2007/03/24 - 2007/03/24
3384位(同エリア4831件中)
まゆままさん
青春きっぷの旅二日目前半は早朝鳥取を出て境港へ向かう。
今回の旅のメインの一つでもある妖怪の町・境港で水木しげるロードと水木しげる記念館を思う存分楽しもう~
米子駅へ降り立つとそこはもう妖怪の町へのプロローグの始まりだ~
境港前編では水木ロード、とおりの右側を記念館まで歩きます。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JRローカル
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-
二日目は早朝6時54分鳥取発米子行きの列車に乗る。
日本最古の駅舎だという御来屋という駅。
このすすけた感じが見るからに古そう〜
恐るべきことに私たちが通過した数時間後にこの駅の辺りは強風の為JRが最大4時間遅れとなっていたらしい!
間一髪、危ない橋の綱渡り・・ -
大山口の辺りでは風力発電の風車があちこちで回っている、不思議な景色が見られた。
-
9時17分、列車は米子に到着〜!
米子で境港行きに乗り換え。
米子に降り立つと、
「ようこそねずみ男駅(米子駅)へ」
とねずみ男が出迎えてくれている。
ここで一気にゲゲゲムードが高まる・・ -
そして自動販売機もねずみ男だ〜!
-
階段にまで
「ようこそ、水木しげるワールドの玄関口、米子駅へ」とねずみ男が歓迎してくれている。 -
更にねずみ男売店まで登場〜!!
きゃ〜!立ち寄りたいよ〜
しかし乗り換え時間は3分。
そのまま通り過ぎる・・
そして私たちを待ち受けていたものは・・・!! -
0番ホームはこの先、との案内表示の先には・・
-
ねこ娘電車だあああ〜〜〜!!
ギャーー!かわいいーっ
ステキすぎる、かわいすぎる、
この電車を一目見て私は大いに舞い上がってしまった・・ -
車体にびっしりと描かれた絵を楽しんでいるうちに危うく列車に乗り過ごしそうになった・・
あぶない、あぶない・・
しかしまだ感動はそのままでは留まらなかった。 -
なんと電車の内部にまで”ねこ娘ワールド”が広がっていた・・
天井にまで!ねこ娘がいろんなポーズで微笑んでいる。 -
列車がゆっくりと動き出した。
いよいよこれから妖怪の町へ向けて出発だ〜
40分かけて境港までのんびりと走る列車。
決して観光客用ではなく地元の学生やお年寄りが乗り降りする列車だ。
そして止まる駅それぞれに妖怪の名前がついている。
ここは「ざしきわらし駅」 -
「すなかけばばあ駅」も!
こちらの路線は17.9キロの道のりの間に14の駅がある。
山陰一の貿易港そして漁港である境港と米子を結ぶ為に山陰で一番最初に敷かれた古い歴史を持つ路線だそう。 -
そしていよいよ終着駅である境港・鬼太郎駅に到着〜!!
妖怪列車ともしばしのお別れ。 -
「ようこそ妖怪の国へ」と書かれた改札へ向かう門。
ホームから見える看板には
「ようこそ妖怪水木ワールドへ
告
これより先妖怪たちの霊力によって思わず
愉快になることがありますのでご注意ください。
*お帰りの際「魂」の置忘れにご注意下さい。」
としたためられている。
もう十分愉快すぎるのだが本番はまだまだこれから、ということか・・ -
駅を出たところには執筆中の水木しげるを取り囲む
鬼太郎、目玉おやじ、ねずみ男のブロンズ像が。 -
そのお隣には鬼太郎と目玉おやじが乗った郵便ポスト!
この隣の駅に隣接する建物の中にある観光案内所へ。
ここで「水木しげるロード妖怪ガイドブック」を100円で買えばその小冊子がスタンプ帳にもなっていてスタンプラリーに参加することが出来るというので買ってみる。
お店などにおいてあるスタンプを全部集めれば完走証とのん気シールがもらえるのだ。
さあがんばるぞ! -
駅の近くには鬼太郎交番も!
目玉おやじの外灯がプリティ〜 -
鬼太郎の看板には「防犯パトロール中」のたすきがかかる。
交番までもが鬼太郎の町に溶け込んでいるのだ。 -
記念館へと続く水木ロードには120体ほどの妖怪ブロンズ像が並ぶ。
お豆腐店の店先には「豆腐小僧」が。
雨降りの時、竹やぶに大きな川をかぶった小僧の姿で現れ、手に持ったお盆に豆腐をのせている。
その豆腐をうっかり食べてしまうと、体にカビが生えてしまうことも。
<主な出現地=薩摩(鹿児島県)の今泉> -
「河童」
川、湖沼、池などの水に棲む代表的妖怪。
地方により呼び名も姿形もさまざまだが、人を怪力で水に引きずり込んで内臓をぬきとること、キュウリと相撲が好きなことはほぼ共通。
境港の才仏川の河童は川太郎と呼ばれる。
<主な出現地=全国各地>
ブロンズの妖怪のサイズは思ったよりも小さいもの。
大体のものが高さで10cm〜せいぜい30cmくらい。
小さくすることで「恐い」「恐ろしい」というイメージから「愛らしさ」「親しみやすさ」を出しているとのこと。 -
「袖引小僧」
夕暮れ時などに道を歩いていると後ろから袖を引くものがある。
誰かと思って振り向くと誰もいない。
袖が絡みついたのかと思って歩き出すとまたつつんと引かれる・・・こうして人にちょっかいを出して喜ぶ妖怪。
<主な出現地=埼玉県> -
「ぬり壁」
夜道を歩いていると行く手が急に壁になり、どこへも進めなくなってしまう。
下の方を棒で払うと消えるという。
<主な出現地=筑前(福岡県)遠賀郡>
水木さんも、戦時中に出征していたニューギニアでジャングルをさまよった時に出会った経験を持つ。
この像もほんとにぬり壁?というくらい小さくてかわいい。豆腐みたい・・ -
「ねこ娘」
鬼太郎ファミリーの一員。
ねこのような鋭い爪と牙を持ちねこ並みの跳躍力を持つが、普段はしおらしくてどこか妖艶な少女のよう。
しかし、大好きな魚屋ネズミを見るとたちまち目がつり上がり、恐ろしい姿に変身。
この像はねこ娘変身後のもののようだ。
牙をむいてがに股で魚をバリバリ食べてる様子は迫力ものだ〜 -
「海女房」
海に棲む女の妖怪で、長い髪をして手足には水かきがある。
昔、島の漁師の家で塩漬けにしたサバをたくさん桶に保存していたところ、子を連れた海女房が密かに現れ、子と一緒にサバを食べつくしてしまったという。 -
水木しげるロードを横切って流れる大正川にかかる橋の欄干に立っている鬼太郎と目玉おやじ。
目玉おやじは鬼太郎の手のひらの上で腕組みしてあぐらをかいている。
この橋にさしかかるころには本降りだった雨も一旦止んでくれた・・ -
橋の袂にあった「ポイ捨てゆるしま宣言」の看板までもが鬼太郎と目玉おやじ大活躍。
この看板を見るとなかなか容易にポイ捨てはできまい・・ -
境港で伝統のある千代むすび酒造が販売しているお酒。
ボトルが目玉おやじからすなかけばばあまでいろいろとり揃っている。
ボトルがブロンズ風になっているぞ。 -
「倉ぼっこ」
古い倉に棲み、姿を見せずに金棒を引く音などさまざまな音を出す妖怪・・というより守り神に近い。
何の悪さもしないばかりか、倉ぼっこがいなくなると家の運はとたんに傾くとされているからで、厚く祀られる例も多い。
<主な出現地=東北地方> -
思わず引き寄せられる看板・・
妖怪スィーツって何!?
ヒトダマのてんぷら?目玉おやじの饅頭か??
この世のものとは思えぬ美味!と書いてあるが・・
あえて試しませんでした・・ -
雨に濡れながらたたずむ鬼太郎。
思わずツーショットで撮りたくなるようなブロンズ像だ。
水木しげるロードには全部で6体の鬼太郎がいる。 -
そしてその隣には「鬼太郎のゲタ」
チャンチャンコと並ぶ鬼太郎のトレードマーク。
リモコンゲタとも呼ばれ鬼太郎の意のままに飛び回って強力な武器となるだけでなく、独立して動き鬼太郎を助けることも。
何にでも吸い着き天井を歩くこともできる。 -
出た〜〜!
その名も「ふりかけばばあ」に「ふりかけじじい」!
かなりイケてるネーミング!!
「ごまの健康ふりかけじゃ〜!」の
キャッチフレーズに思わず手に取ってしまった・・ -
「目玉おやじ」
ご存知鬼太郎の父親。
元は大きなミイラ男のような姿だった。
一度は不治の病で死んでしまい、体は腐ってしまったが目玉だけが蘇生、妖怪の弱点などを知り尽くした生き字引として常に鬼太郎に知恵を授けている。 -
「小豆洗い」
この妖怪が現れる場所は各地にあり、谷川のほとりや端の下で「ショキショキ」と小豆を洗うような音がするので近づいてみると水に落とされるとか。
貧しい農民の結婚式の時に赤飯をどっさり置いていったという美談も。
<主な出現地=甲府(山梨県)> -
”妖怪汁”って何〜〜??
何の汁じゃ〜?と思ってしまうが中味は清涼飲料水のよう。
おやじ汁やねずみ男汁、妖怪珈琲というのもある。 -
「一反木綿」
鬼太郎を乗せて空を飛ぶことで知られるが、元は名前の通りの一反(長さ約10.6m、幅約30cm)ほどの木綿の布で、夜、宙を飛んで首に巻きついたり顔を覆ったりして人の息の根を止めるという妖怪。
このブロンズ像は意外と地味目だった・・ -
「うわん」
古い屋敷に現れ、夜中に「うわん」と大声で叫んで家の近くを通る人などを驚かすという。
江戸の古い屋敷を買って引っ越してきた夫婦は「うわん」という声で夜眠れなかったが、近所には全く聞こえなかったという。
<主な出現地=青森県> -
「ねずみ男」
鬼太郎ファミリーの一員なのだが、金儲けが大好きで欲に目が眩んでしばしば仲間の鬼太郎たちを裏切る。
が、なぜか憎めないキャラクターで鬼太郎も結局許してしまう。
このブロンズ像は等身大のねずみ男だ。
私がブロンズ像の撮影に夢中になっている間、子どもたちはスタンプラリーのスタンプを集めることに夢中になり大いに盛り上がっていたようだ・・ -
「油すまし」
油をぬすんだ人の霊が化けたものといわれ、昔からこの妖怪が出ると伝えられていた山道を、明治になり、老婆が孫を連れて通り「昔は油すましが出たそうだ」と話したところ、「今もいるぞー」といって現れたという。
<主な出現地=熊本県天草> -
商店街のアーケードには昔ながらのお店が並ぶ。
しかし明かりは目玉おやじ -
「針女」
美しい娘に笑いかけられて若い男が笑い返すと、長い髪を振り乱しておそいかかり男を連れて行ってしまうという。
髪の先はカギ針のようになっていてこれでひっかけられるとどんな大きな大男も身動きできなくなるとか。
<主な出現地=愛媛県宇和島地方> -
本町アーケード沿いには手作り妖怪オブジェが。
さあ、この並びにはいよいよ「水木しげる記念館」が登場だ〜
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この旅行記へのコメント (2)
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- crosswordさん 2007/04/02 20:20:40
- すご〜い!
- まゆままさんへ
さすが!の一言につきますね。
いたるところ「ゲゲゲのゲ〜」で素晴らしいです!
これを見て、おそらく小泉前首相なら「感動したっ!」
と言うでしょうが、ここまで街中やられると嬉しいですね。
まだ旅行記に詳しいコメントは入っていませんが、写真の
ラインアップの素晴らしさに一票入れておきました。
境港への道中は目が離せませんね!
可愛い写真がいっぱいです。
crossword
- まゆままさん からの返信 2007/04/02 21:30:43
- RE: すご〜い!
- crosswordさん
またまた投票いただきありがとうございます!
あっちにも、こっちにも撮りたい光景があって・・
ここで撮りすぎたせいで
カメラのメモリーが次の足立美術館からなくなってしまい焦りましたよ〜
途中から何かを消しては撮り、消しては撮り、で
どれを残そうか?消そうか?迷ってしまいました。
一応ここに写ってるのは生き残った写真たちです〜
まだ境港は後半分あります;;
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