1999/02/17 - 1999/02/28
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worldspanさん
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旧ソ連では役人や警察からの強請り、集りとの戦いという、面倒でストレスの溜まることが多いが、今までの訪れた国の中で強請が一番酷かったのはグルジアだった(今は違うのかもしれないが)。街を歩けば警察が引き止め、パスポートコントロールや荷物の検査、そしてビザに不備があると称してお金を強請る。そしてバクー行きの列車に乗れば車掌までも切符が違うと難癖つけて乗せようとしない。「乗せるから金払え」と。
極めつけはグルジア・アゼルバイジャンの国境のパスポートコントロール。グルジアの首都トビリシから夜行列車でバクーに向かったときには本当に往生した。
先ず私の個室に来たのがパスポートコントローラー。コントローラーは私のパスポートを受け取ったかと思うと、50US$お金を払えと要求した。ビザに不備があるわけでも、パスポートに問題があるわけでもない。彼はあからさまに強請ってきたのだ、「お金を払わないとお前を出国させない。お金を渡さなければ、パスポートは没収する」と。
「あんたは学生の私からお金を強請る気か?」とこっちも後に引かなかった。暫く彼と言い合いが続き、最終的に彼は「20US$で手を打とう。」と『通行料』を下げてきたが、こんな意味のわからぬ冥加金など払うつもりもなかった自分は20分もの間「払え」「払わん」の押し問答を続け、やっとのことで彼が折れ、パスポートに出国スタンプを押すと放り投げて返却した。パスポートコントローラーがあろうことかこうして強請るなんて何を信じてよいのかわからない。
しかしこの強請もまだ序の口だ。「金持ちの日本人」が列車に乗っていることが役人の間に知れ渡ると、今度は "I like Japanese ! " と次々税関がやってきて、集りが始まる。税関の特権でもある、バゲージコントロールは必要以上にネチッこく、バックパックに入ったフィルムを寄越せだの、挙句の果てにはそのカメラを寄越せだの平気でいってくる。そして、最終的にはキメ台詞の「君は税関法に違反している」という金銭の要求で締めくくられる。そんな税関が4度も現れ、旅行者である私からお金や物品を毟り取ろうとするその態度には本当に辟易した。一体どこまで腐りきっているのだろうか?隣国アルメニアの役人とは天と地の差だ。
最終的に4人目の最後の一人にフィルム一本を渡し、以後彼らは私のところに来ることはなかったが、まさに権力という名の、「トラの威を借りる狐」だ。この時のグルジアはアブハジアと南オセチアの内戦の最中で国は疲弊し・政治も腐敗していたので、シュワルナゼ政権が崩壊した今は全く異なるのかもしれないが、グルジア入国から出国まで、役人と警察に悩まされ続けた滞在だった。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
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トビリシ市内で宿泊したプライベートルーム周辺。
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プライベートの住人達。毎夜停電する為、夜はろうそくでの生活でした。更にお湯が出ない為、2月の寒い中を気合で水シャワーを浴びました。
ここでもらったウォッカを飲み、コップ2杯で急激に体調が悪くなり、寝込んでしまいました。ひょっとしてメチルアルコール?? 冷蔵庫の中に本が入っていたのが不思議でした。
少年がドイツ語を話せたため、ロシア語が得意ではない自分は非常に助かりました。 -
アパートの対岸。グルジア経済が内戦で疲弊しているのが町を歩いても伝わりました。
アパート周辺では日本人は珍しく、歩いているといろんな人が声をかけてきます。 -
トビリシに流れるクラ川。この周辺で、当時の大統領だったシュワルナゼを狙ったテロがあり、死傷者がでました。シュワルナゼは奇跡的に無事だったそうです。
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市内で売られている骨董品。本物の骨董品は国外への持ち出しを厳しく禁じられています。
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旧市街。トビリシではテロの防止の為、という名目の元に当時頻繁に警察の尋問や荷物検査が行われ、しかもお金をねだってきたり、ビザにイチャモンをつけてお金をせびり取ろうとし、うんざりでした。
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5世紀に建設され一度モンゴルの襲来で破壊されたメテヒ教会。
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トビリシからアゼルバイジャンの首都バクーへ向かう寝台車。寝台車に乗ろうとすると、車掌が「この切符では乗れない。金を払え」と言われ、乗車時に揉めにもめました。この国で最も信用できない警察が近くにいましたが、この時ばかりは警察を呼ぶと、舌打ちをしながら「乗れ」と言われ本当に不快感極まりなかったです。トビリシでは警察にお金をせびられるわ、車掌も金をせびるわ本当に最悪の滞在でした。
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列車の中で知り合いになり、仲良くなった兵士。テロの防止の為、グルジア内を走っている間、警備をするのだそうです。当時グルジアはアブハジアと南オセチアの独立戦争やロシアとの関係悪化などで治安は不安定でした。
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トビリシから20キロ北に位置する古都ムツヘタ。紀元前3〜5世紀にはここムツヘタが都として栄えました。写真の教会スヴェティツホヴィエリ教会Kafedralnui sobor Svetichoveliは元々4世紀に建てられ、その後何度か侵攻勢力に破壊され、現在の姿になったのは15世紀とのこと。
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ムツヘタの城跡
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グルジア王国がキリスト教を認めたのが4世紀、その後建設されたジュワリ寺院。6世紀頃に建設されました。
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丘に建設されたジュワリ寺院の周辺では羊が放牧されています。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- がんもさん 2008/08/17 12:16:14
- はじめまして
- 先日、グルジア紛争のニュースを見て
グルジアってどんなところなのだろう・・・と思い
worldspanさまの旅行記へたどり着きました。
旅行記、拝見しましたが
いろんなところへお出かけされているのですね。
わたしが行ってみたいところばかりです。
(ロシアとアフリカは特に!)
一日も早く平和になりますように。
そしてたくさん楽しい旅行が出来ますように。
- worldspanさん からの返信 2008/08/17 21:56:30
- RE: はじめまして
- /(・∀・が・∀・ん・∀・も)ノ゛ さん
はじめまして、書き込みありがとうございます。
グルジアは南オセチアだけでなく、アブハジア、アジャリアの領土問題も多く抱え、グルジア政府の各自治共和国への圧力というのも大きな問題になっており、それに資源確保やイスラム諸国への牽制の狙いでアメリカまでもシャシャりでてきて、問題が更に複雑になってしまいました。いずれにしましても、不幸な目に遭うのはいつも一般の国民なので、アブハジアや南オセチアを独立させる措置を講じるか、両自治共和国に大幅な自治を認めるといった平和的解決をして欲しいものです。。
ではでは。
> 先日、グルジア紛争のニュースを見て
> グルジアってどんなところなのだろう・・・と思い
> worldspanさまの旅行記へたどり着きました。
>
> 旅行記、拝見しましたが
> いろんなところへお出かけされているのですね。
> わたしが行ってみたいところばかりです。
> (ロシアとアフリカは特に!)
>
> 一日も早く平和になりますように。
> そしてたくさん楽しい旅行が出来ますように。
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