機関車
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駅から見える周口店「山頂洞」「第四地点」付近
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周口店、中学校
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郵便局
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村落の中で見つけた、果物屋さん
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現役三輪自動車
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現役の三輪車、発動機を耕運機に積んで走っているのが当たり前の北京でした。焼玉エンジン・発動機なんて、死語になった日本です。
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「周口店路口」から北京市内「六里橋東」経由「天橋長距離バスターミナル停留所へ帰ります。1時間20分かかりました。来る時は「六里橋東」から来ました。次は天壇へ・・・
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この旅行記へのコメント (2)
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- マキタンさん 2007/06/22 13:00:01
- 興味津々、旅の続きが楽しみです。
- よくぞ、行かれました。北京原人のふるさとへ・・。周口店の様子がわかり、興味深く拝見しました。もちろん、1票投票です!
1人旅だとハプニングも多いでしょうが、それもカテにしていまうしんちゃんですね。これからの旅行記も楽しみです。もちろん、安全第一で・・。
- しんちゃんさん からの返信 2007/06/27 04:24:15
- RE: 興味津々、旅の続きが楽しみです。
- おはようございます。いかがお過ごしでしょうか?苦労も楽しみの一つです!拝見ありがとうございます。編集が始まって途中にて「北海道」へ遊びに行ってしまいました。昨夜帰宅。またまた、3000枚の写真は重荷になってしまいます。とりあえず、北京・大同を仕上げてしまおうと、早起きしました。北京は今後の旅行の参考にして下さい。市内散策は自転車が便利です。安全で皆さん優しい人ばかりでした。さて、眠い目をこすり、続きを編集開始します。期待はしないで下さい・・・
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