厳冬　根室の風物詩　：氷下待網漁

2007/01/27 - 2007/01/28

厳冬の根室　海も川も凍る：真冬の風物詩―氷下待網漁。そのおこぼれを狙って集まるワシ達。

エリア 根室(北海道)

海辺も氷始める。
今日の太平洋は波が穏やか。

森の中も氷が織り成すレース模様。

風連川の河口は凍っている。
川岸近くは氷が融けたり凍ったりするので
隙間が出来る。

氷に何箇所か穴を開けて
網を入れ、漁をする氷下待網漁。

氷に開けた穴の調整。
のこぎり、なたなどが見える。

穴を開ける際に出た氷。

作業を終えて明日に備えます。
トラックはもちろん川の上！

川の上は車線も何もない。
ここは無免許でも走れるとか。

氷下待網漁での魚のおこぼれを狙って
ワシ達がやってくる。

羅臼のスケソウダラの漁獲量が減少した頃
羅臼のワシは減り、こちらに来るワシ達が増えた。

ちゃんとどこに魚のおこぼれがあるか
ワシ達は察知している！

今日は春国岱ネイチャーセンター主催の
「ワシワシウオッチング」

魚があるところにワシはいるということで
漁港へ向かう。

陸だか川だか海だか湖だかわからないが
船があることで漁港だとわかる。

ワシ観察用のテレスコープはそりで運ぶ。

空の蒼を映す水辺がきれいだ。

漁を終えた漁師さんたちは魚を
スノーモービルで運ぶ。

斜里岳がきれいだ。

氷上に落とされてしまったギンポ。
商品価値はないそうだがまずまずの味だとか。

オオワシ。

私は今回うまく撮れなかったので
「民宿たかの」高野建治さんにお借りした。

「朝ご飯」を待つ、ワシ達。
高野さんからお借りした写真。

漁場近くにはワシ達が「朝飯前」で
魚を待っている。
漁師さんもワシ達もお互い気にしないので
至近距離でもワシたちは堂々と近くで
待っているのだそう。
私達が近くによると逃げてしまうそうで
テレスコープで観察。

氷の下には網が仕掛けてある。
たくさんかかっているようだ。

かなり大きな穴が開いている。

かごの中は「売り物」
氷の上のたくさんのギンポは
商品価値がないので
ワシ達のお食事用。

今日は特別に観察会に漁の時間を合わせて
もらったそうだ。

チカが殆どだが大きな魚も
（名前がわからない！）

カジカは結構たくさん獲れている。

カレイ

こんな魚もかかる。
高野さんは干して民宿のオブジェにするのだとか。

漁は終わり、ワシ達の朝食の時間となる。

この旅行記へのコメント （4）

• 洋子さん 2007/02/02 12:02:25

  厳冬・根室の風物詩

  またまた、身の引き締まる思いで、拝見しています。
  どんなに寒くても漁をして、ワシにもおすそ分けして・・・
  獲った魚は鍋物で頂いたら温まりそうですﾈ
  南半球は今、真夏ですので、海で泳いでいます。
  

  ツーリスト今中さん からの返信 2007/02/02 19:41:47

  RE: 厳冬・根室の風物詩

  書き込みありがとうございます。
  
  洋子さんは軽登山、泳ぎ、ゴルフと活動的ですね！\(^o^)／
  
  この所、早起きにはまっていますが
  これも道東ならではでしょうか。
  道央圏だと雪の日が多いので
  早起きをして自然ウオッチングという感じにはなりませんでした。
  
  今日、スーパーで「根室産　ちか」を売っていました。
  風連湖での氷下待網漁で獲ったのかなぁと思い、見ていました。
  カジカもありました！（こちらも根室産でした）
  カジカ鍋は美味しいです！
  チカは唐揚でしょうか。
  
  そろそろお夕飯の支度をします。

• いっちゃんさん 2007/02/02 09:37:36

  厳冬期ならではの

  暖冬暖冬といっているが
  やはり北海道の厳冬期ならの風物詩
  春国岱ネイチャーセンター主催の「ワシワシウオッチング」羨ましい。
  厳冬期の漁・鷲の観察・凍て付く氷上の風景
  やはり北海道！！！
  いつも厳冬期ならの風物詩
  ありがとう。

  ツーリスト今中さん からの返信 2007/02/02 19:36:57

  RE: 厳冬期ならではの

  いつもありがとうございます。
  
  「ワシワシウオッチング」かなりの期待度だったのですが
  ちょっと遠めで残念でしたが氷下待網漁が
  面白かったです。
  その傍で居並ぶワシ達。
  （遠目でしたが実際にテレスコープで見るとお行儀良く
  並んでいて微笑ましい！）
  漁師さんもワシ達も「日常」のことなので
  お互い関知せずなんですね。
  
  また、寒くなってきそうです。