2007/06/09 - 2007/06/09
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まみさん
奮闘したといっても、いつものこと。
コンパクト・デジカメのオートフォーカスでは思うところになかなかピントが合ってくれないので、カメラが被写体を覚えるまで粘ったというだけのことです。
いったん望遠モードにしてから、マクロモードにし直したり、デジタルマクロモードにしてみたり、それでも言うことを聞かないようなら電源を切って起動し直したり。
接写傾向の花の写真は、おかげで撮るのに時間がかかります。
そして、接写は、肉眼ではなかなか気付かない新しい世界を取り込むことができるので、どっぷりハマってしまいます。
接写して世界が変わるのを期待するなら、小さい花の方が良いです。
でもそれほど小さくなくても、世界が変わる花があります。
そして見つけたのが、近所の木立の茂みのビヨウヤナキ。
こういうのが撮りたいな、と頭の中で思い浮かべた写真が撮れるまで奮闘した軌跡を含めた、ビヨウヤナギの世界です。
「びようやなぎ(未容柳)オトギリソウ科
別名=びじょやなぎ
花言葉=気高さ
落葉低木で高さが1m前後。地ぎわから細い枝を四方に伸ばし、濃緑色の葉を背景に、鮮黄色の5弁の花をつけます。花径4〜5cmの繊細な花は、おしべが長く、数も多いのが特徴。金色の糸のようなおしべは5束に分かれ、それぞれが美しくカーブして立ち上がるさまは見事。「気高さ」という花言葉は、この花の魅力をあますところなく表現しつくしています。名前は漢字でふつう未容柳と書きますが、あでやかで女性的な花であることから、美容柳という漢字づかいをすることもあります。」
(「花言葉【花図鑑】」(写真&監修:夏梅陸夫/大泉書店)より)
- 交通手段
- 自転車
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ビヨウヤナギの茂みを見つけました。
満開です。
まずはふつうに撮りました。
背景にたくさんの花を感じさせるようにファインダーに収めてみました。
「「未央柳」をあてることもあるが、花の美しさから「美容柳」に分がありそう。キンシバイと同じくオトギリソウ科の低木だが、雄しべは長く、花弁は重ならない。葉が細長いので、柳に見立てられた。中国原産でキンシバイより少し先に渡来した。どちらも梅雨時はまれな鮮やかな黄花。」
(「花おりおり」(朝日新聞社)より) -
もう少し近付いて、フォーカスした花の位置も工夫してみました。
素直に真ん中に配置しない方が、写真として面白味が出やすいですからね。
というか、私がそういう構図の写真が好きなのです。
「大きく開いた花の上に金色の雄しべが長く伸び、風に揺れるさまはとても優美で華やかです。花が美しく葉がヤナギに似ていることから漢字は「未央柳」や「美容柳」が当てられています。ビジョヤナギ(美女柳)ともいいます。中国原産で、禁近縁種のキンシバイより早く渡来し、古くから庭で栽培されてきました。細い枝の咲きに直径4〜5センチの黄色い花を咲かせます。」
(「花のいろいろ」(実業之日本社)より) -
先ほどうっすら背景に入った木立を、意識してファインダーの中に入れてみました。
斜めにすると、しっかり入ります。
おお、びっくり!
木立が逆光で、いいかんじにボケて、とても寂しげな世界ができました。
実際は小学校の裏の空き地で、子供たちの喧噪がここまで聞えてくる賑やかな世界だなんて、思いもしないでしょ@
「夏、長い雄しべをふさふさ生やした黄色い花が咲く。鮮やかな黄色の花が咲くと、明かりが灯ったようにパッと華やぐ。葉はヤナギに似て細長く、先が丸い。葉のふちはなめらかで、裏側は白っぽい緑をしている。枝はよく分かれて株立ちになる。和・洋どちらの庭にも合い、通路沿いに列植しても楽しい。雄しべは花びらより長く、5つの束に分かれるのが特徴。花の寿命は短いが、1つの花が終わっても、新しい花が次々と咲き続ける。」
(「ヤマケイポケットガイド 庭木・街路樹」(山と渓谷社)より) -
もっとビヨウヤナギに近寄って、しかも背景の木立が入らないかしら。
液晶を眺めながら構図を調整します。
うん、このくらいないいかしら。
オートフォーカスのピントも、適当なところに合ったよね。
おしべがくっきり撮れました。
ヒゲのように揺れるおしべが楽しいです。
むむむっ。
中心のめしべが、ボケてます〜(泣)。 -
めしべ。
さっきよりはピントが合いましたが、まだまだです〜。
しかし、背景の木立のかんじは、好みに撮れました。 -
たった1本にめしべにピントを合わせるのが難しいです。
少し離れて撮ってみたら、なんとかボケてないといえる程度にピントが合いました。
ふう、中腰スタイルにすっかり疲れてしまいました。
三脚を持ってくればよかったです。
でも、これはこれで良いのですが、撮りたい写真とは違うものになってしまいました。
ちょこんとつぼみとペアになったのと、木漏れ日が光の玉のようになっているのは良いのですが、もっと花に接写して、光の玉であふれるような写真にしたいです。 -
背景に木立も入り、木漏れ日も光の玉になり、めしべにピントが合いました。
左上に葉っぱが入り込んだことで、枠構造的に近景・遠景のコントラストがよりはっきり出たかもしれませんね。
でも、もっと接写して、光の玉であふれさせた写真も撮りたいです。
いっそ花びらは入れなくて -
もう一度、接写でチャレンジ!
うーむ、木漏れ日の光の玉がたくさん出来たのてはいいですが、めしべのピントは再び甘くなってしまいました。
それに、全体に暗くなってしまいました。
暗めな雰囲気は、悪くないのですが……でも目指す写真とは、ちょっと違う……。 -
何枚も気に入らない写真になっては削除を繰り返し……うん、わたし的に、なんとか及第点な写真が撮れました@
木漏れ日が光の玉になりましたし、めしべのピントも、まあ許容範囲。 -
木立を背景にした花を見っけ!
一輪だけが寂しく……という風情も、気に入りました。
それに背景か茶色なら、接写でも狙ったところにオートフォーカスしやすいかしら。 -
近寄ってみました。
むむむ、まためしべのピントが甘くなってしまいました。
それさえなければ、わたし的には好みの構図の写真になったのに(泣)。 -
たて構図でなく、オーソドックスに横構図にしてみました。
今度はデジタルマクロモードにしてみました。
ううーん、めしべはまだまだです。
おしべの先がボケてきましたが、このボケ具合は、かえって気に入りました。 -
やっとめしべにピントが合った接写に成功しました!
デジタルマクロモード1.4倍。
代わりに周りのおしべの先がぽわぽわとボケましたが、こちらが光の玉のようになって、とても気に入りました。
これはカメラならではの世界ですね。
肉眼ではこうは見えません。
(ド近眼なので、めがねを外せば近い世界になりますけど@)
ちなみに去年撮ったビヨウヤナギの写真です。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11034595/src.html
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11034596/src.html
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11034597/src.html
関連の旅行記「初夏も近所の花散策は楽しいな@「私は誰でしょう」その1」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10074537/
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