2007/05/04 - 2007/05/06
1431位(同エリア2887件中)
ぺうさん
↑はバイエルン王どなたかの意向だったかと存じますが、まさに今までの私にも当てはまりまして。
数回ドイツには来ているものの、「都会生活は、日本に居る時だけで十二分だ!!」という思いのもと、嬉しげに訪れるは田舎ばかり。
100万都市ともなると、乗り換えなどで通過する機会はあるもののなかなか本腰入れては訪れなかったのですが「人口100万人の村」というミュンヘンの愛称も知り、今回訪問に至りました。
大仰な前フリになりましたが、見所の多い都市。
2泊2日の日程で初訪問でしたので、有名どころの中から見たいところをピックアップして回っただけで時間が無くなってしまいました。
【今回の旅程】
ドイツ
フライジング(ヴァイエンシュテファン) → ★ミュンヘン →
レーゲンスブルク(ヴェルテンブルク) → ウルム →
フランス
プジョー博物館 → アルザス →
スイス
シュタイン アム ライン →
フィンランド
タンペレ → イッタラ → ヘルシンキ
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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ビール天国フライジングよりS1に乗ること40分程、ミュンヘン中央駅に到着。
まだ12時過ぎだったのですが、予約している駅前のドイチャカイザーに荷物だけでも置きにと立ち寄ります。
2007年春時点、ホテルの回転扉を修理中でロビーはドリル音にあふれていました。
そして真っ昼間だったせいか、カウンターに一人しか人が居ず、我々より先着していたオランダ人っぽい青年軍団のチェックインに時間がかかり待つ事数十分。
正直ホテルの第一印象はあまり良くありませんでしたが、そのまま部屋に通して貰って前言撤回。
赤と黒を基調にしたモダンな部屋で、見晴らしもなかなか。
別添アメニティも良い香りでした。 -
ホテル共用通路の窓から、テレージエンヴィーゼ(フェスト会場)の方向も見えました。
今、そこではフリューリングフェスト開催中ですが、我々は未訪。
フライジングの学祭?の雰囲気に呑まれなければ「勢いで1Lのマースをあけるより、味わって飲んだ方がいいや」なんて考えに落ち着かずに行ってたかもしれません。 -
荷物も置いて身軽になり、早速市内に繰り出します。
ミュンヘンのトラムは、バイエルンカラーですね。 -
旧市街の入り口、カールス門に到着。
ここまで、駅前からぶ〜らぶ〜ら写真も撮りながら歩いて10分弱。 -
ルートヴィヒ?世の墓所もある、聖ミヒャエル教会。
ローマにある、イル・ジェズ教会がモデルだそうなのですが、そちらには行った事がないので比較はムリ。
ファサード中央の像が聖ミヒャエルですが、天気が良くなってきたので取りあえず中を見るのは後回しに聖母教会へ急ぎます。 -
急ぐと言っても、すぐそばなのですが。
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Frauenkirche入り口。
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悪魔の足跡。
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悪魔の視点から。
確かに、八角柱が壁のようにそそり立ち、窓どころか側廊も見えません。 -
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教会を出て、新市庁舎方向へ。
残念ながら、新市庁舎のグロッケンシュピール(仕掛け時計)は修理中。
仕掛け部分は見えるのですが、周囲が全て工事用の覆いで趣がなくスルー…
でも翌日、ここを通りがかった時がたまたま正時で仕掛けを見る事ができました。ラッキー。 -
マリエンプラッツのマリエンゾイレ。
スウェーデン解放記念。 -
こちらがフィッシュブルンネン。
現在のものは、愛らしいまぬけ面だ… -
旧市庁舎。
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そして、聖母教会を俯瞰で見るため聖ペーター教会に登りました。約300段の階段で太ももがパンパンに…
聖ペーター教会自身は、この写真の右下にちょと屋根が写っているだけです。
お取り込み中で、内部には入れませんでした。
左は旧市庁舎。 -
定番写真。
このアングルで聖母教会を見ただけで、ミュンヘンに来た目的の半分くらい達成したような錯覚に陥ったり。
錯覚だってば。 -
階段登りが予想以上に足腰にきたので、へろへろしながら近くのカウフホーフに入りおやつ休憩。
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少し回復したところで、アザム教会(聖ヨハン・ネーポムク教会)へ。
今回、ヴェルテンブルク修道院とその付属聖堂(祭壇等がアザム兄弟作)を訪れる予定だったので、他の作品も見ておきたいなと。
教会左側は兄弟の家。 -
外観からして、自費で建てた教会にはとても思えません。
-
ドイツ・バロック様式。
建築書の言を借りるなら、装飾、光、色彩の効果が著しく、絵画・彫刻・建築を融合させた劇的な空間。 -
天井のフレスコ画。
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入り口側。
私が訪れた時は、パイプオルガン奏者が演奏の練習をしていました。 -
黄金の死神像があると聞いていたので、パイプオルガンの旋律を聴きながら、30分くらい天井や内装を眺めつつずーっと探していたのですが見つからず。
諦めて出ようとしたら…入り口かッ!!
はさみで生命の糸を断ち切ろうとしているそうです。 -
内部は別世界のようでした。
-
外に出て、買い食いなどしつつヴィクトゥアーリエンマルクトを巡ります。
ねぎのでかさに驚き撮影。
もっと他にいい被写体あったろうに。 -
もう、かなり歩いて疲れていたのですが若気の至りでレジデンツ方面にも行ってみる事に。
どこぞのブランドの販促のおねぇさま達。 -
マックス・ヨーゼフ広場と州立歌劇場。
ミュンヘンに来るなら、何かひとつくらい芸術鑑賞したいな〜と思っていたのですが、好みの演目と日程が折り合わず今回は断念。
しかし、折り合わなかった悔しさ等々もありバイエルン放送響、日本公演のチケット購入済。
えぇ…
芸術といえば、ピナコテークは他者を交えて一緒に訪問する約束があるので今回はおあずけ。 -
テアティーナー教会。
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拡大。
バイエルンゆかりの紋様がみえます。 -
フェルトヘルンハレ(将軍堂)。
と、その前の広場で何かプロモーションを行っていたBMWことBayerische Motoren Werke。
地元だもんね。 -
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ベンチを求めてホーフガルテンへ。
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花の季節は良いやね。
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疲れたしUバーンに乗ってホテルに帰ろうと思っていたら、ホテルに回数券を置き忘れたことに今頃気付くー。
何となく乗るタイミングを逸して、後は帰るだけだし歩こうかという流れに。
横を見ると、いつの間にか通りは大渋滞。
「何だかんだ言っても、都会なのか〜」と思いつつ、面白い顔のライオン花壇を眺めつつ交差点に行くと… -
警察バイクの大群通過。この後に警察車両と高級車もたくさん通過。
な〜んだ、どこかのVIP通過待ちだったのか。
封鎖が解かれると、あっという間に渋滞は消滅していました。 -
オベリスク。
周囲はランドアバウトで、中央部分がちょっとした公園になっていて、トラムもこの周りをぐるっと廻っていきます。 -
ちょうどトラムが来ました。
奥はプロピレーン門、旅行記の表紙に使った写真の方が門がよく見えます。
門の周囲には、ギリシャ趣味っぽい古代美術博物館(トロイ展をやってて正面に木馬像まであった)とグリプトテークが建っていました。
あんまりドイツっぽくない風景だったと言っては失礼かしら。 -
夕食は、ホーフブロイハウスの斜め前にあるアインガーの店へ。
アインガーはミュンヘン近郊(Sバーンで30分程)の小さなアーインク村で作られているビール。
ここミュンヘンの店でも美味しい生ビールは飲めるけど、アーインクの醸造所まで行くと貯蔵庫からパイプ直通で送られてくる超新鮮できたてビールが飲めるそう。
また、ミュンヘンでもアーインクでもホテルが併設されてます。
http://www.ayinger-bier.de/
で、今回ここに来たのは、ミュンヘンの店でもケラービアが飲めると聞いた為。ケラービアとはヘーフェヴァイス等と同様酵母をろ過していないけれど、ピルス等と同様下面発酵で…長くなるので後の説明は詳しいところに譲りますが、まぁ、Keller(酒類の地下貯蔵庫)直出しとか、新鮮でないと楽しめない類のビール。
写真左側が、ヘーフェヴァイスドゥンケル、右側がケラービアのシュニット(生ビールを少なめに注いで貰ったもの)。泡だらけなのは断じて嫌がらせではなく。
お味の方は、未知との遭遇でした。
濃いだろうとは予想していたのですが香りも味も個性がつよい。特に、他のビールではあまり感じないほのかな酵母の酸味があったように思います。
…って私が文章で表現するとあまり美味しくなさそうになるのが不思議。
いつかは、ぜひAyingを訪れて直送ビールを飲みたい!! -
レバーケーゼとシュパーゲルズッペ。
白アスパラ等々がごろごろ入ってて具だくさんなので、スープだけで夕食になります。
バイエルン装束のウェイトレスさんが笑顔で英語メニューを持ってきてくれたので、それを見てミートローフとアスパラガススープを頼んだのですが…訳すとそうなるのかもしれないけど、ミートローフとレバーケーゼは全く違うぞー!!
献立表に書かれているようなドイツ語くらいは読めるので(時間かかるけど)、ドイツ語のほう持ってきて貰えば良かったかも。 -
満腹で店を出た後、大混雑のホーフブロイハウス内を席を探すような様相で歩き回り、雰囲気だけ楽しませて貰って帰ってきました。
いや、ノリノリだね♪ -
翌朝、ヴァイスヴルストとビールを朝食にするため、ホテルに一番近いミュンヘンのビール会社直営レストランだったアウグスティナーのビアハレに行きました。
いや、歩き方にも書いてあるけど店員の態度悪いね…
小雨が降っていたので、テラス部分から店内に入ろうとした時、入り口の横に立ってた人に軽く挨拶するも…無視。店かえようかと思ったところに、店内のウェイターが普通に挨拶してきたので入店したのですが、その後も何かにつけて感じが悪く…。 -
メンタル面も作用したかもしれませんが、ビールの味もあんまり。
ヴァイスビア、ホップの苦みが無駄に強かったよなぁ。
2度行こうとは思わない店でした。
同行者は店員は駄目だけど、ビールとヴァイスヴルストは美味しかったとのコメントなので、意見の分かれるところですが。 -
昨日入り損ねた聖ミヒャエル教会の内陣を見てから、ミュンヘン5月の蚤の市、マイドゥルトに向かいます。
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カリーヴルストを食べたりしながら蚤の市をぶらぶらと。
生活用品、アンティーク等以外にも、刃物屋さんで手術用はさみとかメスが種類豊富に売ってて驚きました。 -
本物メリーゴーラウンド。
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マイドゥルトの会場から、すぐ近くのドイツ博物館に向かいます。
写真は、すぐそばのイザール川に居た小ガモたち。愛らしかったぁ…写真じゃ見えないけれども。 -
ドイツ博物館には、飛空機械、車、鉄道、カメラの展示を楽しみに行ったのに、車全て閉鎖改装中、カメラ撤去、鉄道も半閉鎖というヒドい仕打ち。
しかも入場料は軒並み上昇中のようで、ちょっとショック。
車ゾーンの閉鎖表示の前で呆然としていると、他にもショックを受けてとぼとぼ帰っていく人がちらほら…
ただ、飛空機械だけでも並の博物館以上の品揃えで、ツェッペリンやユンカース、フォッカーの機体を間近で見ることができました。
後は、そんな熱くときめいた訳ではないですが技術畑らしく電算機ゾーンを訪れてみました。真空管時代からのコンピュータの歴史が展示してある部分です。
6畳間くらいのサイズのコンピュータを前に「これ何千台あわせたらPS3になるんだろう」とか考えてみたり。 -
最後はホテル窓からの風景。
夜は、聖母教会などがライトアップされていてきれいでした。
手前の裁判所の屋根が、ちょっと邪魔…
2日で5万歩くらいは歩いたであろうミュンヘンともお別れです。
明朝は5時起き。6時半頃の電車に乗ってレーゲンスブルクとヴェルテンブルク修道院に向かいます。
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この旅行記へのコメント (3)
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- Noririnさん 2007/05/24 23:37:23
- はじめまして♪
- ぺうさん 足跡を辿ってお邪魔しに来ました。
私のミュンヘン旅行記は食べて&飲んでばかりなので
ぺうさんのを拝見しながら、改めてミュンヘン旅行気分に浸りました。
世界最古の醸造所に行かれたのですね! 羨ましい♪
私もすっごく行きたかったのですが、断念してしまいました・・・
今度行く機会があったら絶対に行きたいなと思っています。
またお邪魔しますね(^0^)/
Noririn
- ぺうさん からの返信 2007/05/25 17:34:10
- RE: はじめまして♪
- はじめまして、書き込み&投票有り難うございました。
Noririnさんの旅行記、その飲みっぷりを楽しく拝見しておりました。
ミュンヘンに行ったら6大ビールは勿論、近郊の街のものも含めて
飲みたい銘柄が15〜20はあったのですが3日では半分も飲めませんでした。
私は、アルコールには自信(何のだ…)があるのですが、
ビールは満腹感で数がこなせないのです。
胃袋が3つは欲しかったー!!
前置きが長くなりましたが、ヴァイエンシュテファンや
まだアップしていませんが、ヴェルテンブルク修道院は
ビールの味だけでなく、ビアライゼ(醸造所巡り小旅行)的にも超お勧めです。
(というより、王道の場所…)
景色の良いところで軽くサイクリングやハイキング、
喉が渇いてきた頃にビール醸造所に到着、美味しいビールで(以下略)
というやつで、最高です。是非次の機会に!!
最後に、Noririnさんのページを再訪させて頂いた際
ビールコミュニティを発見し早速加入させて頂きました。
追々投稿させて頂くと共に、
しばらく海外に出る予定がないので、国産の美味しいウィートビールを
本腰入れて探さなきゃな〜と思っていたので国内情報は貴重です!!
という訳で、これからも宜しくお願い致します。
- Noririnさん からの返信 2007/05/26 00:46:50
- RE: ありがとうございます♪
- ぺうさん ビール大好きコミュニティへのご参加有難うございます。
早速書き込みまでしていただき、とっても嬉しいです。
これからも楽しいコミュニティになるよう頑張って行きますので、宜しくお願い致します。
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