2006/10/04 - 2006/12/30
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なうたくえさん
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ミャンマー西海岸をさらに北上し、ガパリ(Ngapali)ビーチ、シットウェー(Sittway)へ向かいます。
まずはモウシュエジャン(Maw Shwe Chain)午前8時15分発のバス(写真)に乗って、サンドウェ(タンドウェ、Thandwe)へ。
所要7時間。2400K。
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かろうじての舗装道路が続きます…
-
が、すぐに未舗装に。
かなりお尻と腰にきます。
7時間です。
それでも乗客が少ないので、
右のお尻を下に…(要はハンケツ)、左を下に、次に両方…、それでも駄目ならポリ缶の上、とローテーションを繰り返すことができる。
ミャンマーの人は固い座席でも鉄板でも、
平然と座っているように見えるけど、発見した。
お尻を前後に微調節している!
真似しても楽にはならなかった。 -
カミングアウトの瞬間、というものがあります。
僕がゲイで、この男性が好き、というわけではありません。
思いっきりローカルな交通手段を利用すると、
まわりの人々からの「この人誰?」という視線を浴びます。
日焼けで国籍不明の顔になっていますから、当然です。
そこで「僕は日本人です。ガパリへ行くつもりです。」と言い出すタイミングが微妙に難しかったりします。
最初から「日本人だよ〜」と乗っていくのもなんだし、
というわけで目が合った彼とお話する。
彼はとっても優しくて親切、だけどそれを押し付けない、
とても素敵なヤカイン族の男性でした。
後々まで助けてくださいました。
手に持っているのは「地球の歩き方」。
写真が多くて好評です。 -
車窓の風景。
牛、じゃまだよ。
耳の横に石を乗っけて、そのまま歩き、
5mほど先の石にぶつけるゲーム…だと思う。 -
ミャンマーのゲームは大人も子供も一緒に楽しんでるのが好き。
-
こんな風景のご褒美もありますが、
道路は丘陵の辺縁を進んでゆくので、
海はほとんど見えません。 -
突然ガス欠。
近くまでペットボトルで買いにいってます。30分待ち。
ガソリンタンクに漏れがあった模様。
着いたら修理してね。 -
バスはサンドウェ(タンドウェ、Thandwe)午後3時30分着。
サイカーで250Kほど離れた場所からピックアップに乗り、
ガパリ(Ngapali)まで50分、400K。
さすがガパリです。美しいです。 -
ホテルは「Royal Beach Motel」
ガパリでは最低価格帯のホテルで、
規模も大きくないのですが、
すばらしい場所です。
清潔で快適な部屋にも、さらに「意匠」というスパイスがあること。
笑顔の親切にも、「確実性」という後押しがあること。
ビール以外にも、カクテルがあること。
他では得られないものです。
20$で泊めてくれました。
(ビュッフェ形式の朝食付きで、かなり美味しい) -
「ガパリ・スリング」だそうです。
正直、カクテルの味なんか分かんない。
自分には、たいていのカクテルは美味しいです。2000K。
あと、ヤカイン州名物のナスカレー(1500K)も美味しかったよ。 -
ガパリの地図です。
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さて、朝です。
「Royal Beach Motel」はビーチの南端に位置します。 -
北側には高級リゾートホテルが連なっています。
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南側にはシーフードレストランのある小島と、
漁村が続いています。 -
当然南に向かいます。
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午前7時半。朝の漁から帰ってきた漁船。
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魚の仕分け作業。活気がある。
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小魚は浜辺で干し魚に。
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浜辺で遊ぶ子供たち。
奥に見える突堤は、ビーチと村との隔壁。
あからさまで厳然とした距離に、妙な居心地の悪さ。
同宿のドイツ人が、ガパリはパラダイスだ、と言っていた。確かにその通り。快適で美しいリゾートだと思う。
楽しめないのは、自分の嫌な自意識と、行き当たりばったりの感傷のせい。
分かっているけど、どうしようもなく。
ガパリを去る。 -
「Aung Thitsar Express」のバス(いわゆる本当のバス)は、ガパリビーチ沿いで客をピックアップしてから、タウンゴッ(Taunggok)へ向かう。
教えられた時間より1時間半遅れなのはご愛嬌。
ガパリビーチ12:30発
タンドウェ(サンドウェ、Thandwe)13:30着・14:00発。
タウンゴッ(Taunggok)16:00着。3000K。
その後このバスは、山越えしてピイを経由し、ヤンゴンへと向かうんだって。
ガパリ以北は舗装道路が続き、まずまず快適で(それまでと比較すれば…だけど)、景色もだんだんヤカイン風に。 -
11月下旬。
収穫の秋。稲穂の秋。
黄金の稲穂。黄金のヤカイン。
郷愁を感じるのは何でだろう。 -
北はシットウェー、南はグワ、東はピイ、西はチャウッピュー。陸路・海路ともに西海岸の交通の要衝であり、ガス田や油田の開発ブームに沸く沿岸地域が控えるタウンゴッ。
にぎやかな市場を左手に眺めてから、バスターミナルに到着する。
ホテル(Royal GuestHouse)はバスターミナルから手前に200mほどの海側。バス・トイレ別、扇風機付きで4000K。活気があるといえば聞こえがいいが、どこか油断ならない雑然とした雰囲気がただよっている。
なにより人々が集散する場所という印象が強く、自分と自分の持ちもの安全を強く意識しなくてはならず、落ち着かない。その手の女性もいるし。
部屋は「我慢できないことはない」というレベル。
さて、タウンゴッからさらに北上する場合、
1) 西海岸沿いにシットウェーへ向かう陸路は問答無用に外国人不可。
2) シットウェーへの海路はマリカボートとガバメントボートがあり、前者は速い(8時間)けど高い(40$)、後者は安いけどとんでもなく遅い(毎週木土6時半発で2泊3日)、とのこと。
3) ラムリー(Ramree)島のチャウッピューとの間には沼地が広がっているが、難工事の末に橋が開通した。バスが運行を始めているらしいので、そこまで陸路で移動し、そこから海路でシットウェーへ向かう。
僕は陸路至上主義ではないのですが、中国、インド、タイなどが資源利権の獲得競争を繰りひろげ、決して民衆には流れない大金を政権幹部が得ようとしている焦点の場所、ラムリー島をバスで縦断してみたい、見てみたいと思い、3)にトライしてみました。
結果として、バスは確かに毎朝運行しているが(午前8時発)、チケットは事前購入できず。座席は押さえておくので、当日にオフィシャルにお伺いを立てて許可があれば乗車可、とのこと。 -
翌朝。
ヤカイン州の乾季は、平地でも朝晩は(涼しいではなく)寒いです。
早朝にバスターミナルに向かい、チャウッピューへの乗車可否の確認。 -
しかし寒い。乾季のヤカインは本当に寒い。
チャウッピューへのバスは、「バスを使う必要性がないから」との理由でで却下。
「とってもすばらしい橋が出来たと聞いて、是非とも乗ってみたいんですっ」とのイノセント演技は失敗に終わる。
(でも少なくとも門前払いではないので、行ってみた方はチャレンジの価値はあると思います)
しょうがないので急いでマリカボートの桟橋へ向かう。
桟橋はかなり中心街から離れているので注意を(中心街からサイカーで30分ほど)。
ヤカイン州の燃料事情はミャンマーの他地域よりもさらに逼迫していて(故意だとしか思えない)、マリカボートは毎週水土7時発の2便のみに減便。日付が合ったのはラッキー。 -
これはシットウェーで撮った写真ですが、マリカボートの全景です。
予定は午前8時発。(30分遅れで8時半出発)。 -
船内は飛行機のようです。完全密閉で、あまり景色は楽しめません。
印象に残ったのはトイレ。移動中は推進力によって海水を導き、常時水洗状態にしているので、驚くほどキレイ。
…言い忘れてた、速い。 -
コクピットを撮らせてもらいました。
船内に日本語案内板表示があるんだけど、
日本のどこから来たのかな? -
2番目の停泊地、ラムリー(Ramree)島のチャウッピューに到着。
ここで昼食休憩(40分)です。
エメラルドグリーンと、ヤカイン山脈から流れ込むシルトが交じり合った、なんとも言えない海の色が印象的です。 -
チャウッピューでの昼ごはん。
魚カレーが激ウマ。
ビルマカレーよりインド寄りで辛いんだけど、
辛すぎない。
ビルマカレーが少しぼやけていると感じる僕の舌にとっては、素材の味のディティールを失わないぎりぎりでの絶妙な香辛料加減。
人それぞれの好みだけど、僕にはヤカイン料理が合うみたい。 -
チャウッピュー港。
チャウッピューには空港もあるらしいけど、2006年末時点では民間航空機は定期運航されていなかった。
州都のシットウェーへはこの船が一番便利なわけで、ここからマリカボートは思いっきり混雑。
席の間に椅子(長距離バスの座席間に置かれることが多い、重ねられるプラスチック製のヤツ)をバケツリレーして、どんどんと乗り込んでくる。
そのほとんどは中国系のひとびと。やっぱりここは中国系の人々のホットスポットなんだな〜と思う。
まぁそれはともかく、一応スピードボートなんだし、
定員は大丈夫?…と、思わないわけでもないけど、
おなかいっぱいなので寝ちゃった。
シットウェー着、午後4時半。
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