いい街見つけた・タイ北部のランパーン

2007/02/02 - 2007/02/04

　週末、視察を兼ねてチェンマイまで飛びました。今回の目的地は、チェンマイから東南に１００ｋｍのランパーン。職場の総裁のお話でランパーンの国立公園に良い温泉があると言うので実際に見てきました。ジェーソーン温泉（何だか覚えやすい名前）。

（温泉への行き方）
１．バンコク→ランパーン
　バンコクからPBエアで直行
　もしくはチェンマイからバスで２時間
　（バンコクから夜行列車・夜行バスで直行でもＯＫ）
２．ランパーン→温泉
　ランパーン市内から車で５０分

　まずは、その温泉へ！温泉が匂ってきました。国立公園の中は、きれに整備されていて、涼しい気候と相まって「ちょっとスイス？」とか錯覚しそうでした。温泉の方へ向かうと、草津の西の河原公園（知ってる？）のように河原のあちこちから熱泉が湧いていました。ここの水温はなんと９５度だって。ってか、何の柵もないし、熱いと思わないで触ったら大変だし、何より落ちたらどうするのさ！？卵を買って、温泉卵を作りました。とろとろしてて美味しい〜。 日本では鶏インフルエンザが大変なのか？風のうわさで聞いたけど･･･。

　さらに進むと、清潔なコッテージがいっぱい。それぞれ個室浴場になっていて、一人５０バーツ(たったの１６０円)で時間無制限。一つのコテージで３人くらい入れるかな？卵を買った売店でタオルも用意されてました。中は円形２段のタイル張り浴槽で広さも充分。ゆったりできます。水温は３８〜３９度。熱すぎず長く入れます。前日まで激しくテニスをしすぎて腰を痛め、実は病院でおしりに太い注射打たれてたのに、ここで３０分お湯に浸かったら完治してしまいました。びっくり！

　夕方は、ランパーンの市内に戻り夜市へ。ランパーンの街には馬車がパッカパッカ走っていて、のどかです。川と平行したタラートガウ(旧市場)通りには１００年ものの木造建築がずらりと並んでいて、保存状態も良好。日が沈むと週末はそこに夜市が出て、北タイの名物などがいっぱいです。チェンマイのように既製品が並んでどの店も同じ･･･という状況に陥っておらず、人も観光客ズレしていないのがいい！

　そうそう、ランパーン市内には、北タイで一番美しいと言われるお寺もあるのに、間に合わず。次回また来ればいいか･･･。(そして、その「次回」行ってきました。写真追加！)


　次の日は、チェンマイへ。市街から南へ２９ｋｍの所にあるカオマーイ・ラーンナー・リゾートに泊まりました。昔タバコ倉庫だった赤レンガの建物を改築してリゾートにしたそうで、ちょうど立教の池袋キャンパスのような雰囲気でした。花もいっぱい咲いてて、もう少し長く滞在したい場所です。

　今度の地球環境映像祭(http://www.earth-vision.jp/top-j.htm)で３月１１日に上映される予定のタイ映画「イノセンス」の日本語字幕の翻訳をしていますが、これは山岳民族の子どもたちの学校を扱ったドキュメンタリー。元ミス・タイランドのポップ・アリヤーが監督の作品です。純粋な子どもたちが何とも可愛い。その舞台となった学校(チェンマイ県サムーン市バーンメートー)まで２０ｋｍのところまで来てたのですが、乗ってた車が新車で、未舗装の山道を走らせては申し訳ないので、次回訪問することに･･･。

　ディナーはチェンマイ市内のラーチャマンカーというブティックホテルで。タイ料理の他にビルマ料理、タイヤイ族料理などがあります。再来週はビルマへ行くので、事前に練習です。おそらく本場で食べるより美味しいであろうお料理を堪能しました。

　北タイの魅力は尽きません･･･。今回は特にランパーンが大好きになりました。

エリア ランパーン(タイ)

熱いお湯が湧き出ています･･･。ジェーソーン温泉にて

チェンマイ郊外の「カオマーイ・ラーンナー・リゾート」

チェンマイ市内のホテル「ラーチャマンカー」

ランパーンを代表する古刹、ワット・プラタート・ランパーン・ルアン。
北タイ(ラーンナー王国)の寺院はきらびやかなだけではなく、古めかしくシックな魅力があります。

このお寺では、仏塔の後ろにある小さなお堂(男性のみしか入れません)では、仏塔に反射した日光が扉の隙間から差しこんだ時、中の白い布地にさかさまになった仏塔がきれいに写るという不思議な現象が見られます。女性は、手前左手のお堂でも、同じようなものが見られますが、そちらはあまり暗くないので、はっきりとは見えません。

国王陛下のプロジェクトでもあるランパーン象保護センターにて。西洋人のお子様たち、象に釘付けです。

驚異的な頭脳！人が無理やり描かせてるんじゃありません。人間でも絵心がないとこんなに上手く象をスケッチできないでしょう。

生まれたばかりの象の赤ちゃん。ここは象の病院でもあるので、病気や怪我の象も保護されています。相当な維持費がかかるので、みなさん是非ここを訪れて象を助けましょう！