女一人プラハ・ドレスデン・ベルリンの旅−ベルリン

2007/02/07 - 2007/02/15

しばらく時間が空いたので、こんな機会は二度とないかも、と思いヨーロッパに旅行に出かけることにしました。
行き先は、最近気になっていたプラハ、ドレスデン、そして8年ぶりのベルリン。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

ベルリンについたとたん、いてつくような寒さです。
雪のクーダム。
寒いけど美しい。

これまで緊縮財政で美術館等に一切入っていなかったので、ここで新しい「ベルリン絵画館」へ。
その前に昼食代わりのアップルトルテです。
刺激的なすっぱさのりんごがドイツらしい。

あまりステキな絵はなかったけど、じっくり見て外へ出ればすっかり夕暮れ。
ポツダム広場周辺はすっかり以前とは様変わりしていました。
昔はティアガルテンが真っ暗で、日が暮れたら怖くて出歩けない雰囲気だったけど。
ライトアップが美しくて、普通に都会の夜です。

ヴィルヘルム・カイザー教会。
相変わらず廃墟で、見るたび胸に迫るものがあります。

1999年にボンから機能が移転した、連邦議会議事堂。
内部のドームを見学できます。
平日なのに30分程度待ちました。
ここも戦争ですっかり破壊されたのを、歳月をかけて作り直したらしい。
天井からの街の眺めもさることながら、展示パネルに見入ってしまいます。

いわずと知れたブランデンブルク門。
この前のパリ広場も、すっかり整備されてきれいになってました。
ところどころに以前の様子を示すパネルがあって、街を作った苦労がしのばれます。

ベルリンの壁。
このすぐそばが、昔の「チェックポイントチャーリー」で今は壁博物館になっています。
ここの向こうが西、こちら側が東。
父は昔ここを通って東側に入ったことがあるという。
ソ連兵士がバスに乗ってきてパスポートを点検する間、非常に緊張したとか。
博物館では実にたくさんの展示があって、西側に脱出するための工夫とか、苦労とか、殺された人の様子とか。
実は、説明書きを読むのに疲れてしまって途中から流してしまったんだけど･･･
こうなると、もっときちんと英語とドイツ語勉強しとくんだった！！と激しく後悔します。

個人的には、その展示もさることながら、大きな世界地図の「Japanese Sea」に憎しみを込めて「Korean」と落書きしてあったのが一番胸に来ました。

チェックポイントチャーリー近くのレストランにて。
トマトとモッツァレラチーズのサンドイッチとミネストローネ。
店の人が親切で、しょっぱいけどおいしかったー！

ジャンダルメンマルクトと呼ばれる広場。
おりしも「ベルリン映画祭」の期間中で、そこここに舞台が設置してあり、ここにもレッドカーペットが敷いてありました。

ポツダム広場前にも壁の一部が展示されています。
歴史を忘れないように残す取り組み。
行政と市民の努力が感じられると思う。

シャルロッテ宮殿。
街中からバスでほんの15分くらいのところに、こんな広大な宮殿と庭園が。
内部はドイツ語ツアーのみだけど、日本語のパンフレットを貸してくれるので楽ちん。

ソニーセンターの映画博物館前には、映画祭のメイン会場がしつらえてありました。
ロゴ入りバッグを持ったたくさんの人と報道陣。
街中の高級ホテルにはあちこちにレッドカーペットが敷いてあり、スターの出待ちの人がいっぱいです。
ぜんぜん興味はないんだけど、ちょっと盛り上がってしまう。

韓国の人がなんだかいつもトッポキや串焼きを食べているように、ドイツの人はなんだかいつもホットドッグを食べている。
しかもパンは持ち手代わりで、メインは巨大なソーセージ。30cm近くある？
バケツからマスタードを好きなだけかけて、焼きたてをかぶりつきます。
皮が硬くて、熱くておいしいんだ！！

今回の旅行の戦利品たち。
食べ物、お土産、本、、、
いやー緊縮とはいえ買った買った！
満足ー

旅行のシメはやはり空港でアイスです。
硬貨のユーロもしっかり使い切って。
やっぱヨーロッパ、ドイツはいい！
また行きたい！！