2006/04 - 2006/04
2690位(同エリア2804件中)
漣さん
時は世紀末。欧州全土に広がった思想。曲がり始めた建築。自然に存在する曲線を造り出したベルギーの雄。
ヴィクトール=オルタ。ブリュッセル中を飾り立てた彼のアール=ヌーヴォー建築の内4ヶ所が世界遺産に登録された。
同じ市内にあるので全て行かないわけにはいかない。
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まずは最も有名かつ普通に見学可能な唯一の建築、オルタ自邸へ。グラン・プラスから公共交通で行くのが面倒で歩いていったら余りの遠さに見学する気力が・・・。
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オルタ自邸(現オルタ美術館)は荷物及びカメラは荷物預かり所に全て預けてからの見学。写真撮影は一切禁止。
外観は周囲の建築と一見変わらないが内部は別世界。
オルタの邸宅群は以下の基準で世界遺産に登録されている。
()ブリュッセルのヴィクトール=オルタの邸宅群は芸術・建築に重要な役割を果たしたアール=ヌーヴォーの様式の高度な表現を示す、人類の創造的才能の傑作である。
()19世紀末のアール=ヌーヴォーの出現は起こりうる後の発展を成功させた建築の発展における重要な段階を表しており、ブリュッセルのヴィクトール=オルタの邸宅群はその急進的な新たな試みの優れた証拠を有している。
()オルタの邸宅群は芸術・思想・社会における19〜20世紀の変遷を鮮やかに例証するアール=ヌーヴォー建築の顕著な例である。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
オルタ美術館のチケットには周囲に残るオルタ建築の位置が記されていた。その地図を頼りに進むと灰色の外観が美しい(というか周囲の建築と区別がつかない、ある意味調和しているとも言える)タッセル邸を発見。
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ここは現在会社のオフィスとなっているようで一般観光客では見学不可能とのこと。
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タッセル邸から数百メートルの大通り沿いにあるソルヴェイ邸。隣接するオフィス建築とは異質な外観。聞く所によると4つの邸宅の内、最も豪華に飾り立てられているとか・・・。
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この建築は見学可能とのことだが団体のみの受付で、しかも1グループ10万円以上掛かると言うので諦めて次へと向かうが・・・。
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3つの建築とは全く違う場所にあるエートヴェルド邸。オルタ美術館の職員さんに詳しい場所を聞いてバスに乗り込んだ。
EU本部から少し北に行った閑静な住宅街にひっそりと建つ。 -
この邸宅も一般観光客でも見学できる建築とのこと。月に僅かな回数だけ催行されるアールヌーヴォー建築ツアーのみにて内部見学が出来る。
旅行に出る前にこの建築について少し調べていたところ、何と売りに出されていたことが判明。2〜3億程の値段。
時代の波の中から生まれた世紀末の意志。21世紀を乗り越えることは出来るのか?
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この旅行記へのコメント (3)
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- wiz さん 2007/03/10 17:07:07
- 印象的だったところ
- 漣さん、
昨晩は私のところにもご訪問ありがとうございました♪
世界遺産には特にこだわらない私なんですが・・・
行ってみたいところがてんこ盛り〜の漣さんの旅行記です。
リガ・キエフ・サンクトペテルグルグetc・・・
そこで質問を・・・
漣さんの行かれた中で(私感でも・・・)
特に印象的だったところはどこでしょうか・・・?
(たくさんの場所に行かれている方にしたい質問です^^;)
- 漣さん からの返信 2007/03/11 00:17:22
- RE: 印象的だったところ
- 印象的なところですか・・・そうですね、特に思い出に残っている場所と言えばポーランド南西部シレジア地方の平和教会、ロシアのカザンクレムリンとブルガール、イギリス中部のダーウェント峡谷にあるベルパーのイーストミル、フランス北西部ル・アーヴルのサント・ジョセフ教会と南部カルカッソンヌの夜景、スロヴァキアのヴルコリニェツ、チェコ東部ブルノのトゥーゲントハット邸等数々あります。
しかし、他にも増して特に印象深く思い出に残るのはオーストラリアのロード・ハウ島を置いて他にはありません。貸しきり状態の海、ダイビング三昧。島中に張り巡らされたトレッキングコースを歩き回り自然を満喫。今でも鮮明に思い出が蘇る、「地上の楽園」の呼称がぴったりの場所です。
voodooさんの思い出に残る場所はどこですか?
- wiz さん からの返信 2007/03/11 01:46:53
- RE: RE: 印象的だったところ
- 漣さん、
たくさん答えていただきありがとうございます♪
さすがたくさん行かれてる漣さんだけあっていろいろ出てきますねぇ〜!
逆に聞かれると、
ポッと出てくるのが・・・、
ブダペストのドナウ両岸の夜景、
カプリ島ソラーロ山の上から見下ろした景色又はベネツィアの路地、
米ニューオリンズの湿気を帯びた空気と街角風景、
あとは個人的な満足ですが画家にまつわること・・・
アメリカの旅ではそこで音楽を聴いて浸っているとき・・・
って感じでしょうか・・・。
そこにある"空気"が印象に残る需要なポイントかもです。
南カリフォルニアの渇いた空気も好きです。
漣さんの印象的だったところ、これからの参考にメモっておきます〜。。。
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