厚別・豊平・真駒内旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 2007年2月12日に、札幌の施設に在住していらっしゃる、矢部登代子先生をお尋ねしました。<br /> (注:最初にお断りしなければならないのですが、今回デジカメの設定を間違えてしまい、接写モードで撮ってしまったので、この日撮った写真が全部がぼけてしまいましたこと、お詫びします)<br /> 矢部登代子先生は15年くらい前までは、埼玉県の川口市安行にお住まいでした。<br /> 矢部先生は小学生の頃の怪我がきっかけで20歳のときに一生歩くことができないとの宣告を医者から受け、絶望の日々を送られていましたが、直らないまま退院するという頃に青い目の宣教師が病室を訪れ、賛美歌を歌われたときに神様の恵みに触れられて、その後、日本人の牧師もやってきてクリスチャンになられました。<br /> その後、このような事情で小学校も途中までしか行かれなかった矢部先生でしたが、元来聡明で明るい方でしたので、ストレッチャーに横たわったままでご自宅で子供たちのために日曜学校を開かれたり、さまざまな施設や教会などでご自分の体験をお話しをされていました。また、悩みを持つ人や心に痛みを持つ大勢の人々から訪問や電話によるカウンセリングなども、なさっていました。<br /> 私自身もかつて矢部先生からいつもお電話で慰めと励ましをいただいていました。<br /> 15年位前、札幌へ引っ越されてからは静かに暮らしておられました。数年前にお母様がお亡くなりになってしばらく連絡が取れなくなっていましたが、最近、ある施設にいらっしゃることがわかり、お尋ねすることにしました。<br /> そして、分かったことですが、現在、矢部先生は認知症という病気に罹られており、見当識が悪くなるという症状でいらっしゃいます。<br /> 札幌のシャローム教会の南先生という牧師先生が現在、矢部先生を定期的に訪問なさっており、私も南先生にご連絡して、矢部先生をご訪問することにしました。<br /> 矢部先生のご病気は進行性なので、早いほうが良いということで、ちょうど札幌雪祭りの最終日である2月12日(月)に矢部先生を訪問しました。<br /> 矢部先生が現在ご在住されている施設は、札幌市の南東部にある老人保健施設で、完全看護であり、大勢の患者さんと介護人がいらっしゃる立派な施設でした。<br /> 南先生のお車で札幌の宿泊先から連れて行っていただいたのですが、施設は小高い山の上にあり、この日は朝から大雪だったので、非常に北海道らしい気候を体験することができました。<br /> 矢部先生とはお昼前にお会いして、面会室で昼食をはさんでおよそ2時間くらいお会いすることができました。<br /> 18年ぶりくらいでお会いできて(電話では数年ぶりですが)大変うれしいことでした。矢部先生は最初はびっくりされていたようですが、一緒に聖歌を歌ったりして打ち解けてくださったようでした。ご病気のため、以前のようにスムーズにお話しができず、いろいろ誤解されている面や、話しが通じない面もありましたが、私のことはちゃんと覚えていてくださるようでした。<br />もし、私以外にも矢部先生にお会いになりたい方がいらっしゃるなら、なるべく早くおいでください、と南先生がおっしゃっていました。というのも、認知症というのは、アルツハイマーのようなものなので、普通はどんどん進行していくのです。そして、治療法としては、やはり、進行を食い止めるために過去の記憶を思い出すようなことが大切なようです。<br />もし、矢部先生に会いに札幌まで行きたい方がいらっしゃれば、私(Budgerigger)のほうにメールを下されば、札幌のシャローム南先生のご連絡先をお教えします。そして南先生が矢部先生にお会いになるための手配をしてくださいます。矢部先生の施設までは札幌の中心部から車で30分くらいです。<br /> 今回札幌国際ユースホステルを利用しましたが大変良かったです。できれば、私もまた、暖かい時期にもお尋ねしたいと思っています。<br />

札幌の矢部登代子先生をお尋ねして

1いいね!

2007/02/12 - 2007/02/12

311位(同エリア338件中)

2

10

Budgerigger

Budgeriggerさん

 2007年2月12日に、札幌の施設に在住していらっしゃる、矢部登代子先生をお尋ねしました。
 (注:最初にお断りしなければならないのですが、今回デジカメの設定を間違えてしまい、接写モードで撮ってしまったので、この日撮った写真が全部がぼけてしまいましたこと、お詫びします)
 矢部登代子先生は15年くらい前までは、埼玉県の川口市安行にお住まいでした。
 矢部先生は小学生の頃の怪我がきっかけで20歳のときに一生歩くことができないとの宣告を医者から受け、絶望の日々を送られていましたが、直らないまま退院するという頃に青い目の宣教師が病室を訪れ、賛美歌を歌われたときに神様の恵みに触れられて、その後、日本人の牧師もやってきてクリスチャンになられました。
 その後、このような事情で小学校も途中までしか行かれなかった矢部先生でしたが、元来聡明で明るい方でしたので、ストレッチャーに横たわったままでご自宅で子供たちのために日曜学校を開かれたり、さまざまな施設や教会などでご自分の体験をお話しをされていました。また、悩みを持つ人や心に痛みを持つ大勢の人々から訪問や電話によるカウンセリングなども、なさっていました。
 私自身もかつて矢部先生からいつもお電話で慰めと励ましをいただいていました。
 15年位前、札幌へ引っ越されてからは静かに暮らしておられました。数年前にお母様がお亡くなりになってしばらく連絡が取れなくなっていましたが、最近、ある施設にいらっしゃることがわかり、お尋ねすることにしました。
 そして、分かったことですが、現在、矢部先生は認知症という病気に罹られており、見当識が悪くなるという症状でいらっしゃいます。
 札幌のシャローム教会の南先生という牧師先生が現在、矢部先生を定期的に訪問なさっており、私も南先生にご連絡して、矢部先生をご訪問することにしました。
 矢部先生のご病気は進行性なので、早いほうが良いということで、ちょうど札幌雪祭りの最終日である2月12日(月)に矢部先生を訪問しました。
 矢部先生が現在ご在住されている施設は、札幌市の南東部にある老人保健施設で、完全看護であり、大勢の患者さんと介護人がいらっしゃる立派な施設でした。
 南先生のお車で札幌の宿泊先から連れて行っていただいたのですが、施設は小高い山の上にあり、この日は朝から大雪だったので、非常に北海道らしい気候を体験することができました。
 矢部先生とはお昼前にお会いして、面会室で昼食をはさんでおよそ2時間くらいお会いすることができました。
 18年ぶりくらいでお会いできて(電話では数年ぶりですが)大変うれしいことでした。矢部先生は最初はびっくりされていたようですが、一緒に聖歌を歌ったりして打ち解けてくださったようでした。ご病気のため、以前のようにスムーズにお話しができず、いろいろ誤解されている面や、話しが通じない面もありましたが、私のことはちゃんと覚えていてくださるようでした。
もし、私以外にも矢部先生にお会いになりたい方がいらっしゃるなら、なるべく早くおいでください、と南先生がおっしゃっていました。というのも、認知症というのは、アルツハイマーのようなものなので、普通はどんどん進行していくのです。そして、治療法としては、やはり、進行を食い止めるために過去の記憶を思い出すようなことが大切なようです。
もし、矢部先生に会いに札幌まで行きたい方がいらっしゃれば、私(Budgerigger)のほうにメールを下されば、札幌のシャローム南先生のご連絡先をお教えします。そして南先生が矢部先生にお会いになるための手配をしてくださいます。矢部先生の施設までは札幌の中心部から車で30分くらいです。
 今回札幌国際ユースホステルを利用しましたが大変良かったです。できれば、私もまた、暖かい時期にもお尋ねしたいと思っています。

同行者
一人旅
交通手段
スカイマーク

PR

  • 矢部先生です。矢部先生は、厚別老人保険施設の2階のお部屋に入院されていますが、この写真は、一階の面会室に写られたところです。ストレッチャーについているハンドルで、ご自分で自由に移動されます。

    矢部先生です。矢部先生は、厚別老人保険施設の2階のお部屋に入院されていますが、この写真は、一階の面会室に写られたところです。ストレッチャーについているハンドルで、ご自分で自由に移動されます。

  • 矢部先生の横にいらっしゃるのが札幌のシャローム教会(メノナイト派)の南先生です。

    矢部先生の横にいらっしゃるのが札幌のシャローム教会(メノナイト派)の南先生です。

  • 矢部先生と私です。

    矢部先生と私です。

  • 矢部先生、南先生、そして私です。

    矢部先生、南先生、そして私です。

  • 同じく3人で。

    同じく3人で。

  • 同じく3人で、チーズ。

    同じく3人で、チーズ。

  • 面会を終え、矢部先生が2階のご自分のお部屋(4人部屋)へ戻られたところです。ピンクのパジャマがかわいい。

    面会を終え、矢部先生が2階のご自分のお部屋(4人部屋)へ戻られたところです。ピンクのパジャマがかわいい。

  • 札幌雪祭りの最終日。顔の雪像の横で。<br />(写真の設定を間違えたばかりにぼけてしまった、残念)

    札幌雪祭りの最終日。顔の雪像の横で。
    (写真の設定を間違えたばかりにぼけてしまった、残念)

  • 雪祭りの札幌テレビ塔の前で

    雪祭りの札幌テレビ塔の前で

  • 雪祭り最終日。バックは最初の南極探検船とうや丸と、それに乗っていた2頭の勇敢な犬の雪像。(デジカメ設定を間違えてしまい、ぼけてしまい残念)

    雪祭り最終日。バックは最初の南極探検船とうや丸と、それに乗っていた2頭の勇敢な犬の雪像。(デジカメ設定を間違えてしまい、ぼけてしまい残念)

この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • sapporoさん 2007/03/06 17:45:06
    矢部登代子さん
    はじめまして。川口在住のsapporoです。
    先日、三浦綾子さんの本「光あるうちに」を読んでいましたら、川口在住の矢部登代子さんの事が書かれていました。ネットで検索している内に、このホームページを見つけ・・・今、札幌にお住まいなのですね。私の実家も札幌なので、不思議なご縁と思わずメールをしてしまいました。とっても嬉しかったです。また素敵な旅を続けてくださいね。

    Budgerigger

    Budgeriggerさん からの返信 2007/03/06 18:37:01
    RE: 矢部登代子さん
    川口在住のsapporoさんへ

    メール有難うございました。
    矢部先生のところへの旅行記を読んでくださり、有難うございました。
    札幌がご実家というのもご縁ですね。
    矢部先生は今、認知症になられて、ほとんど訪問する人がいないので、もし、訪問されたら喜ばれるかもしれません。でも、認知症というのは、話しが通じないのでちょっと、つらいですね。
    もし、気が向かれて、行ってみたいと思われたら、ご連絡ください。
    私は現在、東京都の調布市に住んでいます。sapporoさんは、三浦綾子さんの本を読まれているそうですが、クリスチャンでいらっしゃるのでしょうか?
    三浦綾子さんの本、道ありきに矢部先生が書かれていましたか。私はその本はずっと昔に読んでいたのですが、矢部先生のことが書かれていたのは忘れていました。
    本当に、メール有難うございました。sapporoさんに神様の祝福がありますようにお祈りします。

Budgeriggerさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP