2007/03/07 - 2007/03/27
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コイワカメラさん
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西双版納最大規模とも言われるサンデー・マーケットが行われる事で有名な勐混(モンフン)。
交通機関の発達や、高速道路などのインフラの発展により、その規模は実際には噂ほどではない。
今やこの地域一の大都市勐海(モンハイ)まで、車で一時間足らずで行く事ができるのだ。
売り手はより高く売れる場所、買い手はより選択肢のある場所を求めて大都市へと向かうためだ。
20年ほど前は、市場の規模自体は変わらないものの、人出は現在の数倍はあったらしい。
僕自身が見た限りでも、勐罕(モンハン)の市場の方が活気があり、人出もある気がする。
しかし外人観光客である僕らにとって、未だこの街のマーケットの風景は魅力的だ。
この市場に来る人々の、そのほとんどがタイ族・ハニ族・プーラン族などの少数民族なのだ。
市場は売り手にしろ買い手にしろ、女性が羽場を聞かせる場所だ。
必然、目に入るのは極彩色の氾濫だ。
彼女らのまとう衣装は、外人である僕たちの目には、まるでハレの日の衣装の様相だからだ。
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サンデー・マーケットが行われる前日の土曜日の午前中、街をひとまわりすると市場は開いていて、マーケットが日曜日のみの物ではない事に気づく。
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この街のみだけではなく、西双版納、ひいては雲南省全体の情報が古く、また少ないのだ。
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以前は毎週日曜のみとか、5のつく日のみとかに行われていたであろう地方のマーケットも、それが路上のみで行われていた頃の古い話で、今はほとんど毎日市が立つ。
衛生上の問題からか、市は路上からきちんとした施設を持つ場所へまとめられ、また消費の速度の速さからか、その周期も短くなっていったのだろう。 -
しかし、農耕を生活の基盤とする少数民族の暮らしは今も変わる事も無く続いていて、彼らの一見着辛そうな衣装も、彼らの生活の知識から生まれた機能美ゆえに、変わることなく着られているのだろう。
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極彩色を無造作に着ているようにも見れる衣装にも、未婚・既婚・子持ち・未亡人・などなどの意味もあるらしいが、よそ者にはとんと伺い知れない。
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それ故に、これほどの少数民族の人たちが集まると、さながら「色の氾濫」が興ったかのようだ。
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何かしらの品評会の様相でも在る。
(市場ではなく、彼女達自身が。) -
また売られている物の色彩も、市場に「生」の色を加える。
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野菜の瑞々しい「緑」や、今捌かれたばかりで鮮血の滴る肉の「赤」。
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普通、日本にいたら目を背けたくなるようなグロテスクさも、周りの人や物の色彩と相まって、不思議な調和を感じさせられる。
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市場全体が、その連続、その繰り返しなのだ。
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よそ者である僕らにとって、この光景見たさに何十時間も掛けてこの地に着き、達成感のような物から来る興奮で、得意げにシャッターを切るけれど、彼ら地元の人達にとってはこれが日常で、僕らの存在自体が奇異なのだろうとも思う。
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この市では、ハニやプーランの人たちの姿も良く目にする。
彼らはこの街の大多数を占めるタイ族の中でも、より少数の民族で、居住地域も狭く、またより山奥に住んでいる。 -
彼らの多くは、日が相当に高くなってから現れ、また早い時間に帰って行く。
商材も小物入れや、ベストなどの織物がそのほとんどで、タイ族のように野菜や生肉を売るものはいない。 -
貧しさばかりが目立つが、黒地に細かなジャカード模様の入った彼女らの民族衣装も、この市に色の句読点を添えているのは確かだ。
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