癒しの旅 − 奈良2006 その一

2006/08/16 - 2006/08/17

それは約七年ぶり、三度目の天川でした。何度か行くチャンスもあったのですが、それが今年、この日程、このメンバーで行くことになったのには本当に意味があったんだなぁと思う。残念なこともあり、そしてとてもステキな出会いもあり、今回もまたたくさんたくさん元気をもらいました。

癒しの旅、その一です。

エリア 吉野(奈良)

こちらは神社近くの韋駄天さんへの道。ここ、何気にお気に入りの場所です。ただ、ある意味時期が悪かった！じ・・・・っと集中しようとすると、耳元で蚊の鳴き声が。気がつくと数箇所刺されてるよぅ〜・・・（泣きッ）！

神社前の通り。とっても静か。二度目に来た時はお祭りで、それはそれで楽しかったんだけど私は静かな天川が好きだな。

今回初めてお世話になった井頭さん。過去の二回は柿坂さんにお世話になりました。どちらもとってもステキな民宿で、お食事が本当においしい♪まさに、五臓六腑に、ってヤツです。

天川はお水、芸の神様、弁天様、そしてパワースポット？として有名ですが、私は何よりここの時間の流れが好き。特に今年は忙しかったので、夏休みもどうなるかと思ったけど、何とかこの日程だけはおさえることが出来たのは、本当にヨカッタ。

最初に来た時からもう十年以上も経っていた。そのことに気がついたのは、過去二度の旅でお世話になった方がお年を召されてもう出歩けないことを知った時だった。

ショックだった。でも、自分だって歳はとったし、十年と言う月日はやっぱりそれだけ長いんだな、と思った。ただ、今回の旅がその方無しにありえないと思っていたのでこの３日間、どう過ごすかなと考えた。

でも初めて来る人もいたので、教えてもらった場所を思い出しながら天川、そして洞川をめぐってみようと思った。三度目でもまだ行った事ないところもたくさんあるし！ここの水は、とっても冷たくておいしい。ただ、強い雨が降ると、濁っちゃうのだ。

三日間、かなり雨が多かった。晴れオンナ二人も、この強力な雨オンナには勝てなかったようだ、すまんのう〜。でも、結局そのお陰で？天川の魅力がいっそう増したような気もする。木々や葉っぱとかが、艶々なんだもん。

天河神社では週に何度か、だったかな、朝のおつとめがあります。７時くらいから始まりますよ、と言われていたが、翌日７時５分前くらいにのろのろと支度をし始めたら、太鼓の音が。ありー始まってるぅ〜！

朝のおつとめは般若心経、弁財天の御真言などを唱え、およそ15分から20分くらいで終わります。参拝者にはお神酒が振舞われます。8月の終わりごろだったのだが参拝者は20名弱ほどだったかな。お盆の時はこの辺り一帯大渋滞だったそうだ。

本殿への階段。この階段大好き。天川には温泉もある。近いのは天の川温泉センター。歩いて行けて、の〜んびり入るのはとってもいい。ただ比較的小さいのでいつも混んでいる感じがする。

最初に来た時に買った五十鈴の根付、もうボロボロになっていたので持って来て、新しいのを買った。おぉーーー、音が違う。そして早速本殿へと。

ここが本殿と、その五十鈴。最初に来た時は先生のおかげで本殿の上まで登らせてもらうことが出来、ご祈祷の形式を教えていただいた。本来であればご祈祷料がかかると思うんだけど、先生の計らいで体験させてもらえたのでした。

この五十鈴はよくある神社の鈴のようにしても鳴りません。よく、首をかしげて、ま、いっか、と諦める人を見ます。コツは縄（って言っていいのかしら）の先をしっかと左脇に抱え、右手で縄をつかみます（顔の辺りの高さ）。

そして、右手をカウボーイの投げ縄？のように、グルングルンと回すのです。最初は、あなた何をしているの？と言う感じに見えますが、頑張っていれば五十鈴が答えてくれます。コツをつかめばそれほど頑張らなくてもすごい音がなります。

それも先生に教わったことだったな。友達も、最初の数回はダメだったけど、帰るころにはバッチリ鳴らせるようになってた。先生には他にもたくさん教えてもらったな。

他に天川情報としては、世界遺産に登録された、大峯奥駈道かしら。メインの大峯山はいまだ女人禁制をを守っている。私は結構、えーなんでー私も入りたい、と思っていたのだけど、今回の旅行で、やっぱりいいです、失礼しました、と思ってしまった！その話はまた後で。

神社から出て坪内探索へ。天の川、釣り人やキャンプをする人がいっぱい。川もとってもキレイ。ここはホント水も空気もおいしい。

あとは吉野の千本桜、秋の紅葉などが有名らしい。どっちも行った事ない！いつか見たいなぁ〜。

奥にある、川の向こう岸に六角岩がある。こう見ると本当に山奥な雰囲気。最初に来た時は、バスも本数が少ない上に、山を越え、乗り換え、再度山を越える必要があったのでとっても時間がかかりました。二度目に来た時は、大分来やすくなり、その時に宮司さんが、またトンネルが作られるからもっと来やすくなりますよ、と話してくれた。

来にくいところがまた魅力ってコトもあるかなとは思っていたけど、やっぱり近くなるのはウレシイ。今回は最初の半分くらいの時間で来れたんじゃないかな。しかも初の夜行バス！う〜ん、三十代にはちとツライモノがあった。でも時間を有効的に使うにはバスの方がいいかも。

こちらは鎮魂殿。私の大好きな場所。なぜかとぉ〜〜っても落ち着く。この向こう側に天河神社本殿がある。

この辺りは静かで、また時間の流れが余計にゆったりと感じる。かなり長い間ブラブラと過ごし、鎮魂殿をあとにする。

その後聖天さんへ。こちらは神社を背にして右側にある。私の好きな韋駄天さんは左側。聖天さんの方は、登るのはいいんだけど、降りる時ちょっと怖かった（ただでさえ狭くて急なのだが雨のせいで若干滑りやすくなってた）！

ここもなんだか気持ちのいい場所である。蚊がいなかったらもう少しゆっくりしていたかった！

天の川にかかる弥山橋。脇に大師堂と言う小さなお堂がある。

こちらは井頭さんの玄関前。雰囲気あっていいねぇ〜。

そして、こちらが土間。何年ぶりに見ただろう〜。このレトロな雰囲気がまたステキ。

井頭さんも柿坂さんも、食事がとってもステキ。神社の目の前で山に囲まれている感じなので、雰囲気や空気もとってもいいし。

ただ二人とも、ある場所がとっても気になっているようだった（何が見えると言うワケではなく、なんか怖かったらしい）。私は、へ？そう？と言う感じ。ん〜鈍感なのよね〜。何か気になったりしても、それよりも眠い･･・と思って寝ちゃったり。アハ。場所が場所だけに、いろ〜んな気配はあるのかもしれないけど、私にはよく分からない･･･。

でもこの部屋からの眺めは、スゴクいい。部屋から本殿向こうの山が見えて、私はこの景色が大好きで、ずーーーっと見てたよ。

そして、これ！も〜〜〜ゴハンの一粒一粒がおいしい！野菜が野菜の味がする！すべておいしくいただきました〜〜〜！

食べた後だったか、しゃべっている途中でふと民宿の裏が気になった。あれ、なんだっけ？ここ知ってる！あ、この裏にイチョウの木があるよね！？えーそうだっけ？ってなワケで早速外へ。

そうそう、ここここ。こちらには阿字観碑もある。その奥にあるのが、来迎院大銀杏。

デカイ。樹齢1300年で、雄株と雌株が融合しているのだと言う。これは本当に圧巻。

明日は天気によって、どう過ごすか決める予定。晴れるといいなぁ〜！

癒しの旅 − 奈良2006 その二に続く♪