2006/04 - 2006/04
2868位(同エリア2982件中)
漣さん
グラン・プラス。こう呼ばれる広場は欧州に数多くあれども旅行者が一様に思い浮かべるのは唯一つ。
作家ヴィクトル=ユゴーはこう称した。
《世界一美しい広場》
その言葉に惹き付けられ立ち寄った旅行者が見たものは、《世界一賑やかな広場》だった。
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訪問客のほぼ全てが必ずと言っていいほど訪れる見所、グラン・プラス。中央駅から坂を下ること5分、賑わいを見せる大通りを折れると目の前に広がる中世の遺産。
世界各国から訪れる人々の言葉が飛び交う広場は昔と同じ商都であることを想わせる。 -
昔通り、いや昔以上の賑わいを見せるであろう広場は中世、自治権を獲得し自由貿易にて財を成した商人・職人達のギルドハウスに囲まれ、眩い光を放っている。
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グラン・プラスで最も目を引く、尖塔を有する市庁舎はゴシック後期の時代に建てられ、フラン・ボワイヤン様式と呼ばれる燃え上がる火焔の如き立ち姿を誇る。
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プラバント公爵の館。6棟のギルドが入っていた。現在、この館の一部は唯一この広場に面するホテルとして旅行客の注目を集めている。
もしかしたらと思ったが、この日は満室。きっと明日も明後日も満室なんだろう。 -
市庁舎の反対側に位置する王の家。スペイン支配時代には総督政庁として、宗教改革時代にはプロテスタントを監禁する牢獄として時代の波に翻弄された。
現在は市立博物館とされていて、その目玉はかの有名な小便小僧の衣装。日本からも数多くの衣装が送られており、紋付袴・大名・桃太郎・金太郎など日本を代表する衣装の数々が納められている。
他にもリオのカーニバル・宇宙飛行士・プレスリー・闘牛士等々目を引く衣装のオンパレード。 -
市庁舎の内部見学も出来るとガイドブックにあったので観光案内所で聞いてみたが、本日の分は終了。
残念だが一応中庭ぐらいは見ておこうと裏口から入り見学していた際、広場と市庁舎中庭を繋ぐ通路にて見つけた世界遺産の碑。
幾つもの国家に争奪される憂き目に遭い、1695年の大火災を経験しても、その度に蘇って来た世界一美しく逞しい広場は以下の基準で世界遺産に登録されている。
()グラン・プラスはこの地方一体の文化・社会を特徴付ける建築・芸術の様式の折衷・大成功を収めた融合の顕著な例である。
()公共広場としてその建築・顕著な特性の本質・価値を通してグラン・プラスは優れた手法にて繁栄の絶頂を迎えたヨーロッパ北部の高い名声を得た商都の発展と業績を示している。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
中世の時代、経済・文化の中心地として発展したブリュッセル。現在ベルギーの首都としてのみならず、EUの本拠地を擁する欧州の政治の中心地となりつつある。
その象徴グラン・プラス。ジャン=コクトーはこう称した。
《豊穣なる劇場》
と。
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