ベストシーズン！アラビア半島周遊：サナア後編

2007/02/14 - 2007/02/19

2月9日から27日、2週間半に渡り、アラビア半島を周遊してきました。

日程は以下の通り。

2/9　関空経由でドバイへ
2/10　ドバイ観光
2/11　日帰りでクウェートへ
2/12　イエメンのサナアへ
2/13　サナア･ワディダハール観光
2/14　サナア観光
2/15　マナハ、ハジャラ
2/16　マナハハイキング
2/17　シバーム・コウカバン・スーラ
2/18　サナア観光
2/19　サナアからドバイへ
2/20　日帰りでバーレーンへ
2/21　マスカットから海岸沿いを通り、ワヒバ砂漠キャンピング
2/22　ワディ・バニ・カリッド、ニズワ、マスカット
2/23　マスカット→ドバイ→サナア
2/24　サナア観光
2/25　サナア観光
2/26　サナア観光
2/27 日本帰国

エリア サヌア(イエメン)

今日は一日中サナアにいる予定。午前中一人でスークを歩き、昨日行けなかった場所に行くことができた（と思う）。いろんなスパイスやお菓子を売るお店。ここ4回くらい通ったな・・・

このドレスも素敵だった！危うく衝動買いするところだった。これから結婚を控えているのなら買っちゃうのになー。

値段を聞きにお店に入ってみた。ため息の出るような私好みのレースにうっとり。

らくだの油搾り、なんて店もある。目隠しをしたらくだ（写真のは休憩中でしてなかった）がぐるぐる廻っているのです。ちょっとかわいそうだけど、飼い主とはチューしてるくらい仲良し？！

スパイススーク

英語ぺらぺらの子供達に遭遇。うちに遊びにおいでよというのでついていったら（イエメン以外の国でそんなことはしないんだけど）、こいつら案内をする傍らおしりを触ってきたりして痴漢だった。子供の癖にむかつく！！

スカーフをブルカのように巻いてくれたのは面白かったんだけどね･･･

子供達が集まってゲームをしている。カーキの服は制服みたい。

元気な子供達。

いつもにぎやかなバーバルヤマン（イエメン門）。

朝食をたっぷり食べたのでお昼もお腹がすかず、その辺の屋台でファラフェルのようなコロッケみたいなのをちょこっととフレッシュジュースで済ましてしまった。その場で搾ってくれるフレッシュジュース。ジュースはフレッシュでもコップは？？ためた水でコップをゆすいでるのを見てしまったけど、まあ私の胃腸なら大丈夫だろうということで。

ここもフレッシュフルーツジュースやさん。南国リゾート風？！

午後はnobiさんと、アミンというガイドさんと一緒に新市街にある公園へ。カートを食べてNo.1 in Yemen気分になっているかっこつけアミン。

バレンタインデイだったせいか、カップルと家族連れが多くにぎわっていた.。こんな風景もあるのかとまあ面白かったけど、観光地ではないし特にすることもなくなぜアミンがここへ連れてきたのか不明だった。しかも男性たちはサッカーをし始めて、女の私は暇だったので退屈になり、二人をおいて一人買い物へ行くことにした。あとでわかったことだけどアミンは私とnobiさんが夫婦だと思っていて、今日はバレンタインデーだったので気を利かせてこういうカップルの集う公園につれてきてくれたらしいのだ。なのに夫(nobiさん)を置いて一人買い物にいってしまった妻（私）って・・・（笑）。こっちの人に私が旦那を置いて、ほかの男性と一緒に旅行して部屋をシェアしている状況は理解してもらえそうになかったので夫婦と思われてもわざわざ否定することを避けてきた。でもアミン以外の人にも「子供がんばって作りなさい！」などと諭されると本当のことをいったほうがいいのかなあとも思う。

新市街ではこんなでっかいモスクが建設中だった。なんかスター･ウォーズっぽい。

ダッバーブに乗り、アルホダというスーパーにいってみる。一応高級スーパーらしく輸入ものもそろっていて、商品もきれいに陳列され、値札がついている。でもこれといって欲しかったものはなかったので、アラブ銀行によりドルキャッシュを引き出してからホテルに戻った。

昨日一緒にワディダハールにいった日本人の女の子と一緒に近くのイエメン女性の家でヘナをしてもらうことにする。はじめてはいるイエメン人の民家。しかも女性のアバヤとブルカをとった姿をみるのは初めてだったのでとても興味深かった。みんなきれいだわー。ほとんどお互い言葉は通じないのだけど身振り手振りと少しの英語でおしゃべりしながら私は両手と両足、鎖骨の部分にヘナをしてもらった。茶色いやつではなく黒いナクシュというヘナ。アイライナーの筆みたいなもので描いていく。

思ってた以上にいい出来ですっかり気に入ってしまった。

調子に乗って胸元にも。しかしこれを見せられる機会はアバヤ着用のここではほとんどないんだなあ。

2時間近くかかってようやく完成！

私はお礼として約1,200円を払ったのだけど、あげすぎたかな？でもまあ満足したのでいいでしょう。すっかり遅くなってしまったので晩ご飯はアーメッドが近くで買ってきてくれたものをみんなでマフラージでいただいた。

朝起きるとお腹の調子はだいぶよくなっていた。まだ下痢だけどとりあえず吐き気が収まり食欲も元気も出てきた。午前中はネットカフェに行きそのあとタハリール広場周辺で買い物。nobiさんがイエメンフットボールチームのユニフォームを探していると、一緒になって探してくれるイエメン人登場。それでもなかなか見つからず、かなり歩き回ってやっと見つかった。そのあとも蜂蜜やコーヒー、カルダモンを買うのに親戚の店につれていかれる。怪しいかな？と思いつつもかなり値切りに応じてくれて、しまいには自腹を切って店主の言い値と私の言い値の差額をはらってくれてびっくり。それでも親戚の店だし、ぼられてるのかもしれないけどそれでもかなり安くてびっくりだった。買い物のあと例のチキンライスの店でランチ。私もnobiさんも病みあがりだったのであまり食べられず残りを包んでもらって持ち帰ることに。

新市街と旧市街の境目にある舗装道路より旧市街を撮影。

ホテル近くの小路。

ダーウッドホテルに戻ってきました。

これがホテル概観で、私達の部屋は上から2番目の角部屋。一番上はマフラージ。

ホテル外観その2。

夕方私の買い物にアーメッドに付き合ってもらった。QPへのお土産Ｔシャツにコーヒーとシリアのアレッポ石鹸（日本で500円以上するのがたったの60円！）を買って大満足。ところで今日初めて知ったのだけどバーバルヤマンの上に登れるのだ。ここからの景色はすばらしくなぜガイドブックには書いていないのか不思議。

サナア最後の夕日を眺める。

最後の晩ご飯は私とnobiさん、masakoさん、アーメッド、アブドゥルアジズ、nobiさんの友達のイエメン人少年と総勢6人でハッダストリートに繰り出した。ちょっとこぎれいな活気のある店で、そこで豪勢な食事を楽しむ。楽しかったけど、イエメン人の分はおごりなので一人頭1200円とイエメンではありえないくらい高い食事になってしまった。しかも頼みすぎで全然食べきれていなかったし。もったいない・・・・超でっかいホブス（パン）！

キッチンに潜入して料理を手伝うわれらがドライバー、アブドゥルアジズ。

レストランはこんな感じできれい目でした。

ついにイエメンを去る日。まだ日本に帰るわけではないけどここを去るのが寂しくて帰りたくない。早朝のアザーンで目が覚めてしまい、朝焼けのサナアを部屋から激写。ああ、このアザーンも恋しくなるな･･･

中庭を眺めながらの優雅な朝食も恋しくなる。

最後にホテルのみんなと記念撮影。一番右はアミンのお兄さんでダーウッドホテルのマネージャー。私の左隣がまた別のアミンで、この人は部屋清掃係。アラビア語しかできないので言葉は通じないのだけど、心は通じ合っていたはず？！そして私のガイド、アーメッド。隣はホテルに出入りしていた旅行会社の人で、ほかはホテルの従業員だと思う。そしてnobiさん。

ホテルが日本人は空港まで無料で車を出してくれるので、それで空港まで連れていってもらう。同じく朝ツアーへ出発するアブドゥラアジズがお別れを言いにきてくれて感動。またここに戻ってこれるかはインシャアッラー。空港まではアーメッドが見送ってくれた。チェックインカウンターへ行くのにもセキュリティーチェックがあり、搭乗客しか入れないので、ここでお別れ。悲しすぎて言葉も出ない。何度引き返そうと思ったことか。

イミグレーションもセキュリティーもやたらもたついていて、あっという間に搭乗時刻どころか出発時刻に。ゲートは1個しかなくて、どの飛行機にもバスで移動して乗る方式。一国の首都の空港がこんなだとはさすがイエメン。結局予定時刻を20分も過ぎた午前10時50分ごろ出発した。機内食はさすがエミレーツで朝から豪華ラムビリヤーニみたいなものでとってもおいしかった。飛行機の中では爆睡＆これからのことを考えていた。