1998/04/28 - 1998/05/04
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旅人のくまさんさん
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<1998年5月2日>
<統一展望台へ>
朝からの雨でしたが、今回の旅の大きな目的地の1つ、東端の国境近くの統一展望台に出掛けることにしました。宿は1泊だけか頼んでいなかったですし、9時頃に出掛ける時には、未だ女将さんはお寝み中でした。
前回の宿泊の時も同様だったような覚えがあります。起こして交渉するのも気が引け、やむなく荷物を持って出掛けました。Muさんは相当以前ですが、経験済みのコースでした。
38度線を大きく北に越えた統一展望台へは、途中バスを乗り換えてから最終地点に向かうことになっているようでした。今回、板門店ツアーを経験したとは言え、次第に回りが寂しい景色になり、あちこちに軍の施設を見かけるようになりますと、それなりに緊張感が漲ってきました。
雨も次第に大粒になり、風も増してきました。緊迫した国境を訪ねるには、おあつらえ向きの舞台なのでしょう。国境への道は排水溝もなく、道路はたちまち水浸しになりました。始発では、他に数人の乗客が乗っただけで、その人達も、途中の小さな街で降りてしまいました。
バスの終着点の安保公園までは1時間と少しかかりました。次の統一展望台行のバスに乗るため1km弱を歩きました。風雨がますます強くなり、靴もズボンもバッグもみんな水浸しになってしまいました。
<統一展望台>
ところが、こんな風雨の中でも、北端の駐車場は自家用車で溢れていました。土産物屋や展望台は、家族連れや若いカップルで賑わっていました。土曜日であったためかも知れません。
階段を息を切らせて登り詰めた頂上に、その統一展望台がありました。最上階には望遠鏡や、鳥瞰模型等が設備されていました。椅子席は宣伝教育の時に使うもののようでした。1階は写真や展示物が飾ってありました。ほとんどが北朝鮮(朝鮮人民共和国)の特産品や生活用品です。
帰りのバスは観光専用でなく、路線バスでした。近くの小さな街などにひっきりなしに停車しましたので、30分ほど余分にかかりました。
学校は休みの日ではないようでした。途中、中学生か高校生位の学生が、大勢乗ったり、降りたりしました。明朝の空港行きのことを考えて、ついでに市外バス乗り場付近まで、そのまま乗って行くことにしました。
<雪岳山へ>
市外バス乗り場は、レンタカー会社の看板に変わっていましたが、場所がら宿は多く、手ごろな宿もすぐに見つかりました。ここからは、雪岳山も飛行場も近い。幸い雨も上がってきましたので、荷物を置いて雪岳山へ出かけることにしました。
残念なことに一旦は上がったかと思えた雨が、また降り始めてきました。ロープウェイは運転していたものの、途中の視界はほとんどききませんでした。山頂駅は雨宿りと帰りの順番待ちの人で満杯になっていました。岩山登山は諦めることにしました。
<大浦(デポ)の刺身>
雨の雪岳山登山は残念な結果になりましたが、そのお蔭でいいこともありました。雪岳山へ入る海岸近くに車で賑わっているところがあり、どうやら鮮魚店が店を並べているらしいことが分かったためです。地名を大浦(デポ)と言いました。
夜食はここにしてみようと出掛けてみましたら、吃驚するほどの賑わい様で、値段も安かった。大浦港(テポハン)に面した一角でした。
一通り店を覗いた後で、平目1匹、ウマズラハギ3匹、イカ1匹、ホヤ1個をザルかごに入れたものを、2万ウォンで売っている店に戻って、交渉することにしました。
ウマズラハギは骨付きの刺身になることを経験しましたので、この3匹をイカ1匹に替えて貰い、同じ値段で交渉が成立しました。ウマズラハギをこちらでは『チィッチィ』と呼んでいるらしく、餌盗りの名人らしい呼び方だと感心しました。
この大浦へ来てみて、束草の古い港の方が寂れている理由が初めて納得できました。駐車場に溢れていた車は、店で食事をする客ばかりでなく、料理してもらった魚を持ち帰る人の車でもあったようです。
古い港の店を10軒以上覗いても、死んだような活気のないオジンノ(イカ)が数匹水槽にいただけなのに、こちらの店では至る所の水槽で、ウジャウジャと泳いでいました。
こちらでは、ほんの僅かな時間の間に、水槽を積んだトラックが4台ほど狭い路地に入ってきて、活き魚を卸していました。
食事は少しばかり贅沢に10万ウォンほどを予定していたのに、最初の店が飲み代を含めて3万ウォンで済みました。それで、もう1軒、貝とエビの店にも立ち寄りました。残念ながら、2軒目は値段の割には、それほどでもありませんでした。1軒目の刺身は本当に申し分のない量と鮮度、それに値段でした。
食べて、飲むのに夢中でしたから、つい、俳句を詠むのを忘れてしまいました。
統一展望台ツアーにて
トーチカを若草覆う町外れ
北端の衛戍に冷たき春の雨
雨止て土蘇り緑萌ゆ
東海や松の林に透かし見る
霞立つ金日成の棲みし跡
雪岳山にて
霧深く人溢れくる山の駅
春霞晴上がる毎山深し
花粉症有難きかな今日の雨
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
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今回の旅行とは、別の年の2004年に撮影した雪嶽山です。天候に恵まれたこの日、麓は修学旅行の生徒さん達を乗せた大型バスが次々と到着しました。
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ロープウィ乗り場からの景色です。最後のところでは、ほとんど垂直に崖を昇って行きます。
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2004年尾GWの旅行では、5月1日と、翌日の2日の午前にも雪嶽山を訪れました。いずれも学校からのバスの大群に、ロープウェイ登山を諦めました。
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ゴンドラが超えてゆく麓の川です。この日は超満員で、ゴンドラは諦めました。
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若葉越しの木漏れ日は、それだけで自然に感謝したい思いで一杯になります。登山を諦めて、滝の方に向かいました。
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滝壷までの登山道には、途中、2箇所の売店を兼ねた休憩所がありました。
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登山道から見下ろした渓流は、あくまでも澄み切っていました。岩肌を下ってくる雪嶽山の水です。
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雪嶽山の渓流は、岩肌の上をすべるように流れていました。おもわず、万葉の歌を思い出しました。『いはばしる垂水の上の』の巻一の歌です。
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登山道が整備されていますから、登山靴でなくても安全に歩く事ができます。途中の店では、貸し靴も置いてありました。
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これが一番大きい滝になります。滝壷の水の色から見ますと、相当な深みになっているようです。
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