2006.6フィンランド研修旅行6ーラヌア

2006/06/07 - 2006/06/13

最後にラップランドの過疎地「ラヌア郡健康センター」を見学した．ラヌア郡の人口密度はなんと1.27人/km2である。．過疎地で
の健康センターの役割，都市の病院との連絡，カンファレンスのためのITシステム，電子カルテと個人疾患情報管理など，過疎のなかでの糖尿病医療連携にITが活躍していた。5日間の見学で疲れた同行者を3つのコテージに分宿してもらい、ラップランドの夏とサウナを満喫してもらった。ロバニエミを見学後帰途に着いた。

エリア ラップランド(フィンランド)

6/9金　Rovaniemiに751着。まだこのときはKemijarvi行きであった。その後Rovaniemi止まりになり、列車番号も265になってしまった。他のブログでも書いたとおりラップランドはどんどん過疎化で不便になっていく。日本と同じでさみしい。ここでバスをチャーターし、ラヌアに向かう。私は3箇所に分宿する連絡用に、レンタカーを借りた。一路78号線をRanuaへ。皆月からずっと見学が続き（木午前のみ観光）、疲れてきている。

途中ラヌア動物園により、ムルムル城などでお土産を買う。

ラヌア健康センターの見学、私は3回目。患者会の会長さんが待っていてくれた。患者会の活動や過疎地での糖尿病対策など3時間見学懇談する。病室内まで丁寧に見せてくれた。ラヌア郡の人口密度はなんと1.27人/km2である。過疎地での健康センターの役割，都市の病院との連絡，カンファレンスのためのITシステム，電子カルテと個人疾患情報管理など，過疎のなかでの糖尿病医療連携にITが活躍していた。ロバニエミの病院と電子カルテでつながっており、またテレビを使用し、同時にカンファレンスができるようにもなっていた。30床の病床を持つが、だれも引き取り手のないねたきり患者が3人入院しているとのこと。最長は10年とのこと。「ねたきり」をつくらない福祉制度をとっている国であるが、それでもこのような患者は生じてしまう。どこかの国のように、「病院追い出し」は絶対にない。

健康センターのエントランス

患者用図書室

レントゲン室。カーテンがおしゃれ。

病棟のナースステーション。電子カルテだが、看護記録は手で書いていた。中は医師診療室（４）、歯科治療室（２）、職業病指導室、糖尿病指導室、訪問看護室、リハビリテーション室、検査室、レントゲン室、病棟30床、母子相談室（産科はロバニエミの病院で、1型糖尿病の管理もロバニエミで）からなっていた。医師は4人。研究者になる場合も研修医のうちに過疎地をふくめた健康センターでの勤務が義務づけられている。

遅い昼食をラヌアの唯一のホテルIlveslinnaでとる。その後スーパーで食料を買い込み、3箇所に分宿。1つがKaukomaa（遠い国）、Simojarviにある。もうひとつがPohjaslahtiの友人のところ、私たちはSimojarviの友人のKesamokkiに泊めてもらう。Kaukomaaと私たちのkesamokkiまでは3ｋｍだが、Pohjaslahtiには20ｋｍ、買い物には30ｋｍあり、レンタカーがフルに活躍。ここに金午後から日曜朝まで滞在し、ゆっくりとしたフィンランド風の休日を楽しんでもらうこととした。写真はKaukomaa.

Lomamokkiの周りの風景

真夜中の太陽。ここは少し北極圏よりみなみなので真夜中には少し沈む。

このグループの夕食，久しぶりの日本食

よる。まよなか。

あさとなかいPoroがいた。

Kaukomaaの隣が日本の家。

贈った友人のコンピューターグラフィックスで書いた魚の絵。前に贈ったものがこのように飾られるとうれしい。

青少年障がい者の漫画の展覧会をやっていた。大歓迎をうける。この掛け軸は以前私たちが贈ったもの。

私たちはラヌアで一番美しいところ、すなわち「墓地」に連れて行ってもらった。本当にきれいなところだった。砂州があり、海水浴（湖だが）もできるところであった。この写真はpohjaslahtiのいつもとまるところ。冬の写真は掲載済みである。夏はとてもみどりがまぶしい。ここに泊まったグループの写真．（私たちは3つ目のグループとして2005年2月に脱輪の際に助けてもらった人のコテージを借りた）

Pohjaslahti
向こう側に冬によくスキーで湖を越えていく小島が見える。

2回まで吹き抜け

こてーじのなか

上のベット，6人が泊まれる

3月にスイス人と大騒ぎしたバーベキュー小屋

夕日がきれいにコテージに当たる，やはりなつはいいなあ．

6/11日　ロバニエミに向かう。Pohjaslahtiに別れを告げる。