2007/05/02 - 2007/05/02
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のださん
宇都宮までやって来ました。
以前は、宇都宮と言えば餃子、くらいしか知らなかったわけですが、調べてみるとそれなりに面白そうなところも多そうで。
どれだけ回れるかわかりませんが、時間が許す限り、無理しない範囲で回ってみます。
改札を出て、宿泊先のホテルは西口方面にありますが、餃子像を見るためだけに東口に行ってみます。
東口は遠いなあ。
はい、餃子像、終わり。
ただ、東口に向かう途中に一つ大きな発見がありまして。
レンタサイクルのポスターが貼ってあり、何と1日100円で借りられるのだそうです。
これはいいことを聞いた。
西口にそのまま向かったらレンタサイクルのことには気づかなかったかもしれないから、これもプラスに考えておくことにします。
- 交通手段
- 自転車
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-
西口から出ます。
これが宇都宮ですか。
あ、この風景はどこかで見たぞ。
これは悪い景観100選(http://www.utsukushii-keikan.net/10_worst70/worst.html)の中に入っていますね。
これくらいは普通に見かけるし、ちょっと大きなお世話感があると言えなくもない。 -
ホテルに荷物を預けます。
もう昼なので、駅前で餃子を食べることにします。
いろいろあって迷うわけですけど、宇都宮餃子館という有名な店があって、そのパセオ店に入ることにします。
パセオというのは駅ビルですね。
宇都宮餃子館は他にも多くの店舗があります。 -
11時半くらいだというのに、入ると私以外には客がいない。
一応今日は平日だから、でしょうか?
そんな問題でもないような気がする。
餃子セットを注文。
出てくると・・・おいおい、餃子の量に対してライスが少な過ぎだぞ。
食べ始めてから気づいたが、餃子は一つ一つ味が違うわけですか。
これはこれで面白い。
個人的にはシソがおいしかった。
味は驚くほどでもないが、まあまあなのではないでしょうか。 -
さて、当初はバスを駆使するつもりでしたが、自転車で回ることにします。
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kotsu/4438/000789.html
レンタサイクルの場所はちょっと離れたところにあるなあ。
8:00〜21:00の間で100円というのは、かなり安い方ではないでしょうか。
今までで最安だと思う。
初回は身分証明書を見せてカードを作る必要があります。
他にも貸し出し場所が3つあり、どこで返しても良いということなので、結構便利ですね。
一つ懸念事項がありまして。
今は天気が良いですが、午後雷雨があるかもしれないとの予報です。
一応折りたたみの傘は持ってきているし、降るとしても通り雨でしょうが、せめて屋内にいるときに降ってくれないでしょうか? -
地図をよく見ても、どこで曲がればいいか迷うことが多いです。
まず向かった先は蒲生神社。
鳥居は、栃木が生んだ名横綱・栃木山が奉納したそうです。
「史上最軽量の横綱」だそうですね。 -
寛政の三奇人の一人・蒲生君平を祀っています。
「太平記」を愛読した、ですと?
今度太平記館に行く予定ですよ。
学問の神様、だそうですが、菅原道真以外も学問の神様として祀ることができるのですか? -
ここは力士のゆかりの地なのでしょうか?
初代横綱・明石志賀之助の碑と手形。
つい先日の4月7日に除幕式だったそうです。
実在が疑わしいとも言われています。 -
蒲生神社の裏手に回ると八幡山公園。
八幡山公園の裏に蒲生神社がある、と言うべきか。
今の季節はツツジがきれいみたいですね。
フジを見つけました。
明日はあしかがフラワーパークというところでフジを見る予定で、楽しみです。 -
宇都宮タワーはさすがに目立ちますね。
上に行って見渡してみましょうか。
こいのぼり?
ああ、もうそんな季節ですね。 -
いやあ、天気も良いし、景色も素晴らしい。
夜に来たら夜景もきれいかもしれないが、残念ながらここは夜には入れませんね。
しばらく景色を楽しみます。 -
宇都宮タワーから見下ろして、「何だあれは?」と思ったのが、アドベンチャーブリッジ。
渡ってみます。
おお、揺れてるねえ。 -
渡り切ると、こちらはアドベンチャーUという遊園地なのかな?
子供連れであれば楽しめそうです。
それにしても今日は暑くてしょうがない。
汗が止まりません。 -
八幡山公園を後にし、南下して二荒山神社へ参拝することに。
鳥居付近では工事が行われていますね。
仮の参道ができています。 -
途中の左手。
菅原神社、十二社、剣宮。 -
日光の二荒山神社とは関係がない、とされているそうですね。
向こうは「ふたらさんじんじゃ」、こちらは「ふたあらやまじんじゃ」。
多くの著名な武将も参拝したという由緒正しい神社です。 -
与謝蕪村が1743年にこの地を訪れた際に詠んだ句の碑があります。
宰鳥というのは、そのときのペンネームでしょうかね。 -
二荒山神社を後にし、正面の道をそのまま南下し、宇都宮城址公園へ。
どう進めばよいのでしょうか?
とりあえず道なりに進んでみます。
方角で言うと東の方ですね。 -
一部が復元されたということですけども、どこの部分なのか、いまいちピンときません。
清明館という資料館があるので、そこに行けば何か情報が得られるかもしれません。 -
楓樹(ふうのき)だそうです。
吉宗が中国から苗木を輸入し、江戸城や日光東照宮などに植えられた。
徳川の歴代の将軍が日光社参の際に宇都宮城に宿泊したことから、東照宮で育成されたものの一本を城址公園に寄贈された、とのことです。 -
清明館には、宇都宮城に関する情報は多くありません。
どちらかというと、宇都宮に関しての歴史の展示かな。
蒲生君平情報もありまして。
君平は、鈴木石橋という学者に師事しましたが、石橋が学んだのが昌平坂学問所。
君平はまだ復興する前の足利学校に滞在したとのことです。
学問を志した君平は、菅原道真を崇敬しており、君平が描いた「菅公図」という画もあります。
やはり蒲生君平も学問の神様です。 -
土塁の下部にある宇都宮城ものしり館。
こちらで宇都宮城についての歴史を知ることができそうです。 -
宇都宮戦争で戦火が広がる様子(経緯)が描かれています。
「ひ、土方です。突撃しますよ」
と留守電に吹き込んだ、かどうかは定かではないが(このネタわかる人いるかな?)、宇都宮城は旧幕府軍の手によって落城してしまい、敵の手に渡るのを恐れた宇都宮藩が二の丸御殿に火を放ち、大部分が消失してしまった、とのことです。
宇都宮城の周りは、北と西に城下町が広がり守りが強いので、旧幕府軍は南東方向から攻撃を仕掛けたそうです。
宇都宮戦争は4月ですので、春の南東の風により戦火が広がってしまい、二荒山神社ともども壊滅状態に陥ったということですね。 -
宇都宮城と言えば有名なのは釣天井事件ですけども、創作に過ぎないとは言え、外すわけにはいきません。
-
宇都宮城の模型がありますけども、左側に赤い囲み線が見えますね。
この囲まれている部分が、今回復元できた部分だということです。
全部復元するには周りをぶっ壊さないといけないから、ほぼ不可能でしょうね。 -
宇都宮城ものしり館の向かい側にある、まちあるき情報館。
市内観光の情報が得られます。 -
それでは、土塁に上がってみます。
北から。
本丸土塁北西部の櫓である清明台。
天守閣の役割をしていた可能性があります。 -
当たり前ですが内部はきれいですね。
こういう部屋に住むのはどうでしょうか? -
南に向かって白漆喰の土塀が続いています。
この白さも素敵です。 -
南側には富士見櫓。
富士見櫓からは、その名の通り富士山が見えたのでしょうが、「宇都宮城本丸将軍家御泊城ノ節建物ノ図」が掲示されていて、そこには「藤見櫓」と書かれています。
藤見櫓でも良いのでしょうか、私は知りません。
内部は清明台と同じ感じです。 -
最後に、土塁の西側にも回ってみます。
-
さらに自転車を走らせ、大いちょうまで。
これも宇都宮城ゆかりのものだそうです。
三の丸と百間堀の境の土塁の上にあり、第二次世界大戦の空襲で黒焦げになったが、翌年に見事に復活し、戦後復興のシンボルとして市民に親しまれています。
未だよくわかっていませんが、復元できたのは、城郭の西側の部分ではないのでしょうか?
そうであれば、城址公園よりも西側にある大いちょうが、城郭内にあったはずがありません。
それとも、城址公園は、当時の城郭の位置とは異なるのでしょうか?
それなら納得がいきます。 -
15時を回り、雲行きが怪しくなってきました。
これはまずい。
どうにか持ってくれ。
戊辰戦争ゆかりの場所を回ります。
が、その前に、一向寺。
ここの入り口もよくわからないから、ブロックをぐるっと1周してしまった。 -
ここは汗かき阿弥陀が有名ですね。
異変が起こる前に汗をかくそうです。
たとえば、関東大震災、とか。
拝観するには予約する必要があります。
日曜日に拝観できる、と書かれてあったな。
その場合は予約は必要ないのかな?
ただ、時々勘違いしがちですが、別に美術品を鑑賞しに行くわけではありません。
寺社巡りがひそかなブームらしいですが、礼拝の対象ですからね、そこのところは忘れてはいけません。
入ってすぐのところに、宇都宮を中心に活躍した画家・菊地愛山の墓があります。
存じ上げてはいませんでした。 -
一向寺のすぐそばの報恩寺。
実は一向寺に行く前にこちらを先に見つけていました。 -
「薩藩戦死者墓」
だから薩摩藩の戦死者を弔っているわけですね。
この辺でも激しい戦闘があったのでしょうか?
この寺には、本堂までの通路を挟んで向かい側に「戦死烈士之墓」もあり、こちらは長州藩・大垣藩の戦死者が弔われているようです。
ご冥福を祈ります。 -
報恩寺を出ると、急に雨が降ってきた。
しかもかなりの豪雨だ!
とりあえず持ってきていた折りたたみ傘を差します。
常識あふれる紳士である私が傘差したまま片手運転などするはずがなく、押しながら進みます。
地図通りに進んでも見つけられなくて、同じブロックを3周くらい回ってしまいました。
雨のせいで集中力が切れてしまったか?
やっと見つけました。
なんだ、ここか。
あまりにも普通に建っていて、かえって見つけにくいかもしれません。
「戊辰役戦死墓」
こちらは旧幕府軍の戦死者を弔っているようです。
お祈りだけします。 -
なぜ私が屋内にいるときに降ってくれないのでしょうか?
材木町通りという通りにあるサンクスで雨をやり過ごそうと思ったが、止んできたので、ホテル方面に戻ることにします。
ホテルの近くの善願寺にやってきました。 -
こちらにあるのは「大豆三粒の金仏」。
善願寺の栄鈷和尚が、大仏を造る資金がなくて困っていたとき、寺を訪れた旅の僧に相談したところ、その僧は大豆3粒を取り出し、境内に蒔いて実らせ、多くの人に分けて増やしていけば、やがて資金が得られる、と答えた。
和尚はそれを実行し、10年後に念願の大仏を造ることができた、とあります。
東大寺などの盧舎那仏は説法印を結んでいて、それが通常であるが、こちらの大仏は釈迦の法界印を結んでいる、と説明があります。
東大寺の大仏って説法印でしたっけ? -
いやあ、救われました。
苦しみ・悩みを捨てられた気がします。
雨なんて気にしない、気にしない。
雨云々なんて言っているくらいちっぽけな人間です、私は。
しかし、天は心の清い人間を見捨てたりはしません。 -
一旦ホテルに戻りチェックインし、近くの宝蔵寺に行きます。
こちらは「およりの鐘」で有名ですね。 -
鐘まで上がって見ることはできません。
入ってから振り返ると、上方に鐘が見えます。
宇都宮氏が寄贈したそうで、名の由来にはいくつかあるようです。 -
釈迦如来像の下のほうに「一隅を照らす」とありますね。
これは最澄の言葉です。
ということで、こちらは天台宗の寺院です。
創建は、第3代天台座主である慈覚大師・円仁です。
深い言葉です。
「一隅を照らす」くらい必要とされている人間なのか、時々自問してしまいます。 -
まだ日が暮れるまでは時間があるので、中心部に戻り、一番の繁華街と言われるオリオン通りを歩いてみます。
-
特に変哲もない普通のアーケード街って感じだなあ。
ここは何か面白いものはあるのでしょうか?
事前に調べておかなかったからわからない。
"FRESHNESS BURGER"?
これ初めて見ますけど、実は東京の会社だそうですね。
出不精だから知らなかった。
うちの近くにはないよな、多分。
それはさておき、"FRESH BURGER"ならわかりますが、なぜ"FRESHNESS BURGER"なのでしょうか?
違和感ありまくりです。
まあ、いいや。 -
ちょっとわき道にそれて滝を見つけました。
繁華街にこういうのがあるのは良いですね。
ここを流れる用水路のような川を釜川と言い、何と一級河川だそうです。
とは言っても、一級河川って具体的に何か知らないから調べてみると、河川法第4条に基づき、政令で指定された、国土保全上又は国民経済上特に重要な水系にかかる河川で、国土交通大臣が指定するそうです。 -
17時半くらいになり、ちょっと早いが夕飯を食べようと思います。
今日はまた餃子でもいいか。
まずは、最近リニューアルしたという、長崎屋のB1Fにある来らっせというところに行ってみましたが、スタッフが今か今かと獲物を待ち構えている感じがして、ちょっと気に入らなかったので、やめました。
近くに「みんみん」という有名店の本店があると知り、そこまで行ってみると・・・
うわっ・・・どんだけ並んでるの?
皆さんよく我慢強く待ちますねえ。
私も相当な暇人の部類に入りますが、こんな長蛇の列に並ぶくらいなら、他に行きます。
時間に余裕がおありなのはうらやましい限りです。
これは皮肉のつもりで言っているのではありません。 -
中心街はあきらめて、駅前まで戻ります。
自転車を返却し、パセオに入ります。
例のみんみんはパセオにも店舗があるわけですね。
・・・またか。
行列そのものが観光名物になると思えば、それはそれで悪くない。
これは皮肉のつもりで言っているのではありません。
そう言えば、「皮肉」って元々は仏教用語ですが、皮に肉を包むと餃子ですね。
またどうでもいいことを言ってしまった。 -
これだけ案内が不親切な駅ビルも珍しいな。
餃子はあきらめます。
昼に食べたから、もういいか。
飲食街フロアにある「寿司田」にします。 -
晩酌セットなるものを注文。
寿司が出てくるのがちょっと遅いんじゃないの?
味は、まあまあではないでしょうか。
早めにホテルに戻ることにします。
今思えば、宇都宮タワーや二荒山神社はライトアップされるそうなので、見に行けば良かったかな。
ちょっと失敗。
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