2007/01/01 - 2007/01/08
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azianokazeさん
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世界三大仏教遺跡のひとつ“バガン”はアンコールワットやボロブドゥールと比べて日本での知名度はまだあまり高くないですが、平原に林立する無数のパゴダ群の印象は強烈なものがあります。
特にパゴダのテラスから眺める夕陽に染まる景観は忘れがたいものがあり、この地を再訪しました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- タイ国際航空
-
主なパゴダは前回ほぼ見てまわりましたので、今回は夕暮れどきの風景に焦点を絞りました。
ニャウンウーのシュエズィーゴォン・パヤー向かいの“アウンミンガラー・ホテル”は1泊15ドルの安宿ですが、コテージ形式で一人旅には十分な部屋です。
夕方までには時間もあるので、ホテルの人に勧められるままマッサージを頼みます。1時間4000K。
ホテル隣のレストランでシュエズィーゴォン・パヤーを眺めながら遅い昼食。(スパゲティはそこそこでした。)
とりあえず、数あるパゴダの中でも最も美しいといわれているアーナンダ寺院にサイカーで向かいま
す。 -
同じ道を前回最も暑い時期の最も暑い時間帯に自転車で走り殆ど死にそうな思いをしたことがあります。
今回は1月ですので暑さはさほどではありませんが、客を乗せて走るサイカーは上り坂ではさぞ大変だろうとは思います。
とは言え、私が払う料金(1500K?)は彼にとってはそれなりの報酬でしょうからやはり乗ってあげるのが彼のためです。
(でも、しきりに手鼻をかむのはやめてほしいなあ・・・)
そんなことを考えながら周囲のパゴダ群やティーローミィンロー寺院などを眺めているうちにアーナンダ寺院に到着。
白い壁と黄金の塔は、他のパゴダに比べて洗練された美しさがあります。
(建築は11C末) -
内部には高さ10mほどの4体の仏像が四方に配置されています。
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少し離れたところから見上げると微笑んでおられるようにみえますが、近寄ると恐い表情にかわります。
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さて、これからどうしたものか?
アーナンダ寺院そばの空き地ではローカルな催し物が。
そこを抜けて茶店でこれ以上は甘くできないお茶を飲みながらしばし考えます。
夕陽を眺められるパゴダ、つまりテラスに上れるパゴダはバガンでも限られています。
有名なシュエサンドー・パヤーはあまりに大勢の観光客が集まるのが難点です。
前回気にいって朝日・夕陽を眺めたミンガラー・ゼディは今は上れなくなったとか。
新しくタワーが作られたそうですが、料金もかかるしあまり風情がありません。
そこで今回は午前中のガイドさんも勧めていた“ピャッタージー寺院”に行くつもりです。
場所はダマヤンジー寺院の近くとか。
そうすると幹線道路からはずれて未舗装の砂地の道になるでしょうから自転車は無理です。
茶店向かいの広場には催し物の客を運ぶ馬車が数台います。
この馬車と交渉して、ダマヤンジー寺院、スラマニ寺院をまわり、ピャッタージー寺院で夕陽を見て、その後ホテルに帰る2時間あまりのコースを頼みました。 -
バガンの馬車は腰掛ける椅子みたいなものがなく平台になっているタイプ。
後の縁に後ろ向きに腰掛けていましたが、でこぼこ道で揺れると体がずり落ちそうになってきてしがみつくのに結構疲れます。
それと馬車の後に車がつくと、追い抜きたくていらいらしている車の運転手としばらく顔が向き合うかたちになって、ちょっと居心地がよくありません。
後で御者台に座らせてもらいましたが、そちらの方がはるかに楽です。
ダートコースをしばらく走って“ダマヤンジー寺院”に着きました。
黒々とした重厚感あふれる建築は、華麗なアーナンダ寺院と対照的とも言えて、その建築当時のいきさつとも相まって印象に残るパゴダです。
(建築は12C後半) -
父王と兄を暗殺して王になったナラトゥという王様が罪の意識にさいなまれて建て始めた寺院ですが、ナラトゥ自身もその後暗殺されました。
寺院は建設途中でそのまま放置されました。
内部は異様な雰囲気で、夜になると幽霊が出るとの噂もあります。 -
人の丈にも満たない小さな寝仏
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こちらは“スラマニ寺院”
(建築は12C末) -
スラマニ寺院内部。
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この寺院の壁にはあちこちに色が残った壁画が見られます。
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当時の生活風習がうかがえるものもあります。
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スラマニ寺院を背景に観光用の熱気球が飛んでいました。
この気球からの眺めは素晴らしいとは思いますが、料金も二百数十ドルと素晴らしいものがあります。
1桁少なければ考えるのですが。 -
ピャッタージ寺院に着きました。
夕暮れも近くなり、ヤギを追って家路につく様子などが見られます。
(写真の背景はスラマニ寺院のようです。) -
ピャッタージー寺院は何故か“歩き方”の地図にも載っていませんが、地元では夕陽ポイントとして有名なお寺です。
観光客もそこそこ集まりますが、シュエサンドー寺院に比べればその数はまだ少ない方でしょう。
テラスに上がれる数少ないパゴダですが、テラスは広々としていていますのでゆったりと夕陽を眺めることができます。
夕陽が沈む方向に大きなパゴダが見られなかったのは少し残念。 -
このパゴダで不思議だったのはテラスに上がる暗い階段にちゃんとロウソクが置かれて火がともされていたこと。
一体誰がやってくれているのでしょうか?
馬車も家路を急ぎます。 -
バガンの平原が茜色に染まってきました。
ヤギの群れが情緒を添えてくれます。 -
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静かに日が沈み、馬車でホテルに向かう頃にはあたりはすっかり闇に閉ざされました。
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夕食を取ったレストラン“エー・イエッ・タヤ”から眺めるライトアップされた“シュエズィーゴォン・パヤー”。
ミャンマーの月は八角形をしています・・・と言うのはウソでテラスの灯りです。 -
このとき食べた酢豚。
油びたしのひたすら甘い衣に包まれた実に不思議な食べ物でした。
ミャンマーの料理をあなどってはいけません。
明日はヤンゴンへもどり日中ヤンゴン市内をブラブラした後、夕方には帰国の予定です。
早朝バガン空港へは今日の馬車ツアーの馬車を使って行くことになりました。
“20分ぐらいで着くから”と言っていましたので。
空港へ馬車で乗り付けるのは初めてです。
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