「特別展・花」と上野公園散歩

2007/06/05 - 2007/06/05

ヒマラヤの青いケシと、青いバラは、
ずっと前からの憧れです。
青いケシはネパールか中国の奥地に
行かなければならないし、青いバラは、
古来から人々の悲願ながら、ついぞ
創造に成功していなかったのですが・・・。
このたび、「サントリー」の研究チームが
ついに成し遂げたというニュースを
聞いて以来、本物をひと目見たいと
願っていました。
その願いが、この展示会で両方とも
叶うとあって、これを見ずしてなんとしよう！
というわけで、張り切って上野に
向かったのであります。

エリア 上野・御徒町(東京)

• 交通手段: 私鉄

会場は、上野公園内の「国立科学博物館」。

まずは、『世界のふしぎな花』のコーナーより。
世界最大の花、ラフレシア。（標本）
茎も葉もなくて、地面から直接
生えているのです。
（ガラスケースに入っているため、
うまく撮れません。）
標本のため、本物とは微妙に違っているようです。

キソウテンガイという、その名も
奇想天外な植物です。

世界一大きい花序（しべの部分）の
スマトラオオコンニャク（スマトラ
大こんにゃく）。

パンクシア。
オーストラリアの花？

『世界の花々』のコーナーです。
これが、幻の青いケシ。

夢に見た「ヒマラヤの青いケシ」なのですが。
なんだかイメージが違う・・・。
３月からずっと展示されているので、
だいぶ傷んでいるみたい。

『花をつくる』のコーナー。
研究の結果、作り出された種類です。
黄色いコスモス。

青いカーネーション「ムーンダスト」。
純粋な「青」を作り出すのは至難の技の
ようで、これも、ほとんど紫に近い色です。

※なお、幻の「青いバラ」は、残念ながら
撮影禁止でした。
やはり、薄い紫色の感じでしたね。

『花おリおり』のコーナーから。
各流派の生け花やフラワーデザインが
交代で展示されています。
きょうからは、草月流です。

会場の「国立科学博物館」正面。
これが昔からの建物ですが、今、展示会場
となっている建物は、新しく造築された
部分です。

なぜか、会場入り口に常設展示されている
ＳＬ。
有名な「Ｄ５１」（愛称「デゴイチ」）
です。

同。
こうして見ると、なかなか風格が
ありますね。

別のところには、なんとクジラの
オブジェが！
他にも、気象衛星「おおすみ」の
発射台なんていう物もあって、
けっこう楽しい。
（これは、場所が
悪くて、カメラアングルに入りませんでした。）

さて、せっかく久しぶりに来たので、
公園内を散歩です。
さまざまに変化する噴水。
ちなみに、この公園の正式名称は、
「上野恩賜（おんし）公園」なの
ですよね。
なんとも時代がかった名前！

以前は、この噴水は、夜になるとライト・
アップされていたのですが、今は
どうなのかな？

この吹き出し方は、ちょっとスイスのレマン湖にある
ジェット噴水みたい。
スケールは、はるかに小さいけれど。

国立西洋美術館の前に来ました。
ここの庭には、ロダンの彫刻が
幾つか置かれていて、自由に見られます。
有名な「考える人」です。

「カレーの市民」。

「弓を引くヘラクレス」。

大作「地獄の門」です。

「アダム」。

「エヴァ」（いわゆる「イヴ」です。
ロダンはフランス人だから、フランス語
表現なわけですね。）

なお、「アダム」と「エヴァ」は一対で、
「地獄の門」の両脇に展示されています。
よく見ると、「地獄の門」の彫刻の一部分に、
「考える人」も入っています。
見分けられますか？

しばらく来ないうちに、公園の一角に、
こんな広場ができていました。
（私が、気づかなかっただけ？）
季節の花がきれいに飾られていました。

広場の中央に立つ、ステンレス？の
時計塔。
デザインが素敵です。
この広場のベンチで、しばし休憩して
黒ゴマのソフトクリームを食べました。（笑）