2007/05/06 - 2007/05/15
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明石DSさん
1日目:関空〜台湾〜香港〜昆明:5月6日(日)雨と曇り
2007.平成19年5月6日(日)
■朝から結構な雨が降っていた
旅たちの朝は、いつものように早く目が覚め、6時40分に傘をさして出発した。
家内は昨日からの夜勤でジョンとミミに行ってくるぞと言いながらの日曜日の早朝、ゴールデンウィーク最終日の出発である。
7:00の新快速に乗り、
三ノ宮では100円安い(1700円)バス切符を買い7時25分のリムジンバスに乗って関空へ・・・。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
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延々と並ぶキャセイ航空への搭乗者
■関空内は長蛇の列
午前8時25分にはCゲートに並んだが、その列の長さに改めて出発日の選定の失敗を思う。結局、搭乗手続きから出国手続き終了まで1時間掛かった。
手荷物は、やはり液体の持込(化粧品や飲料水、その他)が駄目ということで、ワンカップ大関(小)をバックに入れていた私は、とりあえず女性係員に申告した。
「お供えのために持って行きたいのですが・・・」と言うと許可してくれ、ナイロン袋に入れてくれた。その後、どこでも液体の機内への持込は駄目なようだったが、申告したのは関空だけであとはバレずに通過した。
飛行機は初めて?乗るキャセイ航空。
CX565・ 関西発 11時15分 香港着 15時55分の便である。 -
初めてのキャセイ航空??かな・
搭乗開始までの間、今回から初めて使うリュックサックを開けてがっかり。家から西明石の駅までの間を歩くだけでバックの中まで雨が浸透していた。明石西図書館で借りている「断作戦」も少し湿っており、今後気をつけなければ・・・
バックというのは防水が当たり前ではなかったのか?
窓側の席を頼み飛行機は定刻に離陸した。予想外だったのは、手続きの時は長蛇の列だったのに客席はガラガラで3:3:3の三列席の機内は半分も埋まっていなかった。ラッキー
機内食はチキンを頼み美味かった。そしてもう一つの予想外が起きた。それはこの飛行機が香港直行便ではなく台湾経由だったのだ。 -
ガラガラの機内、あの列の混みようは何だったのか??
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美味かった機内食
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台北空港近くはゴルフ場銀座?
■台湾へ?
台湾に着くことを機内放送があるまで知らなかった。それは39歳の12月、忘れもしない台湾が私の人生初の海外旅行であり、以来17年ぶりの思いがけない台湾となった。
当時、台湾という外国の地を機内上空から初めて目にした時、田園が耕地整理の行われていない狭く曲線の多い“田んぼ”がひしめきあっている風景が印象に残っていたが、今の上空からの景色は、ゴルフ場がやたらに多いのが目に付いた。
台湾到着・2時頃(台湾時間1時頃、時差、台湾・香港・中国、全て−1時間)
以降、現地時間を記す。 -
17年ぶりに台湾を見る
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ここで飛行機は同じだが1時間待ちとなり、機内に留まるのか?空港ロビーで待つのか?二者選択が可能だったが、勿論空港ロビーに行った。
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喫茶店でコーヒー(日本円¥400)を頼み飲む、量が多すぎて半分以上捨てた・・・けど。
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■香港へ
1時間後に再度飛行機に座ったら満員になっていた。定刻どおり2時過ぎに香港に向かって離陸する。
2時間ほどの旅だが、又、ハンバーガーのようなものが出て食う。4時12分初めての香港到着、機内から見る景色は高層ビルが立ち並ぶ写真そのままの景色だった。外は30度くらいの気温だと言っていた。
朝出る時は雨降りだったが、台湾も香港も雨はなし。
香港も乗り継ぎで、案内標識を見ながら広い空港内を右往左往。英語と広東語で表記されているので何とか辿り着き、やっとの思いで昆明に向かうことになった。 -
香港に到着す
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香港空港の書店
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さすが日本コーナーもあるにはあった
写した後で写真は駄目といわれたけど -
香港〜昆明へ
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ガラガラの昆明行き
■昆明へ
5時55分香港(発)キャセイ航空から中国東方航空での空の旅である。
空席多く真ん中通路の3:3の席であるが横二席に誰も座らず。 -
そして機内では、今日3回目の機内食が出て、確かイタリアン?と何か?聞かれて“イタリアン”とか言った記憶がある。 -
香港を見下ろして
■昆明到着、8時10分すでに外は暗かった。
入国の手続きを終え、正規のタクシー乗り場でタクシーに乗り雲華賓館に向かった。空港から昆明、東風東路の雲華賓館までは、「地球の歩き方」の案内(15元)とほぼ一緒の16元だった。
雲華賓館は楽天トラベルで予約済みで、一泊150元×2泊+200元の押金(ヤージン:保証金)=500元を払い、やっと部屋にはいったのが午後9時前になっていた。
今回の旅は、人民元1元=日本円16円とする。
日本から1600元を持ってきていたが押金を払い残りは1100元になった。今日、9時半ごろ雲華賓館ロビーに、出発前ギリギリに見つけて連絡が付いた雲南中青国際旅行社 の誰かが、8日の昆明〜保山への航空券を持って来てくれる手はずになっていた。
その時に航空券代460元と手数料52元、そして保山と騰越のホテル代計1,092元を払うことになっていた。
1600−500−1092=8元・・・か、まあ、あといくらかの小銭があったのでぴったしということになった。
9時20分にロビーに降りて待っていたが、約束の9時半になっても誰もロビーにはそれらしき者は現れず。朝から飛行機での移動、それに約束の時間が過ぎても旅行社の者は来ず、重慶での一件を思い出し、又一からの出直しも覚悟する。
結局、10時過ぎに来てくれた。私がペットボトルの水を買いに行って戻ってきた時、フロントのカウンターで小姐(服務員)と話している男女二人連れが手にそれらしき物を持っていたので近付くとそうだった。
20代後半の二人連れで、彼が持っていた携帯電話で、私と連絡を取り合っていた日本語を話す旅行社の毛錦海と話をした。
そして無事に保山までの航空券を受け取り、保山と騰越での宿泊の確認をし、1,100元を払う。釣りは「不要」といい8元はチップとした。やっと一安心、個人の一人旅は段取りに時間と気を使うので、それも旅の楽しみの一つだが気がかりの種にもなる。
もう夜も更けていたが賓館の前の通りにマッサージ店があり入る。20元で足のマッサージをしてもらう。桶に湯と薬用を入れ暖めてから足を揉む。しっかり者の姉(20代後半?)と弟の二人でやってる店だった。
案外、客も多く私は弟がやってくれた。最初弟に夫婦なのか?と、聞いたら、弟より先に姉の方から「夫婦じゃない、兄弟だ」と返事があった。
この弟は20代前半で、私の中国語レベルでの会話だが、足のマッサージをしてもらいながら、又、例の話題になった。
昆明でも反日教育で育ったのか?それとも中国全体の傾向が顕著なのか?
彼は「小泉は駄目だ、安倍はまあまあ良い」という。
その心は・・・靖国神社に参拝するのか?しないのか?その二つに集約されているようだ。
まあこれは彼の考え方というより中共政府の政策に国民が右に倣えということなのだろう。それくらい靖国問題は中国共産党政府にとっては、国民の中共政府への不満を反日に目を向けさせるありがたい政治問題として扱えるのだ。
さりながら、それは諸刃の剣にもなりかねず・・・。
小泉首相のように靖国神社を参拝すれば中共政府にとっては、国民の反日感情を高め自国政府への不満を反らせるが、対日外交及び対日経済にとっては大きなマイナスになる。無論それも奴らが撒いた種なのだが。
今更ながら小泉首相が退陣前の8月15日に靖国神社参拝をした時に安倍首相が共に参拝しなかったことが悔やまれる。
それは日本国として、この靖国問題に対しての毅然とした態度を表明することになり、決着への道になったと思う。伝統文化に根ざした心のことである参拝問題を過去に何があろうが中国に干渉されるを日本人としていささかも受け入れるべきことではないからだ。
靖国問題は、ようは中共政府の膝元に屈するか?否か?の選択を参拝にこじつけて迫っているということである。
私はこの話になれば、いつも中国人に対して言うのは・・・
勝手に日本人を一括りにして言っているが。
「私たち日本人は誰しも常々靖国神社参拝をしなければと思い、そして、したいと思っている。無論、私も機会があるごとに行きたい。でも私の家から靖国神社は遠いので中々いく機会がなく残念だ」
「日本人は戦争責任を一部の指導者に押し付けることをしない。戦争というのは犯罪ではない。戦争の結果は勝者と敗者だけだ。そして戦争責任は全ての日本人平等にある、それが国家の命運を賭けて行う戦争というものだ。でなければ戦争など出来るものではない」
「国が違えば歴史も違う、考え方も違う。一つの国には、その国の歴史がある。中国人と考え方が違うのは当然だ」「私たち日本人にとって自由と民主主義が重要であり、共産主義・共産党は大嫌いだ」
・・・と、いつもこの話題が出れば、このように言っている。彼も別に怒りもせず聞いてくれていた。
どこまで理解してくれたのかは分からない・・・が。“怒りもせず”といっても納得してくれたとは無論思っていない。ただ一人の日本人の話に何かを感じてくれているとは思っている。
文化・伝統が違えば、生活スタイルも慣習も違う。そういった事に関しては互いに干渉しあうべきではない。特に「戦争」に起因する問題は、再度の戦争によってしか解決しない。勝つか負けるか?やるかやらないか?それしかない。
だから「相手に譲るもむなし」「相手に求めるもむなし」
ようは、こと過去の戦争に関しては、誰が何にこだわろうが淡々と我が道を行けば良いのだ。
朝からまさしく遠い距離を旅し、遠い雲南省昆明の雲華賓館で夜を過ごす。
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