地を這う旅　～　勐混（モンフン）・路上にて

2007/03/07 - 2007/03/27

西双版納最大規模と言われるサンデー・マーケットに日程を合わせ、前乗りで訪問した勐混（モンフン）。
これまでに訪れたどの街より小さく、農村と言う言葉がぴったりな街だった。
少数民族色は色濃いどころか、少数民族の人しか目にしないほど。

だが、貧しいながらも、この街にも笑顔があった。

いい街（村？）だったけど、ここは農村。
夜８時を過ぎると、飲み屋どころか飯屋さえ閉まってしまうため、のん兵衛には厳しい街でした。

エリア 西双版納(中国)

街は南北に伸びる幹線道路と、東西に伸びる農道が交差した辺りが中心地。

バス・ターミナルの建物など無く、この十字路がターミナル代わりです。

東西に伸びる農道は、西側突き当たりにある人民政府から２００〜３００メートル程が舗装されてるのみで、それ以外は未舗装の本当の農道のみです。

昆明から西双版納に来て、その風景の劇的な変化は、走っている車の種類が変わる事だ。
乗用車はほとんど見かけず、写真のような耕運機をトラック型に改造したような物や、軽トラックにトラクターのエンジンを足したようなターボ車などの農耕用の実用車ばかりなのだ。

それがここでは、農耕用のみならず、バスとしても利用されているのだ。

メイン・ストリートと言えども、その佇まいはのんびりしている。

昼夜問わず、放牧に向かう途中なのか、街の往来を牛の群れがゆっくりと通り過ぎていきます。

この街では、普通の光景です。

サンデー・マーケット当日、未だ日が明け切れてない時間から人が集まり始めます。

朝９時位になると、通りの一本奥にある市場へ荷物を運ぶため、運搬車両が通りを埋め尽くします。

やがてこの通りも、市場外市場の様相になっていきます。

こちらは、市場と反対側の街の様子。

やはり田舎然としています。

街行く人は、ほとんどが少数民族の人たちです。

この人たちのような、タイ族がほとんどです。

ハニ族やプーラン族の姿もこの辺では結構目にします。

少数民族の度合いが高くなるに連れ、物質的な貧しさも比例して行くような気がしました。